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2011.04.24

「観世九皐会別会」を観る

国立能楽堂
能の会の集客力が何に因るのか判りませんが、今回は正面はほぼ満席ながら、
脇正面にはかなりの空席がありました。

久しぶりのお能。
「卒塔婆小町」は能より先に三島由紀夫による「近代能楽集」を蜷川さん演出、
壌さん主演で、また世田谷パブリックシアターの「現代能楽集」でダンサーの
笠井さんのを見ていた珍しいパターンの曲。
しかし初見かと思っていたら、観能記録を見たら前に一度見ていました。

なんで記憶にないのかと不思議な気がしましたが、ひょっとして、今日感じたの
ですが、劇的な濃縮された感情の爆発を拝見できるだろう、と言うこちらの思い
(思い込み?)の割に、深草少将の霊がとり憑いたあたりからはもっともっと
情念が炸裂するかと思いきや、長い舞がないからなのか、比較的サラサラと
流れた感じがしたからかも。
こう言う老女ものは難しい曲だと思っていたので、前半のワキとの議論と言うか、
反論大会?も判りやすかったし、85分と言う長さにも依るかも知れませんし、
私が素人過ぎて、能見巧者なら判る、ツウのポイントを見逃していたからかも
知れませんが、あっけなく終わった気がしました。

休憩、仕舞を挟んで万作家の「二人袴」
萬斎さん(親)、裕基くん(聟)、深田さん(舅)、月崎さん(太郎冠者)の
組み合わせ。
深田さんは最近、石田さんがなさっていたような主やこうした重要なアドの役が
増えてきましたし、月崎さんは「間違いの狂言」あたりから、安定感と度量の
大きさが際立ち、萬斎&裕基の実の親子の親子役をしっかり支えてとても良かった
です。
裕基くんの聟は「狂言座」以来ですが、聟らしさが増し、「みどもが参る!」と
太郎冠者に足を踏んで言うあたりでもしっかり笑いが取れるようになりました。
萬斎パパは、まだご自身どこかに聟キャラ漂うのですが、「みどもは去んだと
言え」と言うあたりや、舅に連舞に…と言われて裕基くんと顔を見合わせての
長めの間とかが、上の世代にない萬斎さんらしさでした。

次にまた仕舞でしたが、素人の私には、かなり謡がバラバラに、変な強弱が
ついて聞こえましたが、あれで良かったんでしたか…?

最後の「戀重荷」は気力が尽きてパスさせていただいて帰宅しました。

「二人袴」やはり名曲です。(やっぱりそれ)

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