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2014.12.14

国立劇場十二月歌舞伎「伊賀越道中双六」を観る

今回は四十何年ぶりに「岡崎」上演が話題になっていますが、個人的には、
長らく「沼津」を見るたびに、仇の股五郎、とか、志津馬とか誰なんだ、と
思っていたので、漸く前後関係が判り、それが一番でした。

しかし、休憩挟みつつ4時間20分が意外にあっという間でした。
詰め込み過ぎても疲れるし、長々説明セリフばかりでも眠気が来ますが、
今回は適度に省略を挟みつつ、発端の殺人→政右衛門の御前試合と助太刀
出発→志津馬の恋模様と関所突破→仇の居場所発覚と登場人物全員集合
→敵討ち、と程よく判りやすい展開でした。

「岡崎」は主人公・政右衛門が自らの身元を隠すために、偶然転がり込んで
きた実子(臍の緒付き乳児)を舞台上で殺すのが残酷、と言うのが間があいた
原因とも聞きましたが、実子の首実験、とか、それより赤の他人を油まみれに
してなぶり殺すとか、より迷惑な通り魔殺人ハナシがいくらもあるので、要は
見せ方の様な気はしました。

吉右衛門さんの政右衛門がやり過ぎず上手く、幸兵衛の歌六さんがやっぱり
何より断然上手い!
敵役の錦之助さんは、やっぱりこの方「萬屋」さんの身内の方だわ、と思わせる
似方でした。
菊之助さんの志津馬はちょっと遠慮しすぎ、芝雀さんのお谷は、正直ちょっと
メイクもう少し頑張って欲しいかも(苦笑)

まあそれでも通しが肝の国立の方針に叶いつつ、無理矢理くっ付けたり、補綴
したりして辻褄あわせたりせずにしっかり見られたのはよかったです。

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