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2014.10.30

万作さんの「三番叟」フルバージョンを久しぶりに拝見する

万作さんの「三番叟」フルバージョンを久しぶりに拝見する

万作さんの「三番叟」フルバージョンを久しぶりに拝見する

先日、国立劇場で行なわれた「至高の芸、そして継承者 狂言」と言う公演に
行ってきました。
万作さん、東次郎さん、萬さんと言う三家の三人の狂言方人間国宝が顔を揃えて
各家一番ずつ上演と言う贅沢な番組。
なんでも「東京発、伝統WA感動実行委員会」と言う、お役所っぽいローマ字混じりの
(イケテない)名前の団体が主催で、外交官ナンバーの車が車寄せに次々止まって
いましたので、どこやらかの肝いりで大使館の方らしい方々もたくさんご招待
されているようでした。

しかし狂言三番で、あの滅多に満席にならない国立劇場が前売り完売、は凄い。
しかし舞台両脇に電光掲示が出たので英語解説でも出すかと思ったら、単に日本
語で詞章が出ただけとは中途半端(笑)
先ずはいきなり眼目、万作家の「三番叟」
勿論万作さんが三番叟、しかも袴、でもなく、後場だけでないフルバージョン!
万作さんの「三番叟」フルを拝見するのはかなり久しぶりだったので、テンション
上がりました!
勿論、千歳が萬斎さん。

緑に鶴亀、梅柄の装束の萬斎さんが面箱を捧げて入り、囃子方と万作さんは橋掛で
待ち。
万作さんの装束は、黒地に鶴亀、若松柄で襟元から見える中の華やかな朱の着付け
とのコントラストが綺麗でした。
千歳が正面中央に箱を置き一礼して箱を笛座あたりに直し、自身が脇座あたりに
直ったところで一同動き出し、万作さんは名乗り座前あたりに来て、千歳とハの
字になり、一礼。
万作さんは後見座で装束を改めている間に、萬斎さん千歳が凄いキレキレの舞。
このまま三番叟突入しそうなイキオイでした。
千歳の舞が終わり、いよいよ万作さん三番叟。

確かに動きは静かですし、烏飛びも低めでしたが、漂う迫力がすごかったです。
ラスト、黒尉面を外した万作さんと萬斎さん親子が、幕に向けてキュッと揃って
動いた姿の美しさも素敵でした。

囃子方も大鼓・広忠さん、小鼓頭取・源次郎さんと言う精鋭で迫力で素晴らし
かったです。

次が東次郎家の「木六駄」
何でも大蔵流流派には元々はない曲だったとかで、設定が随分具体的でしたが
何より舞台が国立劇場ですがら深々とした雪の峠道をイメージするのはなかなか
難しかったです。

休憩後が萬家の「二人袴」でしたが、もう二曲で満腹になりましたので、ここ
までで失礼しましたが、久しぶりに万作さん「三番叟」見られただけで大満足
でした。

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2014.10.29

WOWOWドラマ「株価暴落」

先週から始まった新ドラマは、「半沢直樹」シリーズの池井戸潤さん原作の、
やはり銀行もので、「半沢〜」では半沢らの東京中央銀行のライバル行として
登場する、白水銀行が舞台。

織田裕二さん演じる善玉銀行員と(部下役は平山浩行さん、シンパの女性エリート
バンカー役は鶴田真由さん)、またまた出ました(笑)高嶋政伸さん演じる悪玉
銀行員(部下役は飯田祐基さん)の対立をメインに、大口取引先のスーパー
(創業会長役は竜雷太さん)への爆発事件を口火に、融資を巡る疑惑、対立が
進行中。

配役を見た時は、織田さんが最近やっていた、住職予備校教師のような、無駄に
ハイテンション、やればできるな楽天的かつバブル期のイケイケサラリーマンの
ような役づくりだと絶対ぶち壊しだと失礼ながら思っていたのですが、意外や
信念はあるが、常識も空気を読む力もある、シブメの頼もしい銀行員仕上がりで、
かなり雰囲気が違いました。
「踊る」の青島、と言うハマり役を一つ持ってしまい、イメージが固定してしま
っていた踊るさんも、考えてみればそれなりに良いトシですから、年齢と役柄が
漸く一致してきた、と言うべきなのでしょう。

お馴染み?融資ストップで苦しむ市井の人たちの代表、には今回は「グレーテル」
瀬戸康史くん。

これに警察が捜査に乗り出しての三つ巴、バトルはまだ先が見えず、展開が楽しみ
です

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2014.10.28

夜ドラマ「黒服物語」に北村くん

前にも同じ時間帯で相葉くんドラマに出演されてましたが、テレビ朝日の金曜の
23時枠ドラマに北村有起哉くん出演中。
今回はひと癖ありそうな、キャバクラのオーナー役。
同じくご出演の竹中直人さんがフツーに見えます(笑)
蜷川さんシェイクスピアで二度ばかり見た、山本裕典くんが先輩黒服、また、
「官兵衛」でも竹中さんと伯父甥役で共演している中尾明慶くんも出演中。
キャバクラ嬢役も多分それなりに名の知れた女優さんなのでしょうが、
今のところ判別不可(苦笑)

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鋼太郎さんがドラマ主演、でニュースになる

今度はテレビ東京系スペシャルドラマで「自由奔放に生活する離婚歴が3回ある
下町の和菓子職人役」だそうです。
前にNHKの「その日の前に」で薬局のオヤジをやっていたりしますが、間違い
なく舞台では回ってこない役ですよね
共演は「官兵衛」で長政妻で出演中の高畑充希さん。
鋼太郎さん、長政役の桃李くんとは「ヘンリー四世」で主従役を演じている

ので、グルッと一回り、な、繋がりです(笑)

テレビ東京系特別ドラマ「東京センチメンタル」(12月放送)

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新春浅草歌舞伎、遂に次世代へ完全移行

数年亀治郎さんや海老蔵さん、愛之助さんが一人は出演して座がしら役をしていた
「新春浅草歌舞伎」ですが、来年ついに次世代メンバーに完全移行するようです。
2015年1月2日〜26日

<第1部>
★お年玉〈年始ご挨拶〉
★春調娘七種
曽我五郎:松也、静御前:児太郎、曽我十郎:隼人
★一條大蔵譚〜奥殿
一條大蔵長成:歌昇、常盤御前:米吉、お京:児太郎、吉岡鬼次郎:松也
★独楽売
独楽売千吉:巳之助、芸者:米吉、独楽売萬造:種之助
<第2部>
★お年玉〈年始ご挨拶〉
★仮名手本忠臣蔵
※五段目 山崎街道鉄砲渡しの場、同二つ玉の場
※六段目 与市兵衛内勘平腹切の場
勘平:松也、おかる:児太郎、千崎弥五郎:隼人、斧定九郎:巳之助
不破数右衛門:歌昇

★猩々/俄獅子
〈猩々〉猩々:種之助、酒売り:隼人
〈俄獅子〉鳶頭:松也、同:歌昇、同:巳之助、芸者:米吉、同:児太郎

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気づかなかった!成河くんが朝ドラに

シアターガイドサイトのニュースで初めて気がつきました。
成河くんが、先週から朝ドラ「マッサン」に連ドラ初レギュラーで出演している
とか。

丁度話が停滞してたので一週間見なかった間に…
ん〜今日から気合い入れて再チェックです。
翻訳もののイメージが強いので、「鴨井商店の広報担当社員・紺野」役ってどんな
事になっているのか、オンデマンドでチェックするかなぁ

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萬斎さん「藪原検校」再演はかなりキャストが入れ替わり

やっとキャストと日程が発表されましたが、萬斎さん以外のキャストは大鷹さん
山崎さん、ギターの千葉さん以外は総入れ替え。
シスカン公演的な感じが強かった前回より、辻さんなど所謂「こまつ座役者」が
増え、印象はシャープな感じからやや渋く方向へ変わる気がします

2015年2月23日(月)〜3月20日(金)
作:井上ひさし、演出:栗山民也
出演:野村萬斎/中越典子/山西惇/大鷹明良/酒向芳/春海四方/明星真由美
家塚敦子/山崎薫/辻萬長/千葉伸彦(ギター奏者)
野村萬斎さんの検校は勿論ですが、あとは中越さんがお市(前回は秋山さん)
あたりは予測つくとして、辻さんが塙保己市か盲太夫(前者は小日向さん、後者は
浅野さん)か…?

