« 「新春名作狂言の会」を観る | トップページ | 「シンベリン」本チラシ »

2012.01.28

「万作・萬斎狂言の会」を観る

埼玉会館

この会場、と言うか、浦和の駅自体初めて降りました。
いつもは蜷川さんチケット取りにばかり使っている彩の国チケットメンバーの
先行資格を、今回初めて萬斎さん公演チケット取りに使いました(笑)
昨日の新宿はかなり端っこでしたが、先行のおかげか今回はかなり正面寄り。
広い会場が2階までほぼ満席。

解説は久しぶりに石田さん。
挙手による「初めて率」はかなり高かったようで、やはり新宿や三鷹のように
恒例でやっているかどうか、会場の近さは観劇の大きな理由になるのかも。
舞台は背景板あり、柱もシテ柱はちゃんと天井からの黒い釣り幕に隠れるまでの
高さがある本格派。

解説では一曲目の「昆布売」の「♪昆布召せ〜昆布召せ〜お昆布召せ〜若狭の
小浜の〜召しの昆布〜シャッキシャ、シャッキシャ、シャッキシャッキシャッキ
シャ」の軽いワークショップもありましたが、「若狭の小浜の〜」あたりでかなり
みんなバラバラでした(笑)

「昆布売」
演者二人の力の差がありすぎると全然面白くないと思っている、ある意味難曲。
今回は万作さんの何某に高野さんの昆布売り。
やはり万作さんが上手すぎて、昆布売りが教えている感じが薄いのが個人的には
厳しいかなぁ。

休憩を挟んで「仁王」
勿論博打打ちは萬斎さん。
緑の格子熨斗目にベージュに茶色の狂言丸紋の袴に、博打打ちらしく、将棋盤に
将棋駒柄の肩衣に黒い脚絆。
それを衿を抜き、脚絆を金模様入りに替え、朱の派手な唐風ヒラヒラ装束を下から
出して、丸い帽子に、例のU字型の光背を装着して「仁王」に早変わり(笑)
参詣人をよく見ていたら、俄仁王の小指に散物を掛ける人がいて大爆笑しました。
この曲の締めは足の悪い男の登場。
以前は必ず万之介さんがなさっていた役を今回は「昆布売」にも出演されていた
万作さんが。
足を擽ると萬斎さんが腰を横にスイングして堪えているのには更に大爆笑しました。

このところ久しぶりにホール狂言を続けて拝見しましたが、やはり肩の凝らない
曲が多くて、理屈抜きで楽しめました。

それにしてもだいたいは京都周辺が舞台になる狂言ですが、今回仁王が「降った」
ことになっている「うえの」とは普通にお江戸の上野を指すのか、関東の地名は
「名取川」くらいしか出ているのを知らなかったのでちょっと疑問でした。

|

« 「新春名作狂言の会」を観る | トップページ | 「シンベリン」本チラシ »

能&狂言」カテゴリの記事

野村萬斎」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 「新春名作狂言の会」を観る | トップページ | 「シンベリン」本チラシ »