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2011.04.21

「RAFT」を見る

筧さんご出演映画ながら一般劇場公開されないと言うので(仕組みは良く判ら
ないのですが、監督育成の基金か何かで作られたらしい?)見られないかと
思っていたのですが、一般人も参加可能な上映会があると言うので伺ってきました。

30分弱の短編で、手作り筏(タイトルのラフトとは筏の意。そうそうこの映画
には英語字幕が付いていました)の事故で息子を亡くした父親と、息子と一緒に
筏を作りながら乗らずに助かった息子の友達の交流物語。
父親は毎年(多分命日近く)生きている息子が乗って戻ってこれるようにと願って
筏を作っている。
3年目にして初めて少年がやってきて一緒に筏を作る。
父親一人では簡単に壊れていた筏は、少年の助けもあり無事に進水し、蟠りを
抱いて少年を赦す気持になる。

進水した筏に一緒に乗った父親が少年に「行くか」と言うラストは、どちらにも
受けとれる曖昧なもの。
一つは陸地が写っていたので、父親は少年を赦し共に家に帰ろうと、前向きな
姿勢を示した。
もう一つは自分だけ生き残ったと後悔する少年と共に、生きていると信じている、
息子を探しに「行こう」と言っている(微妙に死を暗示)と言う解釈。

私はその直前の画面がブラックアウトしたところで、一人筏で沖に出ようとして
いた少年と止めようとした父親二人共に筏から転落したと思ったので、どちらの
解釈も蛇足な感じがしましたが、何にもせよ、「311」直後の今、津波で家族や
家、仕事や財産を失ったニュースを連日見ている状況下で、海の事故で家族を
失うと言うシチュエーションとその喪失感がテーマの映画は、なかなか見ていて
しんどいものがありました。

描かれる世界は大きくはないながら、もしこの作品が一般公開される予定が
あったとしても、時期的に今は難しかったような気がしました
3月に台場のメディアージュでの試写予定があったそうですが地震の影響で
中止になったのだとか。
監督は上映前に「残念」とおっしゃっていましたが、内容としてもその時期には
上映しなくて正解だった気がしました。

ちなみに私は映画の技術面は判りませんが、この映画は「銀残し」と言う手法を
使ったと上映前にスタッフの人が言っていました。
この用語、前にどっかで聞いたっけな〜と思ってましたがやっと思い出しました。
同じ筧さんが出演した映画「容疑者室井慎次」。
どちらもその効果で画面が引き締まっていました。
殆どどうでも良い自分用のメモでした(笑)

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