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2011.12.14

テレビで映画「二百三高地」を見る

勿論NHKが「坂の上の雲」にあわせて意図的に決めた放送日程ですが、ドラマの
「二百三高地」翌日にBSでオンエア。
前にも書きましたが、私は、さださんによる主題歌「防人の歌」が町中に流れ
まくった事しか覚えてなかったのですが、ドラマの直後に見ると、基づく資料が
同じなら同じになって不思議はないのですが、セリフ(児玉が第三軍に来て罵倒
しまくるところとか)や映像(児玉が前線に視察に出ていた乃木と、馬上で左右
から歩み寄って再会するシーンを引きで撮影していたり、頂上目指して砲撃する
シーンとか)が殆ど同じところが結構ありましたし、逆に東京であれこれ言って
いる話は微妙にテイストが違っていたりで、話の流れはドラマで解説頂いて(笑)
いたので、そうした相違や比較をしながら見た感じになりました。

一番の違いは何しろ昭和55年制作だとかで、見事なまでに「昭和」な配役。
明治帝が三船さん、児玉が丹波さん、伊藤が森繁さん、乃木が仲代さん。
タイトル通り、二百三高地が落ちるまでがメインで(3時間5分映画の2時間50分
くらいまで)その後の日本海海戦は地図解説くらいでサササッと進んで、あっと
いう間に乃木が宮中に復命報告でした。

ドラマはあくまで軍上層部を中心に描いてますが、映画は一般市民目線のために
あおい輝彦さん演じる、ロシア語を理解する人物を配して多角的に描こうとして
いましたが、24時間休戦で日露分け隔てなく過ごす様子が人間味を感じさせた
一方で、悲惨さの描き方が互いの舌を噛みきるとか、ロシア兵が既に倒れて
いる日本兵を間近から射殺するシーンとか、映画ならではかも知れませんがやや
グロテスクと言うか、リアルにも程があるのでは、と思ってしまいました。

ドラマの高橋英樹さんも、「国盗り物語」の信長以来の当たり役じゃないかと
思うくらい素晴らしいですが、映画版はなんたって(笑)丹波哲郎さん。
怒鳴って迫力がない訳がなく、凄みを利かせて怒りまくっていていたのが印象に
残りました。

とにかく懐かしい役者さん勢ぞろいで(かつてのポール・ニューマンの吹き替えで
有名だった河合伸旺さんとか)、内容より役者さんの顔を見て名前を思い出す
ので楽しんでしまいました。
そう言えば、先日の「真珠湾からの帰還」で山本五十六を演じていた永島敏行
さんが、若々しく乃木の次男役を演じていて、年月の長さをしみじみ感じました。

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