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2012.06.04

「平清盛」保元の乱(2)

「保元の乱」に入って、ものすごくクリアに面白くなって来た気がしますが
相変わらず裏にサッカーあり。
また今年はオリンピックイヤーでもあるので、視聴率的試練はまだ暫く続くで
しょう。

今回のハイライト、まずは頼長さんの死。
演じる山本さんと奇しくも同じ36歳で亡くなった頼長さんに、訓告を垂れるあんな
大きなお子さまが二人もいたのにはびっくりですが、ともあれ、最後には溺愛
してくれていた父親にも見捨てられての無念の自害。
ここで主に最後の恩を報いるべく大活躍したのが、口真似得意の白い鸚鵡くん。
忠実パパ、庭に飛来し「チチウエ」と繰り返して息絶えた鸚鵡くん抱いて大号泣。
結局泣くんだったらホント一目会ってあげたら良かったのに。
そして白い鳥に仮託するのは、どこかヤマトタケル伝説を連想しました。

更にお気の毒は勿論烏帽子ペクリっと中折れしてしまいほど疲弊した崇徳上皇さん。
最後まで付き従った教長(矢島)さんの白粉がまだらに剥げて、本当に一気に
老けこんだようだったのが痛々しく、「剃髪し出家したくても剃刀すらない」と
煤けた紫衣の二人が立ち尽くす姿が哀れでした。

しかし。
前回まで大活躍だった我らの為朝くんはいずこへ。
あんな巨体、そうそう隠れられるものではないはずで(笑)

それにしても今回更にますます凄みを感じたのは、信西を演じる阿部さん。
後白河の脇にあってガンガンと処罰を決めていく姿と迫力、威圧感は、かつて
「官僚では世の中を動かせない」と言っていたのと同一人物とは思えません。
その一方で二人は立場は違えど、恐らくその教養については互いに認めあって
いたと思われ、戦乱で廃虚となった頼長邸で、頼長の日記を読む信西の横顔には
個人として頼長を悼む気持が見てとれました。

そして個人的にはもう一人。
義朝さんの余りに出来すぎた奥さん、由良御前。
涙がこぼれ出るように見えるキラキラした瞳で凛とした田中さんの姿は、緑の
衣装共々非常に印象的でした。

来週はいよいよ敗者一党の処分、粛正の嵐が吹き荒れる事は確実。

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