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2014.11.30

(京都2)晴明神社にお詣り。

(京都2)晴明神社にお詣り。

(京都2)晴明神社にお詣り。

(京都2)晴明神社にお詣り。

で、金剛能楽堂に行く、となれば必ず行くのは、歩いて10分ない晴明神社。
今年も期間限定(笑)の「もみじ守り」を頂きました。
前の道路沿いの銀杏が青空に映えて見事でしたが、今回初めて「戻橋」の下に
下りてみました。
歌舞伎で「陰陽師」やるので染五郎さんが晴明神社を訪ねたレポートに下から
戻橋を見上げていたのがあって、降りられるのと初めて知ってから、次回は
是非と思っていました。
銀杏はじめ落葉がたっぷり風情を醸し出していましたが、それでもまだ、
これでは式神は出てきそうもないかな(笑)

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久しぶりの京都。

久しぶりの京都。

久しぶりの京都。

京都はいつ来ても観光客だらけ。
コインロッカーは空きなし、一時荷物預かりすら満杯で一時受付中止とは凄い

行き先に食事処がないのは判っていたので、駅ナカにある、宇治の茶舗経営の
カフェで、茶蕎麦と本格的抹茶ラテの昼食。

茶蕎麦なんて久しぶりに食べましたが、抹茶ラテが甘すぎず、かつ茶の味が
して、蕎麦となんてと思ってましたが、美味、でした。

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萬斎さん「プロフェッショナル〜仕事の流儀」に

12月にオンエアとか。
万全の録画体制を取らなくては!

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寺島しのぶさん久しぶりの舞台はシアターコクーンで内野くんと共演。

寺島さんと言えば、確か唐沢さんとの世田谷パブリックシアターでの舞台が、
おめでたで公演自体が中止になり、代わりに萬斎さんたちによる、日替わりでの
朗読公演になって、個人的には却ってその期間に劇場に行く回数が増えた、と
言う記憶がありますが、万を持しての舞台復帰は、内野聖陽さんとのブラジル人作家による翻訳劇、だそう
です。
演出はポツドールの三浦大輔さん、共演に木野花さん、池谷のぶえさん、ほかは
私の拝見した事のない俳優さんばかり。
コクーンもなかなか刺激的な事をしてくれます。

シアターコクーン・オン・レパートリー2015
「禁断の裸体 -Toda Nudez Sera Castigada-」
作:ネルソン・ロドリゲス演出:三浦大輔
会場:Bunkamuraシアターコクーン
公演日程:2015年4月
出演:内野聖陽、寺島しのぶ、米村亮太朗、古澤裕介、榊原毅、宍戸美和公、
池谷のぶえ、木野花ほか

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2014.11.28

「ござる50th」は12月に早くもオンエア

翌月とはまた早い!
衛星劇場
12/18

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鋼太郎さんが西島さんと「ラ王」のCMに!

「Zip」を見ていたら、「日清ラ王」のCMに、鋼太郎さんが。
しかも娘聟役で共演は、「MOZU」では追い詰めまくっていた、西島秀俊さん。

これは凄い(笑)

二人で庭先で「ラ王」袋を持って座ってるのも笑えます。

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2014.11.24

渋谷円山町あたりで事件か事故か。

渋谷円山町あたりで事件か事故か。
昼前に、渋谷東急本店前にいたら、凄い数の緊急車両が凄いスピードでやって
くるわ、続いてヘリコプターがホバリングするわ、と慌ただしい雰囲気に包まれ
あっという間に円山町あたりが緊急車両だらけになりました。

今はもうもう落ち着きましたが、当時は緊急車両がまだずらり。
写真の緑の警視庁の緊急車両や「DAT連携」とか書いた赤い車両も停まって
いましたが、どちらか初めて見ました。

当たり前ですが、説明ないので何が起きたからかは不明。
夕方のニュースとかで採りあげられるでしょうか。

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映画「6歳のボクが大人になるまで」を見る

舞台は二人芝居が続いていますが、映画は先週の「天才スピヴェット」に続いて
少年の成長が肝のものを見てきました。

これがなかなかない仕掛けの映画で、6歳の少年の大学入学までを、12年間毎年
撮影していく、おそろしく撮影期間の長い作品。
しかもメイン4人中心に俳優さん自体も成長、変化していくので、ドキュメン
タリーっぽくもあり、勿論映画としても面白かったです。
イメージで一番近いのは、「北の国から」でしょうか。
さすがに2時間45分はいささか尺が長く、やや途中、ずっとこのまま行くのか
と言うのはちょっとシンドイ感じもしましたが、都度都度のパーティーとか
親戚の集まりとか、子どもたちが出会う様々な日常が新鮮でした。

映画は主人公の「ボク」が大学に入り、ルームメイトとその彼女と彼女のルーム
メイトの4人でハイキングに行く、まさに「これから」と言うところで終わり
ました。
また18年くらい撮りつづけたら主人公はどうなっているかしら、などと考え
ました。

内容、もですが、企画とか、成し遂げる努力?とか、撮影の様子とか、画面に
写っていないところに思いを巡らす、珍しい映画でした。

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2014.11.23

「皆既食」を観る

「皆既食」を観る
シアターコクーン
同じ原作のディカプリオ版映画は見てませんが、見終わってからも「見なくて
いいかな」と思う面白さでした。

蜷川さんが先月倒れられたので、一瞬間に合う?なんてフトドキな事を心配
しましたが、コクーンでは「火のようにさびしい姉がいて」に続いて、シェイ
クスピアのダイナミックさとは対称的、また、細かく具体的な舞台美術による
(場面転換が多いのでスタッフさん大変。居室からカフェへの大転換には目を
見張りました)基本室内劇、静かな芝居に仕上がっていました。

内容は19世紀の詩人ランボーとヴェルレーヌの愛憎劇で、色々な役者さん出て
きましたが、基本はランボー役の岡田将生くんとヴェルレーヌ役の生瀬さんの二人
芝居。
(ホントにこの秋は素敵な二人芝居をたくさん見ました)

岡田くんは「リガハイ」や「清盛」に出てましたが、私は映画「悪人」で、
都合が悪くなるとあっさり相手を捨てる鼻もちならないイケメンプレイボーイを
所謂二枚目なのに、思い切って演じていたのが印象に残っていましたが(その
切れッぷりが、後の物語の展開に影響があるので大切な役まわりでした)今回
役との相性もよかったのか、初舞台とは思えない居っぷりで、概ね登場すれば
場をかっさらう、「曲者」生瀬さんと堂々渡り合っていました。

因みに二人の風貌は、ラトゥールの群像肖像画に描かれたのとかなり近く、
特に岡田くんは似ていてびっくり。
(生瀬さんの思い切った?鬘も確かに絵の通り)

場面が2週間後もあれば、7ヶ月後、最後は17年?後ととびとびなので、やや
繋がり方を理解する想像力が必要でしたし、何度も「はっきりしろよ、ヴェル
レーヌ!」とイライラしたりもしましたが、2幕、休憩挟んで約3時間、良い
緊張が続きました。

それにしても、芸術家はたいていは破滅的な人生を送りがちなのが、実際劇中
でも「自分の時間が大切」と言って働かなかったランボーが、20歳そこそこで
詩作を止め、後にきちんと職業につき、37の若さで亡くなるまで、意外にも
アフリカで武器商人としてそれなりに成功した、と言う後半生の話にはびっ
くりしました。

出演者は他にヴェルレーヌ夫人に中越典子さん、夫人の両親に辻萬長さんと加茂
さくらさん、ランボーの死後、ヴェルレーヌに面会に来る、妹・イザベルにネク
ストシアターで数々のメインキャストをされ、「ヘンリー四世」にも出演して
いた土井睦月子さん。
さほど長い出番もないのに、贅沢な配役は蜷川さん舞台ならでは。
個人的には辻さん、中越さんは共に来春の「藪原〜」再演で萬斎さんとの共演が
発表されているので、いつもよりちょっとしっかり見ましたし(こまつ座から
通知があり、やはり辻さんが前回小日向さんがなさっていた塙役だそうです)
土井さんはネクスト時代からの成長ぶりを親戚のオバサンの心境で拝見しました。

例の如く?今回もシガーロスの「Von」が重要な部分で使われてましたね(笑)
(エンディングあたりはモーツァルトだったかしら?)