再演でここまで顔ぶれ変わるのも珍しく、全く違うモノ、と思って見たほうが
良いかも、です

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「ブレス・オブ・ライフ〜女の肖像」を観る

新国立劇場の「二人芝居シリーズ」第一弾は、若村麻由美さんと久世星佳さんに
よる、女と元夫の愛人、の物語。
物語、と言うより、セッションとかエチュードとか、と言う方がしっくりきました。
離婚後主婦から流行作家になったらしいフランシスが、ある日夫の回顧録(いや
生きていて、他人が書くのだから単なる半生記だろう的なツッコミは劇中にも
あり)を書くべく、元夫の元愛人(笑)マデリンの、離島の家を訪ねる。
マデリンには生活を描き乱すフランシスの来訪に警戒、反発、対立するが、旅の
疲れか、フランシスは寝てしまい、帰りのホバークラフトに乗りそびれ、結局
マデリンの家に一晩泊まる事に。
互いに寝付けないまま、深夜にテイクアウトのカレーを食べるそんなに若くない、
しかも立場的には対立する筈の女性二人、と言うシチュエーションはなかなか
笑えましたし、会話に登場するフランシスの元夫であり、マデリンの不倫相手
だった「マーティン」を巡って、互いに互いをどう言っていたかを探りあったり
時には今第三の女とアメリカで暮らしているマーティンの悪癖について、二人で
笑い合う時は同志のようだし、なかなか心理戦が面白かったです。

ただ会話の連続でやや中弛みし、一幕終わりあたりが眠くなりました。
話はもっと緩急はっきりつく筈ですし、煙草とか繰り返しのネタの面白さはもっと
活かせる感じがして、戯曲の物量(2時間半弱)と戦うだけで精一杯な感じが
したのはちょっと残念でした。

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2014.10.26

WOWOWの前田敦子さんドキュメンタリー

蜷川さんの舞台「太陽2068」オンエアと一緒に、WOWOW制作のドキュメンタリーが
オンエアされました。

舞台自体では、冒頭の数シーン以外あまり出番のなかった横田さんが、ドキュ
メンタリーには割にたくさん出ていて何か得した感じ(笑)

舞台の方は二人の友情以外は余りやっぱり判らなかったけど(苦笑)

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阪神、日本シリーズ初戦に勝つ

ん〜、今年の阪神はポストシーズンに入ってからやたらに良いですね。
まあゴメスにおんぶに抱っこ状態ではありますが。
とりあえずホームでの初戦は勝ち。
先日、大学の研究室が調査したら、阪神ファンの3割はクライマックスシリーズ
突破に戸惑っていると言う結果を発表してましたが、私もちょっとその一人です

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2014.10.25

「狂言ござる乃座〜50th」を観る

記念公演ですね。
年表が付いていて、見たら自分がその時に何をしていたか思い出しました。

見所に河合先生、田中真紀子さんご夫妻など。
いつもより大掛かりな録画設備で録画していたので、どこか(NHKか衛星劇場か)で
オンエアするかも。
最初が梅若玄祥さんの舞囃子。本格的で25分!
次が目玉の「狸腹鼓」
多分初見です。
面がすごく愛嬌のある狸面で、最初はそれが尼に化けているので、白い頭巾で

隠し、紫色の法衣を着てますが足元は見事に狸足(笑)
猟師が登場して捕らえてやると言い、狸が尼に化けて殺生を諌める流れは「釣狐」と
同じですが、後半は「靱猿」似で猟師が狸の可愛さに負けて、めでたしめでたしと
緊張感よりも明るく和やかな流れでした。
しかし一畳台からとは言え、腰の高さくらいの薄やオミナエシの作り物を助走
なしで飛び越えたり(しかも目一杯着こんで)、クルッと前転しながら衣装を
外して狸姿になったり、 幕の出入りにメリハリをつけての見事な動きは、正直
とてもアラフィフの身体には見えません。
またその狸が可愛いし(笑)
それにしても、ご自身の会でなければ、最初から最後までシテの顔が見えない
なんて狂言ではありえないかも…

50分の大曲の後は、休憩を挟んで万作さんシテの「狐塚」

これも「狸」同様多分初見。
闇の中で、夜警している太郎冠者が、激励にきた次郎冠者、主を狐が化けていると
勘違いして縛り上げてしまうお話。
万作さんの所作一つ一つが美しく、また深田&高野のお弟子コンビも息が合い、
楽しい舞台でした。
今回はそんな訳で「狐と狸の化かし合い」な番組になっていましたが、自在さや
括達さがまろやかで、また自然と同居していた室町人の自然感が伝わり、充実
した内容でした。
ロビーでは「面」と「萬斎」二種類の記念ポストカードを販売していたので購入
しました(各600円)

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「ジュリアス・シーザー」(3回目)を観る〜朝日カルチャーセンタートーク付き(4)

終演後のアフタートーク。
司会は引き続き松岡先生。
ゲストは横田さん…だけの筈が、何とスペシャルゲストに鋼太郎さんがほぼ最初
から登場され、願ってもないダブルゲストに。

蜷川さんとのそれぞれの出会いや、松岡さんのお二人とのエピソード、今回の
稽古の様子など、毎回通り、とても楽しいアフタートークでした。

松岡さんが横田さんの6ページインタビュー掲載の「アクチュール」最新号を
紹介されたり、横田さんシーザーは「死体」で長く舞台に横たわっていても目を
開けられないので、死の知らせを聞いてやってきたアントニーとキャシアスが
握手の替わりに何をしているのか(手の血糊をアントニーの顔や服に塗りたくって
いる)が判らないとか、その「死体」っぷりを見に来た小栗くんが「息してる
ように見えない」と、感心していた話(「そこ?」とツッコミいれていましたが)、
また鋼太郎さんが最初に「グリークス」で蜷川さん舞台に出演された時に、その
様子を見ていた共演の寺島しのぶさんが、蜷川さんはきっともう鋼太郎さんを
(自分の舞台のキャストとして)手離さないな、と言っていらした、と言う今と
なってはまさに予言めいた(今回の芝居か!)エピソードも。

更に今回の「ジュリアス〜」は例の喧嘩のシーンが稽古で突破口、ポイントに
なって、鋼太郎さんの「仕掛け」に対しての阿部さんのリアクションが爆笑を
呼んだ事などが(キャシアスがひっくり返した机を黙々と元に戻すとか)印象に
残りました。
(そうそう鋼太郎さん、やはりちょっと足にアクシデントあったそうです)

横田さんの血糊化粧落としを待って、ほぼ17時くらいから始まったトークは、
盛り上がりに盛り上がり、結局終わったのは18時半頃でした。

ちなみに多くの方は気づかれなかったと思いますが、横田シーザーに「息してる
ように見えない」と感心されたと言う、二代目エアロン&カリギュラ&初代小次郎&
オーランドー&アンティフォラスの中の方が、途中ほんの5分くらい、トークを
一番後ろで立って見学されていました。
顔が小さくて、思っていたよりずっと小柄でびっくりしました。

