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2011.12.31

今年のベスト&残念〔萬斎さん編〕

あの神奈川芸術劇場の「台風公演」も含めて今年の萬斎さんは「三番叟」に尽き
るのかも。
私が今年見た「三番叟」は正月に2回、「万作を観る」で1回、神奈川芸術劇場で
1回、そして番外で今月「やるまい会」の「鳳凰風流」
どれも印象的でした。
「万作を観る」では裕基くんが千歳デビューでした。
あとは順不同で。
まあやりすぎともいえますけどねえ・・・

☆☆☆☆☆「MANSAI◎解体新書〜その拾八『大地』」
 
 世田谷パブリックシアター
 ゲストに首藤さんを迎え、震災直後で、前半、蝋燭を点けてのスタイルで実施。
 首藤さんに三番叟の装束を着けて動いて頂いたり首藤さん持参?の骨格を眺め
 ながらのトークとか、非常に印象的でした
 これが年末に「MANSAIボレロ」に結実。


☆☆☆「大手町座、能と狂言、和楽の世界」(日経ホール)

 昼夜で「景清」と「通円」の比較競演。
 企画として面白かったです


☆☆「MANSAI◎解体新書〜その拾九『語り』」
 世田谷パブリックシアター
 トークはともかく(笑)萬斎さんの「奈須与市語」は凄い迫力でした。

☆「観世九皐会別会」より「二人袴」(国立能楽堂)
 裕基くん初の聟。可愛かったです

☆「第17回能楽座自主公演〜茂山千之丞追善/東日本大震災復興祈念」
  (宝生能楽堂)
 珍しい演目「羅生門」で、萬斎さんは渡辺の下人役。
 一緒に行くか行かないかとビビる姿が笑えました。

☆「野村万之介追善狂言の会」から「武悪」(国立能楽堂)
 これも本当に好きなんで(笑)今年も見られて良かった。
 叔父役の万之介さんが見られなくなったのが、本当に残念ですが。

☆「野村狂言座」(1月)より「麻生」
 舞台の上で髪を結う珍しい狂言。勿論地髪は無理ですからこれの為に逆に
 鬘を着ける不思議な曲でした。

☆国立能楽堂二月公演「定例公演〜竹雪」
 萬斎さんが演じたのは、アイの継母。
 物語も全体にストーリー性が強かったですが、アイも強いキャラクターでした。

☆「新宿御苑森の薪能」から「越後聟」
 出ました、現在、ほぼ萬斎さんの専売特許状態。
 知らずに見ていた観客のみなさん、呆気に取られてました。

残念は少なめですが、「よこすか能」での「彦市」、「狂言劇場」の「ボレロ」と
「悟浄出世」はいつも高水準の萬斎さん作品としてはやや満足度低かったかも。

【番外】「ベッジパードン」(6〜7月 世田谷パブリックシアター)

萬斎さんの漱石(金之助)さんは最高!
「坂の上の雲」の小澤さんの漱石なんて迫力無さすぎ!と思って見てました。
その意味では文句なく今年ベスト。
でも。
でもですね〜。
あの戯曲で良かったのか。
あの展開がベストだったのか。
途中で方向性を変えたと言う「痕跡」が、展開に無理を強いたのではないかと
今でもどうしても思わずにはいられません。
再演の可能性は低いでしょうが、できるなら当初の計画通りの「ダーク」版
「ベッジ〜」を見てみたい気がします。

来年は更に問題作(笑)「藪原検校」、そして演出専念の「サド侯爵夫人」も。

どうなりますやら。

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