「森の薪能」を観る(「越後聟」)


前から知っていましたが、天気に左右され、マイクを付けての能狂言は苦手だし、
確か以前は芝生自由席で場所取りあり、平日18時開催と会社員にはハードル高す
ぎて敬遠していたのですが、ふと新宿駅でポスターを見かけたら、いつの間にか
祝日開催だし、座席指定になっていたし、何より萬斎さんが「越後聟」なさると
聞いて初めて伺いました。
入口が大木戸門限定で、新宿三丁目からかなり歩きましたが、昼間暖かった名残で
会場は夜もまだ暖かく、かつ無風。月は朧に村雲、の絶好の野外能日和(ひより、
は変かな?)。
しかも何処だか判らず抑えた席がまさにビキナーズラックのびっくり良席。
会場は靖国と違って桜の木で視野が狭められるとか(花は美しいので文句は言え
ませんが)足元が不安定とか言う事はないのですが、かなり広く、下の地面に
殆どスロープがないので、後方席だったらどこまで見えていたのか、ちょっと
疑問…
さて、靖国神社薪能同様に関係団体お偉いさまによる火入れ式に続いて、早速
萬斎さんご出演の狂言「越後聟」
萬斎さんは桃色と紫の掛素襖に茶の狂言袴に脚絆姿
前半は正直まったり。
ファンは後半の大アトラクション?を存じてますから待てますが、勾当の舞や
平曲は、狂言とは笑えるものと思って見にいらした方だったら「?」と思われた
かも。
あれこれあっていよいよ越後の聟の獅子舞。
勿論出ました、水車(側転)に三点倒立に欄干越え+欄干上でのバランス!
今回は本舞台側に欄干がなく、橋掛側のみの欄干越えでしたが、あれだけあっさり
なさってしまうと却って凄さが伝わりにくかったかも知れません(笑)
更に今回は当たり前の事ですが、マイクを仕込んでいらしたために、三点倒立の
前、呼吸を整えている息づかいが全部聞こえてしまって、それがちょっと残念
ではありましたが、それでもやはり迫力満点の獅子舞でした。
(あと野外ですから仕方ありませんが、舞台の手入れを怠っていたのか、演者
さんの足袋が一様にやたらと汚れていたのは残念)
今回勾当役で名古屋の又三郎師が出演されていましたが、本当にお声が良くて
上記の平曲など本当にしみじみ聞かせて下さいました。
休憩挟んで真野響子さんの解説→能のプログラムでしたが、会食の予定があり、
天気良し席良し演目良しと滅多にないシチュエーションだったのを後ろ髪を引かれ
つつここで退席しました。
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