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2012.12.31

「元禄繚乱」総集編

NHKで勘三郎さん追悼らしく、「元禄繚乱」総集編を一挙4時間オンエアしました。
大竹さんが内蔵助の正室、阿久里が宮沢さん、柄本さんにラサール石井さん、
若き日の池田鉄洋さん、甲田雅裕さん、井手らっきょさんととにかくキャストが
みなさん殆ど未だ現役なのが凄い。
高橋一生くんが柳沢の嫡子(実は染子の不義の子)役でしたが、少年時代が浅利
陽介くんだったり、内蔵助らを預かった大名に菅原文太さん、更には公弁法親王
役で橋之助さんが出たり、とにかく今更に面白かったです。
面白かったと言えば、時代が丁度公開中の映画「大奥」と一緒で、男女逆転ながら
キャストがまた絶妙でした。
綱吉→萩原健一(菅野美穂)
正室→涼風真世(宮藤官九郎)
お伝の方→鈴木砂羽(要潤)

柳沢吉保→村上弘明(尾野真千子)
桂昌院→京マチ子(西田敏行)

更に綱吉に「生類〜」をサジェスチョンする隆光に篠井さんでした。

昨夜は教育テレビで南座顔見世の「五/六段目」、今朝は衛星放送で若手による
「忠臣蔵」をやっていましたが、年末はやはり「忠臣蔵」がぴったりな感じが
します。

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年末の恒例行事

年末の恒例行事
年末はまずは高田馬場の穴八幡にお詣りして、一様来復のお守りを頂くのが、
ここ何十年かの恒例行事。
冬至の日に伺うのが正統?らしいのですが、我が家は専ら年末。
大晦日に頂けば、夜中0時に貼り替えるのに間に合うと言うギリギリのタイミング(苦笑)

こちらは「融通の神様」で、来年も何とか萬斎さんと歌舞伎と蜷川さん最低限
拝見できるのをお願いしてます(現金)

家族が体調を崩したため、最低限の準備での年越しの、これは最低限です。

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2012.12.30

「祈りと怪物」蜷川バージョン配役発表

蜷川バージョンの配役が公式サイトにアップされました。

森田くんはやはり小出くんの役トピーアス。
生瀬さん演じたドン・ガラスはやはり勝村さん。
ガラスの娘たち役も予想通り原田さん、中嶋さん、宮本さんなので、勝村さん
かなり貫禄つけてくるのかな〜。
やり過ぎてちょっと笑いを誘う「クロートン@シンベリン」バージョンのドン・ガラスも
ありかも(笑)
更に古谷さんが司祭役も予想通りだったし、橋本さとしくんの錬金術師役も当たり。
?ました。
マギーさんが演じたアリストは大石さん、三上さんの仕立屋は新川さんが、池田
さんの演じたベラーヨ先生は村杉さん、大倉さんが演じたバキオテさは三宅さん、
近藤さんが演じたパブロは真島くん、大鷹さんの演じた執事はやはり石井さんで、
木野さんの演じたガラスの母とトピーアスの祖母の二役は三田さん、そして丸山
くんが演じたヤンは染谷くんと、全くパズルのピースが嵌まるように納得の布陣。
まあ、三姉妹の父と言えば「リア王」的な部分もあるので、ドン・ガラス役に
もっとに年上の市村さんなんて言う配役もありそうです。

それから連想して改めて考えると、誰が判らずにコミュニティに受け入れたヤンが
実は…と言う設定は「オイディプス」的でもあり、ない幻を見る仕立屋夫妻は
「マクベス」的です。

ケラさんてイメージとしてもう少し笑いがある戯曲を書く人かと思っていたの
ですが、たまたま今作だけか、最近の傾向か、本人演出版は笑いが線香花火レベル
でした。
この強力なキャストと蜷川さんの演出で、これがどう変化するか(もしくはしな
いか)楽しみです

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2012.12.29

能狂言雑誌「花もよ」を初めて読む

お堅くて専門的すぎて近づきがたいイメージの能楽批評雑誌ですが、今年初めに
成田美名子さんが表紙裏イラストを担当していると言う「花もよ」が創刊されたと
聞いてはいました。

少しはソフトかとちょっと興味を持っていたものの、実物を目にする機会が
なかったのですが、公式サイトを見たら、何と渋谷の大盛堂でバックナンバーを
含めて置いてあるとの事で、それならと試しに最新号を入手してみました。

文字だらけ(笑)の渋いツクリでしたが、能専門誌には珍しく「野村狂言座」や、
「萬歳楽座」の「三番叟」、「万作を観る」などの批評が出ていました。

全体にかなり厳しい批評が並んでいて、狂言に対しても容赦なし。
私みたいなミーハーファンには思いもよらない部分が専門家には批評の対象に
なるのを目の当たりにしました。

批評一つ見ても能ってやはり「それなりの人」しか判らない敷居の高い芸術なん
ですねぇ…(嘆)

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「安らかになんて眠ってくれるな」

勘三郎さんの築地本願寺での本葬の一部(仁左衛門さんのは流れなかった)が
昼のワイドショーで生で流れていました。
同い年の三津五郎さんは「肉体の芸術はつらいね」と仰り、大竹しのぶさんは
「のりさん、またね」と呼びかけていました。

でも一番凄かったのはやはり野田さんで「その小さい箱を蹴破って『冗談じゃ
ないよ』と出てくる方が真実味がある」と言い、「君の死でぼくはこどもになって
しまった」と嘆き、「安らかになんて眠ってくれるな」と絞り出すように語り
かけていました。

先日の顔見世の口上で時蔵さんも「同い年だった」と仰ってましたし、大竹さん
野田さんも同世代。
本当に60歳前なんて勿体無い限りでした。

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2012.12.28

今年のベスト歌舞伎

個人的には南座の顔見世で華々しく締めくくった今年の歌舞伎。
公演としては襲名二つがかなり大きいウエイトを占めた感じがします。

また、昨年の芝翫さん、富十郎さんに続き、雀右衛門さんが鬼籍に入られ、いよ
いよ世代交代だなぁとしんみりしていたら、交代される方の世代のトップランナー
だった勘三郎さんが、由良之助とかこれからな役がまだまだたくさんあった中、
57歳の若さで旅立たれ、本当にびっくりしました。

ともあれ今年の歌舞伎マイベスト。

ぶっちぎりベスト3は以下

☆☆☆「仮名手本忠臣蔵〜五/六段目」(南座12月)
仁左衛門さんの勘平、時蔵さんのおかる、絶品でした。

☆☆☆「御存知鈴ヶ森」(演舞場2月)
吉右衛門さんの幡随院長兵衛に勘三郎さんの権八と言う非常に珍しい組み合わせ。
場面としてはどうと言う事もないのに、二人の顔あわせで僅か30分足らずの場面が
緊張感に包まれて、こんなに面白い芝居だったかと驚いたのを覚えています。
前髪立ちの勘三郎さんの瑞々しさは驚きでした

☆☆☆「菅原伝授手習鑑〜寺子屋」(演舞場9月)
染五郎怪我休演で急遽配役が変更になりましたが、吉右衛門さんの松王、芝雀
さんの戸浪、梅玉さんの源蔵の顔あわせは磐石でした。

また以下の舞台も印象的でした
☆「鬼一法眼三略巻」(国立劇場12月)
吉右衛門さんが大蔵卿と鬼一法眼の二役。
「菊畑」と「奥殿」が同じ芝居だったのが最大の発見(苦笑)

☆「忠臣蔵/九段目」(演舞場3月)
藤十郎さんの戸無瀬、菊五郎さんの大星、幸四郎さんの本蔵と言う、これもあり
そうでなかなか見られない組み合わせ。
そもそも判官役者と思っていた菊五郎さんの由良之助はレアでした。

☆「髪結新三」(平成中村座5月)
勘三郎さんの新三に、どんな芝居も見逃さないぞとばかりに喰らいつく勘九郎
さんの勝奴は優男ばかりではないぞ、な若党ぶりでした。
橋之助さんが食えない家主役を随分楽しそうになさってました。

☆「一條大蔵卿」(演舞場2月)
勘九郎襲名狂言。
パパ譲りの愛敬のある大蔵卿でしたが、12月に吉右衛門さんのを見て、役者で
こんなに違って見えるのかと改めてびっくりしました。
鬼次郎役で仁左衛門さんが出演されたのも印象的でした。

☆「忠臣蔵」(演舞場4月)
若手によるほぼ「通し」
梅幸さんの判官、松緑さんの平右衛門、白鸚さんの由良之助あたりで歌舞伎の
「洗礼」を受けた私にとっては孫世代の舞台を観る日が来たか、と言う感慨。

菊之助さんの判官、染五郎さんの大星、亀治郎さんの勘平が印象的。
松緑さんは師直はよく老けたなと思いました。
また松也くんの顔世が個人的にツボでした

☆「河内山」(演舞場2月)
仁左衛門さんの宗俊。
吉右衛門さんのいかにも江戸前な宗俊も好きですが、仁左衛門さんのは小悪党の
可愛らしさが出て大好きです。

☆「土蜘」(演舞場2月)
勘九郎襲名狂言で、パパはなさってない演目。
勘九郎くんの気合いが感じられたのは勿論ですが、勘三郎さん&仁左衛門さん&
吉右衛門さんの豪華な番卒トリオ(能で言えば間狂言)が大ご馳走でした。

《番外》
「め組の喧嘩」(平成中村座5月)
結局勘三郎さんを観た最後になりました。
相撲ものと火消しものは余り面白さが判ってなくて、ちゃんと見てなかったのが
今となっては残念。

ほかにも染五郎さんによる「椿説弓張月」、6〜7月の猿翁/猿之助/中車/団子
襲名公演、平成中村座での橋之助さんの「毛抜」など面白い舞台が結構あった
一年でした。

来年はそもそも歌舞伎座のチケットなんて取れるのか、な心配が先立ちますが、
初芝居は浅草歌舞伎になる予定。

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2012.12.26

世田谷区の無料文化情報紙、表紙にカラーで「マクベス」特集

さすが公共劇場主催、芸術監督ドノ主演公演です。
「マクベス」の情報が世田谷区の無料文化情報ペーパーのトップページに出て
います。
実は今回各メディアに掲載の公演情報には初演の舞台写真が使われているのですが
あの肩衣様の上衣に殆ど記憶がなくて、どれだけ記憶力ないかと我ながら驚く
ばかりです。

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團十郎さん、一月も休演発表。代役は幸四郎さん

南座の「顔見世」を休演中の團十郎さんですが、どうやら「大事をとっても」
「ただの風邪」では収まらなかったようで、来月の演舞場も休演が発表されました。
出演が予定されていた「忠臣蔵〜七段目」の由良之助は幸四郎さんが代役に立た
れるとの事。

寛解されたとは言え、大病をなさっているので、軽い風邪も心配ですね。

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「花の乱」、これで比較される最後?

23日に最終回を迎えた大河「平清盛」、最終回の視聴率もヒトケタだったそうで
(あの内容なら宜なるかな)これで年間平均視聴率も過去最低を更新したそうです
(全50回の平均視聴率が関東地区で12.0%、関西地区で11.6%)

これまでの最低は、関東は「花の乱」(94年)の14.1%、関西では「春の波濤」
(85年)の13.0%だったそうで、とりあえずこれで何かと大河の視聴率に関して
「最低」の基準にされてきた「花の乱」も、いちいち引き合いに出されなくなり
そうです。

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萬斎さんが文化庁芸術祭賞「優秀賞」受賞

萬斎さんが平成24年度(第67回)文化庁芸術祭』の演劇部門で優秀賞を受賞された
そうです
対象は『狂言ござる乃座47thにおける狂言「花子」の成果』だそうです。

高橋一生さんが『4 four』で文化庁芸術祭賞「新人賞」受賞
また、11月にトラムで上演された「4 four」での演技が評価され、高橋一生
さんが同新人賞を受賞されたとのこと。

おめでとうございます!

