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2012.07.31

読売演劇大賞中間発表

30日の朝刊に中間発表が掲載されました。

まあだいたいは下半期の作品がが〜っとくるので、これがそのまま反映される
感じは少ないですが。

身贔屓として「藪原〜」が全く入っていないのが何より残念だったのと、
「海辺のカフカ」が高評価だったのが意外(失礼)でした

★作品賞
「ロッキーホラーショー」(PARCO)
「ハムレット」(さいたまネクストシアター)
「負傷者16人」(新国立)
「海辺のカフカ」(さい芸)
「ナシャ・クラサ」(文学座アトリエ公演)

★男優賞
井上芳雄(負傷者16人)
中村勘九郎(土蜘/天日坊)
中村七之助(於染久松色読販)
長谷川博己(海辺のカフカ)
藤木孝(三谷版桜の園)

★女優賞
あめくみちこ(負傷者16人)
大竹しのぶ(シンベリン)
高畑淳子(雪やこんこん)
根岸季衣(パーマ屋すみれ)
宮沢りえ(THE BEE、下町万年町物語)

★演出家賞
高瀬久男(ナシャクラサ)
中津留章仁(狂おしき怠惰他)
蜷川幸雄(ハムレット、海辺のカフカ)
原田諒(ロパート・キャパ他)
和田憲明(ディーラーズチョイス)

★スタッフ賞
有村淳(ロパートキャパ他の衣装)
沢田祐二(ナシャクラサの照明)
島次郎(満ちる他の美術)
中西紀恵(ハムレットの衣装)
服部基(海辺のカフカの照明)

それにしても井上芳雄さんは今年凄い舞台出演ラッシュですね。

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2012.07.30

井上ひさし「せりふ」展開催

井上ひさし生誕77フェスティバル2012は着々進行中ですが、その特別企画として
井上作品に縁の深い紀伊国屋書店のギャラリーで『井上ひさし「せりふ」展』が
8月に開催されるそうです。

『井上ひさし「せりふ」展』
会場:紀伊國屋画廊(紀伊國屋書店新宿本店4階)
期間:8/16(木)〜28日(火)<会期中無休>
時間:10時〜18時30分(最終日午後6時まで)
入場料:無料

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演舞場、十月大歌舞伎演目発表

追善は知ってますが、追遠って何?(笑)
しかも昼夜配役入れ換えてはいますが、両方で「勧進帳」やるとは、どれだけ
「勧進帳」好きなご一族(笑)
一瞬誤植コピペかと思いましたが、ちょっと前までの「浅草歌舞伎」方式ですね

10/1(月)〜25(木)

<昼の部>
「国性爺合戦」
獅子ヶ城楼門、獅子ヶ城内甘輝館、同 紅流し、同 元の甘輝館

和藤内:松緑、甘輝:染五郎、錦祥女:芝雀

「歌舞伎十八番の内 勧進帳」
武蔵坊弁慶:團十郎、源義経:染五郎、富樫左衛門:幸四郎

<夜の部>
「曽我綉侠御所染」
御所五郎蔵五條坂仲之町、甲屋奥座敷、廓内夜更、五郎蔵内腹切

御所五郎蔵:染五郎、星影土右衛門:松緑、皐月:芝雀、甲屋与五郎:幸四郎

「歌舞伎十八番の内 勧進帳」
武蔵坊弁慶:幸四郎、富樫左衛門:團十郎、亀井六郎:友右衛門、
太刀持音若:金太郎、源義経: 藤十郎

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「平清盛」第30回

いや〜、ザ・崇徳院スペシャルでした。
と言うか、変化(へんげ)する顔かたちに、瀬戸内上空の雲にまで顔を現す怨念
パワーは、見ていて明らかに「陰陽師」の世界ではなかったかしら(笑)

井浦さんて「ARATA」名義の頃は、余り表情も思い入れもないのが特徴のクールな
キャラかと思っていましたが、テンションが上がり集中した時の振り幅が凄い、と
言うのが今回良く判りました。
また今回この役を引き受けた事で、今後キャスティングされる役柄の幅が随分
広がったのではないでしょうか。

それにしてもあの描き方だと、息子の死がなかったら、崇徳さん、讃岐でのん
びりとした余生を送られたとも思えますし、そもそも基盛の死をはじめ、諸々が
崇徳さんの怨念かもみたいな憶測を清盛に吹き込んだのは西行で、その時はさすが
僧侶鋭いなと思いましたが、考えたら、間接的に崇徳さんにあらゆる厄災の原因を
押し付けているようで、西行、ちょっと腹黒くないかと(笑)
ま、今回の熱演のおかげで少しでも崇徳さんが鎮魂されていたら良いなあと思わせ
られたラストでした。

一方「平家納経」の「メイキング」も見ものでした。
国立博物館など今回のみの協力クレジットの方々は恐らくそちら系。
ギャーギャー騒いでいるだけの猿の集団と思っていた(失礼)清盛一党、実は
高い教養と美的センスの持ち主だったんですね。

ま、あれだけ揺れて濡れてないとはちょっと考えにくいけど。

また基盛ちゃんは随分あっさり死んでしまいましたが、更に心配なのは重盛
兄ちゃんで、納経の時点で27くらいな筈ですが、窪田くん童顔過ぎ。
今後「パパ越え」の小松殿と言われる設定と判っているのと、「義経」の時の
勝村重盛のクレバーさ、落ち着きがどうしても頭に浮かぶため、どこかで「壮年
重盛」にバトンタッチするのではないか、とつい思ってしまいます。

ともあれ、これでまた二部がいつからだったか判りませんがいつの間にか
来週から第三部、遂にナレーションだけだった岡田くんが登場します。

井浦さんと同時に、堀部さんも出演終了、前半から盛り上がってきた個性派
キャラの相次ぐ「退場」と入れ替わりにどんな新キャラが登場するか楽しみです。

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2012.07.29

実写版(笑)「女王陛下の007」

実写版(笑)「女王陛下の007」

ロンドンオリンピックの開会式、シェイクスピアの世界観とか、映像でダニエル・
クレイグが登場するとか聞いていたので、生中継を録画して後から見ました。
後半の「ミスター・ビーンやマッカートニーの演奏も関心を集めていましたが
個人的にはやはりエリザベス女王登壇までがハイライトでした。

オープニング、本物の馬やら羊やらが動き回る田園風景に、ケネス・ブラナーが
登場、やるだろうな、と思っていた通りに語り始めたのは「テンペスト」の一節
でした。

そして何より、一台の車が宮殿に滑り込み、降り立つダニエル・クレイグ演じる
007がエリザベス女王の執務室に到着、女王をエスコートしてヘリコプターで
開会式会場上空へ
「007のテーマ」に乗せてユニオンジャック柄のパラシュートが開いて女王陛下
空から開会式会場にまさに「降臨」と言うストーリー。
無論陛下は最初から会場にいらしていて、パラシュートで落下したのはスタントで
ある事は明らかですが、こう言ういわばアトラクション的イベント演出に女王
陛下ご自身が出演される自体が凄い。
(ちゃんと服装は映像と繋がってました)

久しぶりに見る「007」姿のダニエルさまは相変わらず格好良くて、一人で喜んで
いました(笑)
(入場行進中、不意に映されているとも知らず?指の爪周りの「お手入れ」に
気をとられていた女王陛下にはびっくりしましたが)

後は「ハリーポッター」だか「メアリー・ポピンズ」か判りませんが派手な
ファンタジー世界の再現がありましたが、ベッドごて吊られていたこどもさんは
命綱とかしてないのか、とか、膨らんだりして現れた「ナイトメア」っぽい黒い
妖怪たち?が割にハンドメイドな感じのつくりだったのやらが目についていました。

お任せ録画だったので後から見て開会式だけで4時間近くかかっていたのが、
一番びっくりでしたが。

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2012.07.27

今回の「ボレロ」はますますベジャール風?

今回の「ボレロ」はますますベジャール風?