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蜷川さん、やはり入院されていて。

21日のトークイベントを体調不良でキャンセルされていた蜷川さん、
やはり数日入院されたようですね。
ネットの記事にありますが、何しろ9月はコクーンで「火のようにさみしい姉がいて」、
今月は「ジュリアス・シーザー」と演出作が続き、で、来月は7日初日の「皆既食」、
しかもまだ先にゴールドシアター公演、年明けて「ハムレット」、4月は「リチャード2世」と
すごいスケジュールですからねえ・・・

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2014.10.23

「ジュリアス・シーザー」(3回目)を観る〜朝日カルチャーセンタートーク付き(3)

ロビーに中川さんの追悼文と一輪ざし。
劇中にブルータスが「(妻の)ポーシャが死んだ」と言うセリフがあり、そして
今回ポーシャ役者が亡くなった訳で、劇中同様の驚きでした。

今回は一階最後方。
舞台構造のおかげで?後方は非常に見やすい上に、客席通路出入りが多いので、
出から入りまでかなりしっかり俳優さんが見られる特典付きでした(笑)

まずいきなり、鋼太郎さんが、キャスカ大石さんにビンタくらわせた後に客席
通路から降りるところで、数秒立ち上がられず。
大石さんも異変に気づいて思わず大丈夫?と言って支えて漸く立ち上がられた
のですが、何しろ全面階段舞台ですからヒヤッとしました。
その後は飛び蹴りも出ていたので(笑)安心。

今日見た感じ、竜也アントニーのメイクが最初より少しナチュラルになって、
脱「キャッツ」(笑)

そのアントニーですが、勿論藤原くんが上手いのですけれど、シーザーが殺され
てから登場するシーン、周りはまだ血の滴るナイフを持った殺気だったオジサン
ばかりな訳で、その中を一歩一歩踏みしめ、周りのオジサンたちを見据えながら
階段を上がっていく足取りだけで緊張感が背中から感じられました。
丁度賢い小動物がライオンに囲まれながら(ミーアキャットっぽい)、どうこの
危機を乗りきるか、知恵を巡らせているようでした。
また、いつものアジ演説は前見た2回よりテンション高めでした。

阿部さんのブルータスはちょっとお疲れでしょうか。
テントで「ガウン持ってこい」セリフが随分前倒しで発せられ、段取り変わった
かしら、随分セリフカット?と思っていたら、戻りました。
何しろブルータスはセリフが多いですからね〜

それでもあの喧嘩シーンはやっぱり毎回面白く、今回は剣が抜けたりはしなかった
ですが、本当に台詞の順番通りに言ってるのかしらと思うくらい、印象が違います。

今回がmy楽になりましたが、思っていた以上に面白く、やっぱり蜷川さんシェイ
クスピアは本当に見逃せないと実感。
残りも地味な印象の作品がメインですが(笑)定説をひっくり返す面白さに出会える
のを期待したいです

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さいたま芸術劇場20周年記念冊子

さいたま芸術劇場20周年記念冊子
さいたま芸術劇場に置いてあった、ページ数も十分な、随分立派なフリー誌です。
中身はさい芸20年の歩みを、演劇、音楽、パフォーマンス別に紹介、また「シェイ
クスピアシリーズ」「ゴールドシアター」「ネクストシアター」の活動の紹介
そして勿論、蜷川さんインタビュー、さらに猿之助さんや藤原くんのお祝い色紙の
紹介、そうそう、鋼太郎さんのインタビューもしっかりありました。

読んだら私が最初に蜷川さんシェイクスピアにはまるきっかけになった、「タイ
タス・アンドロニカス」からもう10年経ってるんですねぇ。

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2014.10.22

「ジュリアス・シーザー」(3回目)を観る〜朝日カルチャーセンタートーク付き(2)

ロビーに中川さんの追悼文と一輪さし。

今日はいきなり、鋼太郎さんが、キャスカ大石さんにビンタくらわせた後に客席
通路階段を踏み外すハプニング。
大石さんが大丈夫?と支えるまで数秒立ち上がらずヒヤッとしました。
一幕終わりまでとりあえず大丈夫っぽいですが、二幕いよいよ動きが派手になる
ので心配かも。

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「ジュリアス・シーザー」(3回目)を観る〜朝日カルチャーセンタートーク付き(1)

開幕から半月、今日は朝日カルチャーセンターのトーク付きで、早めに劇場へ。
何時も通り、松岡先生の軽やかなトークは、ブルータスらの「生まれぬ国、知らぬ
言葉で」のセリフの深さ、プルタルコス「英雄伝」引用部分とシェイクスピアの
創作部分、本音を明かさないタイプのシェイクスピアはどうやらブルータスは
好きだったのだろう、とか、キャシアスがこんな重要なキャラクターだった事
などなど。

今日のポストトークには「シーザー」横田さん登場予定

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「十月大歌舞伎」(夜の部)を観る

入り口近くに勘三郎夫人がお孫さんと一緒に立っていらっしゃいました。

ちょっとの間に3階の売店がレイアウト変更になり、一番手前で一番行列ができて
いた「めでたい焼き」が一番奥の、前までコーヒーや最中を売っていた場所へ
お引越し。
売店のテナントの入れ替えがあったのか、ちょっと仮営業っぽい感じになっている
ところもありましたし、また「めでたい〜」は奥でも行く客は行くだろう、と言う
意味合いもありそう。

さて夜の部最初は今月最大の眼目「寺子屋」

仁左衛門さんの松王に玉三郎さんの千代、勘九郎さんの源蔵に七之助さんの戸浪
他に扇雀さん、亀蔵さん、国生くんと見事な顔ぶれ。
仁左衛門さんのすっきりした松王は毎回素晴らしいのですが、確か松嶋屋さんの
型だと松王の装束は黒のはずが、今回は追善とあって勘三郎家で見た銀鼠色。
個人的にちょっと違和感なくもないですが、首実験や文机カウントの目配り、
全てが素晴らしく、いま見るべき松王はやはり吉右衛門さんと仁左衛門さんが
双璧だなぁとしみじみ。

勘九郎さんの源蔵もずいぶん良くて、目の据わった感じ、千代や松王に対して
見せるむき出しの敵対心が、大げさにならずにきっぱりと出ていました。
このあたりパパにはない硬派な感じ、一途なイメージは昼の貢共々、これからの
勘九郎さんのカラーになる気がしますし、勘九郎さんの松王を見るまで頑張って
長生きしたいです(苦笑)

玉三郎さんの千代は万事控え目、七之助さんの戸浪は、ややまだ上品すぎないか
ですが、ここかしこに玉三郎さんぽさが見えました。
亀蔵さんの玄蕃も適役で、国生ちゃんの涎くりがこちらも上品すぎなくらいで
「その配役はないわ」と言うのが全くなく、本当に久しぶりにストレスなく?
拝見しました。

「道行」はパスして、最後が三島作の「鰯売」
ストーリーは他愛なく、全く泉下の勘三郎さんが蘇ったかのような勘九郎さんの
猿源氏は確かにびっくりするような勘三郎さんぶりでしたが、やはりこの方の
今のところの方向性はパパのコピーではないはずで、期待に応えていらっしゃいますが、ややお気の毒。
七之助さんはこれも玉三郎さんに益々似。
どちらかと言うと、個人的には久しぶりに見た巳之助さんの女形はじめ、福助Jr.
弥十郎Jr.、扇雀Jr.に鶴松くんと次世代、次々世代の若手(ほぼ女形)が、顔を
そろえた場面がなかなか興味深かったです。

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2014.10.21

蜷川さんのトークイベント中止に。

蜷川さんのトークイベント中止に。
神楽坂の新潮社倉庫を改装したショップの一角で開催されると言う、蜷川さんの
トークイベント(「海辺のカフカ」舞台版を演出したと言う絡みでしょう)に
申し込みし、早めに仕事を切り上げて会場に行ったら、掲示も出てないし、それ
らしい人もおらず、何だか変だと思ったら、何と蜷川さんが急な高熱との事で、
イベント自体がキャンセルになっていました。