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2012.12.25

「京の年中行事〜當る巳歳吉例顔見世興行〜東西合同大歌舞伎〜六代目中村勘九郎襲名披露」(夜の部)を観る

昼の部と夜の部の間が50分しかありません。
猛スピードの入れ替えです。

夜の最初は「忠臣蔵〜五・六段目」
これがお目当てでした。
仁左衛門さんの勘平に時蔵さんのおかる、橋之助さんが定九郎!
更に秀太郎さんのお才に竹三郎さんのおかやと絶品揃い。
仁左衛門さん入院でまた痩せられたようですが、またそれが勘平の色気になる。
キマリキマリの自然な美しさ、他人の金に手をつける貧しさの中にも、武士の
矜侍(プライド)は失うまいとする美学がビシビシと伝わってきました。
時蔵さんも美しいし、秀太郎さんの自然に動く手と、セリフの自然さ、竹三郎
さんは近年東京での活躍も目立つ実に貴重な「ばあさま役者」で、今回も勘平
との芝居は素晴らしかった。

左団次さんの不破、愛之助さんの神崎。

次が口上。
勘三郎さんが亡くなられた日の口上が何度もテレビで流れて涙を誘いましたが、
流石に20日ばかり経ち、口上も落ち着いてきていました。

そして休憩挟んで夜の襲名演目「船弁慶」
松羽目ものには相変わらずつい厳しく見てしまうのですが、勘九郎くん殊勝な
二役演じ分けでした。
ラスト幕外の引っ込みが一番の見所ですが、新橋と違って花道が見えない席向けの
モニターがないので、肝心のところは想像するのみになりました。残念。
さぞかしの迫力だった事でしょう

最後の「関取千両幟」は帰りの新幹線に間に合わないため見ないで出てきました。

いやそれでも十分な満足感。
久しぶりに「歌舞伎見た〜」って感じがしました。

当然今年見た歌舞伎のベスト3には入りますね。

あ〜行って良かった!

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「京の年中行事〜當る巳歳吉例顔見世興行〜東西合同大歌舞伎〜六代目中村勘九郎襲名披露」(昼の部)を観る

「京の年中行事〜當る巳歳吉例顔見世興行〜東西合同大歌舞伎〜六代目中村勘九郎襲名披露」(昼の部)を観る

「京の年中行事〜當る巳歳吉例顔見世興行〜東西合同大歌舞伎〜六代目中村勘九郎襲名披露」(昼の部)を観る

「京の年中行事〜當る巳歳吉例顔見世興行〜東西合同大歌舞伎〜六代目中村勘九郎襲名披露」(昼の部)を観る

「京の年中行事〜當る巳歳吉例顔見世興行〜東西合同大歌舞伎〜六代目中村勘九郎襲名披露」(昼の部)を観る

タイトル長い、即ち、公演名長すぎ(笑)

何だかんだで勘九郎襲名披露公演は、2月演舞場、3月中村座、9月の松竹座、
そして今月の南座と結構マメに通ってしまいました。
元々そろそろ芝居道楽も引き締めようかと記念に一度くらい京都の顔見世見るか
なぁと思っていたら、偶然勘九郎襲名披露で豪華な演目になり欲が出て、昼夜
両方を日帰り強行してきました。

最近演舞場の歌舞伎が昼が11時で夜が16時、どちらも4時間弱で終わる「短縮
時間割」みたいのに慣れてしまっていたら、南座、昼が10時半で15時半近くまで
夜はそれで16:15に開演で終演21時過ぎとびっくりする長さ。
どうやらこれでも「顔見世」としては短い方のようで、それだけでもこちらの
顔見世への力の入りかたが判ります

初めて公演中の「まねき」を拝見しましたが、独特の迫力。
この中に勘三郎さんのお名前がないのが本当に残念。
まずは昼の部

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今年は久しぶりに良く(かつ面白い)映画を見ました

今年は例年になく映画を見ましたが、有難いことに外れ確率低。
まだ年内に1本見る予定ですが、とりあえずベスト10(10以上ある)&残念いく
つか。

☆☆☆☆☆「007スカイフォール」
ダニエル・ボンドを見ると、萬斎さんファンであることをうっかり失念しがちな
ワタクシ(笑)
今作は見れば見るほど面白くなる「スルメ」映画で、ジュデイ・デンチさんMは
今作が見納めになりましたが、次回からはレイフ・ファインズさんとのやりとりが
楽しみです
しかし、M16攻撃のきっかけがMへの思慕に近い愛憎と言うのも微妙ちゃ微妙。
見ながらレイフさんが監督主演された「英雄の証明」の元になったシェイクスピアの
「コリオレイナス」のヴィラムニアとコリオレイナス親子の関係を連想したのは
深読みしすぎですか(笑)
4回見ましたがもう一度はみる予定。

☆☆☆☆「のぼうの城」
「スカイフォール」より☆が一つ少ないです(苦笑)
理由は主演なのに萬斎さんの出番が意外に少なかったため。
「田楽踊り」に期待しずきたのもあり。
次はご本人ご希望の松永久秀役を。しかし久秀の出る映画の企画なんてあるかなぁ。
先日の記者発表を見たら、三谷さんの「清洲会議」には出演して頂きたかった。
☆☆☆☆「アルゴ」
作品単体で見たらこれが間違いなくベスト。
これが実話が更にびっくり
☆☆☆「ドラゴン・タトゥーの女」
原作も三部まで読みましたが、是非映画も三部までダニエル・クレイグ主演で
お願いしたいです。
(「ライラの冒険」はアスリエル卿活躍前段階の第1弾でシリーズ打ち切りに
なった…)

☆☆☆「レ・ミゼラブル」
ミュージカル映画、と言うよりミュージカルとして素晴らしかったです

☆☆☆「鍵泥棒のメソッド」
邦画の作品としてはダントツでこれ。
この監督さん、そして堺さんと香川さんの組み合わせは何度見ても面白すぎです

☆☆「るろうに剣心」
「龍馬伝」の大友監督によるアクション時代劇。
展開がやや強引でしたが、佐藤くんとサントラ(勿論佐藤直紀さん)が良かった
です。

☆「マーガレット・サッチャー」
メリル・ストリープさんのなりきりぶりに。
なりきり過ぎてちょっと心配になった程。

☆「ヘルター・スケルター」
主演女優さんは演じれば無敵なのに…

☆「踊る大捜査線FINAL〜新たなる希望」
筧さんの出番がピンポイントだったのが大減点。
しかし「入試でさぼらず死ぬほど勉強しておいて良かった」の名言と共に新城
賢太郎と言うキャラクターを生んだシリーズの最終章に敬意を表して

☆「天地明察」
岡田くんは再来年の予定の他に、奥さん役の宮崎さん、水戸光國役の中井さん、
関役の猿之助さん、保科役の幸四郎さんと大河主役(級)経験者がこんなに大量
出演の映画は珍しい。

☆「最終目的地」
アンソニー・ホプキンス&真田広之の組み合わせ。
話はおとぎ話的

☆「英雄の証明」
レイフ・ファインズさんは私の中では「イングリッシュ・ペイシェント」の頃の
イメージが強く、こんなにマッチョなおじさんになっていたのはびっくり。

残念は全部邦画
★「テルマエロマエ」
前半最高なのに、後半微妙過ぎ。

★「ポテチ」
話が小ぶり過ぎて判らなかった

★「臨場」
何も倉石無理矢理殺さなくても…

★「桐島、部活やめるってよ」
この手の青春映画にときめくには年を取りすぎた模様(苦笑)

★「夢売るふたり」
「ゆれる」「ディアドクター」と素晴らしかった西川監督に松さんと阿部サダヲ
さんなら絶対面白いと思ったんですが、結末が子どもに包丁持たせた以上に
痛すぎた。期待外れ度ではダントツ

★「大奥」
映画第1弾になった「吉宗編」が面白過ぎました。
原作も以降は独立した作品として映像化するには内容が微妙なので、ちょっと
ハードル上げすぎたのかも。
キャストはみなさんはまってましたが。

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「狂言サイボーグ」文庫化

萬斎さんの「狂言サイボーグ」が来月、文春から文庫化だそうです。

写真は勿論「ボレロ」希望(笑)

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今年ベスト&残念〔歌舞伎以外の舞台編〕

あっという間に今年もあと僅か。

上半期終了のまとめ同様、現代劇&萬斎さんもの歌舞伎で分ける事にしました。
萬斎さんご出演舞台と歌舞伎以外の舞台は見納めたので、まずはこちらから。

上半期よりは個人的外れが少なかった下半期。
おかげで特にベストの方が悩みまくり、また萬斎さんが余りに幅広い活躍を見せて
下さったため、ぐちゃぐちゃです(笑)

☆(★)の数は目安で。

まずベスト。

☆☆☆☆☆「藪原検校」(こまつ座/世田谷パブリックシアター)
文句なし。今年これを超える作品はなし。
「早物語」は萬斎さんへの当て書きかと思ったものです。
これから先、杉の市をなさる俳優さんは一気にハードルが上がったのではないで
しょうか。

☆☆☆☆「ボレロ」(東京文化会館)
40人の日本舞踊メンズをつき従えての和ボレロは、何故か見て爽快、痛快の気
分でした。

☆☆☆☆「ござるの座」(「花子」ツアー)
東京/名古屋/京都と久しぶりに萬斎さんご本業の地方追っかけをしました。
名古屋での「ロン毛バージョン」は未だに微妙な気がしてますが、京都の渋い
装束での「草ノ形」が個人的にはベストでした

☆☆☆「萬歳楽座」より「三番叟〜双の舞」
今年は萬斎さんの「三番叟」は殆ど拝見しませんでしたが、とりわけ万作パパとの
ダブル三番叟はもうなかなか拝見できないと思われます

☆☆☆「ハムレット」
☆☆「ザファクトリー2」いずれも
(蜷川幸雄演出/さいたまネクストシアター/さいたま芸術劇場)
私はどうも年齢の近いゴールドシアターよりもネクストシアターの方が相性が
良いようで、今年見た2作品どちらも強い印象を受けました。
前者はこまどり姉妹が何の脈絡もなく登場したのにはびっくりしましたが、若い
役者さんが老人や権力者役も難なくこなしていたのと舞台装置の斬新さが印象的
でした。
タイトルロールの川口覚くんは今後も注目すべき成長株ですし、クローディアス
役の松田くん、ポローニアスの手打くんが素晴らしかったです。
後者は100人足らずの観客を「さい芸」のあちこちの上演専用でない設備を使っ
ての、ある意味非常に贅沢な芝居でした。
来年2月の「オイディプス」が楽しみです。

☆☆☆「十一ぴきのネコ」(長塚圭史演出/紀伊国屋サザンシアター)
☆☆「日の浦姫物語」(蜷川幸雄演出/シアターコクーン)
「井上ひさし77フェスティバル」は結局、上記3作品+「乃木大将」の4作品を
拝見しました。
前者は北村くんと「藪原検校」でも光っていた山内さんが良かったです。
後者は改めて大竹さんの女優っぷりを見せつけられた訳で、天才・藤原くんも
大竹さんには敵わないですね

☆☆☆「リチャード三世」(新国立劇場/鵜山仁演出)
2009年の「ヘンリー六世」三部作が終わった瞬間、「続けて『リチャード三世』も
このキャストでやっちゃって!」と思った人はかなりいた筈で、それが漸く実現。
岡本くんのリチャードはバネのような俊敏さと蜘蛛のような怪しさをたたえた
独特の造形でした。
しかし悪辣なリチャードの物語と言うより、そうしたキャラクターを産み出すに
至る、プランタジネット/ランカスター両一族の悲劇性が女性たちの嘆きの強さ
から痛感された舞台でした

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2012.12.24

どうしても両方見たくなる「祈りと怪物」。個人的にはKERA版は良い「予習」(ごめんなさい)

KERAさんには申し訳ないですが、実はKERAさんオリジナルが非常に苦手で、来月
蜷川さんが演出するのをいきなり見ても絶対判らないだろうと悟って、高い
予習代を払って、KERA版見てきました。

とにかく正直に言って、見といて良かった。
あらすじ(ラスト)と世界観と仕掛けが判ったので、これで来月安心して蜷川さん
バージョンを見に行くことができます。

何しろ4時間です。
これで話についていけなかったら苦痛なだけ。
しかも大量の登場人物。
両バージョンのチラシを見れば判りますが、主な配役だけで19人。
誰が誰で、誰と何なのか、最初とにかく判らないし、蜷川さんのシェイクスピア
とかと違って、セリフだけで進行し、時々銃声がするだけなので(シェイクス
ピアもセリフだらけですが蜷川さんは目を引く仕掛けをたくさんする)ため、
正直かなり寝ちゃいました。