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メロンパンの皮、なのか(笑)

メロンパンの皮、なのか(笑)
確かにメロンパンのクッキー生地部分が美味しいですが、そのクッキー生地
部分(「皮」って表現はちょっと違う気がするけど)だけを焼いて売る、って
発想には驚きました。
で買って食べてみました。
勿論砂糖を振ったクッキーなんですが、悔しいけど(笑)美味しかったです。

因みにメロンパンてだいたい100〜120円くらいですが、「皮」は80円でした。

つまり「皮」抜きの土台?生地部分との価格比率は2:1、クッキー生地部分
だけで全体の6割って事になる計算(笑)

ん〜

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蜷川さんがラジオのパーソナリティに

最近、さい芸での対談シリーズが間遠になっている蜷川さんですが、なんと
正月からNHKラジオで不定期に対談番組をなさるそうです。
で、初回、元旦のゲストがジャニー喜多川さん、だそうで、いったいどんな声で
どんな喋り方で何を喋るのか、非常に興味深いです。
久しぶりにラジカセ引っ張りだすかなぁ。
使い方忘れてそうですが

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2014.11.22

「万作を観る会」を観る(2)

国立能楽堂。
「三番叟」は「神楽式、双の舞」の小書付き。
万作さん、萬斎さんのダブル三番叟に裕基くんが千歳の、親子孫三代、願っても
ない顔ぶれです。
この小書き、確か前に藤田さんの会でも拝見しましたが、藤田家に伝わる型付
からの再現とお聞きしてて、今回も力強い藤田さんの笛、亀井パパの気合い入り
まくりの大鼓、源次郎さん頭取の小鼓三丁と素晴らしいコラボレーションでした。
狭い舞台で二人動き、更に端っこに座ってる裕基くんもいて、袖が触れたりして
いるのに、全く互いにぶつからないし、気にもしてない風に見えるのがなかなか
凄くて、この術があれば、フィギュアスケートの羽生くんもあんな怪我はしな
かったのでは、などと思ったりしてました。
にしても裕基くん、また背が延びましたか(笑)
白地に松皮菱繋ぎの珍しい装束で面箱持って入ってくる姿はすっかり大人の
体格でしたが、只今声変わり真っ只中ですね。
千歳の舞いの途中、ちょっと舞台に躓きかけた感じになり見ているこちらが
ヒヤっとしましたが、いよいよパパに似てきました。
三番叟二人は万作さんが濃い緑、萬斎さんが紫、鶴亀に松の揃いの柄の三番叟
直垂、中は明るい朱系の厚板。
橋掛を使ったり、交互に舞ったり、烏跳びは萬斎さん2回、万作さん3回の、
スケート風に言えばトリプル-ダブルのコンビネーションジャンプ、でした。
何しろ二人ですから緊張感も倍でしたし、同時に動く二人を見たいので、キョロ
キョロしてしまいました。
萬斎さんの黒尉面は新しいのか、光の当たり方か、ちょっとピカピカして見え
何となく縄文土器の顔に見えて不思議な感じでした


続いて「佐渡狐」三宅右近さんが奏者。
以前、萬斎さんの「釣狐」の時だったか猟師を拝見しましたが、重量感がある
方ですね。

休憩を挟んで、又三郎さんの「御田」、久しぶり遼太くんの「景清」の小舞
「景清」は例の「錣曳き」ですから判りやすく、遼太くんも声が安定して、
凛々しさ倍増。
三番叟披きも近いかも知れません。

次が万作さんのナチュラルさが炸裂の「痺」。
比較的子どものシテが演じるものと思っていたので、万作さんシテは逆に新鮮
でした。

最後が一門若手による「六地蔵」と、この日も目一杯万作家らしいエッセンスに
満ちた番組でした。

実は白状すると、残業翌日土曜日の11時開演公演を拝見するのは、非常に厳し
かったです。
睡眠時間が全く足りてなく、「三番叟」と「痺」はなんとか持ちこたえましたが
「佐渡狐」「六地蔵」、出と引っ込みしか覚えていない、完全「寝オチ」
狂言でここまでオチたのは初で、貴重な公演だっただけに、我ながら残念でし
たし、ホントに演者さんに申し訳なかったです。

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「吉例顔見世十一月大歌舞伎」(昼の部)を観る

昼の部は、吉右衛門さんが「井伊大老」、幸四郎さんが「熊谷陣屋」と実に白鸚
さん追善に相応しい演目二つがメイン。

最初の「三番叟」は、家族の急用でパスとなり、「井伊大老」から。

吉右衛門さんが夜の義経とは一変、パパより、どちらかと言うと、最初の大河
ドラマ「花の生涯」で井伊をなさった、伯父の松緑さんに見た目がそっくりで
血は争えないな、とびっくりしました。

現代ものなので、セリフメインでやや地味でしたが、芝雀さんとのやりとりが
素晴らしかったですし、冒頭、正室・昌子役で菊之助さんが出ていて、美しかった
です(一族!って感じがしますし)
吉右衛門さんはつい先般、映画「石榴坂の仇討」でも井伊大老をなさっていて
まあ話の発端なので、何、どう活躍するでもなく、討たれちゃったのですが、
何と言うか、存在に説得力があるのが素晴らしかったです。

まあ個人的好みを言えば、次の「熊谷陣屋」の直実も吉右衛門さんで見たかった
ですけど。

次がその「熊谷陣屋」
myベスト配役からはかなり遠いので、細かい事は何も言いませんが、夜の
「勧進帳」の吉右衛門さん同様、菊五郎さんの義経の瑞々しさが、年齢を感じ
させず、素敵でした。

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12月「100分で名著〜河合先生ハムレット」に萬斎さん出演

4回目の最終回に登場、だそうで、やっぱりちょっとはケント版映像とか、流して
しまったりするのかな?
パッケージ化されているので、なくはないですね。

テキストは休み明け25日に発売。

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2014.11.20

「万作を観る会」を観る(1)

国立能楽堂。
芸歴70年記念の今回は、2日程ともスペシャルな番組立て。
1日目は、万作さんが注力されてきた「釣狐」の前場のみを「袴狂言」として
上演されるのが眼目。

まずは素囃子「高砂」
続いて石田さん/月崎さん/竹山さんによる「文荷」

次がいよいよ「釣狐」
頭巾と、手足のみ「もんぱ風」なフワモコ系手袋/足袋を付け、あとは白の着付、
金茶の袴で、と言うのが「袴狂言」の装束で、確かに「もんぱ」フル装備に比べ
たら確かに軽装かも知れませんか、約50分ほぼ動き続け、喋り続けですから、
卒寿過ぎられた身体には、随分な負荷である事には間違いない筈。
無論、万作さん、そんな気配チリとも感じさせない動きでしたが、さすがに幕
切れ前、罠の餌を巡っての自問自答行き来はやや息がお辛そうでした。
猟師はこちらも紋付き(渋い紫)に袴の萬斎さん。
要は二人芝居ですから、文字通り「息詰まる」攻防でした。