スタッフはツイッターやメールで通知はしたとは言うものの、仕事中に私用の
メール見る環境にはないので全く知らずに会場に行って
しまいました。

しかしお元気とは言え、来年御年80、米寿の蜷川さん、体調が気遣われます。

チケットは新しい何とか言うインターネットシステムで申し込んだのですが、
払い戻しは口座振込らしく、また手間が面倒です…。
とりあえず何だか19時前にあまり地の利のない神楽坂に放り出されてしまいました
ので、肉まんでも買って帰る事にします(苦笑)

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2014.10.20

映画「グレース・オブ・モナコ〜公妃の切り札」を見る

グレース・ケリーについて映画を見る前に私が知っていた事。
★ケリーバッグの名前の由来である
★ヒッチコックの「裏窓」などで人気の中、突如、モナコ大公・レーニエ公と
結婚、映画界を引退した
★自動車事故で死去

くらいで、まあ見た目は絵に描いたような「シンデレラストーリー」ですが、
この映画はその裏で、グレースが異文化、家庭、王室のしきたり、更に国際情勢に
苦悩する姿が描かれています。

仄聞するところ、まあ生きている人も多く、モナコ公室との関係もあったとかで、
そのためか、謎解きのクライムサスペンスとしては割に曖昧な表現が多く、ツッ
コミ不足じゃないかなと思うところもままあって、ふわふわしたプリンセスの
サクセスストーリーと言うCMのイメージよりは硬派ながら、邦題「公妃の切り札」
と言うにはややボンヤリした切り口で終わった気がします。

結局この映画は、「モナコ公妃」を演じきる事にした元ハリウッド女優・グレース・
ケリーを、ニコール・キッドマンと言う現代のハリウッド女優がどこまで演じ
切れるのかを見る映画として理解するのが最も正しい鑑賞方法と思われます。

個人的には、「海の上のピアニスト」で繊細な細面のピアニスト役を演じていた
ティム・ロスがいい感じのおじさまになってレーニエ大公を演じていたのと、

シェイクスピア俳優、サー・デレク・ジャコビが出演されていたのがツボでした。

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2014.10.19

狂言「吹取」

久しぶりに萬斎さんがアドで笛をご自身で吹かれる「吹取」を拝見しました。

ご自身はごく自然に笛をなさいますが、狂言師さん皆が笛を吹ける訳ではあり
ませんから、本当は貴重な筈で、個人的にはかかる時は見逃したくない曲の一つ
です。

同じ理由で見逃したくない曲には、側転(水車)だの三点倒立とか身体能力の
高さが求められる「越後聟」がありますが、こちらは今度「狂言劇場その八」の
Aプロで上演されるので楽しみです

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特別展「歌川国貞」(1期)を見る

浮世絵太田記念美術館。
夏の「妖怪展」が大盛況で、もしや浮世絵ブーム来てる?、と心配し、今回は
朝っぱらから出かけましたが、どうやら盛況だったのは「浮世絵だから」では
なく「妖怪絵」だったからと納得しました。

国貞(三代豊国)、と言えば、武者絵の国芳(私には、だけでなく、妖怪、猫系、
そして諷刺画の、と言いたいところですが)、風景画の広重と並んで、役者絵の
達人として江戸末期の同時期、人気を三分したと言う絵師ですから、やはり目を
引くのは美人絵でも武者絵でもなく、役者絵の数々。

そうなれば、歌舞伎好きとしては演目、役者、そして描かれ方の一つ一つに目が
いきました。

しかし国芳ファンとすると、王道?国貞の描く作品は真っ当過ぎてツマラナイと
思っていたのですが、画風が定着する前は、国芳風な妖怪絵や、藍一色刷りとか、
二人とも目がギョロリとした弁慶と義経など、結構実験的で大胆なものも作って
いたのに目を引かれました。
勿論役者絵は素晴らしくて、同じ時期に活躍しているおかげで、同じ役者の同じ
役の、国芳との描かれ方の比較ができたり(代表例が「鼻高幸四郎」)、広重の
「五十三次〜庄野」あたりにインスピレーションを得たかのような、風景絵と
役者絵の組み合わせも面白かったです。

しかし今回一番感じたのは、何と言っても、国貞の作品のデザイン性の高さ。
特に後期になるにつれて、綴じた本を開いて右ページ側を左ページ側の後ろに
回したような枠の中に役者の似顔絵、背景に風景絵を描いたり、麻の葉柄を赤と緑を斜めに塗り分けた上に白で描いた、衣装か千代紙の
ような背景に、役者の顔を丸く窓のようにくり貫いた枠内に描いたものは、色の
鮮やかさと古びない意匠が素晴らしく、晩年ほど単純に伸びやかになった筆遣いも
あって、明るく若々しい印象の仕上がりでした。

展示がえの後期も楽しみです

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2014.10.18

阪神、日本シリーズ進出決定!

まさか、4タテで東京ドームで巨人に勝てるとは思いませんでしたねぇ~。
まあ言わせてもらえば、だったらレギュラーシーズンもうちょっとちゃんとやって
くれたらよかったんじゃないですかね(苦笑)

しかし相手が西武やロッテでないので、関東エリアでの試合がないのが残念~

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中川安奈さん死去

いま上演中の「ジュリアス〜」に最初キャスティングされていただけに、本当に
びっくりです。

「雨の〜」も「アントニー〜」も、芝居というより存在感が独特な女優さんでした。

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2014.10.16

「ジュリアス・シーザー」(2回目)を観る

「ジュリアス・シーザー」(2回目)を観る

初日から1週間弱の2回目は、程々後ろで、舞台全体が見渡せ(役者さんのフォー
メーションが判る)、首も疲れず。
この芝居に関しては(中央ブロック5〜10列辺り)ベストポジションかも知れ
ません。

セリフは数ヶ所減ったでしょうか。
そうそう、かなり冒頭、シーザーが凄い小声でアントニーにキャシアスに用心
しろ、と話すところ、横田さんは全然声を張らないのに、とても良く劇場中に
聞こえたのには感動しました。
一方、前回大爆笑だったブルータスとキャシアスの「痴話喧嘩」(笑)、「あんなに
怒ると思わなかった」「言い過ぎた」共に余り笑いを呼びませんでしたが、今回は
アントニーの弔辞と託つけ逆説だらけのアジ演説における「ブルータスは公明
正大だ」の意図的リフレインが、繰り返される度に笑いを呼ぶ、初日にはない
観客のリアクションでした。

とにかく今回は松岡先生が訳本の後書きに書かれていた、そのリフレイン話法が
凄く耳に残りました。
冒頭の市民に護民官が言う「それなのに今〜」、又ブルータスが弔辞で言う
「私はその者に罪をおかした〜」とか、「シーザーは〜だった、故に私は〜」とか、
「〜書いてみろ、〜言ってみろ、〜かけてみろ」などなど。
更に面白かったのは、この芝居には「勘違い」と「予告」があふれていた事。

結論判っているのですから当たり前ですが、そもそもこの話は占い師の「予言」
から話が始まって、アントニーを生かしておくのはどうかな、とキャシアスが
心配すればその通りになるし、また会えるかどうかわからない、とブルータスと
キャシアスが言い交わせばそうなりますし。

またアントニーはミスリードで世論をひっくり返し、(遺書は偽造では?)、
キャシアスは部下が殺されたと勘違いして半ば自殺し、詩人のシナはクーデターの
首謀者と名前が同じだっただけでトバッチリを食ってひどい目に逢います。

一番なのは、シーザー暗殺の場面で「この崇高な場面は幾世代にわたり、我々の
知らない国、知らない言葉で演じられるだろう」みたいな一連のセリフで、全く
シェイクスピア翁、ちゃっかり自分の芝居で予言打ってるって、感じがします。

