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2012.05.28

「平清盛」保元の乱(1)

いよいよ前半の山場、そして「椿説弓張月」の前段(笑)「保元の乱」の序盤に
突入。
春猿さんが頼長を演じた「歴史秘話ヒストリア」も再放送していましたし、わざ
わざ「保元の乱」3回まとめての予告編作ったりと宣伝相勤めての「その1」、
仕上がりはいかにと見ましたが、久しぶりに面白かったです。

「夜討ち」について、同じ「孫子の兵法」を正反対に解釈する対比の見せ方は
「リチャード三世」を翻案した萬斎さんの「国盗人」でのリチャード(悪三郎)
軍とリッチモンド(理知門)軍の評議の対比そっくりと、殆ど他人には共感得られ
そうもないニッチな受け方をしてました。

また信西さん、いつからあんなに偉くなったんだっけ、と思いつつ、これまで
映像で見せていた、真面目もしくははっちゃけキャラを封印しての阿部さんの
「静」の迫力にはびっくり。
特に「法勝寺(ほっしょうじ)など焼いてしまえ」と平気で言い放つあたりなど、
凄みがあって今までのイメージひっくり返されました。やっぱり凄い役者さんです。

また、山本さんの「悪左府」頼長は、いざリアルなバトルとなったら、それまでの
威厳はどこへやら、鸚鵡抱えて逃げ惑い、挙句にこれまで「へたれパパ」だった
為義さんに「バトル魂」が蘇ると、「戦を知らぬ者は通り過ぎるまで静かにして
いろ」とか言う趣旨の捨てセリフまで吐かれて見捨てられるし、「共同首謀者」
だった崇徳さんにまで「頼みにした私が間違っていた」と見下される始末。

そう言えば為パパは「戦」にサムライスピリット呼び醒まされたのか、突如荒
ぶる魂、な感じになっていてびっくり。
びっくりと言えば、次から次から「為義の子」いくらでも出てくるのもびっくり。
義朝に先週だったか敢えなく死んだ義賢に続いて今週は頼賢がちらっと登場。
(しかし源平どちらも似たような漢字を使った、順列組み合わせ、みたいな名前が
たくさん出てくるのには閉口します)

橋本さとしさんの為朝は軍議で正論吐くも頼長に却下されて、もう凄い顔で戦う
のみになってましたが、ファンとしては、あの中世の騎士みたいな冑を外した
凛々しく精悍なお顔を、拝見したいんですけどねぇ…
(捕まるまで無理なのかな)

義朝は「死んで恩賞貰っても仕方ない。今昇殿を許して頂きたい」とか頑張って
いましたが、結局肝心の清盛が随分地味なキャラになってしまっていたのが、
ちょっと残念。
主役なのに。

戦は1日でケリがついたと言ってましたが、見たところ、戦う前、頼長の無駄な
プライドが邪魔をして夜討ちをしなかった時点で負けは決まっていたようなもの
でした。

また戦には直接関わってはいなかったですが、気が強いばかりと思っていた義朝の
妻、由良御前に正妻らしい懐の深さが出てました。
演じる「なっちゃん」田中麗奈さんも、映画「源氏物語」の六條もでしたが、
やっと良い感じに落ち着いた役柄が似合うようになって来ました。

来週は「後始末編1」
頼長はじめ崇徳側メンバーの行く末がどう描かれるか、楽しみです

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コメント

いえいえ、孫子の兵法解釈シーンは全く同じこと思ってましたw<『国盗人』
アレを後白河チームと崇徳チームで完全に分けて流していたら冗長で分かりにくかったと思います。それこそ『リチャード三世』のように。ポイントで交互に流したのでそれぞれのブレインの"理屈"の対比が浮き上がって良い演出だと思いました(つまり『国盗人』も褒めることになりますがw)。

頼長さんの鸚鵡くんは来週、哀しい役割を果たしそうですね。密輸品をここまで引っ張ったのもある意味立派だと思います。

投稿: RICC | 2012.05.28 22:06

RICCさま
しかし視聴率は裏のサッカーに押されてついに1ケタ直前だそうで、そのたびに「花の乱」が引き合いに出されるのも片腹痛いのですが、がんばっていただきたいですね。

投稿: かのこ | 2012.05.29 09:30

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