展開の飛躍が凄いのと、架空の国の話なので、逆に細かいロジック聞いてなくても
そう言う物と割りきれば何とかなってましたが、やはり話としては私の好みとは
かなりかけ離れていました。
でもおかげでこれで何とか来月は大丈夫そう。

因みに舞台が終わるや、観客の目を引いたのは、来月の蜷川さんバージョンの
チラシやポスター。
みんな同じ気持だったようでビジュアル見ながら、今日見た配役のどの役を来月
誰がやるのかの推理をし始めてました。(勿論私も)

まず森田くんは小出くんの役で堅いですが、蜷川バージョンでは最初生瀬さんに
対応するのは勝村さんかなと思ってたのが、生瀬さんがなさった独裁者には三人の
娘がいる設定なので、ちょっと違うかも(女性陣は原田さん、中嶋さん、宮本
さんあたりが姉妹役候補)

独裁者役候補には他に古谷さんがいらっしゃいますが、そうすると司祭は橋本
さとしくんか?
橋本くんは錬金術師役もありそうだし、先生役の目もあるかな。

まあ年齢設定が幅広そうな役も多いので、意外な配役の可能性もありそう。

話を今回のバージョンに戻すと意外に生瀬さんのしどころは少なくて、マギー
さんのアリストや西岡さんの司祭、三上さんの仕立屋、山西さんの錬金術師が
目立っていました。
蜷川さん舞台「シンベリン」で大きな役を演じていた丸山くんが、正統派2枚目
役でしたが、やっと舞台での発声が安定してきたような。
個人的には「藪原検校」などにも出演されていた大鷹明良さんの執事長が渋くて
良かったです。

それにしても蜷川バージョン、ひょっとして他の舞台と被る可能性が…
今からだと他の日程は立ち見しかないかな〜

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「スカパー!」1月番組表雑誌表紙に萬斎さん

契約者向けの冊子で1月号の表紙になっていると思ったら、ぴあから発売の1月号番組表雑誌に、同じ写真で
萬斎さんが表紙になっていました。

単なる伝統芸能の人を楽々踏み越えていらっしゃるからか、短髪で着物姿で能
舞台を背景に(多分よいや舞台)座っていらっしゃる萬斎さんが逆に妙に新鮮
です。

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舞台美術の堀尾さんのドキュメンタリー

丁度堀尾さんが担当された「ハーベスト」見たばかりで、WOWOWのオリジナル
ドキュメンタリーで堀尾さんのお仕事ぶりを拝見しました。

私たちは完成形でだけ舞台美術を見、それが演出とどう有機的に関わってくるかと
言うあたりが興味深く描かれていましたが、熱心な演劇ファン、でもない私が
見てさえ、あの舞台美術は演出の妨げになってない?なものに遭遇する事があり、
そうした場合、美術と演出が美しい関係になってないんだなぁと、これから見る
舞台の参考になりました。
堀尾さんは野田さんとも三谷さんともコンスタントに仕事をされていて、当然
来年三谷さんが演出し、野田さんが「出演」する「おのれナポレオン」も堀尾
さんのご担当だとか。

美術も含めてまた楽しみです

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2012.12.23

「平清盛」(最終回)

呆気なかった終わり方でした。
小柳知盛が最後に頑張りを見せてくれましたが、藤木西行は清盛の霊媒者なのか(笑)

最終回恒例の次回作「八重の桜」予告編を見ましたがなかなか面白かったです。
戦闘シーンの雰囲気は「坂の上〜」風。
テーマ曲は坂本龍一さんなんですね。
予告編映像に写っていたのは、綾瀬さんの他に、西島くんと長谷川くん(嬉しい
ツーショット(笑))、西田敏行さん、小泉孝太郎さん、榎本孝明さん、奥田瑛二
さん、小栗くん、綾野くん、獅童くん、玉山くん。

とりあえずこの最終回よりテンションが上がりました(笑)
いいのか、最終回の感想がそれで(苦笑)

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「十二月大歌舞伎」(夜の部)を観る

と言っても「奴道成寺」は端から見る気はなくて、「籠鶴瓶」のみ見ました。

菊之助さんの八ッ橋が初役はそうかと思ってましたが、菊五郎さんの次郎左衛門
初役は意外。

意外でしたが、こう言う屈折した愛憎ものは、明快な芸風が売りの音羽屋さんには
ちょっと色目が違うのか、八ッ橋はサラサラし過ぎの清潔過ぎ、次郎左衛門も
妖刀手にしてナントヤラな感じがやや薄いので、話が全般に平板な印象を受け
ました。
無論菊之助くんは綺麗でしたし、菊五郎さんは破綻なかったですが、そもそも
菊五郎さんには「田舎者」感がゼロなので、屈折した感じもせず、「見初め」が
一番面白かったで終わってしまいました。
役者さんでは梅枝さんの九重、このところ絶好調(笑)の萬次郎さんのおかみが
味があって良かったです。

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映画「大奥」やはり「柳の下には鯲は一匹」だったようで。

テレビ版が終わったばかりの「大奥」シリーズ。
漫画のほぼ再現がかなり主眼にあるので、その楽しみがほぼ、と思っていたら、
ドラマ版の多部さんの家光の「女将軍宣言」シーンの迫力がいい意味でびっくり
するほどあって、これは映画「綱吉」版も期待できるかと思って、2日目に見てきました。

確かに全般ほぼ漫画の再現のみに止まって、突き抜け感が薄く、また映画の割に
登場人物が少なく、更に結末が意外に弱くて、微妙に面白さに欠けました。

また「松姫死後4年」「さらに数年」「17年後」と時間の飛びかたも大きくて、
冒頭活躍した御台所(宮藤さん面白すぎ)や伝兵衛がどうなったか回収されない
ままだったのもモヤモヤ。
もっと言えば、原作では描かれた「四十七士討ち入り」もカット、跡継ぎに指名
した綱豊も出てこないし、原作の5巻末での綱吉と吉宗(少女時代)の唯一の
面会場面もカットされたのは残念でした。

役者さんはまずまずイメージ通り。
ただメインキャスト以外は若い役者さんが多くて見分けがつかなかったのが個人
的には盛り上がりに欠けた一因だったかも。

まあ原作ファンとしては大幅な映画オリジナル(改変)がなかったのは悪くは
なかったですが。

ひょっとして、ドラマで3ヶ月見続けていたために、堺さん主役が逆効果だった

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中村修一くんの「舟渡聟」

国立能楽堂で金春流能の会を拝見。
狂言に万作さんと中村修一くんの舅聟コンビによる「舟渡聟」がかかりました。
中村くんの聟は初めて拝見しましたが、萬斎さん似のスッとしたキリリ感がとても
良かったです。
船の揺れのところ、そして舞で止まる最後の膝をコンと落とすタイミングが万作
さんと気持良く合っていました。
それでもどこか纏う空気がやはり「現代の若者」で、背の高さからか、ちょっと
長谷川愽己くん似で、長谷川くんが狂言師ならこんな感じかもとか雑念100%で
見てました。

また今回初めて金春の「道成寺」を拝見。
観世流だといきなり最初に鐘を吊るしてからワキ登場ですが、金春さんは最初に
ワキ、ワキツレ、アイ(萬斎さん)が登場し、ワキがアイに「鐘吊るせ」と指示を
出してから鐘が出る順序。
そのため鐘を持つ4人のうち、アイ出演の萬斎さんと深田さんは能力の装束、
残り2人と更に鐘の脇を支える2人(つまり鐘を6人で運んでいる)は裃姿と言う
のも珍しく、更には途中「鐘が重い」と一息入れる「演出」もありました。
肝心の(すみません、狂言方ファンは鐘吊りが無事終わると見る目的と緊張の
半分くらいは済んだ気がするもので)鐘吊りは私がこれまで見た数回の中では
一番スムーズで、縄を滑車に差し込むのも、鈎手を輪に引っかけて床まで引っ張り
下ろすのも一発okでした
全体が異常に緊張に包まれている「道成寺」で鐘吊りに時間がかかると空気が
険悪になる感じがします。
以前に他家で上手くいかず、縄を竹竿に挟むところからやり直した時は見ている
こちらまで居たたまれなくなりました
(やっている方たちもプレッシャーだと思いますが)
しかし「道成寺」の40分の「乱拍子」、どうやって演者はカウントしているのか
毎度疑問に思うほどで、いやそんな感想しか浮かばないのが情けないですが

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「マクベス」再演はチラシイメージも一新

「マクベス」再演はチラシイメージも一新
海外公演に廻り舞台は持っていけないとかで(「ハーベスト」ポストトークより)
「再演ですが、演出は全然変わる」そうです。

チラシも前回の「解体マネキン萬斎」デザインから「和」を意識させるものへ。
写真では解りませんが、デザインの境目に筋の凹が入っていて、折って組み立て
たら、箱でもできそうです。

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正月は衛星劇場が萬斎さん特集で

元々、チューナーと専用アンテナてスカパーを視聴してましたが、来年1月に
衛星劇場チャンネルが萬斎さん特集との事で(契約者向けの冊子で1月号の表紙
にも!)より綺麗な画像で見るべく、スカパーe2!(BSが見られれば新規工事
なしで視聴できる)に契約し直しました。
過去の「ござる」やインタビュー番組など珍しいラインナップで今から楽しみです

それにしてもチューナーありでも標準画質とハイビジョン、BSチューナーに入って
いて契約すれば見られる(チューナー不要)パターン、そしてBSが見られれば
見られるCS(今回契約したスカパーe2!)と、スカパーはいつの間にこんなに
複雑な構造になっていたのか(苦笑)
↑これを書いていてすら合っているか自信がないんですが

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2012.12.22

「孤独のグルメ」に「鈴木先生」

松重豊さんがやっている「孤独のグルメ」を初めて見ました。
長谷川くんが出演だったからですが、ドラマであり、グルメ情報番組と言う、
面白い番組でした。

長谷川くんは例の石かなにかを使った、ループタイをしての「鈴木先生」スタイル。
役名も鈴木、でした。

昨日か鶴瓶さんのトーク番組に出てましたが、「現代能楽集〜AOI」で麻実さんと
共演されていた時に不思議な俳優さんだな〜と気になり初めてから考えると、
ずいぶん長く「追っかけ」てますが、有名になりましたね

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東京国立博物館、東洋館リニューアルのビジュアルに井浦くん

「清盛」の崇徳院あたりから美術好きな側面でのお仕事が多い気がする井浦くん。
先般もなんだったかの美術展でアートトークをされていましたが、今度は東京
国立博物館内の東洋館リニューアルオープンのイメージビジュアルに登場されて
ます。

ポスターみましたが、雰囲気がいいです

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ありえないほど長くて、びっくりするほど違う(笑)

WOWOWで「から騒ぎ」や「じゃじゃ馬」など蜷川シェイクスピアオールメールの
5作品の連続オンエアがありました。
作品は全部見ていましたが、前後に蜷川さんの解説があって蜷川さんの今にして、の
コメントが面白かったです。
特に「から騒ぎ」と「じゃじゃ馬」は何回見ても爆笑しまくり。
筧さんと猿之助さん、また共演ないですかねぇ…

しかし見て一番びっくりしたのは生で見てずいぶん面白かった筈の「骨折り損」と
「トロイラス」が映像で見ると意外に冗長で今ひとつだったこと。
「骨折り損」は洋くんのビローン、「トロイラス」はたかおさんと星くんたち
「お馬鹿三人衆」のやりとりが面白かった筈なのですが、前者は途中の脇筋の話の
テンポが今ひとつ、後者は記憶以上に戦闘シーンで叫んでばかり。
で、以前公開された映画を(かなり)捩ったのが上記タイトル。

