« 「コラボレーション」を観る | トップページ | 「英国王のスピーチ」を見る »

2011.02.27

深夜に泣きまくりの「遺恨あり」

日本史上最後の仇討ち話、と聞いて、てっきり「忠臣蔵」や藤沢作品みたいに
ラストにめでたく仇討ちできました→その後をちょっと、で終わるのかと予想
していたら、ドラマ半ばに早くも仇討ちは果たされ、びっくり。
しかも仇討ち、と言うからやはり1対1で広場で立ち会い人がいて、とかなのかと
思ったら、何と建物の中で最初は不意打ちだったので更にびっくり。

要は前半は「仇討ちまでの六郎」が主役、後半は「仇討ち後の周囲の反応(特に
裁判官)」がメインで、維新と言う政治体制と価値基準の一大変換と、そこに
生きる人間の心情変化の速度のギャップ、時代変化と共にそれまでの価値観を
何もかも捨て去ってしまって良いのか、と言う問題提起に重点が置かれた、タイ
トルから想像したよりずっと内容が濃く、重い作品でした。

藤原くんは相変わらずの童顔で、終身刑の予定が憲法発布の恩赦により10年で
釈放されても(ついでに裁判官役の吉岡くんも同様)全然顔かたちが変わっなくて
どうなのと思ったりはしましたが、映像に出はじめた頃に比べると随分映像の
演技がナチュラルになってきた気がしました。
六郎の家に仕えていた幼なじみで、六郎の仇討ちを物心両面から支えた、なか役の
松下さん、衣紋掛けみたいな長身は相変わらずでしたが「ゲゲゲ〜」と似た支える
女の役がお似合いでした。
また六郎の剣の師匠役の山岡鉄舟役の北大路さんの迫力はさすが、「江」で家康
なんてやってるのが勿体なかったです。

吉岡さんの裁判官は「半落ち」と似ている雰囲気で、衣装は前に同じNHKでオン
エアされた「気骨の判決」を思い出しました。

ラスト、仇討ちと言う自分の「生き甲斐」を失った六郎が、故郷の川に父親の
形見の短剣を捨て泣き崩れるシーンと、生家でなかと再開するシーンには深夜に
どうにも涙が流れて仕方がありませんでした。

何がどう、という具体的に言いづらいのですが、良いドラマでした。

|

« 「コラボレーション」を観る | トップページ | 「英国王のスピーチ」を見る »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。