休憩を挟んで一門総出演の痛快アクション大作(笑)「髭櫓」勿論「カケリ入り」
勿論シテは萬斎さんで、妻役は高野さん。
今回、注進役で裕基くんが出演されましたが、またまた一回り背が伸びた感じ。
小顔のままなので、遼太くん共々(地謡出演)身体バランスが別次元でした。

「高砂」「釣狐」で緊張感、「文荷」「髭櫓」で軽快な笑い、と緩急自在、しかし
品の良い、万作家らしさを満喫した2時間半でした。
土曜日は狂言会にしては珍しい、11時開演。
最初が親子孫三代の「三番叟」ですから、遅刻厳禁、です

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文明堂の三笠生地のパンケーキ

文明堂の三笠生地のパンケーキ
いつも映画見るためだけに弾丸してる、日本橋室町(三越前ですが)に、珍しく
別の用事で行って、珍しく、お茶でもするかなと、近くの文明堂のカフェに入った
ところ、三笠山の生地で焼いたパンケーキに栗入り小豆あん、栗のムース、アイス、
フルーツ付きと言うデザートを発見して、いただいてみました。

パンケーキは通常のものよりややパリパリ、甘すぎないあん、上品な栗ムース、
アイスとの相性も絶妙。
日本橋近辺でこれで700円しないとは、さすが老舗。
しかも料理メニューもあり、平日夜23時まで営業。
今度は映画終わりに弾丸しないで寄ってみようと思います

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2014.11.18

「紙の月」を見る

この映画のストーリーを聞いた時、女性行員が、不倫相手のために大金を横領し、
挙句アジアに高飛びした、と言う、マスコミを賑わせた昔の事件を思い出しました。

原作は読んでなく(女性作家の、特に現代ものの小説は余り読まない)ちょっと
前にNHKで原田知世さん主演でやっていた時も見てなくて、ただ、最終回に国境
警備隊みたいなところに決然と向かって行ったシーンを見て、何となく中途半端な
シーンだなと、直感で思った事しか印象がありません。
今回は吉田監督、宮沢りえさん、池松くん、小林聡美さんと言う、実に興味深い
顔ぶれに興味を引かれて見てきました。

多分好き嫌いの分かれる作品だと思いますが、私はストーリーよりも、1980〜90年
近辺の時代設定描かれる世界を、あの登場人物たちと、ほぼ同じ世代の目線で
見ていましたからか、妙な楽天主義を含めてうまく表現されているのが気に入り
ました。

例えば四角いビラだらけの公衆電話ボックス、携帯電話もポケットベルもない
のんびりした通勤、食事光景、バカでかい立方体の「Paforma」(デスクトップの
Mac)の箱、池松くん演じるチャラい大学生の「石田純一的」ファッション、
「赤プリ」(新赤坂プリンスホテル別館:解体)でのクリスマスイブお泊まりが
若いカップルのステイタスだった当時の流行、妙に世間が浮かれてイケイケで、
「なんクリ」や「ポパイ」が流行のバイブルだった頃。
皆「なんか上手く行くだろう」と根拠なく信じていた、あの頃が、主人公に入り
込むでも突き放すでもないタッチの中で絶妙に描かれていました。
逆にそう言う空気感がなければ、地味な銀行の派遣社員が一気にあそこまで飛躍
する話は、今の感覚では唐突過ぎる気がしました。

無論、設定をわざわざあの時代にしたのは、恐らくハイテク技術の進んだ今どき、
コピーした証書にプリントゴッコ(時代だ!)で作った印影、なんて稚拙な手で
行内の管理の目を盗めるとはとても思えないし、そもそも「オレオレ詐欺」が
これだけ蔓延する世の中に、外回りの行員にあれだけの大金を手渡しで預ける
ような緩い現金管理が堂々と通用するとはちょっと思えないのですけれど
(銀行にあんなに大金預けるどころか、営業が家までくるような経験をしたことが
ないので、正確な事は判りませんが(苦笑)

「BM(W)」「カルティエ」「ロレックスのダイバーズウオッチ」「クリニークの
化粧品」あれもこれも、そうそうと笑いながら頷ける小ネタの数々は、あの時代
ならではでした。

紙は紙、偽物。だからお金で幸せにはなれない、と言う、小林さん演じる先輩
女性行員の言葉はなかなか痛烈だけれど、浪費しまくった主人公が果たしてあの
時、幸せだったのか、お金を使っても無関心な夫は振り向かないし、どこか逆に
お金を目の敵にしている感じが強くしました。

仕事は若干舐め気味、自身の不倫も「ありがち」と自嘲しながら、要領は良く
腰掛け的に結局地元の公務員との寿退社で、きっちり帳尻を合わせた若い行員
(大島優子さん)も実に納得できましたし、世界一周クルーズ貯蓄とか、面白
かったです。

結末の中途半端さはテレビドラマと同じで、「なんで?」で終わっちゃったのは
イマイチでしたが、主人公のリクツじゃない焦燥感のような物が痛みになって
伝わってきました。

宮沢さんは美人と不美人の間を行き来する不思議さと、何かに怯えるようでもあり
挑むでもある独特の眼差しが印象的でしたし、池松くんは体温の高い爬虫類みたいな
アンバランスさが際立っていました。
小林聡美さん、近藤芳正さん、石橋蓮司さんと個性派脇役がしっかり締めて、
スローモーションなど映像の使い方も含めて、楽しめる映画でした。

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2014.11.16

映画「天才スピヴェット」を見る

初日に2D版を見てきました。
何でも謳い文句は「あの『アメリ』の監督の最新作」何ですが、実は「アメリ」
見てません。
ただ、テレビで見た予告映像に特徴があったのと、主人公の男の子のビジュアルが
あまりにもかわいかったのが興味を引き、ちょっと癒されたくて見ました。

3Dはメガネ嫌いには文字通り「眼前の敵」でしかないので、2Dで見ましたが
ああここを3Dにしてるな、と判るところがあちこち(ホットドッグ、飛び出す絵本、
骨格、地図などなど)にありました。

物語は10歳の少年が西部から一人スミソニアンでの表彰式に出かける、冒険物語で
ラストに親子愛がジワジワきつつ、オトナ社会を子ども目線で微妙に皮肉った、
(ナレーションが主人公の男の子の一人称喋り)全体にファンタジーな空気を
纏う独特な世界でした。

何より男の子が滅茶苦茶可愛くて、誰でも助けてあげたくなるし、でいて、子役
子役してない感じが素晴らしかったです。
また、虫?研究家のママ役が、かつては「眺めのいい部屋」の美少女、最近は
時に「レミゼ」のテナルディエ夫人、片や「英国王のスピーチ」の素敵な国王
夫人と幅広い役柄を演じる、ヘレナ・ボエム・パーカーさんが、またまた魅力的に
演じていらっしゃいました。
他にも、トレーラーの運転手とか、ホットドッグ屋の売り子さんに、シカゴの
警官とか、少年が旅の途中で出会う人、スミソニアンの個性的な女性担当者など
いずれも一癖ある、日本で言うと、大人計画の役者さん総出、みたいな方々ばかりで
赤と緑を基調にした画面の色彩デザイン、少年の妄想シーン、さらには少年の
スピーチ部分はなかなか泣かせる仕掛けになっていますし、まるでおもちゃ箱を
ひっくり返したような魅力的な映画でした。