それにしても、オトコのプライドと欲望と仁義(笑)が炸裂するのを見れば見るほど、
映画の「塀の中のジュリアス・シーザー」は突飛に見えて作品の本質を捉えた
上手い仕掛け(セミドキュメントですが)だと実感、また映画を見たくなりました。

さて、今回、阿部さん、鋼太郎さん、横田さんに比べて、藤原くんだけ、かなり
目鼻まわりしっかりメイクしてましたが、阿部さんはもう素顔でローマ人行け
ますし(笑)、鋼太郎さん横田さんも迫力満点。
となると藤原くんは、お三人がいなければ不要だったでしょうが、今回はバランス
上、濃い目メイクとなった気がします。
ついでに言えば、濃いめメイクした藤原くんは市村正親さんにちょっと似。
また、アントニーが戦場で一人で敵に対する時の相手の人数が5人だったのは
ちょっと受けました。
と言うのも、「るろうに剣心」で志々雄が剣心らと対する大ラスの立ち回りが
一対四だったので、ひょっとしてそれより増やしたかしらとか勝手に思ったため(笑)

そうそう、後はセリフを聞いていて気付いたのが「ハムレット」との近さ。
勿論「先の支配者の亡霊」の登場が決定的ですが、セリフにも、例えばキャシ
アスの遺体を見つけた部下たちは「それはキャシアスか」と聞かれて、「違う、
これはキャシアスだった人だ」と言うのは、「ハムレット」で、墓掘りが埋めら
れるのが誰かのハムレットの問いに「昔、女だったもの」と言う感じに近いし
割と前半、ブルータスがキャシアスの誘いに乗るか悩んでの独白には、シーザーに
ついて「どれほど人が変わるか、それが問題だ」とか更にちょっと先に「つまり
あの男、今はああでも、やがて〜」と言うあたりは、前者はまさに「ハムレット」の
第四告白ですし、後者は狂気にさ迷うオフィーリアがクローディアスに、
「私たち、今はこうでも、この先どうなるか判らないですものね」と言うセリフを
言っていたのに似ています。
(ケント版でこのセリフを言う、志のぶさんは今でも記憶にあります)

そしてまた「ハムレット」には、劇中劇の前あたりでポローニアスが「大学時代に
芝居をやっていて、いい役者だと評判になりました」と言っていて、更には
「シーザーをやって、神殿で殺されました」なんてセリフを言っています。
二つの芝居の上演(制作)時期が近かったなど推測ができるそうですが、私は
直後のハムレットの「神殿で死んでんのか」のギャグの前ふりでしか記憶して
いなかったので今回ふと思い出して妙に納得していました。
(ポローニアスを演じた役者が前にシーザーを演じていたと推測もできるとか)
まだまだ面白さが詰まっている「ジュリアス・シーザー」、もう1回見るので
楽しみです。

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「ジュリアス・シーザー」舞台映像!

「ジュリアス・シーザー」舞台映像!
今朝のNHKニュース枠で鋼太郎さんのインタビューがオンエアされてました。
蜷川さんも登場され「鋼太郎さんがいないと日本のシェイクスピアはつまらない」と
おっしゃっていてました。
しかも「ジュリアス・シーザー」の舞台稽古映像もちょっと。

早く2回目観劇の感想アップしなくては!

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2014.10.15

宝塚版「エリザベート」が凄い

宝塚版「エリザベート」が凄い

東京宝塚劇場

「エリザベート」は内野くんトート時代を中心に、石丸さん、城田優くんなどの
帝国劇場版はかなり観てますが、宝塚版は初めて観ました。
友の会とかに入ってない、謂わば「素手」で無謀にも宝塚の人気演目のチケット
取りに挑んだ訳で、正直、来年の藤原くん版「レジェンド・ハムレット」より
チケット取りが結果的に本当に大変でした。
カード会社貸し切り公演も含めて、とにかく目につく先行と言う先行は申し込み
ましたが(一般発売で取れる筈がないし)、前代未聞の落選回数を記録、改めて
宝塚人気を実感しました

勿論、新しい男役トップの東京お披露目公演である事や、「エリザベート」人気
ぶりは取れてから判った感じで、どれだけ自分が安易に考えていたか痛感しました。

流れ、内容が十分判っているからでもありますが、非常に楽しめました。
明日海さんのトートは漫画のようにかっこ良く、そもそも死神ですから、これは
中性的である事は有利。
帝劇版のトートはやっぱりオトコオトコするので、エリザとのやりとりがより
生々しくなるのが微妙だったりしますしね。
エリザベート役の娘役トップの蘭乃はなさんは今公演で退団だったそうですが
娘役は比較的控え目な印象があるので、凄く新鮮なパワフルさでした。
また、ルキーニも凄い印象に残りましたし、病院でエリザベートと思い込んで
いる患者さんの役も目を引きました。
帝劇版に比べて、セットは迫力より華やかさ、役者さんや速さを優先か、割に
あっさり。
棺桶のオープニングや結婚式、一幕ラストの階段を使った演出は帝劇版の方が
印象的がも。

内容も、エリザベートが移された病気とか、娼館の扱い、 マクシミリアンを始め
とする、身内の不幸エピソードやハンガリー出張中?の子どもの死など宝塚版には
出てこないエピソードがいくらかあり、違いが面白かったです。

群舞のまとまりを見れば稽古は大変なんだろうなと思いますし、ラストのショー
での明日海さんの出番の多さとか見ると、主役はかっこいいけど大変なんだなぁ
とか、今更ながら色々圧倒された3時間でした。

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2014.10.13

新国立劇場マンスリープロジェクト「二人芝居〜演出家の視点」を聴く

新国立劇場小劇場
上演中の「ブレス・オブ・ライフ」のセットのある劇場で、そね演出の蓬莱さん、
次の「ご臨終」のノゾエさん、ラストバッター「星ノ数ホド」の小川さん、と
新シーズンの企画上演「二人芝居」を演出する3人の演出家によるトーク企画に
伺う。

二人芝居、と言うのは、まず「新国立ならでは」なぜなら「興行的に難しいから」
だそうです(笑)

演出家としては「俳優の信用がかち取れるか」「共通言語を見つけられるか」が
ポイントであり、蓬莱さんは自宅でダメ出しのシミュレーションをしたとか(笑)
「言い間違いでエライ事になる」とか「ワカラナイと言えないのでその場しのぎで
答えて後から自責の念に駆られる」とか、挙句「絶句する」とか(笑)

何より演出に行き詰まった時、他の役者さんや場面の稽古に切り替える訳には
いかないので「逃げが利かない」とか、「二人の役者さんに均等に接しているか
気遣う」とか(5人以上いると台詞の多少が当然出るので気遣いいらない)とか
まあ「二人芝居」ならではの苦労が次から次から発せられました。

また、司会の宮田さんと小川さんは演出専任なので、劇作もする蓬莱さん、ノゾエ
さんの劇作のプロセス(特に二人芝居の)には興味津々のようでした。

宮田さんは相変わらず司会してるのかと思いきや、直ぐにゲストを差し置いて
演出家の先輩として「自分ハナシ」「自慢話」に陥る悪癖は抜けず。
来場者はゲストのトークを聞きに来ているはずなのに本当に判ってないですねぇ。

ともあれ、今回の三人に前回シリーズのトークに登場した上村さん(現在「炎〜
アンサンディ」上演中)、森さん(現在「奇跡の人」上演中)を加えた5人の
30代の演出家たちを注目し、作品に触れられたのは有難い事で、上記3作品も
チケットは押さえ済み、今から観劇が楽しみです。

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「横浜狂言堂」を観る

横浜能楽堂

ダイアリーひっくり返して確認したら、萬斎さん狂言を拝見するのは、「狂言座」
以来約2ヶ月半ぶりでした。
ポアロさんの面影?は全然なかったですが、またお痩せになったような…。