12月にオーケストラと古典芸能のコラボレーション公演が、東京文化会館で予定
されていて、昨日新聞に告知広告が出ていたのでしげしげと眺めたところ、
どうやら萬斎さんも例の「ボレロ」でご出演の模様。

しかも詳細を眺めると、今回は振付(型付)の方が別にいらっしゃる上に、写真
だと右下部分、判りづらいですが「群舞」と明記されています。
陰陽師の群舞風?もしくは「清盛」オープニングの白拍子の連舞のようになる
のでしょうか。
(詳細が東京文化会館サイトに出ています)

しかし「ボレロ」だけ見るにはチケット高すぎ。

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読売新聞で「行田市」特集

読売新聞で「行田市」特集

26日の読売新聞夕刊をめくっていたら、見覚えのある小ぶりな城の写真が。
改めて見直したら、やはり忍城でした。

行田市小旅行レポートで、押さえどころは忍城&「のぼうさま」、古墳、そして
ゼリーフライ、でした。

「のぼう〜」に萬斎さんご出演と聞いて行田ツアーに行ってもう2年、公開時期
あたりに行ったらもう少し盛り上がっているでしょうか。

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2012.07.25

11月PARCO劇場公演

キャストがなかなか魅力的です。
個人的には作者と演出が微妙だったりはしますが(苦笑)

こどもの一生
11/4(日)〜25(日)
作:中島らも
潤色:桝野幸宏
演出:G2
出演:谷原章介、中越典子、笹本玲奈、山内圭哉、戸次重幸、玉置玲央
    鈴木砂羽、吉田鋼太郎

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WOWOWのステージ番組情報

相変わらずWOWOWの舞台放送はラインナップが素晴らしい。
予定では新国立劇場の「サロメ」にコクーン歌舞伎「天日坊」、さらには
「THE BEE ジャパニーズバージョン(宮沢りえ/池田成志/近藤良平/野田秀樹)が
挙がっています。

やっぱり「藪原検校」は無理ですよねぇ…

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2012.07.24

「のぼうの城」特集番組@WOWOW

来ました。
WOWOWで「のぼうの城」宣伝番組。

「攻略!映画『のぼうの城』の世界〜スペクタクル・エンタテインメント誕生篇」
8/13(月)10:20〜
(リピートあり)

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「平清盛」第29回

滋子の「まるっきり江キャラ」には笑いましたが、この解釈でいくと瓢箪から
コマ、若しくは棚ぼたで、結果的に清盛はガッツリ権力の中枢に上り詰める
パスポートを手にした状況。

それより来週はいよいよ崇徳さんの「怨霊」エピソード。
先日四国ローカルだったらしい、井浦さんのトークイベント番組が首都圏でも
オンエアされ井浦さんが、白峰御陵の特別参拝の様子(NHKの威光恐るべし!)や
待受が国芳先生描くところの崇徳院(「百人一首之内 崇徳院」!)だと言う
ような話を見ていますので(それにしてもあの絵を待ち受けか~~(^^ゞ、余計
楽しみです。

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「しみじみ日本・乃木大将」を観る

「しみじみ日本・乃木大将」を観る

彩の国さいたま芸術劇場。
井上ひさし77フェスティバルの第4弾は、蜷川さん演出による「しみじみ日本・
乃木大将」
18時半開演で21時ちょっと過ぎに終了、蜷川さん芝居が2時間半は画期的短さ(笑)
実はさっきまで延々と3日かけて真面目に?感想を書いていたのですが、どうも
ピンとこなくてバッサリ削除しました。

確かに趣向は山ほどで、つかさん門下の風間さんと根岸さんの共演、元宝塚の
香寿たつきさんと朝海ひかるさんが「宝塚風に」のト書き指定があるらしく、
恐らく今の宝塚でもなさそうな青いアイメイクに指や手の動きの大げさな動きを
二人とも「ベルばら」的キラキラ軍服姿に最後は星型にリボンの付いた、これも
よく宝塚的映像で見る持ち物まで振って、山県と児玉の策士二人の「密談」の
大熱演、とか、普段はしかめつらしいシェイクスピア役者のイメージが強い
鋼太郎さんが、風間さんと並んで切腹の作法を見せる時に風間さんの短剣が鞘から
抜けず(戯曲の指定?)鋼太郎さんのを借りたため鋼太郎さんは短剣がなかったと
後から延々とボヤいたり、長いセリフを言うのに一人どんどん客席通路に下りて
しまい他のキャストに「戻って来い」と呼ばれても「ここが良いの!」と拗ねたり、
密偵の役の時は、意味もなく畳の上で前転を繰り返したりとやりたい放題とか、
随分個々には面白かったのですが…

実は井上さんの狙いが殆ど判りませんでした。

まあ直前に「藪原検校」と言う、毒気たっぷりの乱痴気騒ぎな芝居を見た後だった
だけに、インパクトに欠けて見えた、と言うのもありますが、乃木さんを以て
かなり痛烈な皮肉をぶちまけているのは判りましたが、皮肉が細工を凝らし過ぎ
なのか、私には良く判らなかったと言うのが本音で、感想が纏まりませんでした。

一番判らなかったのが、なぜ連隊旗が元々は兄と父の象徴だったのか。
明治天皇の妃・美子皇后(と言う表現で良いのか)が桜の塩漬け入りのあんぱんを
考案?したエピソードとか、乃木実弟とのエピソードとか、どうも見ている時は
随分笑えたのですが、終わってみたら何がどんな理論で繋がっていたのか全然。
趣向と役者さんの個人芸の上手さばかりが目について、肝心の井上さんのメッ
セージを受け取り損なったようです。

聞かれたらお勧めはしますし、この暑い中、いずれも主役級の大役者さんたちが
汗みずくで馬の被り物をしているのは凄い!とは思うのですけど。

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2012.07.21

茂山家では「花子」兄弟で競演

この秋、萬斎さんは久しぶりの「花子」を、東京/名古屋/京都でそれぞれ違う
小書で上演されますが、昨日の日経新聞朝刊文化面によれば、茂山家でも今の夏、
宗彦/逸平ご兄弟が相次いで「花子」を演じられるそうです。

「花子」は重い曲との事で、そうそうかかるものではないので、こんなに連続
して上演されるのはかなり稀ではないでしょうか。

ちなみに7月末に大槻能楽堂で宗彦さんが、8月末に国立能楽堂で逸平さんが
演じられるとの事

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2012.07.20

玉三郎さん、人間国宝に

遂に、ですね。
狂言・山本家の東次郎さんも同時になられたとの事。
おめでとうございます!

msnなど

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五分刈り萬斎さん@朝日新聞

万作の会公式に、五分刈りに洋服の萬斎さん写真がアップされたのは東京公演楽
直後の事でしたが、新潟での大千秋楽が終わったのを記念して?遂に朝日新聞
連載中のコラムの写真に五分刈り写真がアップされました。
大千秋楽翌日の国立能楽堂では烏帽子姿で、本職での五分刈り拝見できません
でしたが、次に私が拝見する予定の8月末の公演の時には、かなり伸びてしまって
いらっしゃるのでしょう。

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「八重の桜」追加キャスト

貫地谷しほりさん、芦名星さん、市川実日子さん、白羽ゆりさん、秋吉久美子さん
など女優陣はさておき(失礼)、幕末→明治にまたがる物語だけに、登場する
歴史上有名な人物もなかなかバラエティに富んでいますし、演じる俳優さんも
また同様。

今回発表になったのは…

徳川慶喜:小泉孝太郎
松平春獄:村上弘明
斎藤一:降谷建志
勝海舟:生瀬勝久
孝明天皇:市川染五郎
岩倉具視:小堺一機
大山巌:反町隆史
板垣退助:加藤雅也
西郷隆盛:吉川晃司

まず注目は降谷さんでしょうか。
お父さまが著名な俳優さんとは言え、ご本人の本格的なドラマ出演は多分レア。
新選組の斉藤一の明治以降が描かれるのも珍しいですし。
次は「カーネーション」に続いてMr.優柔不断を演じられる(笑)小泉さん。
こちらはお父様が本物の首相経験者。
同志社大学出身の生瀬さんが海舟ですが、生瀬さんは「龍馬伝」では海舟とは
正反対の立場の長州の吉田松蔭先生でした。
(それにしてもこのところ大河における海舟出現率高し!「新選組!」野田さん、
「篤姫」北大路さん、「龍馬伝」武田さん。民放ですが「仁」では小日向さん)
また「天地人」では信長だった吉川晃司さんが西郷と言うのも意外な配役ですし、
染五郎さんが演じられると言う孝明帝は「新選組!」では確か福助さんがなさって
ました。
大山巌、と言われたら「坂の上の雲」での米倉斉加年さんの「児玉さ〜」がしっ
かり頭に印象が残ってしまっているので、反町さんと言われてもちょっと今の
ところ違和感が(笑)
岩倉具視が小堺さんと言うのは、最近の岩倉に個性派の俳優さんをキャスティング
する流れ未だ続く、って感じですね。
(「新選組!」は中村有志さんで、「篤姫」では片岡鶴太郎さんでした)

それにしてもなんでいつまでも肝心要の新島襄役が発表されないのか、それが
最大の謎ですね。

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2012.07.19

「七月大歌舞伎」(夜の部)を観る

「七月大歌舞伎」(夜の部)を観る

2ヶ月続きの襲名公演は(イヤホンガイドが「スーパー襲名と言われて話題に
なっていますが」と言ってましたが、私は初耳)昼が先月の夜の部の「ヤマト
タケル」で夜が市川宗家親子を戴いて3作品。
「ヤマト〜」は先月でもう判ったので今月は夜のみ。

最初が新・中車と宗家父子による「将軍江戸を去る」
正直真山作品は毎回眠い。
セリフ劇だから難しいと言われますが、役者たるもの、それは言い訳で、要は
見得や踊りに頼らずともちゃんと伝えるセリフ力が足りてない役者が多いから
ではないかと思っているので、セリフで勝負の現代劇役者である中車丈と
「ザ・見得」の親子ではどうなるか注目して見ました。
結果、中車丈の熱弁でようやく初めて話の骨格が見えてきました。
ただ、無駄に?セリフを詠う宗家父子と超リアリティ熱弁の中車のバランスが
悪いこと悪いこと(笑)
双方譲らなかったか意図的か。中庸なくて両極端で微妙でした。