人生を考える、とか、愛に泣きたい、とか、そう言う期待には応えられないと
思いますが、昔で言うと「いかにもミニシアター」好みの映画と言うのが意外に
ぴったりくるかも知れません。
ホントの子供にはお勧めしないけど、かつて子もだった人たちには、懐かしさも
あって良いかも知れません。

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「ウフィツィ美術館展」を見る

東京都美術館
美術関係は最近、完全に浮世絵に興味が傾いているので、この美術展は実は興味の
埒外にあったのですが、偶然、ご厚意で夜間開館日のチケットを頂いたので行って
きました。

フィレンツェを代表する美術館で、メディチ家のコレクションを元邸宅を使って
見せているのだそうですが、今回はほとんどが宗教画で(コレクションの全体的
傾向はわかりませんが)基本キリスト教に詳しくないので、華やかなボッティ
チェリ以外は、印象派のような近代絵画と違って「基礎知識」がないと楽しめ
ない感じでした。
というか、完全に上級者向けかも。

夜間開館は人数をコントロールしているのか、作品前に行列、ではなかったおか
げで、思う存分、少なくともイヤホンガイド流れている間はしっかり聞きながら
見られたので良く判りましたが、そうでなく何となく流れて見ていたら、細かい
ところまで判らなかったでしょうし、なんか後半似通った聖母子像ばっかりじゃん?
みたいな感じなって終わっていたかも知れないので、今回はこの見方で良かった
です
芝居や映画のように日時を指定して美術展を見る、と言う見方って今まであまり
なかった気がしますが、ある意味コロンブスの卵くらい新鮮な考え方で、今後
普及したら面白いかもと思いました。

個人的には、足元に燃え指しの炭が描かれた、ブルータスの妻(ポーシャ)の
小さい画がツボでした

何しろ、蜷川さんの「ジュリアス・シーザー」で、夫の立場を嘆いて焼けた炭を
飲み込んで自死したと語られたシーンを見たのが最近でしたからね。
因みに解説では、シーザーの後継者争いに破れ死んだブルータスの後を追った、
と言っていたので、戯曲と順番は逆でしたが。

実は作品より興味を引いたたのは今回初めて見たイヤホンガイドのシステムで、
いつものように該当番号を入力してスタートボタンを押す、というのでなく、
紙に印刷されたリストに小さい写真が出ていて、そこをタッチペンでなぞると
解説が流れる、という、公文の英語の、萬斎さんがCMされているのと同じような
システムでした。
それにしても18時過ぎて都美まで行くというのは、文化会館も工事中で暗いし、
ちょっと肝試しみたいでした(笑)

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2014.11.15

「吉例顔見世十一月大歌舞伎」(夜の部)を観る

「吉例顔見世十一月大歌舞伎」(夜の部)を観る
「吉例顔見世十一月大歌舞伎」(夜の部)を観る
てっきりもうやっている、と思っていた、染五郎さんの初弁慶の「勧進帳」が
話題になっている夜の部。
まずは松緑/菊之助コンビの「鈴ヶ森」
まあ工夫なしでそう見えるうちは未だ芸って言わないのか、スルッと終わった
感じが。
やはり勘三郎さんと吉右衛門さんと言う組み合わせ自体が物凄くレアだった時の
勘三郎さんの権八の色気と吉右衛門さんのスケールの大きさは暫く忘れられないと
思います。

次がその「勧進帳」
ザ・弁慶、の幸四郎パパが富樫、伯父様の、こちらも弁慶役者の一人、吉右衛門
さんが、何と義経でお付き合い、ご子息の金太郎くんも太刀持ちでと血縁者4人
勢揃いでした。

パパ富樫が今にも勧進帳喋りだしそうな重みつけてのオープニングには、やや
閉口しましたが、キリっと格は上がりました。
吉右衛門さん義経はイメージがなかったのですが、声と佇まい、美しい座り姿で
義経なんですね。
動かない居姿で美しいのは、能の友枝さんのようでした。

で、肝心の染五郎さんの弁慶は思ったより化粧が濃く、荒々しさを演出した、
やっぱり若い弁慶でしたね。
確かに先輩たちのを山ほど見てしまっているだけに、比べれば、やる事は多いし
それは言い出したらキリがないですが、ともかくセリフ(言葉)がとてもクリアに
立っていて、判りやすいし品の良い勧進帳な気がしましたし、何より弁慶の必死
さと染五郎さんの必死さが重なって熱の伝わりました。

最後が「すし屋」
久しぶりに見た気がします。
菊五郎さんの権太は、相変わらずキビキビして、全く年齢を感じさせない自在さが
素晴らしかったです。
また維盛(弥助)が時蔵さん、若葉の内侍は萬次郎さん、弥左衛門が左団次さん、
梶原が幸四郎さんと、顔見世らしく、脇まで役者が揃い見応えたっぷり。
そうそう、梅枝くんがお里をされていましたが、ちょっと見ないうちに随分女形
ぶりが板について、とても綺麗でした。

毎月歌舞伎は見てますが、久しぶりに本格的な歌舞伎を堪能しました。

昼の部も楽しみです

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「ご臨終」を観る

「ご臨終」を観る
新国立劇場(小劇場)

芸術監督の宮田さんがマンスリープロジェクトで「白状」した(笑)公共劇場でなけ
ればなかなか上演を決断しなさそうな「二人芝居」シリーズ第2弾

正直タイトルがもう一つ、ではあります。
素っ気ない、と言うか、無味乾燥と言うか、あまり聞こえが良くない、と言うか
(いや全部)。
しかも温水さんと江波さん、と言う、まあ素晴らしく素敵な俳優さんですが、渋い
ちゃ渋い顔合わせによる、ためか、平日だからか、客席にはやや空きあり。
まあちょっとタイトルが影響した感じはなくはないかも。
でもその空席が勿体無いほど、実験性が高く、でも国境を越えて普遍的な、死に
ついて、「家族」について、の素敵な物語でした。

客席は、真ん中にステージを挟んだ対面で、休憩を挟んでセットのベッドや
窓の位置を180度逆に入れ替えるので、客は両側から平等に?二人の成り行きを
見守り(まさにそんな感じ)ました。

二人芝居と言っても、ほぼ温水さんが喋りっ放しで、「叔母」役の江波さんの
セリフは2時間半近い中で10個あるかないかくらい。
見はじめてすぐに「江波さんの役は喋らないらしい」と察しがつきましたが、そう
なると面白い事に「ではいつなら喋るのか」に凄く関心が向かうようになりました。
そしてこの不可思議な芝居を見ていると、いかに通常スタイルの芝居が「セリフの
やりとり」で成立しているかを痛感しました。
勿論だからと言って、江波さん(の役)が延々と相手に無関心なのではなく、
無言の中でも最初は首の動き、次は目線が動いて、温水さん演じる「甥」の言うこと
やることに表情に豊かにリアクションが現れるので、その変化を見逃さないよう
注意深く拝見していました。
なぜ彼女が喋らない(かった)については、多分「どんでん返し」に繋がるから
だと思いますが、そのラストまでのプロセスを引っ張った温水さん凄い。
まあ正直ワンシチュエーション芝居でセリフだけで持たせるため、途中ちょっと
弛んだ感じのところもありましたが、高齢化社会にあれば国境時代問わず直面する
話なので、身につまされながら見ました。

そう言えば勝村政信さん、小島聖さんをお見かけしました。
勝村さん、小柄で地味な服装でしたが、ロビーで喋る声がさすがに役者で凄く
通るので振り向いてしまいました。
「ドクターX」撮休日だったんでしょうか。

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MOTの記念公演のメールが送信できない

萬斎さん「三番叟」「ボレロ」のチケット申込がメールによる抽選と発表され
早速トライしましたが、メルアドエラーで「ダエモン」メールがやってきました。
画面のメルアドコピペしてるのになぜ??

