センバツ高校野球とベートーベンの7番第2楽章
甲子園球場は被災してないけれど、まだ震災から3週間も経たないうちに
センバツ高校野球開幕してしまうと言うのはどうかしら、と思っていたし、
実際開会式がいつかなんて、今どっちかというと原発どうなってるの?という
方向に目が行ってしまっているので、ちゃんと判ってなかったのですが、その
モヤモヤを一気に吹き飛ばしたのが、岡山県代表チーム主将による選手宣誓。
あちこちのホームページやblogに全文が掲載されているので書きませんが、
(たとえば「おおさか報知」)、冒頭の「私たちは16年前、阪神淡路大震災の年に
産まれました」(多分)で、もう涙腺刺激されまくり、最後の「がんばろう日本」まで、
紋切り型の美辞麗句を並べる事なく簡潔で真摯な気持が伝わる内容でした。
高校野球の選手宣誓がこんなに注目されたのも初めてだと思います。
そして週末やっと試合を見ました。
いつもなら通常番組を次々なぎ倒し、総合←→教育をリレーさせてノンストップ
中継していたテレビもこれまでと違って、外せないニュース等の間は完全に中断し、
また夕方は16時で終了。
それでもサヨナラ勝ちあり、有名強豪を初出場校が打ち勝つなど、熱戦はいつも
通り。
ニュースも大切ですが、野球好きにはやはり野球は気分転換になります。
もうひと私がうっかり聞くと泣けてしまうのが、ベートーベンの「交響曲第7番」の
第2楽章。
「ベト7」はドラマ「のだめカンタービレ」で一気に知名度が上がった曲ですが、
第2楽章と限定したのは、この楽章が今年のアカデミー賞で作品賞、主演男優賞
などを取った「英国王のスピーチ」の、クライマックス、タイトルの「スピーチ」シーンの
背景に延々と流れていたのが、この第2楽章だったからです。
アカデミー賞作品賞発表前の、ノミネート作品紹介映像にもずっとこのスピーチと
曲が流れていましたが、あのシーンを思い出されて涙、涙。以来、音楽だけでも
うるっときてしまいます。
あのスピーチは迫るナチスドイツに対し、開戦前夜、国王ジョージ六世が国民を
励ます内容(無論映画が感動を呼ぶのは、ジョージ六世が自身のコンプレックスを
克服するからですが)で、改めてその言葉に耳を傾けると、ヒトラー云々と言う
時代背景に違いはあるとは言いながら、恐らく未曾有と言える危機に瀕して
いる(今日あたりの東京は一見平和ですが)今の日本人にも強く感じる部分が
ある内容に思えます。
日本のリーダーさんたちにも頑張って欲しいです。
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コメント
あの選手宣誓はただならぬものがありましたね。甲子園の隅々までピンと張った清々しい声が行き渡ってました。「ゆとり」だの何だの揶揄される今の子達、実は凄くしっかりしてると思います。バブルの根なし草な夢を知らず、大不況やら大天災やらを散々目の当たりにしてきた世代ですからね。
あまりこうやって比べちゃいけないんでしょうが…某国の眠たげな宰相とは大違いだったな、と(失礼)。
投稿: RICC | 2011.03.27 16:50
RICCさま
某国の宰相さまも最初の決意声明みたいなのと、東電のおじさんたちを一喝したところまではよかったんだけど、どうも人前に出るのがお嫌い?ここでリーダーシップを発揮しないで、どこでリーダーシップを発揮するのかさっぱりわかりません。
投稿: かのこ | 2011.03.28 06:20