口上は上手から海老蔵さん、團十郎さん、新・猿之助さん、中車さん、團子の5人
團十郎さんは猿之助さんとのオペラ座公演でのフランス語口上で、自分は何言って
るか判らないのに客席に通じている不思議、の話、海老蔵さんはロンドンツアーの
最中に猿之助さんに誘われて「ライオンキング」を見に行ったが、20何回も見て
いる筈の猿之助さんが初めて見るように感激していたのが不思議だったという話を
していました。

次が猿之助披露の「黒塚」でしたが、この手苦手で猿之助さんには申し訳なかった
ですがパス。

で最後が10分足らずながら最大の注目を浴びた「楼門五三桐」
世間としては「猿翁復活!」な盛り上がりですが、個人的にはそこまでして舞台に
不自由な身体を晒すと言うのがやや残酷に見えもしました。
海老蔵さんはまあ楽しげに五右衛門をされ(ラスト、どれだけ舌が長いんだ!と
そっちにびっくり)、実はこちらもお久しぶりだった利家役の段四郎パパは、
やはり往時よりかなり表情が強ばっていてめでたいながらお気の毒でした。
歌舞伎に珍しいカーテンコールで、猿翁丈の後ろから現れた黒子が中車丈。
テレビのワイドショーで見てはいましたが、凄い「演出」でした。

しかし注目はこの次に中車丈がいつ何の演目で歌舞伎に出演されるのか。
無論襲名は続くのですが、あのセリフ術、ぜひとも「四谷怪談」や「盟三五大切」
でも見てみたいかも

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2012.07.18

「平清盛」第28回

権力を握ってナンボ、それには手段はいとわない、と公言するキャラクターで
暫く描いてきた清盛に、どんなセリフを言わせて頼朝や常盤を助命する理屈
合わせをするのかと、そこに注目して見た(意地悪だ)今回。
結局は「そう簡単に殺してはやらない、武士の世がどうなっていくか、自分の
目で確かめろ」「伊豆の果てから指をくわえて見ておれ」と言った訳ですが、
ま、ちょっと無理やりでしたね。
やっぱりママの嘆願と美人には勝てなかったと言っちゃえば良かったのに(笑)

それにしても「ミタ」の時にはそれほど印象に残っていたわけではなかった
(周りがインパクト有りすぎだっただけか)頼朝役の中川大志くん、格好良すぎ、
凛々し過ぎ(笑)
頼朝と言うより、義経やっていた滝沢くんに似てる感じがするけれど、とにかく
こんなにティーンエイジの若殿役の似合う俳優さん、久しぶりに見ます。
岡田くんに移行するのもスムーズだし、この回は殆ど中川くんばかり見てしまった
感じ。
頼朝を支える安達藤九郎がちらっと出てきましたが、あれだと清盛が付けた、
一種の監視役と言う事?

常盤に対してもですが、腹芸と貫禄で見せるってシチュエーションでしたが、
にしてはマツケン、やはりまだまだ若いわ。
うっかり怪獣の被り物するコマーシャル映像が頭に過ったりしたら尚更で。

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天海祐希さんの「女信長」は豪華キャスト!

前に舞台では黒木メイサさんが演じた、佐藤賢一原作の「女信長」、年末に二夜
連続のスペシャルドラマとしてオンエアされるとか。
何より凄いのがキャストで、信長(お長)役に天海祐希さん。
今朝初出し映像を見ましたが、いや、かっこいいです。
信長が愛する明智光秀にはどう見てもキャラが違う気がするけど(笑)内野聖陽
さん、信長の「妻」お濃に小雪さんと、主役にあわせて遠慮なく長身の俳優
さんが集まりました。

他に、お市が長澤まさみさん、浅井長政が玉山鉄二さん、家康が藤木くん、
秀吉が伊勢谷くん、柴田勝家が獅童くん、服部半蔵が佐藤浩市さんに止めが、
信秀パパに西田敏行さんて大河ドラマか(笑)

しかも伊勢谷くん秀吉、藤木くん家康っていくらなんでも、恐らく「キャスティング
史上最高のイケメン」じゃないでしょうか(笑)

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2012.07.17

「薄桜記」に石丸さんと古川さん

NHK時代劇常連の山本耕史さん主演の新作は、五味康祐さん原作で、妻の名誉の
為に片腕を失った、剣の達人の物語「薄桜記」。

どうやらここに忠臣蔵討ち入り話が絡むそうで、主人公の叔父が吉良上野介家と
昵懇の間柄の設定に、主人公が通う剣術の道場にやって来たのが中山(堀部)
安兵衛。
吉良さんが長塚京三さんで、安兵衛は高橋和也さん。
そして吉良の実子の上杉綱憲を演じていたのが、元文学座の古川悦史さん。
長塚さんの吉良はプライドの高いインテリなのに世俗の名誉も得たい感じがひし
ひしと出ていて不気味でしたがし、古川さんの綱憲は、見た目は普通だし、実際
一言も喋ってないのに、存在が不気味でした。
(そう言えばNHKが再現ドラマを交えて作った17年前のあの事件の、まさに当事
者役を、特殊メイクに近い化け方でしていたのが古川さんでした)

また、主人公が大阪屋敷詰めになった時の上司役でちらっと登場したのが、石丸
幹二さん。
タキシードとか似合うイメージなので、肩衣に袴の姿はとても新鮮でした。

剣の達人役となればバッサバッサの立ち回りかと思いきや、初回はベタベタの
ラブストーリーでちらっと拍子抜け。
次回からどう変わり、どう討ち入りに絡むのか、とりあえず次回までは見るつもり

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「ヘンリー六世〜リチャード三世」連続公演を観る

池袋・あうるすぽっと

新国立での「ヘンリー六世」三部作を見終わった時に「このままの配役で続けて
『リチャード三世』もやっちゃって〜」と思ったもので、この秋、めでたくそれは
実現する訳ですが(岡本リチャードに惚れて、2公演チケット取ってしまった
ほど)、今回「こどものためのシェイクスピアシリーズ」が、全三部は無理
ながら、「ヘンリー六世〜第三部」と「リチャード三世」と言う、直結する二作を
交互上演すると言う企画を立てて下さり、当然の様に、昼に「ヘンリー」、夜に
「リチャード」を上演する連続公演の日程を選択して伺いました。

残念ながら「ヘンリー」「リチャード」両方でリチャードを演じる予定の演出を
兼ねる山崎清介さんが体調が今ひとつとの事で(多分1日に両方は無理なので
しょう)この日は「ヘンリー」だけ、リチャードを新国立養成所出身の若い
長本さんと言う役者さんが代役に立たれていました。
「左手」もあるし、何より山崎さんの代役とは大変だったと思いましたが、
「ヘンリー」ではより行動的な「若き日のリチャード」を体現されていて(左手の
声も山崎さんに似ていたし)、演じる俳優さんの年齢的にもバランスが良く、
それは山崎さんのも見たかったですが、この配役も良かったです。

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2012.07.16

「万作を観る」に新作狂言

タイトルは「食道楽」
魯山人先生作の同名新作狂言があるそうで、その改訂版だそうですが、「ござる」
ならともかく(?)「万作を観る」で新作とはお珍しい、と言う感じです。

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「狂言座」9月公演は萬斎さんによる「上演前解説」付きに

「狂言座」で解説って珍しいです、しかも萬斎さんが。
開演時間は変えずに開演前の18時半から解説なさるそうですが、こちらは水道橋
18時45分がギリギリなのに…
それにしても開演時間前に設定してまでの解説とは、「秀句傘」を含めて演目が
ややマニアックだからでしょうか…

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「座・SQUARE」を観る

国立能楽堂。
本当に久しぶりに能楽堂、本当に久しぶりに能公演、そして本当に久しぶりに
「本業」の萬斎さんを拝見しました。

演目は「小袖曽我」「入間川」「砧」

最初に同人の高橋忍さんから挨拶&解説。

萬斎さんはファン以外には判らない訳ですが、この日は萬斎さん「藪原検校」の
新潟での「大千秋楽」から一晩明けたばかりの翌日。
高橋さんは萬斎さんにスケジュールを確認したら「この日だけピンポイントで
空いている」と言われたそうですが、そりゃ丸一ヶ月主役として喋り倒した
「藪原」の翌日、普通なら本業に戻る前に1日くらい空けていたと思いますが、
スケジュール入れてしまわれたんですね(笑)

そんな訳でファンとして注目していまったのが、萬斎さんの髪。
髪を刈るのが判っていたのか偶然か、この日萬斎さんの役は「入間川」のシテ。
大名ですから烏帽子をかけているので、傍目には「中身」が例の「五分刈り」と
判りませんが、烏帽子にかかる髪が全くないのでファンにはばっちり違いが解り
ました(笑)。

