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2011.11.03

「野村万之介追善狂言の会」を観る

国立能楽堂

万之介さんが亡くなられて早くも約11ヶ月経ち、本来なら「万之介狂言の会」が
開催されるはずたった今日、追善公演が行われました。

ロビーの一角には万之介さんのお写真に白い花と、お好きだったらしいタバコと
お酒(バーボンか何か)が供えられていました。

今回は万作さんの挨拶文によれば、いずれも万之介さんが演じられて印象深い
作品が並べられたとの事で、まずは「墨塗り」

深田さん大名に竹山さんの京の女、そして私は初めて拝見しましたが、岡聡史
さんの太郎冠者。

そう言えば万之介さんの大名は本当に困り、女の策略にまんまと騙され、気が
ついて太郎冠者に当たりと、なりは大きいがだだっ子のような天然の風情を随分
楽しんで拝見したものでした。
深田さん大名はまだかなり堅いかな〜。
岡さん太郎冠者は長身できびきび動く「使えるヤツ」でした(笑)

続いて「昆布売」
私はこの曲の万之介さん大名を拝見した記憶はないか、あっても1回くらいですが
この手のおっとり大名を演じられた時の万之介さんは理屈抜きに最強、でした。
石田さん大名はそううっかりは騙されそうもなく、また元から随分器用そうで、
月崎さんの昆布売りに十分対抗できている感じでした(笑)

次は四郎さんが舞囃子「融」
昌司さんも地謡にいらしていて、これで長兄・萬さんご家族がいらしたら、野村
ご兄弟一族勢ぞろいでしたのに残念な事でした。

休憩を挟んで私の大大好きな「武悪」
今回は大名に万作さん、武悪に萬斎さん、太郎冠者に高野さんの組み合わせ。
萬斎さんの黒地に蕨か何か、先が波頭のようになった植物をデザインした肩衣は
初めて拝見しましたが、一瞬、メドゥーサか八岐の大蛇かと勘違いしました(笑)

高野さん太郎冠者の頑張りもあり、今回の「武悪」は「あとふどころに入る仲」の
太郎冠者と武悪の固い友情の物語、でした。

岡さんの太郎冠者と言い、石田さんの「昆布売り大名」と言い、かなり目新しい
配役となるのも、逆に考えるとこれまでの万之介さんの存在が非常に大きかった
証拠。

感慨深く拝見しました。

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