生と映像ってずいぶん印象が違う別物だと言うのを改めて実感しました。

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2012.12.21

映画「レ・ミゼラブル」は凄い

今までのようなユーゴーの原作を映画化ではなく、日本でもお馴染みのミュージ
カル版の映画化。
監督は「王様のスピーチ」のトム・フーバー。

初日(金曜日)を見てきましたがほぼ満席で、お客さんも映画と言うよりミュージ
カルを見にきました、な感じ。

舞台では知らない曲(バルジャンがコゼットと馬車で逃げるシーン)や、ジャ
ベールが市長をバルジャンと気づくきっかけになる馬車シーンの布石に、冒頭に
「囚人」バルジャンが重いマストを軽々持ち上げるシーンを挟んだり、マリウスが
ブルジョアの出身で、祖父が登場したりしていました。
字幕のおかげで聞きなれた日本語訳に集約された元の歌詞が解ったりしましたが
休憩がないのと、ソロの名曲が終わったところで拍手が入らない(勿論カテコも)
ないのはちょっと物足りないかも。

歌う人にフォーカスするあまり、顔のアップか多くてやや鬱陶しかったですが
特にバルジャンとジャベールの歌には泣きまくりました。

バルジャン役はアカデミー賞の司会などでもお馴染みの爽やかなイケメン、ヒュー
ジャックマン、ジャベールはラッセル・クロウ。
イメージ、鋭さがあるジャックマンがジャベールで、ちょっと熊みたいな(笑)
クロウがバルジャンでもありだったかな。
クロウは低音が良かったです(特に「スターズ」!)
迫力満点の「レ・ミゼラブル」でした

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映画「マリー・アントワネットに別れをつげて」を見る

ネットレビューに「結末が唐突」や「結末がない」とまであって、どんなかと
思っていましたが、個人的にはバスティーユ攻撃から3日間のベルサイユの混乱を
王公貴族サイドからでなく朗読係と言う城の中にはいる被雇用者サイドから見ると
言う非常に独自の視点の作品でした。

「宮廷版家政婦は見た」的な覗き見のスリリングさで、従来のアントワネット物
とは明らかに一線を画す、「しみじみ日本 乃木大将」的な切り口が非常に
面白かったです。

フランス(語)映画なのでセリフは英語より更に(殆ど)判らない訳ですが、
どうやらマリー・アントワネット役のダイアン・クルーガーさんはご自身が
ドイツ生まれだとか。
監督はオーストリアからフランスに嫁入りしたマリー同様に、アントワネット役に
「外国人」の役者さんを起用されたそうで、ひょっとしてフランス語に堪能な人
なら、生粋のフランス人とアントワネットのフランス語に違いを感じたりする
のかも知れません。
字幕でしか判らないの私には、皆同じようにしか聞こえませんが(苦笑)

物語はアントワネットに心酔する朗読係・シドニーに、最早自身たちの命には
保障がないと悟ったアントワネットが、心の友とも呼ぶ(見た目絶対それ以上の
関係に見えたりするのですが)ポリニャック夫人を国外に無事に亡命させるため
シドニーに夫人の服装をして馬車に乗るよう命じ、それを受けたシドニーが
(確かにポリニャック夫人とシドニーは最初からなんとなく似ていた)ポリ
ニャック夫人の服を着るや、これまでの従順な侍女の風情をかなぐり捨て、毅然と
顎を上げて歩き、亡命の馬車も侍女姿で同乗する「本物」に何度注意されようと
窓を堂々と開けて外の風景を楽しみ、尋問を受けても微塵も不安を見せない
ならきりぶり。
映画は闇の中を猛然と走り去る馬車を背景に「夫人は亡命し、私は誰でもなく
なった」とシドニーの独白で終わり、その唐突さと、その後のアントワネット
(一家)の成り行きを描かなかったのが、冒頭のネットレビューを生んだのだと
思いますが、そこに至る3日間の描写のまるでドキュメンタリーのような緊迫感が
この映画の胆だと感じたので、私としては気にならなかったです。

呆気なかったと言えば、かつてキルスティン・ダンストを主演にソフィア・コッ
ポラが監督し、フランス人が英語を喋る(笑)マリー・アントワネットのコスプレに
終始し、何も感じてなさそうな表情で馬車でパリに向かうシーンで終わった映画
「マリー・アントワネット」の方が余程呆気なかった気がします。

まあいずれにしても「ベルばら」世代の人間としては、フェルセンが登場しての
逃避行シーンに至らない「マリー」ものは皆物足りなかったりするのですが(苦笑)

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2012.12.20

歌舞伎座新開場記念公演演目発表(6月)

6/3(月)〜29(土)
<第1部>
★俤対編笠〜鞘當
不破伴左衛門:橋之助、名古屋山三:勘九郎、茶屋女房:魁春

★六歌仙容彩〜喜撰
喜撰法師:三津五郎、祇園のお梶:時蔵

★平家女護島〜俊寛
俊寛僧都:吉右衛門、丹波少将成経:梅玉、海女千鳥:芝雀、平判官康頼:歌六
瀬尾太郎兼康:左團次、丹左衛門尉基康:仁左衛門

<第2部>
★壽曽我対面
工藤祐経:仁左衛門、曽我十郎:菊之助、曽我五郎:海老蔵、化粧坂少将:七之助
鬼王新左衛門:愛之助、小林妹舞鶴:孝太郎、大磯の虎:芝雀

★新古演劇十種の内〜土蜘
僧智籌実は土蜘の精:菊五郎、待女胡蝶:魁春、巫子榊:芝雀、番卒:翫雀
同:松緑、同:勘九郎、平井保昌:三津五郎、源頼光:團十郎

<第3部>
★御存鈴ヶ森
幡随院長兵衛:幸四郎、白井権八:梅玉

★歌舞伎十八番の内 助六由縁江戸桜〜河東節十寸見会御連中
花川戸助六:團十郎、三浦屋揚巻:福助、通人里暁:三津五郎、朝顔仙平:又五郎
福山かつぎ:海老蔵、三浦屋白玉:七之助、曽我満江:東蔵、髭の意休:左團次
くわんぺら門兵衛:吉右衛門、白酒売新兵衛:菊五郎
口上:幸四郎

え〜吉右衛門さんが「くわんぺら」!
しかし幹部揃うといろんな意味で凄いや

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歌舞伎座新開場記念公演演目発表(5月)

続いて5月。
5/3(金・祝)〜29(水)
<第1部>
★鶴亀
皇帝:梅玉、亀:橋之助、鶴:翫雀

★菅原伝授手習鑑〜寺子屋
松王丸:幸四郎、武部源蔵:三津五郎、戸浪:福助、春藤玄蕃:彦三郎、千代:魁春
★三人吉三巴白浪〜大川端庚申塚の場
お嬢吉三:菊五郎、お坊吉三:仁左衛門、和尚吉三:團十郎

<第2部>
★伽羅先代萩〜御殿、床下
(御殿)
乳人政岡:藤十郎、沖の井:時蔵、松島:扇雀、栄御前:秀太郎、八汐:梅玉
(床下)
仁木弾正:幸四郎、荒獅子男之助:吉右衛門

★夕霧伊左衛門 廓文章〜吉田屋
藤屋伊左衛門:仁左衛門、扇屋夕霧:玉三郎

<第3部>
★梶原平三誉石切〜鶴ヶ岡八幡社頭の場
梶原平三景時:吉右衛門、梢:芝雀、俣野五郎景久:又五郎、奴萬平:錦之助
六郎太夫:歌六、大庭三郎景親團十郎

★京鹿子娘二人道成寺〜道行より鐘入りまで
白拍子花子:玉三郎、白拍子花子:菊之助

5月は配役が実は個人的に微妙。
と言うか、最近の状況を見ると、こんな半年先、全員元気で舞台に出られているか
心配になります。

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歌舞伎座新開場記念公演演目発表。一般発売はハガキ抽選!

いよいよ新しい歌舞伎座の開場記念公演のうち6月までの演目が発表されました。
さよなら公演同様、3部制で観客人数1.5倍作戦(笑)のようです。

それにしても歌舞伎会会員は先行発売ですが、一般発売はなんと古典的なハガキに
よる抽選発売とか。
にわかに歌舞伎会会員が急増するのでは?

まず四月の演目。

2013/4/2(火)〜28(日)
<第1部>
★壽祝歌舞伎華彩(ことぶきいわうかぶきのいろどり)鶴寿千歳
雌鶴:藤十郎、女御:魁春、春の君:染五郎、雄鶴:團十郎

★十八世中村勘三郎に捧ぐ〜お祭り
鳶頭:三津五郎、同:橋之助同:彌十郎、同:獅童、同:勘九郎
芸者:福助、同:扇雀、同:七之助

★一谷嫩軍記〜熊谷陣屋
熊谷直実:吉右衛門、相模:玉三郎、藤の方:菊之助、堤軍次:又五郎
白毫弥陀六:歌六、源義経:仁左衛門


<第2部>
★弁天娘女男白浪〜浜松屋見世先の場より滑川土橋の場まで
弁天小僧菊之助:菊五郎、南郷力丸:左團次、赤星十三郎:時蔵、
忠信利平:三津五郎、浜松屋宗之助:菊之助、木下川八郎:團蔵
伊皿子七郎:友右衛門、浜松屋幸兵衛:彦三郎、青砥左衛門藤綱:梅玉、
鳶頭清次:幸四郎、日本駄右衛門:團十郎

★忍夜恋曲者〜将門
傾城如月実は滝夜叉姫:玉三郎、大宅太郎光圀:松緑
<第3部>
★近江源氏先陣館〜盛綱陣屋
佐々木盛綱:仁左衛門、篝火:時蔵、早瀬:芝雀、伊吹藤太:翫雀、竹下孫八:進之介
信楽太郎:橋之助、微妙:東蔵、北条時政:我當、和田兵衛秀盛:吉右衛門

★歌舞伎十八番の内 勧進帳
武蔵坊弁慶:幸四郎、源義経:梅玉、亀井六郎:染五郎、片岡八郎:松緑、
駿河次郎:勘九郎、常陸坊海尊:左團次、富樫左衛門:菊五郎

端っこの役まで揃いに揃った役者陣!
個人的には「熊谷陣屋」の仁左衛門さんの義経!がめちゃくちゃ気になります。
どれか1部だけでも見られればラッキーかな

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「ラブ・レターズ」来年3月公演

「ホワイトデースペシャル」だそうですが、見られるなら北村くんのアンディは
かなり見てみたい。
青木さんのメリッサはちょっと意外な組み合わせですが。

公演日程 2013/3/14(木)〜17(日)
作:A.R.ガーニー
訳・演出:青井陽治

出演
3/14(木)19:00 北村有起哉&青木さやか
3/15(金)19:00 原田優一&木村花代
3/16(土)14:00 石丸幹二&荻野目慶子
3/17(日)14:00 長塚圭史&松雪泰子

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紀伊国屋演劇賞、団体賞をこまつ座(「井上ひさし生誕77フェスティバル」)が受賞

今年もこんな季節になりました。
第47回紀伊国屋演劇賞(紀伊国屋書店主催)が昨日発表されました。
団体賞は、萬斎さんも出演された「井上ひさし生誕77フェスティバル2012」を
主催したこまつ座。
個人賞は以下の通り。

★東憲司
※文学座アトリエの会公演「海の眼鏡」の戯曲
※劇団桟敷童子公演「泳ぐ機関車」の作・演出

★那須佐代子
※劇団青年座公演「THAT FACE その顔」
※新国立劇場公演「リチャード三世」の演技

★神野三鈴
※PARCOプロデュース公演「三谷版 桜の園」の演技
※こまつ座&ホリプロ公演「組曲虐殺」の演技

★佐々木蔵之介
※二兎社公演「こんばんは、父さん」の演技

★浜田信也
※イキウメ公演「ミッション」「The library of life まとめ*図書館的人生(上)」の演技

あとは読売演劇〜がどうなるかですがこちらの発表は来年2月頃

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2012.12.19

歌舞伎役者さんの休演、続く。

先月の仁左衛門さん、怪我で来月までお休みの染五郎さんと休演が続くなか、
松竹サイトに團十郎さんと段四郎さんの休演のお知らせが相次いで掲載されました。

團十郎さんは京都の南座で上演中の顔見世興行にご出演中でしたが、風邪のため
18日から休演。

代役については昼の「石切梶原」の梶原は翫雀さんが、夜の「船弁慶」の弁慶は
橋之助さん。

ブログを見ると他にも口上お休みされている方もあり。
更に来月大阪で襲名公演の猿之助さんのパパ段四郎さんは、公演前に早くも休演
お知らせが出ました。
こちらは夜の「千本桜」川連法眼役の予定が寿猿さんに交替。