私だけですかね…

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2014.11.13

宝塚版「エリザベート」(2回目)を観る

宝塚観劇初のリピートをしました。
と言うか実際には、空前のチケット取り苦戦のなか、運良く2公演
取れたので張り切ってでかけたのですが、2回目もとても楽しめました。

宝塚ならではの魅力は勿論ですが、やはり「エリザベート」と言う作品の
面白さは、私の少ないミュージカル鑑賞レパートリーの中では格別な
気がします。
明日海さんのトートのフィギュア的なかっこ良さと、エリザベートに拒否られて
生身の?人間のように動揺する感情を現す、不思議なアンバランスが、
東宝版との最大の違いで、エリザベートやルドルフだけでなく、エルマーや
民衆にも「見える姿」で登場してしまうのは、ややシチュエーションを理解
しづらかったりはしますが、男優に較べて無重力な感じがするのが、
宝塚版トートの最強ポイントと更に実感しました。

また個人的には、前回同様気づけば銀橋ど真ん中に登場しているトートに
今回もびっくり。
結構目をこらして見ているのですが、何しろ2階席後方ですから、ちょっと暗く
なったりした間に登場してて、歌舞伎の花道の「すっぽん」様になってもいない
のに凄いです。

ここ1年半くらいで「ベルばら」「風去り」そして今回の「エリザ」と、演目
目当てでちょっと宝塚を続けて見ましたが、カンパニー公演のダイナミズムは
ない替わりに、チームワークの見事さと、叩き込まれた技術の底力を感じました。
来年、東宝が久しぶりに「エリザベート」やるようですから、キャスト次第ですが
また観る時には、今回との演出の違いとか、観る楽しみポイントが増えそうです。
それにしても宝塚は版権問題がシンプルだからか、公演からパッケージが出る
までがとても早くてびっくりしました。
既にグッズ売り場では(宝塚)大劇場公演版を収録した今回版の「エリザベート」
DVDとブルーレイ、ライフCDが販売されており、まあしばらくは宝塚版
「エリザ」も見ない(チケットがとれない)かなと思って、記念かたがた
ブルーレイとCD、買っちゃいました(笑)

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2014.11.11

「解体新書その弐拾四〜森羅万象〜日常と非日常のテレポーテーション」

何とか今回も「解体新書」初回からの皆勤記録?は繋がりました。

ゲストはプラネタリウムクリエーターの大平貴之さん
(確か最初はプロジェクションマッピングの人の名前がゲストとして上がっていた
ような気がしますが)

場内で映写するからか、いつもは全身白の痩せた「ベイマックス」みたいな萬斎
さんが、今回は全身黒のいでたち。

最初からステージに投影機が置かれ、正面から天井まで白いスクリーンが張り
巡らされ、いつもなら見える舞台機構は見えない分、いつもとは違う雰囲気

因みに質問すればよかったのですのが、私は長らく「プラネタリウム」と言うのは
ドーム型のスクリーンと客席を有する映写設備(構造物、建物)を指すのだと
思っていました。
そもそもポータブルの投影機と言うイメージがないからかもしれませせんが。

ポイントは「なぜ人間はプラネタリウムを見るのか」→「ハムレット」でシェイ
クスピアが「演劇は自然(森羅万象)を映すカガミ(鏡/鑑)である」と言った
のと共通する「プラネタリウムを見る事で自分を知る」こと、あたりでしょうか。

まずは投影前に大平さんが作られた、あの「スターウォーズ」のロボットに似た
投影機「メガスター」の説明。

萬斎さん(私もですが)世代には、プラネタリウムと言えば「五島プラネタ
リウム」で、まずは萬斎さん、当時のプラネタリウムと「メガスター」の比較で
機能を確認、です。

説明によれば、東京で見られる星の数はせいぜい10か20、五島プラネタリウム
時代ですら9000個、今、大平さんが開発した家庭用が850万個(笑)、会場にあった
のが1000万個?、常設しているものは2000万個見えるようになっているとか。
因みに2000万個はどんなに条件が良くても人間の目では見えないらしいのですが
作ると投影した時の深みが違うらしいです。
20個くらいしかない一等星は、大きくする他、色のフィルター的な加工で赤く
したりしているとか。
でも一番興味深かったのは、元々は動きの大きい惑星の動きを広く知らしめる
ために(昔の人は不安がったらしい)作られて、惑星を意味する「プラネット」の
言葉を含む「プラネタリウム」と言う名前になったのだそうです。

そう言えば「陰陽師」も星の動きをチェックするのが重要なオシゴトですが、
今回はリアルプラネタリウムに感心していたのか、萬斎さんからそのネタは出ま
せんでしたね

なお、その惑星の動きを見せるためには、専用のプログラム?が要り、機器の
サイズが大きくなってしまうため、大平さんのは、大きさ優先し、名前の由来で
ある惑星の方を割愛したとか。
ちょっと本末転倒(笑)

投影では、今と違う場所や季節の見え方も自在に見せられるし、また宇宙から
見た地球も別のソフトで見る事ができました。

また、これだけ宇宙に星があり、生物の可能性もあり得ると言われていながら

なぜ人間は宇宙人とまだ遭遇していないのか、と言う話も出ました。
大平さん曰く、いくつか理由はあり、一つはひょっとして生命体が発生するのが
難しい、或いは生存しても生存し続けるのが難しい、または、これらと関連して
宇宙の長さに比べて地球上生物の生存期間が短く、他の宇宙の生命体の生存時期と
重なっていないからあたりが考えられるそうです。
特に生存期間が重ならないと出会えない説は一理ありそう。

プラネタリウムは勿論ドーム型スクリーンに投影するのが一番判りやすく再現性が
高いそうですが、今回のような劇場、映写面に凹凸があるところも写りかたが
変わって面白いようですし、また最近はプラネタリウムバーや岩盤浴施設にプラ
ネタリウム設備があるところもできたそうです。

バーチャルな分、確実と言うあたりで、萬斎さんから薪能の不確実性や舞台が
見えないからとライトつけつ台無し(笑)みたいな話もあって、萬斎さんひょっと
して、次の「狂言劇場」で室内プラネタリウム版「星空能」、とか、「マクベス」や
「子午線の祀り」をプラネタリウム背景でなさろうとかお考えかしらと推察(邪推)
してました。

いつもあるコラボレーション企画、個人的には「プラネタリウム星空」を背景に
しての「三番叟」を期待してたのですが、実際には「星」がらみの詩の朗読でした

よかったけど、ちょっと残念
(因みに宮沢賢治のオリオン座に言及した時に、投影でオリオンが中天していた
のは偶然?)

