「中村勘九郎襲名記念公演〜二月大歌舞伎」(夜の部)を観る
夜の部行ける日のチケットを買ったら偶然楽日。
口上で「本日千秋楽までかくもにきにぎしく」と勘三郎さんがおっしゃって気が
つきました。
まずは最も楽しみにしていた勘三郎さんと吉右衛門さんの「鈴ヶ森」
歌舞伎座閉場式の踊りだかで共演はされてましたが、本舞台で15年ぶり?の共演が
発表された時はびっくりしました。
多分勘三郎さんの体調を考えて選ばれたと思われる、30分ちょっとの演目でしたが、
勘三郎さんの、もみ色の衣装に前髪立ちの白井権八が全く違和感なかったのも
良かったし(病後良い意味でさっぱりされた感じ)、後から駕籠で登場した吉右衛門
さんの幡随院長兵衛(この役自体相当お久しぶりだそう)の横顔&姿のよさ、声の
良さで、普通にやると短いし、「で?」みたいな芝居の「鈴ヶ森」ですが、今回は役者に
ぴったりの役柄、互いの気合いの乗りで、「歌舞伎」感を十二分に楽しめました。
本当は夜はこれだけで帰っても良かったくらいですが、折角なので(笑)口上も。
吉右衛門さんの挨拶よりも仁左衛門さんの挨拶の方が長かったのが妙に印象に
残りましたが、弟・七之助と二人、とみなさんが言うのを聞くと、そう言えば
七之助くんは今後どの名跡を継ぐのかと考えてしまいました。
叔父の福助さんが同じ女形で、多分芝翫を継ぐと思われますし(歌右衛門の名跡は
そうそう福助さんでも名乗れないでしょうし)ご養子取られて梅玉を名乗らせて
いらっしゃるから、今、七之助くんが名乗りそうな名前がちょっと見当たりません。
まあ藤十郎さんのように関係よりも目指す役者の名前を頂く、と言う「奥の手」も
有りますが。
休憩を挟んでいよいよ新・勘九郎さんの「春興鏡獅子」
昼も夜も襲名に舞踊と言うのは、舞踊苦手にはなかなか厄介で、最初に元気な
小山三さんがお出になり、胡蝶に従兄弟にあたる国生くんが出たあたりまでは
記憶がありますが、後は殆ど睡魔に負けてしまいました(苦笑)
そもそも最近「獅子」ものやり過ぎじゃないでしょうか。
ここ1〜2年でも海老さんに仁左衛門with千之助くんに、吉右衛門さんWith鷹之資
くん。
あるステイタスを持つ演目なのでしょうし、見ていて凄いとは思いますが、ここ
まで集中するのは個人的にはちょっと…です。
最後の「ぢいさんばあさん」はもう気力なくギブアップし帰宅しました。
来月は中村座で「一條大蔵卿」と「御所五郎蔵」での披露公演。
私としてはこちらの方が楽しめそうな気がします。