勘三郎さんの件はともかくとして、このところ歌舞伎役者さんの休演が一際目立つ
気がしますが、みなさん大丈夫でしょうか。

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国立劇場十二月歌舞伎公演「鬼一法眼三略巻」を観る

吉右衛門さんが初役の鬼一(意外)と大蔵卿の二役で活躍の国立劇場。
少なくとも今月はアンサンブルと演目の力強さと華で明らかに新橋を超えていると
思います。

それぞれ単独での上演が圧倒的な「菊畑」と「檜垣/奥殿」が同じ「鬼一」の
話の一部分だったのを不勉強にして今回初めて知った有り様。
更に今回は最初に清盛を出し源平話である事をクリアにし、また「菊畑」の登場
人物である皆鶴姫が登場して赤姫なのに何故か堪海と立ち回りをするエピソードが
ある「清盛舘」が付いて、すんなり話に入れる構成。
清盛は大河キャラだし、何よりオレンジの派手衣装にスキンヘッドの悪そうな
清盛を、涼やかな装束で爽やかに登場してスマートに諫める役で「小松殿」重盛が
登場し。
しかも、演じるのは錦之助さんで勝手に盛り上がりました(笑)

次が「菊畑」
そもそもこの話を良く判ってなかったので、今まで余り面白いと思ってなかった
のですが、今回は「清盛舘」の流れもあったし、又五郎さんがいい感じの奴でした
し、初めてこの場面を見たような気がしたくらい新鮮でした。
(途中どうも眠気が避けられないのは毎度ですが)

そして休憩挟んで吉右衛門一転しての「大蔵卿」
やはりこれが一番でした。
そこは吉右衛門さん、単なるお笑いや下品にならない作り阿呆のギリギリの
ラインをしっかり保たれているので(と言って理屈っぽくはならない)、二つの
表情が乖離せずに一人の人格の中に統合しているのが理解できました。
何より阿呆な「フリ」の辛さがガンガン伝わってくるのが他家のやり方にない
痛ましい感じでした。
扇を翳して外すと一変する表情、くるくると変わる声、どれも非常に魅力的でした。
吉右衛門さんはパンフレットで大蔵卿をハムレットに準えていらっしゃいたのが
新鮮でした。

ところで「御浜御殿」で綱豊が「望月」の装束で出てくるのは判るとして、室町
時代起源と言われる能や狂言を平安末期の清盛の時代が舞台の「鬼一」で大蔵卿が
楽しめる筈はないのですが、まあそのあたり装束共々実に「時代考証」無視の
歌舞伎ならではの大らかなホラですね(笑)

この日、本公演の後に、伝統歌舞伎保存会主催で若手がこの「奥殿」をやると言う
案内がありましたので折角行っているのだしと、続けて拝見しました。

大蔵卿は歌昇さん、常盤が米吉さん、吉次郎が隼人くんで、お京が種之助さん。
この世代の役者さんはどなたがどなたのご子息かところどころ判らなくなって
きていますが、客席には先ほどまで本舞台に上がっていたお父様たちが、ご家族
揃って私服で座っていらして、ちょっとした「保護者参観」の様相でした。

隼人くんの扮装の顔つきが獅童くんに似ていて(近い親戚ですから当たり前です
が)、今まで似ていると思った事がなかったので意外でした。
歌昇さんは教わった吉右衛門さんに激似でしたが、フワッとした明るさはまだ
まだ難しそう。
目を引いたのは米吉さんの常盤で、座っていて華があり、毅然とした態度と自身の
置かれた危うい立場を意識しての悲しみがガッと伝わってきて、常盤に初めて
共感しました。

公演前に吉右衛門さん、梅玉さん、魁春さんのトークもお聞きできて、充実した
90分でした。

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2012.12.16

「のぼうの城」の経済効果

毎日新聞のネットニュース
「のぼうの城」が物語の舞台となった埼玉の興業成績が非常に好調と言う情報を
前に見ましたが、武蔵野銀行関連のシンクタンク「ぶぎん地域経済研究所」は、
公開日から1年間の経済効果をは最低38億円と発表したとの事。
(原作本の売上は除く)

面白いのは内訳で、直接効果は、県内の興行収入など映画館観客の消費が10億
9000万円、行田市への観光客の消費が14億2000万円での計25億1000万円。
(県内の映画館での観客動員数と、行田市への観光客増加数はそれぞれ50万人と
想定)
これに算出した間接効果を加え、経済波及効果の総額が37億9100万円となるのだ
とか。
例えば私が衝動買いしたキオスクの「のぼうの城」にぎりや弁当は間接効果と
言う事になるのでしょう。
「のぼうの城」の今月9日までの全国での興行収入は約25億円で(東宝発表)
このうち埼玉県のシェアは13.3%を占め、通常の映画の倍以上(驚)
また、原作本/単行本購入の埼玉県のシェアは通常の本に比べて倍近いとかで
記事は『上記研究所は「改めて埼玉県の消費マーケットの大きさを認識し、県民の
一体感を醸成した映画に驚く」と分析している』とまとめてましたが、要はこれ
まで埼玉県民の郷土愛を過少評価していたのでは(苦笑)

それにしても昨日の「ブランチ」でのランキングで未だ7位に食い込んでいて
根強い人気を感じます

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2012.12.15

「ロードトゥーバーディション」再見

「007」シリーズは「慰めの報酬」公開時点では、確か次回作の舞台はアメリカ
とかドバイで、とか、またボンドガールも続投するなんて噂も流れていた記憶が
あります。
しかしその後MGMが経営危機で制作が危うくなり、新作はロケ地も減らし、派手な
セットも避けて、破壊メインで(笑)予算削減に対応するなど情報が流れていまし
たが、結局新作「スカイフォール」は蓋を開けてみればイギリスでは「アバター」を
6週間余りで呆気なく抜き去り、歴代一位の興業成績を更新中。
またイギリスではお気に入りの俳優ランキングでは男優がダニエル・クレイグ、
女優がジュデイ・デンチと「スカイフォール」効果てきめん。

監督したサム・メンデスは実績を買われて次回作(2014年公開予定)も担当するか
とか言われているなど、とりあえず「スカイフォール」は彼の国ではちょっと
した事件になっているようです。

そのサム・メンデス監督、代表作と言うと、オスカーを取った「アメリカン・ビュー
ティ」が挙がりますが、個人的にはポール・ニューマンとトム・ハンクス、
ジュード・ロウと言う凄い組み合わせで30年代のギャングの世界を描いた「ロード・
トゥー・パーディション」の方が好み。
この映画でポール・ニューマン演じるギャングのボスの息子で、トム・ハンクス
演じる主人公の妻子を殺してしまうダメ息子を演じていたのがダニエル・クレイグ。
柔らかい表情がポール・ニューマンに似ていて(私にはニューマンはかつての
映画のヒーロー)サラサラの金髪に三つ揃いのスーツにソフト帽が決まっている
のに、パパの権威を嵩に着て妙な自信を見せつける一方、パパに叱られるのは
絶対怖いって言う面倒くさいキャラクター。
ニューマンパパもこんな息子じゃ心配だし、きちんとケジメをつけなくてはと
思いながら、つい息子可愛さに甘さが出る意外な役柄でした。
主人公を狙う殺し屋役でジュード・ロウが途中から登場するのも贅沢でした。

今回「スカイフォール」に対して「実にサム・メンデス的な無駄な複雑さ(割に
誉めてない)」と言う映画評があって、「サム・メンデス的」ってどんなんだっけと
久しぶりに手元の「ロード〜」を見直しました。

「スカイ〜」を繰り返し見ている今改めて見ると 確かにクラシックな映像、
薄い通奏低音から始まる渋い音楽(音楽担当も一緒)、シルエットや後ろ姿、
雨、引いた絵、表情のアップなど、共通点はいくつもあってなるほどなるほど
でした。
しかしこの作品から5年しないうちにダニエルはクレジットのトップに、それも
有名な007シリーズの主役にになったとはちょっと想像しづらい。

さて、次はいつ「スカイフォール」を見るかなぁ

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【御礼】400万アクセス突破

いつもアクセスありがとうございます

昨日このブログのアクセスが400万を突破したようです
ブログ開始が2004年2月ですから8年と10カ月かかった計算です
2011年4月が300万アクセスでしたので、ここ100万は1年半くらい
ということでしょうか

ともあれぶつぶつと趣味話を書いているだけですが、
今後もお気に召したらよろしくお願いたします。

かのこ@管理人

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2012.12.14

「十二月大歌舞伎」(昼の部)を観る

昼は「御摂勧進帳」の通し。
昔、国立劇場が小劇場でも歌舞伎本公演をしていて、先々代(当代の祖父)が
弁慶をなさって「芋洗〜」で気持よく首を吹っ飛ばしていたのを未だに印象深く
覚えています。
今回は「暫」と「吉野山」を趣向を取ったようなのを加えての「通し」ですが、
まあ何と言うか役者の覇気が薄いと言うか、余り出ないからか、10日過ぎてプロ
ンプ丸聞こえな人もいるし、セリフはあるのに名題の関係か名前がチラシに出ない
人もいるし、亀蔵さんらが「あたりまえ体操」とか私は判らないバラエティの
ネタか何かの真似をして薄い笑いを取ったりしていて、梅枝くんや無論菊之助
くんが無駄に?美しいだけに弾まない展開が虚しかった…

最初に先々代の話を書きましたが、「暫」の熊井五郎(主人公)を当代がされて
いるのですが、セリフに決まりそうで決まらないダラダラ妙なクセがどうも耳に
ついて、気持ち悪さが先立ちました。
当代は不幸にして子ども時代にまだ40歳と言う若さの父親を(私はどうしても
「辰之助さん」と呼んでしまいますが)失って苦労しているとのは理解しますが
踊りの巧みさに比して未だにセリフ芝居で達者なところを余り見ません。
先々代の洒脱な江戸っ子の雰囲気や時代もので他を圧した存在感は無理にしても
もうかなり年齢的に近くなっている筈なのに、先代の剃刀のようなキレのある
踊りと張りがあってちょっと癖はあっても迫力があった口跡の、どちらにもまだ
ずいぶん物足りない感じかしてなりません。
弁慶の三津五郎さんが孤軍奮闘。
菊五郎さんは余り活躍しない富樫でさっさと退場で勿体無かった。

夜の音羽屋親子の「籠釣瓶〜」を楽しみにします。

それにしても家でテレビみてるように延々と舞台を見ながら喋り続けるオバサマ
たちはいるわ、最初から最後までゴハゴハ咳をしているマダムはいるわ(危険を
感じた近くの席の方はお一人場所を移られた)、全く観劇マナーは酷いもの。
最初、これはアブナイと懸念していた、ママに連れられた4〜5歳くらいのお子
かんの方が余程大人しく舞台を見てました。
大丈夫かオバハンたち(毒)

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「007スカイフォール(IMAX 2D 字幕版)」を見る

「007スカイフォール(IMAX 2D 字幕版)」を見る

「007スカイフォール(IMAX 2D 字幕版)」を見る

遂に合計4回目(笑)
公開から2週間以内でですから「殆どビョーキ」です(苦笑)

初日に字幕、二回目も字幕。字幕に納得いかずに先日は吹替。
これから見るなら見てないバージョンでと、今回は都内に実は余りない「IMAX」
バージョンを見に足を伸ばしてきました。

IMAXで映画を見たのは初めてでしたが、殆どの割引が効かない、大人〜高校生まで
一律2000円の強気料金。
こうなると逆に見る曜日で違いがないからか、微妙な時間にも拘わらす、今回も
結構入ってました。
やはりボンド人気は凄い。
前売りに700円も追加したのですから、どれだけ画面クリア、サウンド素晴らしい
かと期待満々で拝見しましたが、予想通りの地下鉄突入あたりはさすがにでしたが
あとは映画自体、画面自体がスリルと迫力満点なので、驚くほど、正確に言えば
700円差額に見合う程の差はなかったような気も。
(途中下からズシッと一回リアルに揺れて「これはなかなか」と思ったら、後で
調べたら本当の地震だったと言うかなり笑えないオチでした)

確かに画面は見やすかったですが、どちらかと言うと映画館自体の座席や傾斜の
設計に依るところ大。
大画面である臨場感はIMAXであるかとは別な気もしましたが、確かに画面は隅々
までクリアで、今回初めて、「新居」でのブルドッグくんがヒビが入っていて
爆破で砕けたのを接着して復元したらしいと言うのが判りました。

