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2012.01.21

「国立能楽堂定例公演」を観る

定例公演ですが、万作さん太郎冠者&萬斎さん主、と言う非常に珍しい配役で
「隠狸」がかかると言うので伺いました。

萬斎さんの太郎冠者は何度かありますが、主は初めてかも。
勿論、例の超キュートなタヌキぬいぐるみは今回も健在にて大活躍。
万作さんの腰から下がっている時に、偶然ですが、かしこまる太郎冠者と同じ
ように、ぺたりと腹這いになっていたり、何となく主体的に(笑)主の目を避け
ようとしているように見えて、人間二人を凌ぐ存在感。
無論万作さんの扱い方が格別だからですが、面白すぎでした。
また今回、久しぶりに拝見し「隠狸」は話が面白いだけでなく、小舞の比重が
高い事を実感しました。
太郎冠者の最初が「兎」、主が「花の袖」、主の求めで連れ舞した「兎」の最後に
主が「うさぎだけではあるまい、チャッと推した、タヌキ?!」は笑いました。
また最後はかなり長い「鵜の舞」
動きの合間合間に、主は太郎冠者の後ろを覗き込もうとする駆け引きが舞その
もの同様面白く、まあ酒を飲まされた挙句ですから太郎冠者の「抵抗」も呆気
なく終了、知らぬ間にタヌキを取られて追い込まれる訳ですが、兎も鵜も人間と
関わり深く、はっきり言えば利用されると言う点で共通している動物をテーマに
した舞が選ばれているのはなかなか深い気がしました。

休憩を挟んで能「巴」
巴御前を扱った、唯一の女性主人公の修羅能だそうで、シテの方は(今回は宝生
流)すごく長身で、後シテになると、梨地の立烏帽子に長刀姿は相当な迫力。
能のシテは「霊」関係な方が多い(笑)ので、ちょっと生命力に欠けている気が
しますが、このシテには珍しく「かっこよさ」を感じました。

また、最後には戦扮装を解いて、義仲の形見の刀を手に都を落ちて行くのですが
その時の後見の凄く要領よくスピーディな物着にもびっくり。
歌舞伎でも思いましたが、良い舞台には、目立たないながらも後見の役割も大きい
ですね。
毎度ながら、かなりあちこちで意識が飛びつつ、でも私としては結構楽しめた
能だったと思います。

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