「狂言ござる乃座43rd」を観る【30日タイトル訂正】
★タイトルの回数を「42nd」と間違えていました・・・
ファンのくせになんてやつ・・(-_-メ)
国立能楽堂に4日連続は個人最高記録です(笑)。
「マクベス」(翻訳劇)→「野馬台」(新作能)→「土蜘蛛」(間狂言)ときて
漸く?本業狂言へ徐々にソフトランディングした感じがしました。
まず小舞「海人」「鐡輪」。
萬斎さん昨日からド真ん中から分ける珍しい髪型。
メイン出演者が発表されたし、「ファウスト」のポスター撮影でもあったのか
と邪推中。
直ぐに「墨塗」
これはパンフレットに萬斎さんも書かれていましたが万之介さんの醸す雰囲気に
ぴったり。
太郎冠者の遼太くん、すっかり大人の背丈だし、声も動きもしっかりして頼も
しくなりました。
続いて「水汲」
萬斎さんのいちゃに万作さんの新発意。
万作家らしく、男女のやや艶っぽいやりとりを見せる、と言うより、謡をがっちり
聞かせる骨太な「水汲」でした。
萬斎さんのいちゃは、ちょっとの事ではたじろがないし、おろおろしない。
「そこで遊んでるくらいなら自分でやれば」とか「早く帰らないとダメなんじゃ
ないの」(超現代語訳)とか冷静に言える、精神的にパワフルでクレバーな女子
でした。
休憩を挟んで「賽の目」
萬斎さんが数年前復曲されたものだそうですが、拝見した記憶がありません。
パンフレットの解説通り、「竹取物語」に似た「聟オーディション」もの。
最後に現れた合格者(萬斎さん)がいそいそ家付き娘に対面したら…と言うオチは
「釣針」にもある、狂言の定番パターンですが、破石くん娘がバシッと聟を
背負って幕に入ったのにはびっくり大爆笑しました。
ただ破石くん、女着物で横座りする時には裾に注意!
足が開きすぎてふくらはぎが見えていました。
短い曲を集めてあり、がっちり観ると言うより気軽に楽しめるラインナップでし
たが、久しぶりの狂言づくしを堪能しました
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