それにしても列車を破壊して客車に降り立った時にカフスを直す仕草とか、キマ
イラ号でシルヴァの本拠に乗り付けるデッキの立ち姿、サングラスのかけ方、
勿論ラスト前、ユニオンジャックがあちこちで翻る市街を見下ろす後ろ姿とか
いちいちカッコ良すぎ(笑)
また、内容が判れば判るほど、テーマ曲「SKYFALL」の歌詞が内容と凄くリンク
している事が判ってくるのも深い…

「カジノ〜」での衝撃ボンドデビュー時からすると、ちょっと年を取り、不精
髭に白髪が混じったりして「え〜っ」て感じもしますが、本当に何度見ても飽き
ません
この期間だけ萬斎さんファン度が確実に下がってる気がします

「カジノ〜」は確か8回くらいスクリーンで見、DVDは種類違いで3枚買いまし
たが、今作も8回はないかも知れませんが少なくともあと2回は見る気分ありあり(笑)

年末年始は映画漬けかも

写真はロビーの展示。
この背景で写真を撮って応募しようと言うのをやってますが、どの映画館でも
実際にやっているのは見ないです(苦笑)

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無印良品のヘクセンハウスジオラマ

無印良品のヘクセンハウスジオラマ

無印良品のヘクセンハウスジオラマ

無印良品のヘクセンハウスジオラマ

有楽町の無印良品で、クリスマスのヘクセンハウスキットを使った大ジオラマが
展示されていました。
キャンディを貨物にした小さな列車も走っていて(昔、メルクリンとかよくあり
ましたっけ)なかなか大規模でした。

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2012.12.13

久しぶりにツマラナイ芝居

久しぶりに大失敗でした。
地方の小さな町の町おこしに関わる世代の対決とか、そう言う「こぶり」な話、
非常に苦手なんです。
中途半端な幻想シーンと、やたらに多い暗転、そして
無駄に叫びまくる俳優たち。
こう言う時に限って休憩がなく、通路も狭くて出ても行けない。
眠れたらと楽なのに、こう言う時は逆にイライラして全く眠くならない(苦笑)

やはり全く知らない作・演出家さんの舞台は、いくら好きな俳優さんが出ている
からと無闇にチケットを取るのはキケンだと言うのを久しぶりに実感しました。
周囲にはラストに涙ぐむ方もいましたが、私には「まじ、何で?」と言う違和感
だけが残りました。
タイトルは書きませんが、多分今年唯一の「金返せ」舞台となりました。
ああ残念。

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「リベンジ」にしては狭い。無論そんなつもりはないのだろうけれども

去年9月に台風直撃の中、強行してかなりの観客が来場できなかった「神秘域」の
「Ⅱ」が来年あるようです。
今回は渋谷の大和田ホールでの開催だそうで、確かに能を見せるには大和田ホールの
方が適切なサイズではありますが、横浜に比べて激狭化。
単にチケット取りにくくしてる気がする…

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2012.12.12

「悲劇喜劇」の年間振返り特集と今日の毎日新聞夕刊

萬斎さんの商業演劇出演にどうも辛口だと思っていた(苦笑)「悲劇喜劇」ですが
最新号の井上ひさしさん特集の中に「『藪原検校』5場の<早物語>は萬斎に
宛て書きされたとしか思えなかった」趣旨のコメント発見。
ちょっとニヤニヤ。
また今日の毎日新聞夕刊の「演劇この一年」にも「『藪原検校』では野村萬斎が
悪に生きた男の一代記を濃厚に演じ」のコメント。

と言うよりもう年間回顧記事が出る時期になっているのがびっくりです

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今年一番の輝く銀杏

今年一番の輝く銀杏

新橋演舞場近くの通りの銀杏の黄葉が絶頂でした。
午前中の光を浴びて輝いていました。
昨日は勘三郎さんの密葬だったとテレビでやっていましたが、出棺の時に銀杏形に
切り抜いた紙吹雪が桜や天使形のものに混じって舞ったとか。
そう言えば勘三郎さんは中村屋の定紋の意匠である銀杏の黄葉真っ盛りの時期に
あちらにご出発されたのですね。

改めてご冥福をお祈りします。

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期限前投票

投票日は仕事のため、期限前投票へ行ってきました。
今回はいくつも選挙が重なっているのを改めて実感。
どの用紙にどの選挙のを書くか、またどの投票箱に入れるのか、すぐには判らない
くらいで、ちょっと記入スペースで一息つきました(笑)
あれは当日もいつもよりかなり手間かかりそうです。
とりあえず有権者の義務であり権利は行使したので一安心。

決まった支持政党などありませんが、投票権を得てから一度も棄権していません。

投票に行った事がないと自慢?して憚らない同僚がいますが、意思表示の機会を
放棄しておいて文句言う権利は無いと思うので、日和見でも投票は行くべきと
(行かないと自慢する本人にそう言ってもシラケるだけなので言いませんが)
言うのが私の中では最低限の決めごとです。

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2012.12.10

勘三郎さん追悼番組で「元禄繚乱」討ち入りの回オンエア

「元禄繚乱」多分リアルタイムオンエアはちゃんと見てない気がしますが、滝沢
くんと今井くんが討ち入り場面で対決する役柄で、また勘三郎さんと大竹さんが
夫婦役で共演され、何よりそれまでそれこそ「元禄太平記」では柳沢を演じる
など、「善」方の多かった石坂さんが理論派の吉良を演じたのは覚えていました。
昨日のNHKの追悼番組で43分フルでオンエアされましたが、キャストに当時は
全く気づかなかった役者さんの名前をクレジットにみつけてびっくり。

内蔵助の息子、主悦に七之助くんは覚えていましたが、堀部安兵衛を阿部寛さん、
さらに柳沢吉里に高橋一生くん、討ち入りメンバーには六平さんに滋啓時代の
内田滋さんなどのお名前を発見しました。

討ち入りの回は画面が暗いし、みんな同じスタイルだし、バタバタしていて、
まだしっかり顔を確認できてないので、また録画をチェックです。

それにしても歌舞伎で言えばまだ勘三郎さんは大石(大星)より内匠頭(塩冶
判官)が似合う年代だったので、本当に惜しい事です。

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来年の萬斎さん

演目より解説&(暴走系)トークが毎回ネットで盛り上がるセルリアンタワーの
萬斎さん公演。
チケットの値段と競争率の高さに最近は伺ってませんが、行かれた方々のブログや
ツイを拝見していると、どうやら来年9月にまた「他流試合」がある模様。
まだ詳細は不明(と言うよりナイショ)だそうですが、時を同じくして萬斎さんの
ご本業以外のマネジメント先であるシスカンサイトのトップページに
「<速報>来年9月にシアターコクーン公演。詳細は来春から」
のインフォメーションを出ましたが関係あるかな?
コクーンなら非常に有難いところではあるのですが

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久しぶりに18時半開演の4時間芝居(苦笑)

歌舞伎(松竹。三宅坂は極めて贅沢な12時開演の1日1回公演。たまに夕方やる)は
たいてい4時間くらいやってますが、である故にサラリーマンには不親切な
ソワレ16時開演(ちょっと前までは16時半だった)ですが(従ってマチネが
11時。休日でもうっかりすると結構バタバタする事になる)、おかげで終演は
遅くも21時で、銀座や新橋を出られるので然程終電を気にせずいられるのですが、
一般の商業演劇はそこまではいかないので、芝居が長くなるとどうしても頭の
中で帰りの電車の時間を気にしてしまいます。

今まで私の中で一番帰りがしんどかったのは、蜷川さんのさいたまでの「コリオ
レイナス」
確か19時開演で3時間半弱くらいかかって、与野本町に22:40とかでどうしても
午前様になっていました。
で、昨日開幕したケラさんの新作にして、ご本人と蜷川さんが演出で「競作」
する「祈りと怪物」
さいたまと違って都心の渋谷のコクーンではありますが、発表された上演時間は
休憩2回挟んでの4時間!
ソワレは18時半開演ですから終演は22時半。
あれだけの質と量の役者を並べたのですから、宜なるかな、ですが。

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2012.12.09

長塚さん演出の小栗くん主演舞台

タイトルが「あかいくらやみ 〜天狗党幻譚〜」となると、萬斎さんの「鞍馬天狗」
にも登場した天狗党をテーマにした時代ものでしょうか。

シアターコクーン
2013年5月上演>
「あかいくらやみ 〜天狗党幻譚〜」
作・演出:長塚圭史
キャスト:小栗旬、小日向文世、白石加代子、原田夏希、
小松和重、古舘寛治、横田栄司、福田転球、武田浩二、駒木根隆介、斉藤直樹、
六本木康弘、木下あかり、中山祐一朗、伊達暁、長塚圭史、中村まこと、大鷹明良
小野武彦他

なんで4月の「ヘンリー四世」の主要キャストにお名前がないのかと思ったら
横田さんこちらにご出演でした。

長塚さんと横田さんは「ファウスト〜」共演、小日向さんと大鷹さんは「藪原検校」
白石さんは「国盗人」とこのキャスト、私から見ると「萬斎さん繋がり」だらけ。

中村まことさんに小野武彦さんと更に上手い役者さんを揃えて、あとはホンと
演出(苦笑)

見たいけど、長塚さんのオリジナルは相性悪いからなぁ(毒)

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野田さんの勘三郎さん追悼文

9日の日経新聞朝刊最終面に野田秀樹さんによる勘三郎さん追悼文が掲載されて
います。
勘三郎さんの死を「災害」と表現された野田さん、追悼文には悲しみと共に、
戸惑いがにじみ出ていました。

そう言えば先日急遽放送された勘三郎さん追悼番組の冒頭に印象的に流れていた
のは「龍馬伝」のサントラの「高天」だったか「謳歌」だったかでした。
不意に倒れた革命家、と言う点で、確かに勘三郎さんと龍馬の間には共通点が
あるかも知れません。

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「007スカイフォール(吹替版)」を見る

はやくも合計3回目(笑)
「のぼう〜」でさえ1週間に1回の割合で大丈夫?だったのに、こちらは1週間で
3回。
ほぼ「ダニエルボンド禁断中毒」状態です(苦笑)

どうも○田×子先生の字幕が余りに説明不足過ぎてすっきりしないため、吹替版で
確認せずにはいられず、然程多くない吹替上映館を探して見に行ってきました。
吹替には独自の需要があるのか、平日昼にもかかわらず、年輩者をメインに
びっくりする盛況。

結論から言えばなるほど、なるほど。

まずはびっくりするくらい字幕版と比べて違和感がない吹替声優陣の見事さ。
ボンド役は藤真秀さん、マロリー役は蜷川さん芝居でお馴染みの原康義さん、
シルヴァは内田直哉さん、ボンドガール・エブリン役は確かテレビ版「カジノ〜」
にも出ていた、文学座の美人女優、岡寛恵さん、Mはベテランの谷育子さん

特にシルヴァは字幕版で様々発していた舌打ちや独り言、何よりあの気持ち悪さが
吹替で出るのかなとちょっと思っていましたが、担当された内田さんが上手くて、
ハビエルが日本語を喋っているかと勘違いしてしまいそうな自然な気持ち悪さ(笑)
吹替は確かに文字を追わないで済む分ストーリーに集中できましたし、今回は
体調が良かった事もあり、また色々発見があって2時間半があっという間でした。

字幕版での謎も含めていくつか新しい発見がありました

※ 新しい?M16のオフィスに「復帰テスト」の結果を聞きに行ったボンドにMが
「あなたのインテリアのセンスは参考になるわ」と言ってる意味が字幕では全然
判らなかったので、見ている「テスト結果」をインテリアのカタログかと勘違い
したくらい(アホ)でしたが、吹替ではボンドがブルドッグを見て「全部吹き
飛んだのに残ったんだ」と言って、Mが「インテリアのアドバイスは歓迎よ」と
皮肉パンチ炸裂させて言っていたのでした。
吹替では他にもボンドがM宅(どうも「カジノ〜」の時とも「同居人」がいた〜
あれがテニスンの詩を語ったと言う「夫」か解りませんが〜「慰めの報酬」時
とも違うアパートメントだったような)に「帰任」の挨拶にやって来た時に
(ボンドは「カジノ〜」時に二度と自宅に来るなとMに言われていたのに、あっ
さり約束を破ってます)アパートは解約したとMに言われて「じゃあホテルを
取ります」と言った時も「当たり前でしょ、泊めないわよ」とか、結構皮肉とも
ウイットともとれる会話をしてました。