狂言は京都を中心に継承されてきたため、だいたいは京都が舞台になるのですが
この演目は「鐘の音」などと並んで数少ない関東ご当地狂言。
入間の人はなんでも言葉をは逆さまに言う「入間様」を使う、と言うのを大名は
何故か知っていて、偶々出会った入間人に太刀や刀を与えてはやりとりを滅茶
苦茶楽しんだ挙げ句に、この種の大名としては珍しく、頭が回って、最後は
きっちり太刀や刀を入間人から回収する物語。

萬斎さん、石田さん演じる「入間の何某」とのやりとり、月崎さん演じる太郎
冠者とのやりとりを本当に楽しそうになさっていて、やはり「本業」は更に生き
生き生きされて見えました。
ただどうも萬斎さん大名、動きがいつも以上にスピーディーで、袴の裁きが
バサッ〜〜と大きく見えたり、刀に手をかけて「成敗してやる」の時、殺気が
出すぎ(笑)だったり、気のせいか「検校」動きがどこかに残って見えた
のは見ているこちらの思い込みのせいでしょうか…?
ともあれ、黒がかった緑地に折鶴柄の素襖、中は紅白に黄色の入った派手な段
熨斗目と久しぶりに(笑)華やかなご装束での祝・ご本業復帰、の一幕でした。

順序は逆になりましたが、最初に演じられたのが能「小袖曽我」
五郎/十郎が工藤を討つ前に母親に会いに行くと言う、歌舞伎でもお馴染みの
典型的「曽我もの」の一幕。
超判りやすく、65分と手頃に短い素人に有難い直面もの。
ツレの金春さんが体調を崩されたとかで、山井さんがツレだったかシテ(まさか!)に
回られたようでしたが(配役変更メモ忘れ)、シテもツレも若くて、直面で五郎
十郎演じて全然違和感ないのは良かったし、お二人とも凛々しい顔立ちで、
「公達」にぴったりでした。
更に笛が幸弘さん、小鼓が源次郎さん、大鼓が広忠さんと、囃子方に大好きな
パワフルなメンバーが揃われて耳福、でしたが、囃子方が余りパワフルで、私の
席からは地謡が押され気味に聞こえました。

休憩後の「砧」は終わりまで見ると次の予定に間に合わないのが判明し、失礼
ながら「入間川」までとなりましたが、久しぶりにシャキッと背筋の伸びる国立
能楽堂の雰囲気を味わわせて頂きました。

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「ルドルフ・ザ・ラスト・キス」を観る

帝国劇場。
2008年の日本初演、宮本亜門演出版も観た記憶があります。
今回観る予定はなかったのですが、ひょんな事からチケットが舞い込んできた
ので、拝見してきました。

同じタイトル、同じ内容ですが、今回演出がデヴィット・ルヴォーさんに変わり
イメージが完全に別作品の趣き。
演出は勿論、歌詞の訳が変わり、キャラクターの性格、更に一部の役柄は省略
されたようです
(確か初演には浦井くんが演じるマジシャンとか三谷さんが演じるルドルフの
御者がいたはずが、今回バッサリ)

キャストもかなり変わり、ルドルフは初演同様、井上芳雄くんですが、マリーが
笹本さんから宝塚出身の和音さんに、ルドルフパパは壌さんから村井さんに、
マリーの年上の友人で二人の関係を見守るラリッシュが香寿たつきさんから一路
真輝さんに、ターフェが岡さんから坂元健児さんにそれぞれ変わりました。

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シアターオーブ、オープニングシリーズの新感線『ZIPANG PUNK〜五右衛門ロックⅢ』出演者発表

シアターオーブのオープニングシリーズとして12月に公演の新感線はRXシリーズ
『ZIPANG PUNK〜五右衛門ロックⅢ』と発表されていましたが、出演者が発表
されました

ゲスト出演は地球ゴージャスに何度か出演の三浦春馬くんに、およそ新感線には
無縁そうな蒼井優さん、そして「薔薇とサムライ」に出演済みの浦井健治くんに
高橋由美子さん、村井国夫さん、そして!麿赤児さん!

作:中島かずき
演出:いのうえひでのり 作詞:森雪之丞
出演:古田新太、三浦春馬、蒼井優、浦井健治、高橋由美子、橋本じゅん 
高田聖子、粟根まこと、右近健一、河野まさと、逆木圭一郎、村木よし子
インディ高橋、山本カナコ、礒野慎吾、吉田メタル、中谷さとみ、保坂エマ
村木 仁、川原正嗣、冠徹弥、教祖イコマノリユキ、村井國夫、麿赤兒

東京公演:東急シアターオーブ2012年12月19日(水)〜2013年1月27日(日)

新感線には北大路さんや千葉哲也さんと言ったベテラン俳優さんが出演されますが
麿さんのインパクトは古田さんと拮抗しそう(笑)で楽しみです。

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神木くんは小栗くんの三成以来

↓で神木隆之介くんが「平清盛」で義経をやるとエントリーした時には、すっかり
忘れていましたが、神木くん、「義経」でも義経の幼少時代を演じていたとか。
大河の別作品で同じ役を幼少期と青年期の両方やると言う例は、確か「天地人」で
小栗くんが三成をやった時に、「秀吉」で少年・佐吉役をやっていたのがごく
珍しい例と言っていたので、今回はそれ以来でしょうか。

しかし武井咲さんと神木くんが親子はいくらなんでも無理過ぎだ(笑)

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2012.07.15

「平清盛」、義経は神木くん

確かに、今この役ができそうなキャラクターとして最適かも知れません。
マツケン「清盛」に対する「牛若丸」義経役として神木隆之介くんが発表され、
新ポスターでは遂にスキンヘッド清盛が登場しました。

松山くん、「検校さん」同様、やっぱり髪の毛剃ったのかなぁ。

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連休!

土日休みが当たり前、と言う方にはさっぱり関係ない話ですし、そもそも世間は
昨日から3連休ですが、個人的には昨日仕事が終わり、本当に久しぶりに丸々
2日、世間の休みにお休みが取れました。

2日で4つ芝居をはしごする予定。
幸せだ〜(笑)

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2012.07.14

「ヘルタースケルター」を見る

初日が14日。
東宝系シネコンは「とーほー」で14日は誰でも1000円なので、これはラッキーと
珍しく初日に見てきました。
いや〜全く劇中、「りりこ」を見ているのか、既に残念ながら確立してしまって
いるパブリックイメージのせいか、沢尻エリカさんの何か映像を見ているのか、
境目が判らない不思議な映画でした。

赤と白、降ってくる色々なもの、女性シンガーによる「シガーロス」風音楽に
悲劇やスローモーションでかかるワルツなどが、どうも「パパ」蜷川のお好みと
かなり被っていたのが印象に残ったのと、何より、寺島しのぶさんに鈴木杏さんと
言った実力派の女優さんは勿論ですが、大森南朋さんと鈴木杏さんの上司役で
(大森くんのシーンは明らかに「ハゲタカ」入ってましたねえ)、ワンシーンながら
吉田鋼太郎さんが、当然の様に怖い役で(笑)登場した時には余りにパパと
共通する人選に声を立てて笑ってしまいそうになりました(窪塚くんも出ていたし)

りりこは「消費される自分」に恐怖を抱いていましたが、「美しさを求める」
「美しいものを見たい」欲望が、何か一つずつ生け贄を作り、消費しては次の
生け贄を探して行く行為の残酷さが焙り出されていたように感じました。
そして消費しているのは見ている私たち、と言う実態を画面が照射していて、
本質として「ヘルター〜」の世界は「藪原検校」の描いた世界に近いものがある
ような気がしました。

ラストがちょっと蛇足気味でしたが、架空でなく実際にある、かなりの数の雑誌に
協力を仰いだと言う、その雑誌テイストにあわせた「りりこ」表紙やグラビア
撮影の風景のリアルさ(カメラマンで蜷川監督本人も何回か登場してました)
など、ディテールの懲りっぷりが凄かったです。
久しぶりに「女」を描いて陳腐でない映画を(特に邦画で)見ました。
「また喜ばせちゃうアタシって」と呟くリリコ、「見たいものを見せてあげる」と
開き直るリリコがちょっと格好良かったです。

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2012.07.13

「のぼうの城」(予告編)を映画館で見た

映像は無論公式サイトや先日「ブランチ」で紹介されたのと同じでしたが、
スクリーンいっぱいサイズで床几にもたれてコケる城代さんやら、踊る城代さん
やらをガバッと見られてラッキーでした。

続けて「陰陽師」の滝田監督による「天地明察」の予告編が流れましたが、
滝田さんは「天文系時代劇」映画が好きなのか(笑)

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玉三郎さん、歌舞伎座閉場以来本当に久しぶりの歌舞伎本興行ご出演。

恐らくは、と言う推測付きですが、「盟友」勘三郎さんが病気療養で出演でき
なくなったための「スーパー助っ人」かとも思われますが(テアトル銀座で
「宗家」のスーパー助っ人を引き受けられたのも記憶に
新しい話)
本当に久しぶりに玉三郎さんが歌舞伎にご出演だそうです

