今年のベスト&残念〔萬斎さん編〕
あの神奈川芸術劇場の「台風公演」も含めて今年の萬斎さんは「三番叟」に尽き
るのかも。
私が今年見た「三番叟」は正月に2回、「万作を観る」で1回、神奈川芸術劇場で
1回、そして番外で今月「やるまい会」の「鳳凰風流」
どれも印象的でした。
「万作を観る」では裕基くんが千歳デビューでした。
あとは順不同で。
まあやりすぎともいえますけどねえ・・・
☆☆☆☆☆「MANSAI◎解体新書〜その拾八『大地』」
世田谷パブリックシアター
ゲストに首藤さんを迎え、震災直後で、前半、蝋燭を点けてのスタイルで実施。
首藤さんに三番叟の装束を着けて動いて頂いたり首藤さん持参?の骨格を眺め
ながらのトークとか、非常に印象的でした
これが年末に「MANSAIボレロ」に結実。
☆☆☆「大手町座、能と狂言、和楽の世界」(日経ホール)
昼夜で「景清」と「通円」の比較競演。
企画として面白かったです
☆☆「MANSAI◎解体新書〜その拾九『語り』」
世田谷パブリックシアター
トークはともかく(笑)萬斎さんの「奈須与市語」は凄い迫力でした。
☆「観世九皐会別会」より「二人袴」(国立能楽堂)
裕基くん初の聟。可愛かったです
☆「第17回能楽座自主公演〜茂山千之丞追善/東日本大震災復興祈念」
(宝生能楽堂)
珍しい演目「羅生門」で、萬斎さんは渡辺の下人役。
一緒に行くか行かないかとビビる姿が笑えました。
☆「野村万之介追善狂言の会」から「武悪」(国立能楽堂)
これも本当に好きなんで(笑)今年も見られて良かった。
叔父役の万之介さんが見られなくなったのが、本当に残念ですが。
☆「野村狂言座」(1月)より「麻生」
舞台の上で髪を結う珍しい狂言。勿論地髪は無理ですからこれの為に逆に
鬘を着ける不思議な曲でした。
☆国立能楽堂二月公演「定例公演〜竹雪」
萬斎さんが演じたのは、アイの継母。
物語も全体にストーリー性が強かったですが、アイも強いキャラクターでした。
☆「新宿御苑森の薪能」から「越後聟」
出ました、現在、ほぼ萬斎さんの専売特許状態。
知らずに見ていた観客のみなさん、呆気に取られてました。
残念は少なめですが、「よこすか能」での「彦市」、「狂言劇場」の「ボレロ」と
「悟浄出世」はいつも高水準の萬斎さん作品としてはやや満足度低かったかも。
【番外】「ベッジパードン」(6〜7月 世田谷パブリックシアター)
萬斎さんの漱石(金之助)さんは最高!
「坂の上の雲」の小澤さんの漱石なんて迫力無さすぎ!と思って見てました。
その意味では文句なく今年ベスト。
でも。
でもですね〜。
あの戯曲で良かったのか。
あの展開がベストだったのか。
途中で方向性を変えたと言う「痕跡」が、展開に無理を強いたのではないかと
今でもどうしても思わずにはいられません。
再演の可能性は低いでしょうが、できるなら当初の計画通りの「ダーク」版
「ベッジ〜」を見てみたい気がします。
来年は更に問題作(笑)「藪原検校」、そして演出専念の「サド侯爵夫人」も。
どうなりますやら。













