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2011.12.09

「国立能楽堂企画公演〜世阿弥自筆本による能」を観る

観世家元による能「布留」と言う曲も珍しいらしいのですが、万作さん&石田
さん&萬斎さんによる狂言「宝の笠」も私には初見の曲でした。
(狂言の初見は久しぶり)
モノの詳細を聞かずに買い物に出た太郎冠者がすっぱに騙されて要らぬ買い物を
する物語は「末広かり」などありますが、この曲はそもそも主が「見てびっくりな
宝物探してこい」なんて抽象的で難易度の高い注文を付けたのが間違い(笑)

太郎冠者、あっさりすっぱに騙されて、ただの菅笠を「周りから見えなくなる笠」と
まるで「彦市」の隠れ蓑みたいな物と思わせられて買うはめに。
本人最初は騙された事に気づかないのですが、意気揚々帰宅して笠を着せかけた
主が全然見えなくならず、漸く騙されたのに気づき、「そち被ってみよ」と言う。
やれば自分が騙されたのがばれる主の命令を何とか回避しようとするも虚しく、
呆気なく顕に。
ここで普通に追い込みになり、知恵者太郎冠者の「逆襲」がないため、意外に
あっさりでした。

休憩を挟んで能。

観世お家元シテに、広忠さん大鼓、源次郎さん小鼓など企画公演だけに豪華な
顔ぶれ。
話は布留と言う太刀の謂れと、大蛇退治伝説のストーリーらしく、美しい女性が
女神となって現れ、太刀を持って舞う、ビジュアルとして非常に美しいもので
能好きな方にはどうか判りませんが、私のような素人には、長さを感じず、すっと
観る事ができた曲でした。
そうそう、語りアイが意外に長く、出演されていた高野さんが熱演されていました。

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