またラストのMの「私は一つだけ正しかった」は吹替では「あなたを信じたのは
正しかった」になっていました。

そう言えばボンドがエブリンに「怯えに耐える女性の事は判る」と言いますが
これ、どう考えてもヴェスパーの事を念頭に置いている気がしました。

さて、3回見て朧気に判ってきたのは「ブルドッグ」を初めとして「諜報部員」
「ナイフ」「折り畳み剃刀」「アストンマーティン」「チャーチルの地下壕」
それら全てが「トラディショナル」な(古い)物でありながら、だからゆえのチカラを持ってはいる。
一方、ボンドが抱える家への嫌悪感(トラウマの原因は何かは不明。原作では
両親は海外での事故死の設定らしいですが、権威に対する反感があり、と言って
あれだけの家屋敷、領地を抱えていてあれだけの銃を所持していたなら、貧困と
かではなさそうだし…)、シルヴァの過去への拘り、どちらも「過去」が現在を
コントロールしている。
こちらは踏み越えてボンドがシルヴァに答える
「Resurrection」(復活)すべき事柄。
この「Resurrection」と言う単語、キリスト教者ではないので感覚が判りませんが
キリストの復活と言うニュアンスがあるそうで、かなり重い意味合いのようです。

伝統と革新は実際イギリスに対するイメージに一致しますし、ドラマの舞台同様に
テーマ自体が極めてイギリスを描いた映画なのかも。
それにしても礼拝堂のシーンを見るたび、Mがこの作品最大の「ボンドガール」
だった気がしました。

前売りがもう一枚あるので、もう1回はせっかくなのでIMAX版で見ようかな

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2012.12.07

メンズ40人従えた、萬斎さんの生オケ「ボレロ」

狂言劇場での単独バージョンから1年経ったかくらいでしょうか、遂に生オーケ
ストラに乗せて(10月のサントリーホールは見ていない)、更に花柳流の舞踊家
40人を従えた、壮大な「ボレロ」を上野で見ました。
美術は「敦」などで萬斎さん舞台お馴染みの松井るみさん、照明は蜷川さん舞台
などでお名前を拝見する沢田さん。

「狂言劇場」時と同じく真四角くの白の所作台、白綾の着付けに白の狩衣に緋色の
大口に翁烏帽子。
周りのメンズは黒紋付きに縞の袴で統一。
萬斎さんの袴が紐の大口になった事で、ちょっとメンズに囲まれた白拍子、若し
くは天の岩戸を開かせるべく送り込まれたアメノウズメのメタファーにも見え
ました。

しかし後半速度が上がり、お得意の烏跳び(本日は見事に5回)あたりから完全に
男神的鋭さが出て、ラストは背景に向かって、初演同様のジャンプ!
ジャンプを知らずに先に「ブラボー」が出てしまったのがちょっと残念でしたが
明らかに手先足先に柔らかさがでる日本舞踊と、キレキレの萬斎さんの舞は異質
でしたが、安い席で見下ろして拝見したおかげで、(予想以上に良く見えました)
メンズのフォーメーションがしっかり見えました
(まあ殆ど萬斎さんしか見てなかったですが)

一人より動きの種類は減った感じですが、無駄な動きがなくなった分、美しさ、
緊張感、そして放つオーラは周囲の40人を軽く圧して半端なかったです。

いや〜眼福でした。

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「ドクターX」に山本耕史くんが登場

見続けている数少ないドラマの一つ、米倉さんの「ドクターX」
段田さんに勝村さん、岸部さんに伊東四朗さんと芸達者な役者さんが並ぶところに
伊東さん演じる院長の肝いりで招聘された生体間移植の第一人者外科医役で今回
から登場したのが、山本耕史くん演じる「土方」医師。
どう考えても大河「新選組!」を意識してますね。
山本くん、つい先日他局の香取くん主演の「モンスター」にもゲスト出演して
「新選組!」近藤/土方コンビ再現だっただけに何だか笑えました。

そう言えばNHKで三上博史さんが刑事を演じた「実験刑事トトリ」の最終回にも
山本くんが三上さんの後輩役でゲスト出演されていて、この時は「清盛」の鳥羽
上皇と藤原頼長と言う、最終的に対立した人物を演じていたばかりの二人だった
ので爆笑しました。

どうやら来週が最終回らしいですが、アヴァンの田口さんのナレーションと言い
中園さんの判りやすさと痛快さに徹した脚本が無理な展開を気にせず見られて
いるポイントだと思います

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2012.12.06

「007スカイフォール」を見る(2回目)

駅前シネコンは平日夜ながらなかなかの入り。

2回目は少しストーリーが判っているので冷静に見られるかと思いましたが、
結局駄目。
ダニエル・クレイグのカッコよさに見惚れ、1回目以上に集中して、同じところで
ヒヤヒヤし、エンドクレジット時点で「次はいつ見るかなぁ」と手帳を繰って
いました。

新しい発見は

※オープニングタイトル内にラストの激闘の舞台、そしてタイトルである
 「スカイフォール」の屋敷と鹿?の飾られた敷地入り口の門がちゃんと使わ
 れていた事

※ オープニングシークエンスのラスト、Mが叫ぶ「早く撃って」のセリフと
 ラスト、そのMを捕らえたシルヴァがMに引金を握らせて「早く撃て」と叫ぶ
 のが対になっている事

※ 廃屋での「対決」前にキンケイドがナイフを手に「昔ながらの武器が最後に
 役に立つ」と言ってましたが、ラスト前にボンドがシルヴァに止めを刺した
 のはまさにそのナイフだった事。

※ Qとボンドが最初に出会うシーンに使われていたのがロンドン・ナショナル・
ギャラリーで、見ていた絵はイギリスの誇る風景画家ターナーの「戦艦テレメール」
である事

またギャラリーのシーンの最後にボンドが「世代交代だな」と言ってますが、
勿論Qが若いからですが、あの絵も使われなくなった戦艦が曳かれて行くシーンで
まさに「世代交代」の象徴に思えました。

更に蛇足は私にはターナーと言えば夏目漱石。
何故かと言えば「坊っちゃん」作中に(非常に曖昧な記憶ですが)赤シャツに
おべっかを使う野だいこが、船で写生に出た海だか何だかで、沖合(対岸?)の
松をみて「ターナーの松でげすな」と言う場面が出てくるのです。
最初に読んだ頃はターナーが画家である事すら知らずにただ「ターナー」って
なんだろう(多分註くらいは読んだ筈ですが)と思っていました。
後年、洋画にはまり、ターナーの現物を見て「これが『ターナー』か」と理解
してからは、ターナーを見たり聞いたりする度に「坊っちゃんだ」と思い「漱石
さんだ」と思うのです。
初回見た時はストーリーを追うのに忙しく、「ターナーだな」くらいでしたが
今回しっかり作品名も確認できました。
ロンドンナショナルギャラリーでイギリスの代表的画家の絵を見せる、全く今作は
プログラムでダニエルが言っているように「イギリスの映画」だなぁと実感。

(折角なら上海で登場する絵もモディリアーニでなく英国人画家のでも良かった)

ブルドッグの意味とか、スカイフォール自体の意味とかまだ判らない部分もあるし
またラストのMの「私は一つだけ正しかった」の意味、シルヴァのセリフの数々
など、どうも今回「も」字幕がやや物足りない。

今作は吹き替え版が初めて同時上映になっているので、次回は吹き替え版を見て
見ようかと思うくらい。
(特にシルヴァの存在は、もっと含蓄ありそうなのに、単なるマザコンおやじに
しか見えないのはセリフ<の翻訳>に原因があるのではと邪推してます)

まあMがあんな致命傷をそこらの(失礼)テロリストに呆気なく受けてしまった
のにはびっくりでした。

私は純粋にダニエル・クレイグファンのため、「007」旧作は殆ど見た記憶が
ないのですが、どうやらオールドファンには「ゴールド
フィンガー」 とのリンクがツボらしいので、機会があれば見てみようかなと。

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「のぼうの城」記事が毎日新聞に

ちょっとタイミングが遅い気がしますが、5日の毎日新聞夕刊に「のぼうの城」
関連で萬斎さんインタビューが出ていました。

長親のキャラクターについてのコメントが中心でしたが、全般には前へ前へ出る
のとは違う描かれ方をしていた長親が、丹波とのやりとりでは萬斎さんが突っ込み
佐藤さんが受けると言う方向性だったとか。

「スカイフォール」が始まってしまった今、既に「のぼう」が懐かしい感じに
なっていました。
人間て薄情(苦笑)

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2012.12.05

(続)勘三郎さん死去

ニュースステーションで南座での勘九郎さんの今日の「口上」を見ました。
テレビで見るだけでぐっときてしまう映像でした。

野田さんとの「研辰」、串田さんとの「コクーン」シリーズ、とりわけ宮藤さん
との「大江戸りびんくでっと」など勘三郎さんでなければ通らない企画だったと
思いますし、こうした様々な革新的な試みで特に若い世代に歌舞伎に興味を向かせ
(実際、今日会社のランチで20代後半の普段芝居とか、無論歌舞伎など見ない
女子社員がみんな勘三郎さん死去のニュースを知っていました)歌舞伎を「博物館
入り」させないで来たのは偏に勘三郎さんの果たした役割は非常に大きかったと
思います。

こうした牽引車の役割を今後誰がどんな形で引き継ぐのか、勘九郎さん世代では
まだ多分ちょっと若いし、勘三郎さんのちょっと下、40代の役者が今、歌舞伎の
中心になる役者さんの中に殆どいないので(多分「中車」さんが貴重な40代の
一人)、歌舞伎ファンとしては少し心配です。

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次回「解体新書」ゲストに追加発表

通常「解体新書」のゲストはパフォーマーと学者さんなど、実践する人と分析
する人と言う組み合わせが多いのですが、次回の『MANSAI◎解体新書 その弐拾壱
「喜劇」〜笑いのメカニズム〜』(相変わらず長いタイトル)は既に発表されて
いた伊東四朗さんの他にラサール石井さんもご出演とか。

これは凄いことになりそう(良い意味で)

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「TOPDOG/UNDERDOG」を観る

堤真一さんと千葉哲也さんの二人舞台。
千葉さんはこのところ演出家として堤さんと関わっていらっしゃいましたが、
今回は気鋭の小川絵梨子さん(去年の「プライド」や「今は亡きヘンリー・モス」
など翻訳ものの濃密な演出がクセになります)に演出を委ね、俳優に専念されて
いました。
知的な演出家としての千葉さんも好きですが、「髑髏城の七人」の家康役のような
懐の深い渋い役者っぷりも大好きで、トラムの前方席でお二人を間近に拝見して
きました。

しかし
ん〜。
やはり翻訳ものはカルチャーに根付くニュアンスの伝わりかたが難しいですね。
主人公二人の名前がリンカーンとブース、と言えば暗殺の犠牲者と犯人だと言う
のが判っていないと面白くない。
多分これは日本人にとって、信長に謀反を起こしていわは暗殺したのが明智光秀で
あると知っているのと同じくらいにアメリカ人ならある程度常識として判る、と
言うレベルなのかも知れません。
またリンカーンは劇場で座っているところを後頭部から撃たれて死んだと言う
エピソードが判っていないと、オチが効かないかも
(私も終わってから調べました)

それにスリーカードモンテと言うマジックが延々と話に出てきますが私には判ら
ないので、これもなかなか難物でした。

二人の兄弟が持ちつ持たれつ、あるいは反発し、甘え、嫉妬し、優越感に浸る
そんな一見他愛のないやり取りが一部屋の中で延々と2時間(55分/休憩/60分)
続いて正直途中ちょっと眠気に襲われました
(ちょっと先にはマジ鼾をかいて寝ていたおじさんがいて周囲は苦笑+迷惑)