今回は普段の解体よりプラネタリウム投影自体に時間がかかって(茶道の家元が
いらした時の長時間お点前程ではないけど)、話は割にシンプルでしたが、何より
感心していたのは、途中やや話が途切れがちになったり、萬斎さんの質問が抽象
的すぎたりしていても、大平さんが一旦は「そうですね」と受けていらしたので
続けて出てくる答えの意味がやや質問とズレても、話がスムーズに流れたこと。
プラネタリウムを作ると言う事を、大平さんは天文学者の研究を形にし、見せる
方法を考える、通訳のような役割と考えていらっしゃるとおっしゃっていたのが
印象に残りました。

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2014.11.10

NHKによる日本人の「手先」技術スペシャル番組は、「漫勉」の見せ方に妙味あり

先週、NHKで偶然2つ「日本人の手先」をクローズアップした番組がオンエアされ
ました。
一つはBSプレミアム。
いかにもNHKBSらしく、平安時代から継承されている金細工「キリカネ」の手法を
ミクロの目から探る「美インパクト」
萬斎さんがコワい顔でナビゲーターをなさってました(笑)。

もうひとつは、NHK教育。
お得意の「大人の遊び」っぽい体裁で、漫画家の浦沢直樹さんによる、漫画の
作画現場のヒミツに迫る意欲的な内容でした。

確かに「キリカネ」は超人的な技でしたし、それがまた継承されているのも驚き
でしたが、個人的には「漫勉」の方が格段に面白かったです。

今までまるで「鶴の恩返し」のように、他人に見せる事のなかった、漫画家が
紙に絵を描く、まさにその現場を無人カメラなどを使って撮影するのも面白かった
ですし、しかも自分だけでなく、他の漫画家さんにも呼びかけ、応え二人の作家
さんの作業現場を撮影し、終わってから浦沢さんと二人で録画をプレビューする
トークも格段でした。

漫画と言う、下手すれば1ページくらい読み飛ばしても、なイキオイで見る事
すらあるものが、産み出されるまでにどんなに大変なプロセスを経ているかが
判るだけでも随分興味深かったですが、「鼻を正面から描く」「鼻の穴をどう
するか問題」、更にはコマ割の線を何ミリ下げるかとか、ものを羽織る手の描き方、
また通常使うケントより滲みやすい和紙に、さらに墨でわざわざ使っての幻想的な
描写などなど、言われなければ見逃すポイントが、プロ同士ならでのトークで
浮かび上がるのがよかった
です。

説明字幕が吹き出しのように表現されたり、画面のツクリも漫画の画面のように
していたり、遊び心があって、「どうだスゴいだろう」と最上段から構えた
「キリカネ」よりも、私には人に話したくなる内容でした。

今回は、かわぐちたいじさんと山下和美さんのお二人の「現場」でしたが、是非
続編も見たいですね。

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2014.11.08

またも廃版(苦笑)

今年も手帳探しシーズンになりましたが、何とまた今年も私の愛用してきた手帳が
廃版になってしまってました。

メイン手帳は、本屋でも文具店でもあるタイプですが、芝居/映画のスケジュー
リングのためには、月間見開き、左ページにホリゾンタル(上が1日、下が月末)
右ページ罫線のみのがベストなんですが、ここ数年M→Dときて去年今年はNを
使っていました。
過不足なくこれで定番決定、と思っていたら、何と来年版は出ないとのこと。

ん〜
手帳もいろいろ有りそうで、一つ流行るとみんなそれで、なかなか自分に向いた
ものがありませんね。
結局、3種類候補を買ってみて、システム手帳のリフィルを加工して使う事に
しました。
正直不便!

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2014.11.07

「狂言劇場その8」(Bプロ)を観る【2回目】

Bプロ2回目
前日とは席が階も場所も全く違うので、見え方がまるで違いました。
特に「歌仙」は橋席だった前日には見えなかった部分も含めてずっとワイドに
観る事ができました。

Bプロは小舞の「海道下り」以外配役が変わらず。

仕事が終わらず、休憩明けから。

「歌仙」はしかし冷静に観ると、アルハラのセクハラ満載(笑)
オヤジどもが騒ぎ、「オミナエシ(女郎花と書くのがポイント)」を強調してる
のを見れば、小町、労基所に訴えても問題ございませんよ、って感じ(笑)
変わった歌題も結構際どいし、業平の「恋の千人斬り」に「お家の芸」とは、
柿本人丸さんも口が悪い(笑)

中村くんの業平、内藤くんの元輔(清少納言パパ)もお似合いでしたし、何より
みなさん装束がお洒落で、劇場に映えましたし、シルエット絵馬演出はやっぱり
クールでよかったです。

「名を愛でて〜」も「色見えて〜」も古今集の実際の歌で、落馬云々の解釈も
あながち荒唐無稽でもないようですし、短時間に作ったかどうかは判りませんが
小町の歌も百人一首に知られた「花のいろは〜」同様、女性なら「あるある」な
微妙な女心のアヤを、鋭く突いていますね。

前日より「戦闘準備」の時の後見が一人増えてスピーディーになっていました。

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2014.11.06

「狂言劇場その8」(Bプロ)を観る

Bプロは小舞に「文山賊」に「歌仙」

萬斎さんの小舞「蝉」は躍動感のある舞と、オチ?の「♪つくつく法師になりに
けり」のギャップがポイントでしたが、格式あって笑いづらいですね

「文山賊」はひょっとして初見かそれに近い感じ。
山賊とお手紙、と言う取り合わせがシュールで、何となく中島敦さんや芥川龍之介
さんの短編を連想しながら拝見しました。

休憩、能楽囃子を挟んで大曲「歌仙」

前に新宿文化センターあたりで見たかも、な劇場版。
絵馬型背景の前でシルエットから始まりシルエットで終わるスタイルは、シル
エット好きな(笑)萬斎さんらしい演出ですが、演者さんたちが、上げたら上げた
手をピクリとも動かさない「静止力」がそれを支えている訳で、素晴らしかった
です

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「すべてはFになる」に洋くんゲスト出演中

原作読んでませんが、話はどうしても「ガリレオ」の二番煎じ感が抜けません。
ただし、今週来週は、事件の当事者役で高橋洋くん出演中。
場面被りませんが、鋼太郎さんも出てるし、共演してないけれど、綾野くん主演で
そこここに「蜷川さん舞台で見た人」多めです。

そう言えばまだ「参戦」してませんが「信長〜」がキャストと役柄が「官兵衛」と
スクランブルしつつ被っているようですね。
濱田くんは家康ですが、今度は一生くんが浅井長政で登場とか(笑)

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2014.11.05

「黄昏のロマンス」を観る

「黄昏のロマンス」を観る

「黄昏のロマンス」を観る

吉祥寺シアター
劇場も2度目だとアクセスに不安がないのが何よりです。
珍しくアップした食事の写真は、行く前に吉祥寺の駅にあったカフェで頂いた
デリ4種盛り合わせとパン。
野菜たっぷりで、これで600円ちょっとは凄くお得でした。

今回は平幹二朗さんと渡辺美佐子さんと言う大ベテランが小劇場で演じる贅沢な
二人芝居。

どうも新国立と言い、これと言い、偶然でしょうが今シーズンは二人芝居率高いですね。

休憩ありとは言え、2時間強2人とも出ずっぱりですから凄いです。

解説によれば、以前は「ターリン行きの船」と言うタイトルだったとあり、それ
なら松緑さんと杉村春子さんのを録画か何かで見たような記憶がうっすらあります。

同じ「黄昏」と言うタイトルを使った洋画もありました。
こちらはヘンリー・フォンダとキャサリン・ヘブバーンが共演した、やはり高齢の
俳優同士が共演し、確かオスカーも取った名作。