高野さんの超高速カミカミ(笑)演目解説のあと、萬斎さんシテの「横座」
遠い曲なんであまり覚えていませんでしたが、語りが長くてややうとうと…

飯田くんの「横浜産」の鹿毛(笑)横座くんは主たちの指示にちゃんと動く、なか
なかカシコイ牛さんでした。

休憩はさんでこちらは超レギュラー曲「棒縛」
高野さんの太郎、中村くんの次郎に岡くんの主でしたが、岡くんの主っぷりが
恰好良かったですし、中村くんも随分大人の演目がサマになってきてました。

いよいよ下旬からはその反動のように?萬斎さん狂言舞台の予定が次々です。
(「藪原〜」チケット発売予定も入ってくるでしょうし)

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2014.10.12

「ザ・テノール 真実の物語」を見る

私の中で、見ない舞台の代表が二つあって、一つが舞踊(バレエは勿論、舞踊、
歌舞伎も舞踊ものは出来るだけ回避)、そしてもう一つが、この映画の世界である
オペラです。
それなのに見に行ったのは、主人公のモデルになった韓国人のテノール歌手と、
日本人プロデューサーとの繋がり、日本での声帯手術の経緯について、以前に
NHKのドキュメンタリーで見た記憶がうっすらあって興味を引いたため。

まあ泣ける泣ける、と言う前宣伝程は泣けなかったですが(笑)、映画の値段で、
一流のオペラのエッセンスが聞け、また舞台裏が伺い知れて(プロモーターに
逃げられたハナシとか)興味深かったです。

特に主人公が倒れる時に稽古しており、夢にも出てきていた「オセロ」(オペラ
では「オテロ」と言うのが慣習みたいですが)のタイトルロール、異文化の人間が
実力を認められて出世したのに絶望していくオセロと、演じるチョチョルの境遇が
シンクロしているところと、ラストでチョチョルが歌う「アメイジンググレイス」の
歌詞が見事にその時点のチョチョルの状況に重なっていたのが素晴らしかったです
(と言うか、「アメイジング・グレイス」の歌詞の意味を初めて知りました)

しかしちょっと残念だったのは、クレジットやパンフレット、公式サイトの手薄さ
加減。
特に日本での治療やコンサート風景、市街ロケとか随分日本がフィーチャーされて
いるのに、制作が日本でないためか、日本語版公式サイトにも、パンフレット
にもメイン以外の日本人キャストの名前の紹介、ロケ地の案内(これが知りたく
てパンフレット買ったのに役立たず)など一切出ておらず
(エンドクレジットも全部ローマ字で読めず)
それで半日かけてサイトなどで調べまくりました。
沢田の両親役は大石吾朗さんと丘みつ子さん、一色医師役は堀田眞三さん、そして
沢田の元上司でマネジメント会社社長役に渡辺哲さん、までは何とか判明。
また日本ロケは基本北九州と下関近辺だったそうです。
それにしても様々な勇気と人としての思いやりに溢れた美しい映画でした。
映画館は正直ガラッガラでしたが、オペラを知らなくてもちゃんと判る事は私が
身を以て証明してるので大丈夫(笑)

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「市川猿之助連続奮闘公演」(夜の部「髑道中五十三驛」)を観る

未だにリニューアルした歌舞伎座に登場しない澤瀉屋の若旦那。
今回も今月は新橋、来月は明治座と、歌舞伎座ニアミス?しながら出演はなし。
何か意地張ってるのかしら(笑)

で「髑道中五十三驛」。
言えば、猿之助さん一人18役早変わりの、和風ロードムービー(笑)
他にも猫のお化けの宙乗りあり、本水使い倒した立ち回りあり、ご自身が冒頭の
口上で言っている通り、クドさ満点(笑。誉めてます)、しかも16時半開演、
21:15終演の約5時間の大長丁場。
こんなに長いならもう少し見やすい良い席を取れば良かったです…

鯨の作り物が、さすが浮世絵好きの猿之助さんだけあって、国芳先生の鯨そっくり
だったり、いくつもの有名な芝居のパロディだったりと、飽きさせない工夫は
ありましたが、流石に長い、途中何度(驛)が記憶なし。
全体にお家騒動ものらしかったのは途中までで、後はひたすら猿之助さんの早
変わりのための筋立てになってしまったうらみがありやや冗長でした。
まああれだけ(昼の部からカウントしたら10時間近く)やって、最後に本水の
立ち回りしている体力には大いに敬意を表しますが、ややサービス精神がを出し
過ぎた感あり。
まあそれが澤瀉屋さんのスピリットかも知れませんけれど。

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「十月大歌舞伎」(昼の部)の一部を観る

「十月大歌舞伎」(昼の部)の一部を観る

「十月大歌舞伎」(昼の部)の一部を観る

「十月大歌舞伎」(昼の部)の一部を観る

諸事情あって最初の「野崎村」を見逃しました。
そうなると、踊りは観る気が元々薄いので、最後の「伊勢音頭〜」のみ拝見しました。

今月は十七世、十八世の勘三郎さんの追善興行で、久しぶりに中村屋メンバーが
歌舞伎座に集合。
玉三郎さん、仁左衛門さんがお付き合いになっているのも十八世との絆ならでは。
ここに福助さん、三津五郎さんがいらっしゃらないのが非常に残念です。

ロビーに十七世、十八世のお写真と花が飾られていました

「伊勢音頭〜」は何回か見てますが、どうも貢と言う人のキャラクターがワカラ
ナイ。
ザクザク殺しまくって、最後にめでたしめでたしって〜って、「盟三五大切」に
似た感覚ですが、特に部分上演だと尚更。

勘九郎さんの貢は悪くないですが、役者さんに元々狂気にかられる感じかないため、
全てが非常に突飛に感じられました。
まだ魚屋あたりが一番しっくりしそうです。

と言うか、仁左衛門さんが出てきたら、もう仁左衛門さんの貢が見たくなって
仕方ありませんでした。

玉三郎さんの万野は、ん〜良いのですが、キャラクターじゃないかなぁ、やっぱり。
このあたりは吉弥さんが個人的には一番かな〜。
橋之助さんの乙的な芸者さんがかわいかったです(笑)
夜の「寺子屋」に期待。

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2014.10.11

「蜩の記」が何だか残念

葉室さん作品は大好きで、私が新作を必ず読む、数少ない作家の一人です。
「蜩〜」もとてもさわやかで静篳さが葉室さんらしくてよかったし、役所さん
岡田くんと顔ぶれもまあ期待できたので、映画を見に行きましたが、私が期待し
過ぎたのかも知れませんが、映画何だかスタッフに「元黒澤(明)組」、と言う
縛りに囚われ過ぎたきらいがあるのか、色々な意味で「動かないのが良い映画」と
勘違いして、映画の内容が犠牲になって硬直しているように感じました。

細かい指摘は止しますが、劇的になり得る、と言うか、ならねばならない肝の
シーンが改変(悪)され、残念ながらポイントになる
松吟尼さんはもっともっと美人でなければこの「事件」は起きなかった、と思わ
せられないし、祭の振舞い酒の一件や、峠越えした百姓のその後、そもそも突然
出てきた「書き付け」がなんでそんなに問題なのか、が映画の中できちんと説明
されないまま、皆が眉をひそめて命がけであれこれ奔走するため、さっぱりわかり
ませんでした。

説明し過ぎるのもですが、幾らなんでも、正座してるだけ(は言い過ぎか)で
映画は展開しないぜ、と画面にツッコミいれてました。
岡田くんの佇まいは良かったけれど、最近の官兵衛さんの方がもっと良いので
それも物足りなし。
「大殿」も「家老」も妙に素人くさく、微妙に私のイメージとズレてましたし、
どのキャラクターも心情への寄り添い方が淡すぎて思い入れがしづらいまま終わって
しまいました。