ある意味このシチュエーションで2時間ひっ張った役者さん、演出の力は凄い
とは思いましたが、やはり翻訳劇の壁がもう一つ話に入り込めなかったのが残念
でした。

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デパートが時短。

私が最初に就職した頃、デパートは18時閉店、毎週定休日が当たり前でしたし
(確か伊勢丹は水曜日、京王、東急、高島屋は木曜日でした。三越は月曜日だった
か?小田急も木曜日だった?)、ちょっと残業してから行くと直ぐに「蛍の光」が
流れ追い出されモードに突入していたものでした。
それが食料品売場の活況からか19時までになり、いつか定休日は不定休になり
果ては無休になって夜20時まで、食品売場は21時までと「基本開いてる」が当た
り前になっていました。

その揺り返しか、三越伊勢丹が来年4月〜9月、首都圏5店の営業時間を短縮すると
発表したそうです。
従業員の負担を減らし、労働環境を改善する事で接客サービスの質の向上につな
げる、が理由だそうです。
営業時間を変更するのは
▽伊勢丹新宿店:開店を10時半に30分繰り下げ
▽伊勢丹立川店:閉店を19時半に30分繰り上げ
▽伊勢丹浦和店
2階以上=開店を10時半に30分繰り下げ、閉店を19時半に30分繰り上げ
1階と地下1階:開店を10時半に30分繰り下げ
▽日本橋三越本店(3階以下):閉店を19時半に30分繰り上げ
▽銀座三越:開店を10時半に30分繰り下げ

元々地下食品売場以外殆どデパートを利用しないので、ほぼ「実害」はありませ
んが、たまたま行って開いてなかったらがっかりなので調べてから行かないと
ダメかも知れません。

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「野村狂言座」を観る

宝生能楽堂。

今回の解説は高野さん。
15分で4曲説明は大変そうでした。

まずは裕基くんが可愛い山伏姿で登場する「柿山伏」。
考えたら何気なく見ていましたが、あの葛桶の上に落ちずに乗っているだけでも
相当大変ですね。

万作さん演じる畑主に「看病せいっ」と開き直るところに可愛げがあるのが、
子方の役得。

続いては先日の「内沙汰」に続いて萬斎さんが妻を演じる「箕被」

ダンナの金のかかる連歌趣味をロコツに嫌がる奥さんに「お前の着物売ったら
いいじゃん」って夫、単なるぐうたら亭主(笑)
さらに「前の時は何とかなったじゃん」と追い討ちされ「あれは実家に何とか
頼んだので」と言えば(妻の実家は婚家より裕福らしい)「良いこと聞いた。
じゃあ今回もよろしく、実家のお父さんも連歌好きだから判ってくれるよ〜」って
アンタはヒモか(苦笑)

遂にキレた奥さんが離縁してと「印の品」(離婚証明書代わり)の箕を手に出て
行く後ろ姿が風情あるわ〜とそんな状況で歌を捻ってしまう夫も「病膏膏」の
世界ですが、捨てられて出ていく背に歌われた歌に「脇を付けなくては教養が
ないと思われるわ」と引き返す妻も考えたら物事のプライオリティの付け方が
微妙。
まあその出来にびっくりした夫が妻が連歌を知らずに文句言ってるのではないと
知って妻への認識&態度を改めるのですからやはり「芸は身を助く」でしょうか
戻っても金が沸いてくる訳ではないので、単にお金の工面に苦労する日々に
戻るだけですからどっちが良かったのか…
萬斎さん妻は結構「痛わしい」感じで、石田さんのリアルな資質と相俟って狂言
には珍しく「その選択で良かったのか」と言う疑問がぼんやり残った曲でした。
休憩を挟んで三宅右近家による珍しい「不腹立」。

予定外の20分休憩があって漸くいよいよお目当ての12年ぶりの「木実争」
前に山本東次郎家で上演されたのを拝見した記憶がありますが、こんなに笑える
(含・苦笑)曲ではなかった気がするので、万作家、もとい、萬斎さん一流の
(「田楽躍り」に通じる)「洒落っ気」炸裂と言えそうです。
高野さん演じる全身ピンクの「桃尻乙女」(高野さんは先日の「食道楽」でも
一人「女子」役でした)と、今のところ尼をされれば万作家イチの石田さん演じる
「梅干尼」が花見に来たところに、萬斎さん演じる紫の袴に黒と紫の掛素襖の
「茄子の与一」が登場し、下心ありありで乙女に近づくが直に二人に叩かれて
怒り、女忍者の「伊賀栗」(月崎さん)、胡瓜/西瓜/南瓜の「瓜二つではない」
瓜家三兄弟の加勢を得て、仕返しにやってくる。
危機を知り、短冊提げた「柿本人丸」と「フルーツ界の武闘派」葡萄、「負けたら
立場がない」と苦汁の表情の橘(たちばな)が桃尻乙女と梅干尼に加勢しての
馬鹿馬鹿しいバトル(カケリ)は一時よくかかった「髭櫓」に類似。

それぞれの頭には「アイテム」オブジェが正面に付いた冠を懸けていて、これは
能のやり方ですから違和感はないですが、ミュージカル「ライオンキング」で
使っている「ダブルイベント」と呼ばれる「被りもの」も考えたら同じシステム
ですね。
今回もガバッと西瓜が割れたり、梅干が落ちたり(どうやら2日目は肝心の桃が
カケリ最中に落下したようですが)とリーフレット表4に寄稿されていた良乍さん
苦心の作品群でした。

最後は風小僧(裕基くん)が「井杭」のシテの様なスタイルで舞台を駆け抜け、
寒さに「木実」ご一行さま戦意を失いみなすごすごと退場されました。

まあ装束もそれらしい色でまとめ、名前も無論詞章も懲りまくって馬鹿馬鹿しさ
満載、短冊や栗、梅干が床に落ちたままになったり、カケリで竿が飛んだりと
細部がややキレイに収めきれてない部分はありましたが、先日の「食道楽」同様
若いお弟子さんたちが増えて人数のある演目ができる今ならではのお楽しみですね。

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「木の上の軍隊」漸く上演

井上ひさしさんが亡くなったため執筆が途絶し、予定されていた上演が「黙阿弥
オペラ」に変更になった「木の上の軍隊」が蓬莱竜太さんにより戯曲が完成、
来年コクーンと天王洲で上演されると発表されました。

主演は元々予定されていた通りに藤原くんですが、あとの二人は吉田鋼太郎さんと
北村有起哉くんだったのが山西惇さんと片平なぎささんに。

演出は栗山さん。

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中村勘三郎さん死去

「やじうまテレビ」の速報。
やはりかなりお悪かったのですね…
勘九郎さん襲名披露公演続くなか。

本当に惜しい。
本当に勿体無い。

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2012.12.03

今週の「情熱大陸」は玉三郎さん特集

先日菊之助さんを特集したBSの番組では、今月「籠釣瓶」の八ツ橋を初役で演じる
菊之助さんを熱心に指導されていたのが写っていましたが、歌舞伎座休場中は
今のところ勘九郎さん襲名の大阪公演以外では歌舞伎公演では拝見していない玉三郎さん。

今度の「情熱大陸」で特集されるそうで楽しみです

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「平清盛」(47回)

維盛と言えば萬斎さんファンにとっては「我が魂〜」の長谷川くん演じる天然
キャラを真っ先に思い付きますが、清盛の孫である維盛が既に23歳とは「マツ
ケン清盛」もすっかりジイさまです。

(その維盛を演じているのは昔映画「トウキョウソナタ」で次男役を演じていた
井野脇海くんで、その時の長男役は小柳友くんだったのでした)

そして個人的に「二大長身俳優」と呼ばせて頂いている浜田學さんと高杉亘さんが
が突然揃って登場。
浜田さんは梶原景時、高杉さんは上総広常役。

因みに梶原は「義経」では中尾彬さんでその息子役が小栗旬くんでしたから、
随分みなさん若くなりました。

他にも武田信義役で永澤俊矢さんが、また奥州の藤原泰衡役で小林高鹿さんが
出演されていて、レギュラーの藤本さんを含めて浜田さん以下全員「坂の上の雲」
出演者だったのにはちょっと笑いました。
(中尾さんもでした。ついでに藤本さんは続く時間帯のTBS「モンスターズ」に
検事役でゲスト出演されていて更にびっくり)

話としてはイケイケ頼朝に対して何やってもダメな感じになってきた平家。
ここまで主人公の無様さをあからさまに見せるドラマも珍しいです。

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2012.12.02

「純と愛」に川口覚くんが出ていた!

今作品、ヒロインが余りに一本調子なので見ていなかったら完全にノーマーク
でした。
日曜日にまとめてオンエアやったら翌週以降に再放送とかあり得ないんでしょうか。

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「家庭画報」に裕基くん記事

「画報」に以前連載されていた時は獅童くんあたりがフューチャーされていた
「伝統芸能の獅子たち」

新シリーズはまず愛之助さん、そして先日「狂言座」で「不腹立」を拝見した
三宅右近家の二人のご子息、そして亀井家の三男、伝次郎さん。

そしてネクストジェネレーションとして、富十郎さんのご子息の鷹之資くん、
観世宗家のご子息・三郎太くんと一緒に萬斎さんのご子息裕基くんが紹介されて
いました。
三郎太くんと裕基くんが同じ舞台に出ていたのを拝見した事がありますが、全員
同じ1999年生まれとは知りませんでした。
(特に鷹之資くんは色々な意味で早くから注目されていたのでもう少し上だと
思っていまし)

3人はネクストジェネレーションとして、でもちゃんと1ページカラーグラビア&
インタビュー。
裕基くんは今チーズに凝っているのだそうですが、あの若さ(笑)で「イタリアに
行ってモッツァレラチーズにはまった」とさらっと言える経験が凄い。

裕基くんは先日の「柿山伏」でも声が子方とは違ってきていましたし、そろそろ
声替わりかも知れませんが役柄も増えそうで楽しみです。

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2012.12.01

「日の浦姫物語」を観る

シアターコクーン

井上ひさしさんの作品連続上演「77フェスティバル」個人的な「ラスト」は、
井上作品の中では余り上演されて来ず、元々は文学座の杉村春子さんに宛書き
された(タイトルロール)と言う「日の浦姫物語」。演出は蜷川さん。

日の浦役に大竹しのぶさん、日の浦の兄と息子の二役を藤原竜也さんと言う、
蜷川さん舞台の鉄壁の二枚看板を揃えての話題の舞台ですが、ひょっとしてお二人は
別々には散々みていますが初共演でしょうか?。
話題の舞台らしく、平日昼、3時間強の長尺にもかかわらず、立ち見が出ていま
した。

今回は絶妙なキャストで非常に面白かったですが、観た後でまず感じたのは、
深刻な内容ながら井上さんらしい理不尽なくらいの言葉遊び、あからさまとも
言える艶っぽいセリフのオンパレードのこの作品が、文学座と言う「ザ・新劇」を
背負う人、と言う私の持っていた杉村さんの演じる作品と言うイメージとかなり
かけ離れていて、初演当時の反響はどうだったのだろうか、また相手の俳優
さんは誰だったのだろうかと言う事でした。

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「007スカイフォール」初日に1回目を見る

初日の初回を見ました。
満席。
客席はオールドファンと若いファンが半々くらいでしょうか。
入った時は午後の回のみが満席でしたが、終わって出てきた時には
どうやら今日はほぼ終日満席で、次に席が取れるのは21時の回だとスタッフが
アナウンスしていました。

「カジノ〜」ほどスパイものっぽさはないし、ボンドガールの活躍も限定的、そも
そも「今時スパイなんて古くない?」とか諮問委員会にも、悪役にも言われるし、
ボンドも「復帰テスト」は散々だし、クールで無敵のボンドのイメージからすれば
かなり湿っぽいし、生々しいし、ラストはほぼ通常アクション映画の世界だったりは
しましたが、それでも大画面で見るスケール感、ボンド(クレイグのか)の恰好よさに
痺れまくりました。
敵のアジトのモデルは絶対長崎の軍艦島だと見るなり思いましたが、エンドクレ
ジットに漢字でもクレジットが出ました。

ラストのびっくりは「相棒劇場版2」と同じくらいで(と言えば両方のファン
以外にはネタバレにはならないでしょう)、レイフ・ファインズが新たに加わった
理由も納得でした。

体調がもう一つで万全の集中力ではなかったので、少なくとももう一度は見たいと
です。

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