さて、この作品は、何でも岐阜県可児市の公共劇場のプロデュース公演だとかで、
各客席にエリア特産と言う赤い薔薇が配られていましたが、包材がパリパリ言う
セロハン仕立てで、上演中握っている人が手を動かすと余計な音がして随分迷惑
でしたので、帰りがけに観客に一人ずつスタッフが渡す方が、良い気はしました。
また余り芝居を見に行く習慣がない方がたまたま多かったのか、観劇マナーも
お行儀が良くなく、場面展開(暗転)の度に「いまのはさ〜」とか、テレビ
感覚で都度都度私語する人はいる、特にびっくりしたのは、多分時計の時間を
見たかったのだと思いますが、ある年輩の男性が上演中、徐にライターを取り
出して火を付けて時計にかざしたのには、観劇歴浅くない私にも初めて見る光景で
正直絶句しました。

芝居の方は素晴らしくて、渡辺さんの演じる患者さんは、最初ちょっと協調性が
なくてイライラさせられるのが、徐々に魅力的に見えてきてカワイさ満点でしたし
平さん演じるサナトリウムの外科医も、彼女との交流によって、孤独から救われ
ダンディなおじ様でした。
渡辺さんは歌うし、平さんはチャールストンを踊るし(しかも後半)、さすが
鍛えた役者さんは違いますね。
全体に互いに労る感じが役柄を越えて見えて素晴らしかったです。

訳もこなれていましたし、充実した2時間でした。

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12月の「100分で名著」は河合先生「ハムレット」

NHK教育テレビで私が好きな番組の上位にいる「100分で名著」がどうやら12月に
「ハムレット」を取り上げるようです。
しかも担当されるのが、河合祥一郎先生。

来年2月の蜷川さんによるシェイクスピア、レジェンドシリーズ「ハムレット」は
河合先生訳を使うようですから、河合先生の解説にもチカラが入る事でしょう。
さすがに映像は藤原くん(蜷川さん演出)版も、萬斎さん(ジョナサン・ケント
演出)でも無理とは思いますが、チラくらいは期待できるでしょうか。

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2014.11.04

「狂言劇場その8」(Aプロ)を観る

「狂言劇場その8」(Aプロ)を観る
Aプロ。
「萩大名」は万作さんの大名、中村くんの太郎冠者、「鏡冠者」は石田さんの主
でした。

「萩大名」の舞台は正面に吊りの鏡板の両橋掛。
万作さんの大名は、比較的ちゃんと教養も、庭の見所指摘を聞けば鑑賞眼もある
のに、発言が軽いのと、和歌については決定的にセンスがないのが残念と言う
感じで、まるで無教養ではないイメージでした。
一方、中村くんの太郎冠者はひたすら「頼むよ主」(笑)「まじかよ、主」(笑)
の繰り返しで最後はキレるパターンでした(笑)が、手のかかる主を太郎冠者は
かなり気にかけているのが伝わってきました。
一つ一つのセリフ、やりとりがとても丁寧で、大名の失敗がドタバタと下品に
ならないのが、さすが万作さんは別格だなぁと実感しました。

「鏡冠者」は正面の鏡板が上がり、鏡殿が中央に鎮座。
以前見たよりシュール度が上がった気がするのは、何故でしょうか。
太郎冠者の役割を「鏡殿」に奪われ、行き場をなくした「彼」は鏡の中に入るしか
なかったようですが、全く「♪ややこしや〜」や「♪そなたがわたしで、わたしが
そなた、はて私とはなんじゃいな」のメロディが聞こえてくるようでした。

深田さん演じる鏡殿は萬斎さんと真逆の動きを左右にして、さぞかし難しいと
思いますが、流石に着物の袷は普通でした。

休憩と能楽囃子を挟んで「越後聟」
何か上演時間が酷く短いなと思ったら、いきなり獅子舞姿で登場されてびっくり
しました。
(記憶では何らかの前段があった気が)
水車、三点倒立、欄干越えと、床運動に例えれば難易度高い技の連続でしたが
通常の能舞台と材質を含めて構造も高さや長さも違う特殊なところだけに、見て
いてちょっとヒヤヒヤするところがありました。

床面からの高さも結構ありますし、何事もなく千秋楽まで行くと良いなぁと思い
ました。
確か以前に特設舞台なので足拍子や囃子方の残響を電子コントロールしていると
お聞きした記憶がありましたが、今回やや後半残響と言うよりハウリングっぽく
聴こえたところがあったのがやや残念でした。

Bプロも楽しみです

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萬斎さん「藪原検校」再演チラシ

萬斎さん「藪原検校」再演チラシ
初演を受けた再演はチラシ変わるかと思いきや、なんとチラシビジュアルは初演と
全く同じ安野光雅さんのイラストバージョンでした。
あの驚異的「早物語」は癖になりますが、果たして今回も萬斎さんは「検校刈り」
しちゃうのか、意外にそっちの方が気になるかも(笑)

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2014.11.03

「狂言劇場」にカメラin

腕にNHKの腕章。
ロビーから撮影しています。
これはオンエアありかな。

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「金剛永謹 能の会第30回記念 東京公演」を観る

「金剛永謹 能の会第30回記念 東京公演」を観る
国立能楽堂
久しぶりに「能の会」で能/狂言フルバージョンを拝見しました。

記念公演とのことで、まずは「弓矢立合」
初見でしたが、解説によると、参勤交代の大名向けに正月江戸城で上演されたと
言う格式/様式のあるものだそうで、つまり観客は大名ですね。
小笠原流当主の方が「おはじめ下さい」と言う奏者役で登場されたのも珍しかった
です。
内容は観世、宝生の宗家と金剛家の若宗家が三人同時に同じ曲を舞うと言うもので、
正月の新宿文化センターで、萬斎さんvs.茂山メンバーが小舞でやる、あれのすごく
ちゃんとしたバージョン。
もうちょっと各流派でずれると思いましたが、観世宗家が先輩の余裕で間を合わ
せたのか、新宿文化センターバージョンから思うほど妙な感じはなかったです。
舞う前に使者から受け取った白に赤のアクセントのある揃いの上着(何と言う
のか)を拝領して物着してから舞うとか、地謡が後見も兼ね、二人ずつ後ろに
並ぶため、囃子方がいつもの地謡の位置に並ぶ、不思議な位置関係でした。
演目の格式から上演中の見所入場厳禁でした。

次が万作家「三本の柱」
前の「弓矢〜」も三人、この演目も「三本」と、日本では奇数が良い数字なんだな
と実感しますが(七五三も今頃ですね)、因みに今朝「らららクラシック」を
見ていたら、バッハが「ゴールトベルク変奏曲」で「3」に拘っていて、それが
敬虔なクリスチャンのバッハにとり、三位一体など「3」が信仰を意味する数字
だとやっていたので、「3」は古今東西通じて重視されるナンバーのようです。
今回は萬斎さんが大名。
白朱の段熨斗目に、袖と腹の部分が緑地に鶴が白く染め抜かれた、全体は黒の
素襖で、後半右袖抜いたらめでたさ倍増でした。

休憩後が「船弁慶」
アイにしどころがあり、初心者でもまずまず行ける曲。
今回は「白波の伝」と金剛流独自の小書き。
素人ですから小書きといわれても「オリジナル」を知らないため、あ〜違うと
ワカラナイところがツラいとこ。
判るのは、萬斎さんの船頭に「早替」の小書きがないので、最初から最後まで
肩衣のフツーの姿だった事でしたが、まあ相変わらず「波よ波よ波よ波よ…し〜」
とか、ワキツレの弱気発言を「こう言う事言う?(意訳)」とマジ顔で叱り(笑)、
ワキ(閑さん相変わらず素晴らしい〜!)とやりとりし、前シテを幕まで送り
届ける尺でぴったり台詞を終える間とか、どれもキビキビ。
シテの永謹さんの体格から見えるイキオイを含めて、能全体に活気があったので、
萬斎さんのダイナミックなアイともバランスも良くて素敵な舞台でした
(時々渋い配役だとアイだけ目立って「波よ〜」で笑いが起きたりする)