「中村勘太郎改め六代目中村勘九郎襲名披露九月大歌舞伎」
9/1(土)〜25(火)
大阪松竹座

昼の部

※妹背山婦女庭訓〜三笠山御殿
  杉酒屋娘お三輪:七之助、入鹿妹橘姫:壱太郎、烏帽子折求女実は藤原淡海:新悟、
  豆腐買おむら:翫雀、漁師鱶七実は金輪五郎今国:橋之助

※ 俄獅子
  芸者お扇:扇雀、鳶頭駒吉:橋之助

※ 団子売
  お福:勘太郎改め勘九郎、杵造:七之助

※ 瞼の母
 番場の忠太郎:勘太郎改め勘九郎、お登世:七之助、半次郎母おむら:竹三郎、
 金町の半次郎:亀鶴、半次郎妹おぬい:壱太郎、板前善三郎:亀蔵、
 鳥羽田要助:市蔵、金五郎:彌十郎、水熊のおはま:玉三郎

夜の部
※ 女暫
  巴御前:玉三郎、舞台番:勘太郎改め勘九郎、轟坊震斎:翫雀、女鯰若菜:七之助
  局唐糸:吉弥、手塚太郎:壱太郎、紅梅姫:新悟、江田源三:亀蔵、猪俣平六:市蔵
  成田五郎:彌十郎、蒲冠者範頼:橋之助、清水冠者義高:秀太郎

※ 六代目中村勘九郎襲名披露 口上
  勘太郎改め勘九郎、玉三郎、我當、秀太郎、幹部俳優出演

※ 勘九郎六変化/雨乞狐

※ 雁のたよ
  髪結三二五郎七:翫雀、愛妾司:壱太郎、若旦那万屋金之助:亀鶴、
  若殿前野左司馬:薪車、乳母お光:吉弥、家老高木治郎太夫:彌十郎、
  花車お玉:扇雀

これはチケットが取れたら久しぶりに遠征かも。

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2012.07.12

「信西さん」の映画に「盲大夫さん」ご出演らしい

阿部サダヲさんの最近は、ドラマ「清盛」に舞台「ふくすけ」、更に主演映画が
相次いで公開と言う快進撃。

映画、一本は「ゆれる」の西川美和監督で、松たか子さんと結婚詐欺師夫婦を
演じる「夢売るふたり」は前から告知が出ていたので知ってましたが、もう一本
リストラされたサラリーマンが南国の島に暮らす「ぱいかじ南海作戦」と言う
映画が公開される(されている?)らしいのです。

それだけなら盛り上がらなかったのですが、その「ぱいかじ〜」に浅野和之さんが
どうやらかなり個性的な(阿部サダヲさん自体が既に個性的なのですが)役柄で
出演されている模様。

只今絶好調の(笑)浅野さんを見るだけでも、これは見に行く価値がありそうな。
主演女優が宣伝できない替わりに監督が頑張っている「ヘルタースケルター」
共々、チェックリスト入りです。

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「臨場 劇場版」を見る

何はともあれ、キャストが凄かったです。
高嶋さん演じる管理官・立原と対立する神奈川事件の管理官役の段田安則さん、
冤罪を着せられた挙句自殺した青年の父親で、巡査役の平田満さん、無差別
殺人の被害者の母親役の若村麻由美さん。
段田さんと平田さんが対峙する唯一のシーンの迫力に、つい「おお、つか芝居と
遊眠社!」と勝手に盛り上がってしまいましたし、(段田さんは公演中の「温室」と
言い、「国民の映画」以来、どうもヒムラー的な役柄が多いのが気になりますが)
「白い巨塔」やオンエア中の「トッカン」ではきっちり化粧を決めてのマダムが
お似合いの若村さんが、眉も薄く「スッピン?」と思うくらいの地味な化粧での
内野さんとのシーンは、舞台顔負け、気迫の芝居でしたし、ドラマ版同様に荘田
由紀さんが看護師役で出ていて、「踊る〜」で言う「リンク」が面白かったです。

しかし誉めておけるのはここまで(笑)

そもそもドラマの映画版はたいていアウト。
なんで金払って見せるのか、大画面で見せる価値ある映像か、と大抵思っていて、
だったら見に行くな、ですが(笑)まあ今作は内野さんが出ている、それだけで
見に行き、最初からテレビのスペシャル版を金払って見るつもり程度でいたので、
余り腹も立ちませんでしたが、予想通り、テレビを大画面で見せただけで、無駄に
重厚、無駄に長セリフ、ついでに倉石の病気も無駄でした。

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2012.07.11

「天日坊」について「黙阿弥の明治維新」を再読する

コクーン歌舞伎「天日坊」、パンフレットを買わなかったので、オリジナルも
ちょっと気になり、黙阿弥の作品を解説した本を探していたら、黙阿弥と役者
との関係と出来上がった作品について書かれていて、「黙阿弥オペラ」を見た後
一度読んだ記憶があった、渡辺保氏の「黙阿弥と明治維新」に行きつき、再度
読んでみました。

前回読んだ時はさらっと読み飛ばしていましたが、ちゃんと「天日坊」の元に
なった「吾妻下五十三驛」(あづまくだりごじゅうさんつぎ)について記述がありました。

*黙阿弥と天才役者市川小團次との関係
*天日坊と頼朝、大江広元の関係は、吉宗と天一坊、そして大岡越前の関係を
  暗示している
*公家である猫魔家が天下を狙い、主亡き後、旧臣らが在野の勢力を集めて
 東上しようとする話は、明らかに江戸幕府に対して、京都の朝廷側や長州
 などが対抗してきていた、幕末の世相を反映させた極めて政治的な内容である
*途中に出てきた「だんまり」が、「天」日坊、「人」丸お六、「地」雷太郎と
 「天地人のだんまり」になっていること

まあこの「だんまり」は、舞台セットが屋台風、美術は串田さんの狙ってそうなのか、
狙わなくてもそうなのか判りませんが(失礼)手すさび程度のだら〜っとした感じ
なので余り闇夜の緊張感なんてなかったですけど。

以前に同じ箇所読んでいたのに今回見ても全然ピンと来なかった自分、どうなんだ
ですが、ともあれ、非常に示唆に富んだ内容でした。
読んでからもう一度見るとまた面白いかな。
WOWOWオンエアしないでしょうか。

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2012.07.10

山田五十鈴さん死去

長い芸歴と幅広い活躍をされていたと言う山田五十鈴さんですが、私には、
やはり「必殺!」シリーズの、情は深いが潔さも格別な「おりく」役が一番印象に
残っています。
(と言うか、映画全盛期も「香華」のような「芸術座」好みの舞台も見ていない
ため比べようがないのが実のところ)

新聞やテレビで紹介された経歴を見ると、滝沢修、加藤嘉、六代目中村歌右衛門、
二代目尾上松緑、長谷川一夫、松本白鸚、森繁久弥などなど、綺羅星の如くな
顔ぶれと共演されていたとあり、改めて凄い女優さんだったんだと、遅まきながら
理解した次第。

これで「必殺!」レギュラーでは藤田さんに続き、山田さんも亡くなられ、いよ
いよ「昭和」も遠くなったなぁと言う感じがします。

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2012.07.09

「平清盛」第27回

天下分け目の関ヶ原、ならぬ鴨川の決戦は呆気なかったと言うか、もう根回しの
段階で勝負はついてましたね。
一騎討ちはなんだか格好良かったけど、ああいうのは衆目の中でならないとダメ
なんじゃないのか、とか、止めを刺すつもりがないなら一騎討ちするかな〜、
とかまあ個人的には「保元の乱」三部作に比べてもう一つ盛り上がりませんでした。

冒頭の「平氏を倒す!」「源氏を倒す!」のいってこいが、「国盗人」に見えたと
いうのはもう萬斎さんファンでなければわからないでしょうね(^^ゞ

おかげで「保元・平治の乱」と一括りにしていたのが詳しく判るようにはなりは
しましたが。

それにしてもギャーギャーてパパに逆らっていた清盛が、平治の乱時点で最早
40代とは調べてびっくり。
マツケンくんの健康優良児顔だと、いつの間にそんなに歳取ったんだっけ?と
思えば少年子役を使わないで、成人の役者に10代前半から無理に演じさせている
ため、「成長感」が見ている側に起こらない。
鬼武者時代の子役、今、パパの無残な負け方と倒すべき平家の棟梁の圧倒的強さを
目にしている中川少年を経て(これから頼朝が清盛倒すのにまた20年近い歳月が
必要ですが)やっと青年・岡田くんにバトンタッチする頼朝くんはある意味理想的
です。

しかしもっと活躍するかと思っていた為朝@橋本さとしさん、どこへ!
このままフェイドアウトは寂しいぞ。

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2012.07.08

炭酸好きの夏。

数年前から夕食時はウエルチグレープジュースの三ツ矢サイダー割り、昼間は
セブンイレブンのオリジナル「ゼロカロリーサイダー」がそれぞれ定番と言う
炭酸好き
(最近近く数件のセブンイレブンからこの「ゼロカロリーサイダー」が消え
困っていますが)

