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2012.04.29

「野村狂言座」を観る

宝生能楽堂。

一門の勉強会的な雰囲気があるのか、この会で初めて観た曲、また他の公演では
余り見ない曲が結構多くありますが、今日かかった「飛越」「折紙聟」、何れも
殆ど観た記憶がありません。

まずは「飛越」
茶会で恥をかきたくないと、知り合いの新発意(月崎さん)を誘った何某(竹山
さん)ですが、新発意が小さい川を飛び越えられないのを見て、ついからかいが
出、新発意は誘われたからついてきたのに散々からかわれてこちらもイラッとし、
昔の話を持ち出して何某に逆襲。
結局、何某は新発意を投げ飛ばして憂さをはらして「勝ったぞ勝ったぞ」と意気
揚々幕入りしますが、考えたら元は茶会に行く為に新発意誘っての外出だった
筈なのに、先日の「文相撲」のシテが採用試験の筈なのに、勝って満足して幕
入りするのと同様、当初の目的はどうしたのか、是非問いたい(笑)

大人(おとな)気ない事にかけては次の「折紙聟」も似たようなもの。
タイトルが優雅なので、ロマンチックな内容かと思ったら、新婚の奥さん連れての
妻実家行き(聟入り)で貰えると奥さんからの事前情報で期待していたお祝い
引出物をいつまでも舅が出してくれないのに腹を立て、奥さん残し帰っちゃう。
実はお祝いの太刀が間に合わなくてと残った奥さんに目録(これが折紙)を渡す
嫁パパ。
それを知らない聟は出さないパパもパパだが、嘘ついたお前もお前と、奥さんに
離縁状まで突きつける始末。
事情が判って和解するオチですが、この身勝手聟役を萬斎さん楽しそうに(笑)
なさってました。
奥さん役は勿論高野さんですが、この奥さん、パパと夫の板挟みでも慌てず
騒がずキレる夫を上手くコントロールする、空気が読める賢いキャラクター。
キレまくる(本人的には悶えまくる)聟についていけない嫁パパ役の石田さんと
3人実に見事なアンサンブルでした。
そう言えば、珍しくお忘れ物をなさったようで、最初に登場し、座に直られた
石田さんに後見が折紙をお渡しになってました。

最後が万作さんの「金岡」。
勿論石田さん妻で、地謡はオール若手メンバー。
後見のお一人に萬斎さん。
相変わらず怖い顔されてます(笑)
絵の具を使うため、シテが入ってから舞台に落ちた絵の具を拭って切戸口に入ら
れました。
しかしこの大胆な詞章に、コントばりの内容をあれだけ上品に演じられるのは
大変な技術が必要だと思いました。

毎回ながら見応えある狂言座でした。

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