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2010.05.02

「2人の夫とわたしの事情」を観る

シアターコクーン
席は当日劇場引換まで判らない代わりにS席確保2000円割引と言うチケット。
どんな端席かと思ったら、引換で渡されたのは、中後方ながらセンターブロック、
とても見やすい場所でした。
他に完全な当日券、またハガキによる引換で、かなりの人が開場前に並びました
が、全員座れ、立ち見も出なかったようで、シス主催でこの顔ぶれでも初動の
チケット売れゆきはややゆっくりめだったのかも
(おかけで私も見られた訳ですが)

この回は長塚圭史さんに銀粉蝶さん、新妻聖子さんらしき方などをお見かけする。

1幕40分ちょっと、それぞれ10分の休憩を挟んでの3幕と、やや切れ切れのため
(役者喋りまくり動き回りっ放しなので、仕方ないとは思いますが)、ちょっと
間延びした感じがしたのと、死んだと思ってその親友と再婚したいたところに
最初の夫が帰ってくる、と言う一番最初のエピソードがあまりにも面白すぎて
あとの2幕のインパクトがやや欠けた感じがしましたが、古い欧米のコメディ
映画をみているような安心感がありました。
今回、主演の松さんが初めて本格的なコメディ、しかもしたたかな悪妻?に挑戦
しているのが話題でしたが、確かにかなり危ういシーンはありつつ、そう言う
シーンを演じていますよ、と言う冷静な松さんがいる感じ、ブワッとフェロモン全開、
下品にならないのも安心して見られた原因なのかも。
この感覚、最近何か似たものを見たなと思って、すぐ思いついたのが、萬斎さんの
「花子」。
あれもかなり際どい描写がありながら、萬斎さんの資質なのか、ギリギリ下品と
耽美の境目を演じている感じ、もしくは際どい場面を演じていると言う客観性が
ちゃんと見えていての安心感がありました。

突き抜けてしまえばまた別の世界に行けるのでしょうが、個人的には松さんも
萬斎さんも今の路線で正解な気はしました。

最初の夫を演じ段田さんは相変わらずの達者ぶり。
この方において外れなし、全く貴重にして器用な役者さんです。
二番目の夫役の渡辺さんは、「ヘンリー六世」のヨーク公リチャードよりは
向いている気はしましたが、せっかくならもっと弾けて欲しかった。

大人計画の皆川猿時さんが成金でビクトリアの三番目の夫候補で出演、いつも?と
うって変わって?真面目な成金役で良い感じのスパイスに、またビクトリアの
母親役の新橋耐子さんがベテランの貫禄を見せつけてお見事でした。
叶うならこの三幕一気に演じられる若手俳優陣でのジェットコースター的な舞台も
見たかったし、せめて、段田さんと渡辺さんが役を入れ替える2パターンを交互
上演とかあっても良かったかも。

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