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2011.06.18

「国立劇場六月社会人のための歌舞伎鑑賞教室〜四の切」を観る

残業を何とか終わらせて、解説は間に合わなかったものの、ギリギリ「四の切」の
最初から拝見。

鑑賞教室ででもなければ高くて座れない、花道脇の良席。

今回は既に近松ヒロインにも挑戦したと言う、翫雀さんの息子さん、壱太郎くん
(最初、日本語入力ソフトと同じ名前かと思っていましたが、どうやらカズタ
ロウさんと呼ぶのが正しいらしい)が静をすると言うのを見たくて出かけました

五月に明治座で、亀治郎さんの身体能力とケレン味たっぷりの若々しい狐を見た
ばかりの目には、申し訳ないけれど翫雀さん、本物の忠信はもの凄く押し出しも
貫禄もあって「重役か」くらいな迫力でそれはそれでありかとは思ったものの、
さすがに狐はいささかメタボ。
若手で見る事が多くて当たり前と思っていた床面からひょいと欄干に上がる、
とか、百回りは勿論、早変わりして仕掛けからの飛び出しのタイミングも正直
「ごゆっくり」。
逆に言うと、アクロバティックさが除外された分、ストーリーに集中はできた
ものの、それがないとなると意外に呆気ないと言えば呆気ない75分でした。

目的の壱太郎くんは、とても10代とは思えない色気と儚さをまとった女形で、
これは義経ならずとも手元から離したくなくなるのも納得。細かいところは判らない
けれど、最近の同世代御曹司たちと違ってほどほどの背丈だし、顔がほどほど
ふっくらしていてバランス良し。
まだ東京の本興業では殆ど拝見した記憶がありませんが、これからの活躍を期待
したいです。

亀井は巳之助くん(パパは今月天王洲アイルで前例のない悪口雑言セリフ炸裂中)、
駿河に隼人くん。
こんなにイケメンの亀井、余り見たことありませんが(笑)随分安定感が出てきま
したし、隼人くんは姿がとても良かったですが、声変わりが終わったばかりで
声に不安があるとリーフレットにありましたが、それより見得がちょっと不安定
なのと、背が伸びすぎて女形はもう無理そうだし、顔が外国人並に凹凸が付いて
しまって顔つくるのが大変かも(苦笑)

義経は亀鶴さん。
先月の「牡丹灯籠」の萎びた御家人とうって変わっての殿様役。
亀鶴さんの白塗り、考えたら余り見た事なかったです。
更に初めて拝見した気がするのが、飛鳥を演じた竹三郎さん。
いわゆる「老女」そのものでびっくりしました。

演目としてはよく見るものだけに、役者さんによる違いや個性が余計感じられた
一幕でした。

来月は同じく「千本桜」から「大物浦」を松緑さんで。
2階席ですが楽しみです

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