それがこの夏、嬉しい事にレパートリーが広がりました。

一つはリチャード・ギアさんがコマーシャルしている「オランジーナ」。
炭酸好きにはやや炭酸が弱いものの、くどい甘味がないさっぱりしたオレンジ味が
ツボ。
ボトルの形もちょっとかわいいし、今は判りませんが先日はファーストキッチンで
この間はサブウェイでも売っていたのでついつい手が出ます。
○ァンタのような人工くささがないのがポイント高し。

もう一つは、これもなぜか有名な外国人俳優、知名度はちょっと地味ですが「007」
シリーズでボンドを数年間演じたピアース・ブロスナンがCMに登場している、
「シュエップス ブリティッシュレモントニック」

こちらも甘さを控え目、レモンの皮の部分のような苦味もちらと感じます。
飲みやすさではオランジーナですが、どちらも私の中では料理との相性も抜群で、
暫くはまりそうです。

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猫だらけの1日〜「浮世絵猫百景」(後期)を見る

浮世絵太田記念美術館。

国芳先生一門による猫「総勢2千3百21匹」の大展覧会展示がえの後期。

前期に比べると新発見の感動モノは少なく、気合いの割に感激は薄かったものの、
↓の感想に書き忘れたことでもあるのですが、この展覧会を見た同じ日に観に
行ったコクーン歌舞伎「天日坊」には猫がシンボルアイテムとして登場していて、
全く1日猫尽くしとなった事に寧ろ興味をそそられました。

猫派には残念ながら、化け猫は「猫百景」展でもカテゴライズされるほど、浮世絵
つまり芝居にはしばしば登場するアイコン。
(女の影が行灯に映ると猫が油を舐めていたり、怪しげな老婆の後ろに化け猫が
描かれていたり)

「天日坊」も最初に出てくるお公家さんがそもそも化け猫で(首に鈴を付け、
手には肉球)、その後もはっきりここと覚えてはいませんが、法策が逃げる時に
(船だったか)何故か猫が一緒でしたし(この猫のぬいぐるみがまた抱き心地が
滅法良さげ)、ラスト前だったかには、同じ猫が法策の前に遺体になって現れる。
セリフにも「化け猫」エピソードは出てきていました。

長い原作ではひょっとしてもっと重要な意味があったのかも知れませんが今回の
ストーリーに直接は余り影響なかったので、見終わって直ぐは忘れていましたが、
暫くしてふと「そう言えばここそこに猫が登場してたなぁ」と思い出しました。
原作を見られないのでしかとは判りませんが、黙阿弥と国芳は、黙阿弥の方が
一世代下ですが、同じく幕末を生きていますので、何か関連(影響)があったら
面白いなぁと勝手に想像していました。

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2012.07.07

コクーン歌舞伎「天日坊」を観る

これまでコクーンを支えてきた勘三郎さん、橋之助さん、扇雀さん、彌十郎さん、
そして笹野さんのいずれも出演せず。
新・勘九郎さんを主役に、七之助くん、獅童くんが脇に、巳之助くん、新悟くんら
次世代も重要な役柄を演じ、唯一、ベテラン亀蔵さんが重石になって芝居を締め、
先月「平成中村座」でも独特の味わいを見せた萬次郎さんが横紙破り的個性を
発揮され、更に白井晃さん、近藤公園さんら現代劇の役者さんもセリフのある
重要な役柄で一座に加わっての新世代コクーン歌舞伎。

演目もこれまでの古典の新演出のスタイルから、140年再演のなかった黙阿弥の
全部やったら2日はかかる作品を、宮藤官九郎さんが整理して脚本を作り、串田
さんが所謂下座音楽を現代楽器に置き換えるなどして演出した、新しいスタイル。

「まじかよ」とか(「文春」のエッセイで宮藤さんは「まじ」は江戸時代から使われて
いた言葉、とやんわり反論されてますが)「遅刻」と言うような現代言葉をふんだんに
交え、トランペットの7連奏をバックに立ち回りが演じられたのが最大のポイント。

実際言えば「りびんぐでっど」が余りに凄すぎて、宮藤さん脚本が、どこまで
原作をぶっ飛ばすかと思って激しく「警戒」していたら、今回は一転、井上ひさし
さんよりも断然NHKでやっても大丈夫な健全さ(笑)、レスリングで言えば「グレコ
ローマン」に徹していました。

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2012.07.05

「歌舞伎鑑賞教室〜毛抜」を観る

恒例、国立劇場歌舞伎鑑賞教室2ヶ月目は愛之助さんによる「毛抜」
平日とあって学生の数がハンパない(笑)
運良く周りには一般のお客さんばかりの席だったので気になることはありません
でしたが。

今回解説は宗之助くん。
舞台上で本編で腰元・若菜を演じる、りき彌さんが顔をするところから(正面に
カメラを置いてスクリーンで映写)、衣装、かつら(またカメラ前)までささ
さ〜っとやってくださったのがメインで、それまでギャーギャー騒いでいた女子
高校生らも「化粧」には興味津々だったようで、ピタリと静かになって舞台を
見ていました。

後半宗之助くんが映像での解説に切り替わってしまったのですが、最後まで生の
本人がいる方が集中して観ているように思ったのと、黒子ちゃん出すより、
「でんじろう先生」でも出して、磁石に反応するものしないものの科学的性質の
まともな説明したほうが、歌舞伎なんて嘘っぱちと思っている学生さんたちには
興味が持てたかも。

さて本編。
器用な愛之助さん、團十郎型での弾正を丁寧に演じていらっしゃいましたが、
やはりやや柔らかみが勝っていましたか、もう少しメリハリあっても良かったかも。

先月演舞場で静をなさっていた秀太郎さんが、今月は息子の弾正に付き合って
巻絹と今回も年齢を凌駕した(失礼)スーパー女形の本領を発揮されていました。
鏡の前は廣松くん。
ちょっと顔(眉)が怖かったか(笑)最近の若い女形さんが体格が良いから余計
鍛錬が必要ですね。

全体に迫力ちょっと不足ではありましたが、4000円弱で良い席で愛之助さんを
見られたと言う意味で良かったです。

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やっと「アントニーとクレオパトラ」DVDを観る

カップリング(笑)の「じゃじゃ馬馴らし」があまりにも面白くて半月ばっちり
楽しんで、やっと同包の「アントニーとクレオパトラ」を見ました。

いや〜しみじみ思うけど、これはライブじゃないと3時間は持たない(笑)
場面転換ばかりなのと、クレオパトラのわがまま姉さんぶり、落ち目になり
判断力が鈍ったアントニーの残念具合、お姉ちゃまコンプレックスなオクティビ
アヌスに、最後まで主人・アントニーを信じきれなかった部下イノバーバス、
拳を振り上げた筈なのに条件闘争も十分せずさっさとアントニーと和解してしまい、
部下に見放されるポンペイなどみんなどこか正しい判断力を備えていない残念な
人物だらけ。
そりゃ〜みんなまとめて破滅するだろうと納得してしまいます。

「藪原検校」で杉の市の母親などをやっていた熊谷真実さんがクレオパトラの
侍女役で出演されてましたが、去年の「黙阿弥オペラ」の老婆っぷりと言い、
役者さんとしてのキャラクターが強そうでいて、化けッぷりが凄いのを実感しま
した。

ライブで見る醍醐味はともかく、内容として、また役者を楽しむにはやはり
「じゃじゃ馬〜」に軍配が上がりますね。

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ケラさん、蜷川さん「競作」キャスト詳細

コクーン公式にほぼ全(多分)キャストが発表になりました

★12月:ケラリーノ・サンドロヴィッチ演出<KERAバージョン キャスト>
生瀬勝久、小出恵介、丸山智己、安倍なつみ、大倉孝二、緒川たまき、大鷹明良
マギー、近藤公園、夏帆、三上市朗、久保酎吉、峯村リエ、犬山イヌコ、山西惇
池田成志、久世星佳、木野花、西岡徳馬ほか

硬軟取り混ぜてまさにケラさんらしい。
「藪原検校」で萬斎さんファンにもお馴染みになりました大鷹さんもご出演ですね。

★1月 蜷川幸雄演出<蜷川バージョン キャスト>

森田剛、勝村政信、原田美枝子、染谷将太、中嶋朋子、三宅弘城、大石継太
冨岡弘、渡辺真起子、石井愃一、橋本さとし、三田和代、伊藤蘭、古谷一行ほか
勝村さんもですが、中嶋さん、橋本さとしさん、三田さんと大好きな役者さんが
続々。
個人的にはやはり蜷川さんバージョンが見たいですが、問題はチケットは取れるか、
かな。

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五分刈り萬斎さん

万作の会公式に、五分刈りに洋服の萬斎さん写真がアップされました。
やっぱり地髪五分だったんですね〜。

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九月秀山祭演目発表

↓の猿之助一座と違って、(笑)クラシックな演目が並びました
河内山はややみんなが最近やり過ぎだけど。

昼の部
『菅原伝授手習鑑』
寺子屋 寺入りより、いろは送りまで
松王丸:染五郎、千代:福助、園生の前:孝太郎、戸浪:芝雀、武部源蔵:吉右衛門

『天衣紛上野初花〜河内山』
上州屋質見世、松江邸広間、同書院、同玄関先
河内山宗俊:吉右衛門、後家おまき:魁春、高木小左衛門:又五郎
宮崎数馬:錦之助、和泉屋清兵衛:歌六、松江出雲守:梅玉

