「国立文楽劇場開場30周年記念公演〜『菅原伝授手習鑑』(第二部)」を観る


第2部は、歌舞伎では有名な「車曳」から「寺子屋」まで。
住大夫さんの語りに簑助さんの桜丸、文雀さんの八重と人間国宝揃い踏みの
「桜丸切腹」が眼目。
そう言えば来月の東京公演の「恋女房染分手綱」もですが、引退演目すら、
歌舞伎では超メジャーな段でないのが、歌舞伎と文楽の見せ場、聞かせどころの
違いなのでしょう。
歌舞伎だと、「茶筅酒」は省略、「喧嘩」から「切腹」までが一連で「賀の祝」と
区切り方も違いますね。
昼はやや眠気もありましたが、のんびりした白大夫の田舎屋で、悲劇の段取りが
着々と進み、桜丸の切腹、丞相の怒りに「寺子屋」で頂点を迎える人間?模様を
見せる舞台に目を奪われました。
「天拝山」はそれまで大人の分別を見せていた丞相の怒りが爆発する、それまでと
随分印象の違う段で、口元から火花がスパークする演出にはびっくりしました。
「寺子屋」は意外に歌舞伎とあまり印象が違わずでした
(「いろは送り」が歌舞伎ほど引っ張らないくらい)
とにかく1日通しで観るのは、前述した「ヘンリー六世」や「コースト〜」同様
満足度もバラバラより高いし、達成感があって、頑張って大阪まで遠征したかいが
ありました。
いや〜楽しかったです。
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