因みに後シテは擦箔に白の法被、黒頭に鍬形、嚥に金で波と矢を描いた半切で
滅法カッコよかったです。
義経役は町田遼くんと言う子方で、背が高く凛々しく、必死に?知盛の霊と戦って
健気でした。

上方(京都)のお家だからか、切能だったからか、附祝言あり。
久しぶりに聞きましたが、演者が退場するからと言って附祝言の最中に拍手する
のは、どうも個人的には違和感ありましたが、そういうものなんでしょうか。

そう言えば、この公演、自由席チケットだったのを忘れていて、のんびり間際に
行き、チケット眺めて愕然としました(苦笑)

幸い、ギリギリだったのが逆によかったのか、どなたか2箇所押さえていたのを
リリースされたばかりだったのか、正面の比較的見やすい場所がポコっと空いて
いてラッキーでしたが、並んでいたらいつぞやの「乱能」の様に後から後から
列に「お友達」が加わってイライラしたりしていたかも。

休憩が30分と余裕がありましたし、「船弁慶」前シテはやっぱり「落ち」ましたが
能を見た!感じがした1日でした

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正月の歌舞伎座にやっと猿之助さんが登場!

歌舞伎座の来年1月「壽初春大歌舞伎」公演演目が発表されました。
新開場以来1年半以上、惑星のように近くの劇場には出ながら、歌舞伎座には
出演されていなかった猿之助さんが、遂に「黒塚」で新しい歌舞伎座初出演です。

と言うか、この演目と配役、これまで正月は浅草だった若手も合流しているためか
各家集結、新開場の4月以来の凄いてんこ盛り状態です。

27/1/2(金)〜26(月)
<昼の部>
★祇園祭礼信仰記〜金閣寺松永大膳:染五郎、雪姫:七之助、此下東吉:勘九郎
★蜘蛛の拍子舞〜花山院空御所の場
白拍子妻菊実は葛城山女郎蜘蛛の精:玉三郎、渡辺綱:勘九郎、源頼光:七之助
坂田金時:染五郎

★一本刀土俵入
駒形茂兵衛:幸四郎、お蔦:魁春、船印彫師辰三郎:錦之助、堀下根吉:高麗蔵
波一里儀十:歌六

<夜の部>
★番町皿屋敷
青山播磨:吉右衛門、腰元お菊:芝雀、放駒四郎兵衛 :染五郎、渋川後家真弓:東蔵

★女暫
巴御前:玉三郎、蒲冠者範頼:歌六、清水冠者義高:錦之助、成田五郎:男女蔵
女鯰若菜:七之助、轟坊震斎:又五郎、舞台番辰次:吉右衛門

★猿翁十種の内 黒塚
老女岩手実は安達原の鬼女:猿之助、阿闍梨祐慶 勘九郎

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初めてのBOOK・OFF(笑)

この年でも「初めて」と言うのはちょっとドキドキします。
実は正月に片付けていた本を山積みで放置していて(苦笑)、昨日の三連休中日に
漸く天気もよかったので、地元のBOOK・OFFに初めて売りに行ってきました。
総額1000円弱でしたが、神保町や地元の別の古本屋と違って全部に値段が付き
ました。
聞けば値が付かない物も引き取っては貰えるそうで、持って行った物をズルズル
持ち帰るストレスがないのが何より。

また今回は単行本類だけでしたが、映画や舞台のパンフレットも均一10円で買い
取るそうで、これで以前神保町の専門店で「たくさんあるので値段が付かない」と
突き返されたパンフレット類の山も持って行けます。
いや、早く使えばよかった。

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2014.11.02

特別展「歌川国貞」(後期)を見る

浮世絵太田記念美術館。
国貞(三代豊国)後期は2日目に伺いました。
前期同様、やっぱり正統派のクオリティの高さを堪能、今までどうも普通過ぎを
軽視しててすみません!と言う感じで(笑)拝見しました。

それでも初期はやっぱりお手本的で面白くないのですが(さらに(笑))、正確な
ので、役者絵が判りやすく、演目、配役、役者、背景など、これは資料的に面白い
なぁと思いながら見ました。

ギリギリまで長袴を穿かずに出を待つ「鼻高」幸四郎の仁木弾正や、大道具の
組み立ての指示書きや、舞台表や客席の様子を背景に、装置裏で出の準備をして
いる女形の絵は、前期にもあった、鏡や読本の枠を画面に取り込んだものと同様、
私が国貞先生を今回リスペクトした理由である洗練されたデザイン性の高さを

満喫できるものでした。
また、中に雲英刷り大首絵があったのですが、確かにこれを標準と思っていたら、
同様の意匠ながら凄い描写になっちゃっている写楽のを見たら、やっぱりやり
過ぎじゃない?と苦笑しながら眉間にシワが寄ってしまいそう、と納得。
また、国芳先生の「魚」だったり「壁の落書き」なのを見慣れているので、国貞
先生のを見ると、「編曲」する前の「オリジナル」を見る感じがしました。

また、今回も晩年の完全にデザインに走っている「三人弁慶」が格別。
このままポストカードや下の「かまわぬ」の手拭いになりそうです。
歌舞伎好きだからではありますが、風俗絵とかは正直あまり気を引かず、役者絵が
滅茶苦茶面白かったです

次からは浮世絵の展覧会で国貞をスルーするのはヤメにします。

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2014.11.01

「東京オリンピックと新幹線展」を見る

「東京オリンピックと新幹線展」を見る
「東京オリンピックと新幹線展」を見る
江戸東京博物館。
どちらも50年。
リアルは知りませんが、東京オリンピックは親戚が関係者だったので、いろいろ
当時の話を聞いたことがありましたし、何しろ亀倉雄策ファンですから、あの
「2号」は無論、伝説的ポスターが並んで展示と聞けば、見たいのは当然。
また、新幹線は大阪万博に行くので初めて乗ってから、「0系」は勿論(食堂車、
食べましたよ)、山陽新幹線開業、「のぞみ」の導入、と都度都度記憶があります
(「♪ビュワーン、ビュワーン走る、青い光の超特急〜」歌ってましたねぇ)

そんな訳で、見に行って来ました。
家にもあったナショナル(現パナソニック)の、赤と白の二色の糸巻きコード、
矢倉に直接取り付けられたタイマー的な仕様のスイッチ兼温度設定機付きの
置き型炬燵や「ポリペール」など、我が家にもあった物が展示されていてちょっと
苦笑しました。

実はポスターやチラシの丸の意匠がイマイチ判ってなかったのですが(赤の丸は
勿論、東京オリンピックのシンボルですね)、下の黄色と白の3個の丸は、0系
新幹線のフロントを正面から見たところ、でした。

有志により、電車模型の走行コーナー(ジオラマっていうのかしら)があったり
グッズ売り場にオリンピック招致グッズがあったり、なかなか面白い展示でした。
ちなみに写真下はそんなグッズの一つで、日本を代表するアイコン、キティ嬢が
オリンピックの様々な種目の競技姿に扮してポーズをとっているのを周辺に、
中央に着物姿のキティを配したイラストのクリアフォルダ
ちゃんとオリンピックライセンス商品とクレジットがありました
(因みに裏面は当然「頑張れ、ニッポン」)

「戦後」日本の技術力と復興を示す気概をつくづく感じさせた展示でしたが、
さて、2020年の東京オリンピックはどんな日本の姿をアピールできるのでしょうか。

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