ただこの作品で唯一私がとにかく感心していたのが、岡田くん演じる主人公の
友人役の青木崇高くん。

「るろうに剣心」では五月蝿いほど無駄に目立ち過ぎ、キャラクターもKYで、
何なんだ、と思ってたのですが、今回は見た目もスリム、控え目で声も涼やか、
冒頭で主人公を謹慎に追い込む役回りながら、終始誠実さが感じられる、ちょっと
鈴木綜馬さんのような雰囲気で、みながら何度も「本当に青木くんだよね?」と
訝しがってました。
同じ侍姿でも「龍馬伝」の後藤ともまた全く印象が違いますし、いや、この映画は
青木くんを見直した?だけで見た価値ありと言って過言ではありません。

ともあれ、ちょっと前に見た「石榴坂〜」な方が、同じ時代もの映画なら個人的
には断然良かったです

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2014.10.10

「ドクターX」のキャストがスゴい事に(苦笑)

フリーの外科医、なので勤務先が変わるため、サブキャストが入れ替わっても
違和感ないのがこのドラマの強みですが、しかし今回シーズン3初回を見たら、
これはまた「特別出演」だらけ。
「利休」伊武さんに、「頭取」北大路さん、さらには古谷一行さん、中尾彬さん、
前シリーズレギュラーの伊東さんに西田さんに高畑さん、と大河ドラマか「白い
巨塔」か!な顔ぶれです。
無論エンケンさんに勝村さんに岸部さんに内田さんと最低限レギュラーキャストも
きちんと揃っているのが何よりです。

気になったのは、肝心の初回の脚本が、中園さんじゃ無かったこと。
どうもオヤジの権力闘争とかの描き方のテイストが違うなと公式サイトを確認
したら、スタッフには名前がありますが、中園さんを含む3脚本家のうち、中園
さんの順番が最後(筆頭が初回担当の林さん)でした。
「花子とアン」がらみにしても、「ドクター〜」は中園さんあって、と思って
いたので、今後の展開共々気になります。

まあ面白ければ良いんですけど。

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2014.10.09

「ジュリアス・シーザー」初日オマケ。

「ジュリアス・シーザー」初日オマケ。

「ジュリアス・シーザー」初日オマケ。

終わってから、見ていて気になった所をチェックしながら、改めて戯曲を読むのが
私のシェイクスピア芝居の楽しみの一つなのですが、今回も随分面白かったです。
先ず一番感じたのは、登場人物が天下国家を語りながら、一方でものすごくプラ
イベートな事柄が頻繁に台詞にさしはさまれているところ。

例えばシーザーが迷信深いし、奥さんは心配性。
片方の耳が不自由で、時々倒れる、また持病持ち。
ブルータスは途中で奥さんが亡くなって衝撃を受け、その奥さんは盟友キャシ
アスの姉(もしくは妹)
そのキャシアスは、アントニー軍との対決の日に「今日は俺の誕生日だ、俺は
誕生日に死ぬのか」と、「きみは今時の女子か」とツッコミたくなるし。
特にブルータスとキャシアスの喧嘩は、「シェイクスピア悲劇」とはとても思え
ない爆笑の連続。
勿論演じる阿部さんと鋼太郎さんが上手いからですが。
嘆いては客席に飛び降りるキャシアス、生真面目に怒るブルータス。
止めは落ち着いたところでキャシアスが「あんなに怒るとは思わなかった」と
言い、ブルータスが「言い過ぎた」と言うところは、まるでツンデレカップルの
痴話喧嘩状態で客席爆笑につぐ爆笑でした(笑)

登場人物が多すぎてやや人間関係が解りにくいので、もうちょっと頭の中を整理
して二回目に備えたいと思います

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「MOZU」コンサートを聞きに行く

「MOZU」コンサートを聞きに行く

「MOZU」コンサートを聞きに行く

↓の鋼太郎@中神フィギュア、どこで見かけたかと言うと…

東京国際フォーラムで開催された、「MOZU」シーズン2地上派放送記念のサントラ
コンサートの会場のロビーです。

そもそも1ドラマのサントラのみのコンサートが行われるなんて全然知らなかった
のですが、たまたまサイトでチケットを販売しているのを見かけて「ポチッ」とし
気軽に出かけたら、途中で実は出演者も来場する、キャストファンには堪らない
企画で、ロビーには写真撮影できるフォトコーナーに物販、そして撮影小物や
写真ボードの展示があり、フィギュアは販売品でも撮影小物でもないですが、
関連展示っぽくなっていました

元々、私のウォークマンには基本各種サントラしか入っていないほど、サントラ
好きなので、生演奏は相当気持ちよかったですし、短時間ですが、西島さん、
真木さん、池松くん、蒼井さん、佐野さん、そして監督が来場してのトークは
私には大きなオマケで非常に面白かったです。
(客席にオペラグラス持ちが多いなと、当初不思議で、作曲&指揮の菅野さんて、
タレント並みの人気なんだと思っていたのですが、勿論そう言う方もいつつ、
かなりはキャストのファンの方の「準備」だったんですね)
「シーズン2」は最初がWOWOWオンエアだからか、かなり暗くて、個人的には
「1」ほど嵌まらなかったのですが、長谷川くんの切れっぷり目当てにまた地上波
見てみようかな。

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「ジュリアスシーザー」関連インタビュー

ちょっと前に阿部さんのインタビューも出ていましたが8日読売夕刊には、やはり?
鋼太郎さんインタビュー。
ご自身的にはもう一度「ハムレット」のタイトルロールを演じてみたいとおっ
しゃってそます
このハナシ、萬斎さんの「ハムレット」の時あたりでもおっしゃっていました。
確かに鋼太郎さんのパワフルハムレットも見てみたいですが となると、拮抗する
クローディアスや「パパ」先王役者選びが大変そう(苦笑)

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萬斎さん「オリエント急行」記事

CXの番組なのに、7日の読売夕刊でかなり大きく紹介されていました。
美術が相当こだわりがあるとかで、ドラマ内容は勿論、車体や車輪あたりも見所
みたいです。
正月が楽しみです

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2014.10.08

鋼太郎さんのフィギュア!

鋼太郎さんのフィギュア!

鋼太郎さんのフィギュア!

こんな素敵な物を目撃しました(^^ゞ

高さ30センチくらいのフィギュアです。
右は、長谷川くんです。
で、左が鋼太郎さんですね〜

ではこの組み合わせは一体?
「ヘンリー六世」な親子でも、「から騒ぎ」の大公と伯爵?

いえいえ、このスタイル、と言えば、そう「Mozu」の東と中神です。

こんなフィギュアが出来るようになるとは、鋼太郎さんも凄いです

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2014.10.07

「ジュリアス・シーザー」初日終わる

蜷川さんシェイクスピアで22時前に終わると「早っ」と思うのは、我ながらどうか
とは思うのですが、何となく余裕を感じます。

ただし内容は濃厚。
とにかくあの「コリオレイナス」階段で、論破しあい、刀を交えて戦いまくるの
ですから、みなさん千秋楽までに一本くらいずつ肋骨折るんじゃないかと心配
です。

更に阿部さん演じるブルータスと鋼太郎さん演じるキャシアスの、信義を巡る
陣幕内での大喧嘩には大爆笑し、アントニー役の藤原くんのセリフに聞き惚れ、
横田さんの、堂々倒される偉大な存在っぷりに感心し、久しぶりに見た松尾くん
が随分逞しくなっていたのに目を見張り、急遽ブルータスの妻役に抜擢された
ネクストシアターの浅野さんの頑張りを応援してました。

まあ叫びまくる鋼太郎さんにはちょっと「Mozu」の中神を思い出し、鮮やかな
剣捌きと、独特の声で耳を惹き付ける藤原くんには、ちょっと「るろうに剣心」の
志々雄真実を連想してしまいましたが(笑)

違う位置から見る2回目が今から楽しみです

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次回ネクストシアター公演は正式なSSSシリーズとしての「リチャード二世」

ついにネクストシアターメンバー公演が、正式な「彩の国さいたまシェイクスピア
シリーズ」になるそうです。
演目はまた滅多にかからないけど、私が延々希望していた「リチャード二世」

公演は来年4月。
今から楽しみです!