夜の部
『時今也桔梗旗揚』
饗応、本能寺馬盥、愛宕山連歌
武智光秀:吉右衛門、小田春永:染五郎、桔梗:芝雀、山口玄蕃:錦之助、
安田作兵衛:又五郎、皐月:魁春、四王天但馬守:梅玉

『京鹿子娘道成寺〜鐘供養より押戻しまで』
白拍子花子:福助、大館左馬五郎:松緑

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明治座で一年半ぶりに歌舞伎

11月に猿之助一座が歌舞伎公演をされるそうです

11/3(土・祝)〜27(火)

《昼の部》
「傾城反魂香」
序幕近江国高嶋館の場、同塀外竹藪の場、二幕目土佐将監閑居の場
浮世又平/土佐又平光起:市川右近、女房おとく:笑也、土佐将監光信:寿猿、
狩野雅楽之助:猿弥、狩野四郎二郎元信:門之助

珍しく将監閑居の場以外もやるんですね。

『蜘蛛絲梓弦〜市川猿之助六変化相勤め申し候』
童熨斗丸/薬売り彦作/番頭新造八重里/座頭亀市/傾城薄雲実は
女郎蜘蛛の精   猿之助
平井保昌:市川右近、渡辺綱:猿弥、卜部季武:米吉、坂田金時:亀鶴
碓井貞光:男女蔵、源頼光:門之助

《夜の部》
『三代猿之助四十八撰の内 通し狂言天竺徳兵衛新噺 
市川猿之助宙乗り相勤め申し候』
序幕博多沖元船の場より大詰梅津館奥庭の場まで  

天竺徳兵衛/小平次/女房おとわ:猿之助、尾形十郎:市川右近、枝折姫:笑也、
木曽官の霊/馬士多九郎:猿弥、小平次妹おまき:米吉、百姓正作:寿猿、
奴磯平:亀鶴、梅津桂之介:男女蔵、今川左馬次郎:門之助、今川奥方葛城:萬次郎

いかにもな演目が並びました。

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團パパ&海老さまで「オセロー」

二代目松緑さんタイトルロールに玉三郎さんのデズデモーナ、追贈三代目松緑、
ですが私には相変わらず「辰之助」さんの(現・松緑のパパ)イヤーゴーと言う
今でもかなりインパクトが強い、歌舞伎役者さんによるシェイクスピア「オセロ」に
團十郎さん&海老蔵さん親子が来年3月挑むそうです。

「オセロー」
3月1~24日
ル・テアトル銀座
(そう言えばテアトル銀座は来年5月あたりで閉場だった筈)

海老蔵さんが無論イアーゴー、デスデモーナに朝海ひかるさん、デズデモーナの
侍女エミリアに水野美紀さん、演出は栗山民也さんだとか。

あとはキャシオーが誰か、かな。

しかし、蜷川さんで高橋洋くんの絶品イヤーゴーを見てしまっているので、見たら
辛口になるだろうなぁ

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「トッカン」初回

北村有起哉くんついにヒロイン(井上真央さん)の上司「トッカン」役で準主役に!
黒いサングラスが「MIB」みたいで無駄にかっこいい(笑)
話は今のところ他愛もない人情話ですが、岩松了さんがスイーツ好き署長はじめ
池田鉄洋さん、鈴木砂羽さん、美波さんのレギュラーに、泉谷しげるさん、りりぃ
さん、若村麻由美さんらがゲストとキャストがなかなか。

「マルサ」や「ナサケ」などこれまで映像で取り上げられてきた「類似業種」
との違いを説明したり、用語解説で北村くんの渋い声が聞けるのが何より。

ま、内容が米倉さんの「ナサケ〜」にどうしても似るし、新味は薄いですが、
大活躍の北村くんを堪能できました。

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2012.07.04

蜷川さんとケラさんの同一作品演出競作、タイトルとメインキャスト発表

長らく企画チラシだけだった、ケラさんの書き下ろし新作をケラさん自身と蜷川
さんが演出「競作」する企画、ようやくタイトルとそれぞれのメインキャストが
スポーツ報知に発表されました。

タイトルは「祈りと怪物〜ウィルヴィルの三姉妹」。
ケラさん版は小出恵介くんが青年、生瀬勝久さんが市長、よそ者と呼ばれる
青年を丸山智己さん、メイドを夏帆さん、一方蜷川さん版は森田剛くんが青年、
勝村政信さんが市長、よそ者と呼ばれる青年が染谷将太くん、だそうです。
(メイドは未定)

小出くんは「から騒ぎ」で生瀬さんは「メディア」で、森田さんは「血は立った
まま眠っている」丸山くんは「シンベリン」でそれぞれ、また勝村さんはもう
蜷川さん舞台の最終にして最強兵器としてこれまで幾多の役柄を拝見していて
(1999年に野田さんの「パンドラの鐘」で同様に野田さんと蜷川さんが「競作」
した時も蜷川さん版に勝村さん出演されてます。あ、生瀬さんもか)どちらも
かなり期待できそう。

尚、上演スケジュールは「先攻」のケラさんが12/9〜30、「後攻」蜷川さんは
年明け1/12〜2/3。
その野田/蜷川競作は劇場がじシアターコクーンと世田谷パブリックシアターと
違っていましたが、今回はどちらも同じコクーンでの公演。

自作を自身で演出する先攻ケラさんがアドバンテージを持つか、作者の意図だけに
縛られない自由な発想の後攻蜷川さんが有利か、失礼な言い方をすれば「見もの」
です。

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今年前半のベスト&残念〔歌舞伎以外の舞台編〕

あっという間に今年も半分過ぎました。
この半年で観た芝居を数えたら、相変わらず歌舞伎と歌舞伎以外が同数くらい
あったので、現代劇&萬斎さんもの(今年前半は「サド」演出と「藪原」出演の
影響もあり萬斎さん@本業を余り見ていない)と、歌舞伎で分ける事にしました。

さてまずは歌舞伎以外

個人的当たり外れがやっぱりはっきり出たこの半年。
☆(★)の数は目安で。

まずベスト。

☆☆☆☆☆「藪原検校」(こまつ座/世田谷パブリックシアター)
文句なし。多分個人的年間ベストもこれになるでしょう。
萬斎さんの主演男優、浅野さん、小日向さんの助演男優賞候補も是非ともで。

☆☆☆☆「シンベリン」(蜷川幸雄演出/さいたま芸術劇場)
蜷川さんとシェイクスピアの支離滅裂ロマンス劇との相性の良さを今回も実感。
若い娘になりきった大竹さん(父親役は、「ヘンリー六世」シリーズでは不倶
戴天の敵同士だった鋼太郎さん)も凄かったけど、勝村さんのおバカな若旦那っ
ぷりは最高でしたし、窪塚くんをシェイクスピアで見られたのも貴重な体験でした。

☆☆☆☆「十一ぴきのネコ」(長塚圭史演出/紀伊国屋サザンシアター)
「井上ひさし77フェスティバル」の開幕を飾った音楽劇。
長塚さんはやっぱりオリジナル作品より演出に徹している方が私は相性が良い
法則は今回も健在?でした。
北村くんが素晴らしかったし、「藪原検校」でも光っていた山内さんが良かった
です。

☆☆☆☆「ハムレット」
(蜷川幸雄演出/さいたまネクストシアター/さいたま芸術劇場)
こまどり姉妹を何の脈絡もなく登場させて、何の違和感なく元に戻す、蜷川さんの
力業に脱帽。
「じゃじゃ馬馴らし」「シンベリン」と活躍の場を広げる川口覚くんが田辺誠一
さん似の憂い顔で演じるハムレットは際立っていましたし、クローディアス役の
松田くん、ポローニアスの手打くんも素晴らしかったです。

☆☆☆「サド侯爵夫人」(野村萬斎演出/世田谷パブリックシアター)
「三島通」には散々な言われ方をしていましたが、蒼井優さんは直前の「その妹」
とは発声も表情も別人のように力強く見えました。
個人的には麻実さま最高〜でした。

☆☆☆「カフカの猿」(演出/シアタートラム劇場)&「THE BEE」イングリッシュ
バージョン(野田地図/水天宮ピット)
キャサリン・ハンターさんはやはり天才、と言うのを痛感した2作。
ただし「カフカ〜」は字幕の2倍くらいの情報量のセリフを喋っていて、判らな
い己の英語力不足(正確には欠如)が非常にもどかしかったです。

☆☆☆「エリザベート」(演出/帝国劇場)
観た組み合わせが近年観た中でベストでした。
以前は一路さんエリザベート、山口さんトートが基準になっていた気がしていま
したが、その呪縛が解けてきたかも。
欲を言えば、城田トートをもう一度見たい。

☆「負傷者16人」(新国立劇場)
パレスチナ人テロリストの青年と知らずに助けたユダヤ人の物語。個人の友情は
民族の論理を越えられなかったと言う苦い結末でしたが、井上芳雄さんと益岡徹
さんが良かったです。

☆「十二夜」(AUN/赤坂レッドシアター)
「十二夜」については蜷川さん版歌舞伎がかなり決定打になっているので、横田
さん、谷田さんと揃っていても点はちょっと辛めです。
舞台装置が個人的に苦手でした。

番外◎「深呼吸する惑星」(第三舞台/サンシャイン劇場&大千秋楽パブリック
ビューイング
昨年、総括は大楽見てからと保留した「深呼吸〜」。
幻と思っていた「第三舞台」を見られたのは感激でしたが、内容としては…

以下は「残念」

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2012.07.03

「平清盛」第26回

遂に信西さん死去、の回。
穴に落ちていたところで清盛と出会い、自ら穴に隠れていて見つかって自害と、
何故かこの方、穴がキーワードでした。
まさか穴に埋まって即身成仏かと思ったらそれはなかったですね。

最後まで従っていた師光さん、歴史上ではその後も例の「鹿ヶ谷事件」(「俊寛」に
ここで繋がります)に連座するなどまだまだ生臭い権力闘争の第一線で活躍?し
続けますが、髪はほつれ、白塗り剥げて、演じている加藤虎ノ介さんの素顔が
全然判らないくらい大変な事になっていて、ちょっと岡本玲子さん描くところの
「陰陽師」に出てくる物の怪(もののけ)系でした。

忠盛パパ、白河/鳥羽コンビ、頼長と前半を盛り上げたキャラクターは何人も
いましたが、権力に取り入り成長する清盛を嫌味なヤツに見せないで来られた
のは、権力を体現していた信西さんの、いや阿部さんの魅力、即ち愛敬による
ところ大でした。
今からは清盛自らが権力を指向せざるを得ない訳で、義朝の死、頼朝配流と
いくと、自然視聴者に「源氏贔屓」の気持が起きてきたら、元から敵役のDNA
バリバリの平家だけに、ホントに今後内容として大丈夫かとちょっと余計な心配。

この回、視聴率はやや盛り返したようですが、信西死去以外に然程の山場もなく、
他局に目玉番組がなかったとか他力本願なハナシかも知れません。
あるいは「視聴率最低ってどんななん?」みたいな逆宣伝になっていたのか…。
いよいよ来週は義朝vs清盛直接対決。
これで玉木くんも「退場」となると、あとは今のところ高見の見物を決め込んで
いるように見える後白河さんに頑張って頂かないと。

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「新選組血風録」第8回

不定期に日曜日昼間、総合で再放送している永井大さんが土方を演じている
「新選組血風録」、1日はまだ世間的にはブレイク前だった綾野剛くんがうちに
熱い思いを秘めた隊士・長坂小十郎に扮した「臆病者」がオンエアされていました。
BSの本放送も見ていましたが、綾野くんが仇と狙っていた水戸藩士を演じていた
のが、「藪原検校」で「結解」や町研師や松平定信を演じていた大鷹さんだった
のは再放送見るまで忘れていました。

髷姿の綾野くんを改めて見ましたが、イマドキの顔と思っていたら髷もなかなか
お似合いで、これなら来年の大河での松平容保公も違和感なさそう。
(そう言えば、容保公って京都所司代として新選組とは深い関わりを持った人物
でした)
永井さんの土方が今ひとつ無骨過ぎるのが難の「血風録」ですが、改めて見ると
良くできてました。

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2012.07.02

「藪原検校」東京公演終了

劇中、保己市さんは「祭に生け贄を捧げるのは当たり前」「祭のバカ騒ぎが終わ
れば、民はより一層倹約に励む事でしょう」と、淡々と杉の市の生け贄化を提案
していましたが、私のようなファンにとっては、そう言っていた保己市さんを
含めての「藪原検校」と言う芝居そのものが、大いなるマツリ。
諭吉さん、一葉さん、漱石先生を生け贄に捧げた愛すべきバカ騒ぎの約20日間
でした。

確かにこれで暫くは「より倹約につとめ」て、秋の「花子」「のぼう」祭に備える
事になりますし。

千秋楽に初めて見る友人を誘って行きましたが、萬斎さんの「早物語」は勿論
でしたが、とりわけ浅野さんの話術に魅了されたようでした。

しかし下旬から復帰の「本業」お舞台、烏帽子や面をかける役ならともかく、
太郎冠者のような「直面」は暫くはあの「五分刈り」でされるんですよねぇ…

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2012.07.01

「温室」を観る

新国立劇場 小劇場

ハロルド・ピンター。
名前は知ってますが、全然読んだ記憶もありません
多分不条理劇だろうと予測はついていましたが、出演が高橋一生くんであり
段田さんであるというのと、「動員挿話」「象」の深津さんが演出というのだけが
フックで見に行ってきましたが、覚悟通りさっぱり判りませんでした(苦笑)

ストーリーを追ってもさっぱりなんで省略しますが、結局誰が権力握っているのか
判りづらい、とか、矮小な組織は不条理なルールが常識として強要されるという
部分は、周囲から見たら喜劇的になりうる、ということは、まるで今の日本の今の
政治状況そっくりだというのはよくわかりました。

そして表情と言っていること、言っていることとやっていることは必ずしも一致しない
というのも相当見ていて不愉快だし、ストレスを感じるということ、また、舞台自体が
不規則な速度で回るという状況も、役者さんにも負荷がかかっているだろうし、
場所が一定でないというのも不安をあおる。
そもそも舞台は細長い小劇場の真ん中に据えられて、前後を客席で挟む特殊な形状。
さらにもともとこの劇場には2階部分にバルコニー席があるので、結果舞台は四方
正面の状態。舞台上にはバルコニー面には鏡が貼られていて、どれが実像なのか
判りづらいし、どこに向かって歩いているのか、役者さんは本当に厄介でしょう、

さらに途中からは「実験」の結果、人格に支障をきたしてしまったスタッフの一人が
ずっと椅子に座った状態でずっと舞台にいる、という状況が追加されて、どの場面にも
いて、違和感をあおる感じ。
セリフも全然かみあってないし、最後まで何がなんだか、でしたが、つまらなり
理論なり、こじつけをくっつけない分、見ていて割と気持ち悪くない不条理でした。

そういえば、物語の最初に「亡くなった患者(?)」の身体の特徴が語られるのですが
その特徴そのままの人物が最後の最後に一生くんが演じていた役の「本当の上司」
らしき役で出てきたのにはびっくりしました(演じていたのは半海一晃さん)

注目したのは、初めて拝見した山中崇さん、という役者さん。
したたかでもありながら、翻弄される役柄を高い身体能力で体現されていました。
雰囲気で言うと、細身の山内圭哉さん、というか。

ともあれ、気持ち悪~い舞台でしたが、高橋くん、段田さん、小島聖さん(「ひばり」
などでも感じましたが、ポスト秋山菜津子はこの方かも、と今回実感しました)、
ほとんどラストしかセリフを発しない半海さんまで、役者さんを面白く拝見できた
舞台でした。

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「藪原検校」を観る(4回目/前楽)

初の二階席は全体も見え舞台も近く、こちらにもよくお訪ね下さる某さまが
「俺様ビュー」とおっしゃるのが納得でした。

前楽とあって、立ち見あり、客席には杉本博司さんをお見かけする。

毎度思いますが、オープニング、暗闇の中から登場するシルエット、多分戯曲
読まずに初見の観客はポスタービジュアルの印象もあるから、八割、藪原検校
その人だと思うはず。
で、登場するのは盲大夫な訳ですが、前半にその手の肩透かしが点在している
のは、先日小田島先生が指摘されていた通りでこれもその一つ。

今回は大きなアクシデントもなく(あ、杉の市がつまんだ「里芋」が串から落ちた
くらい)、「見物尽くし」終わりに杉の市が拍手を煽ったり、杉の市の様子が
良くなったと紹介するところの萬斎さんのポーズの付け方の思いきりが良くなった
りとかあたりくらいがマイナーチェンジでしょうか。
恒例「浅野さんタイム」は「遂に言うことなくなっちゃった」と余裕綽々。

今回も抱腹絶倒、しかし最後にど〜んとくる不条理さを存分に味あわせていただき
ましたが、保己市と定信の重要な対話シーンで、遂に携帯着信音が鳴り響いた
(3階後方か)のと、タイミングの合わない暴発笑いのお客さんがいたのが、
ちょっと残念。

それにしても小学生らしい子ども連れを何回か見かけましたが、「安寿と厨子王
シーン」でたいてい笑っている声が聞こえていて、親は冷や汗にはならないのかと
そっちが気になって仕方ありませんが(笑)

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「藪原検校」これから東京千秋楽。

昨日の前楽から、観劇前の食事がいつもの通りだと物足りなく、
昨日は牛丼、今日はサブウェイのステーキサンドとスタミナ系に
走ってます。

どうやら観るのにも相当体力使っている感じです。

いよいよ「藪原検校」東京千秋楽!

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