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「ジュリアス・シーザー」一幕終了

いや〜迫力です。
舞台は「コリオレイナス」と同じ総階段、立つローマ像は「タイタス・アンドロ
ニカス」と同じ。
無駄に?舞台に近いために延々見上げるためちょっと首が疲れますが、阿部さん
藤原くん、鋼太郎さん、横田さんはじめ、皆さんの迫力が凄いです。
鋼太郎さんは相変わらず色々仕掛けてますし、藤原くんはやはりセリフが凄い、
阿部さんは佇まいだけで高潔な人物に見えます。
一幕は暗殺まで。
これからアントニーの反撃が始まります

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2014.10.06

「ナショナルシアターライブ2014〜ハムレット」を観る

台風が接近とあって、街に人は余りいない中、1日1回1週間公演だけに、映画館は
この「ハムレット」だけ完売状態。
ただ数席、空きがあったのは、やはり台風の影響でしょう
(17時半開始はともかく、21:45終了ですから、帰宅の足は気になりますしね。
結局雨は降ったものの、大きな交通支障はありませんでしたが)

さて今回は前説?が非常に面白かったです。
歴代のスクリーンの「ハムレット」が紹介されたり(サー・ローレンス・オリビエ
からケネス・ブラナーまで)、また、この物語は舞台は「監視社会」であることが
強調されていました。
エリザベス朝の有りようそのものだそうで、そう言われれば、ポローニアスは
ハムレットの本音を聞くのに隠れ(殺されるけど)、娘にスパイまがいの事を
させてるし、何よりロズギルは明らかなクローディアスのスパイそのもの。
従って独白が際立つ仕掛けでした。
また服装は現代的で、兵士は機関銃を持ち、フォーティンブラスは迷彩服にベレー
帽スタイル、ハムレットは下手なイラストのトレーナー着ているし、オフィー
リアはヘンルーダやおだまきをショッピングカートに入れて登場しました。
現代的な衣装やアイテムは、現代と繋がる普遍性を強調できるとは思いますが、
やはりクラシックな衣装での方が雰囲気が馴染めるのは、私がシェイクスピア
世界には外人、だからでしょうか。

そして覚悟してましたが長い(笑)
ケネス版映画同様実質4時間!
そしてなんと「第四独白」を聞き逃す…ないっすね、マジで。

そうそう、先王と墓掘り(と旅一座の座長)を同じ俳優さんがなさるのは見た
ことがありましたが、今回はポローニアスと墓掘りが同じ役者さんでした。

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「十二月大歌舞伎」演目

もう年末ですか(苦笑)

十二月大歌舞伎
12/2(火)〜26(金)
<昼の部>
★源平布引滝〜義賢最期
木曽先生義賢:愛之助
★新作歌舞伎「幻武蔵」
宮本武蔵:獅童、小刑部明神:松也、淀君の霊:玉三郎★二人椀久
松山太夫:玉三郎、椀屋久兵衛:海老蔵

<夜の部>
★通し狂言 雷神不動北山櫻〜市川海老蔵五役相勤申し候
発端:深草山山中の場、序幕:大内の場、二幕目:小野春道館の場
三幕目第一場:木の島明神境内の場、第二場:北山岩屋の場
大詰第一場:大内塀外の場、第二場:朱雀門王子最期の場、
第三場:不動明王降臨の場鳴神上人、粂寺弾正、早雲王子、安倍清行、不動明王:海老蔵

文屋豊秀:愛之助、小原万兵衛実は石原瀬平:獅童、雲の絶間姫:玉三郎

今年の歌舞伎座納めは、海老玉コンビの「鳴神」になりそうです

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2014.10.05

「炎〜アンサンディ」を観る

シアタートラム。
1日程チケットを急な仕事でふっ飛ばし、改めて取ったのは台風前哨戦大雨の中。
それでも客席はほぼ満席。
ストーリーは事前予習済みでしたが、あの時制と場所を何度も行き交う、厄介な
物語がどうやって舞台化されるか非常に興味がありました。

面白かったのは、例えば映画では、あのバスのシーンや家庭教師として入り込んだ
シーンの緊迫感がインパクトがあるのが、舞台ではやはり「聞く」に重点が置か
れる分、遺言状や人たちによる「物語」が心を揺さぶるところでしょうか。

また、2通の手紙の受取人役と、ナワルの最初の恋人役を岡本健一さんが演じて
いるのもポイントですが、映画以上に遺言状を預かった公証人の役割が大きい
こと、「歌う女」は誰かと言う、ナワルの友人の存在など、映画と違う印象の
部分も多かったです。

「双子の兄は誰か」「双子の父は誰か」は比較的アッサリと語られたのも意外
でした。

それでもクラクラする密度、役者さんの熱演など、今年見た芝居の中で、一、二の
インパクトのあるお芝居でした。

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「Art News Tokyo」誌

「Art News Tokyo」誌
取り寄せのきかないフリーペーパーは、有料雑誌より入手するまでドキドキしま
すが、今回もやっとの休みに都庁の観光センターで無事入手して一安心。

思っていたより小振りな体裁で、現代美術館前での写真を散りばめてのインタ
ビューでした。

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映画「ピーター・ブルックの世界一受けたいお稽古」

完全に失敗。
早起きして出勤した帰りに見るには、内容が哲学的過ぎました。
90分なら何とかなる、と思ってましたが、15分で睡魔に負けました…

ん〜。我ながら情けない限りです。

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2014.10.04

「坂の上の雲」再放送

今度は45分×26回、半年連続どオンエアだそうです。

丁度昨日、「アナザースカイ」に香川さん、「A-Studio」に阿部さんが同じ時間
帯の番組に出ていましたね。

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2014.10.02

映画「ジャージーボーイズ」を見る

主人公の四人グループ、ザ・フォーシーズンズについて思い入れや予備知識が
あった訳ではありません。
何しろ彼ら(映画を見ると「彼ら」と言うにはなかなか複雑な背景があったよう
ですが)の大ヒット曲「君の瞳に恋してる」でさえ、ディスコ全盛期にクール・
アンド・ザ・ギャングがカバーした方しか知りませんでしたし。
ただ、監督としては社会派、どちらかと言うと硬派な作品が多い印象の、クリント・
イーストウッドさんが手がける音楽映画(ミュージカル映画と言うには、セリフは
普通)とはどんなか、と言うのと、元が舞台、と言うのに興味があって見ました。
(最近、偶像に逆方向、映画の舞台化作品を多く見ているため)

一言で言うと2時間強があっという間、くどすぎず、と言って一人合点でもなく
非常に見ていて心地よい映画でした。
確かに描かれる内容は、成功の影に潜む仲間内の不和、裏切り、嫉妬、金銭トラ
ブル、身内の不幸と、全てハッピー、ではありませんが、タイミングの良い場面
展開、起こった出来事を前後のリアクションで解らせる、思い切った場面の省略、
時々俳優が画面を通して観客に語りかける、いずれも舞台らしい手法、描かれる
時代らしい映像のテイストなど、本当に良く出来ていました。

キャストは舞台版のメンバーが多くて、映画俳優としての知名度は高くはないと
感じましたが、やはり吹き替えなしの歌の説得力は格別でした。
また、彼らの相談相手役でクリストファー・ウォーケンが無茶苦茶渋かったです。

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