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2015.03.31

「有楽町朝日ホール開館30周年/万作の会「狂言の世界」公演20回記念」(夜の部)を観る

発売開始からしばらくしてから買った席でしたが、意外に良席。
相変わらず客席が安っぽいのと、スタッフの席案内の過剰とも言える
丁寧さのアンバランスが良く判りません(苦笑)

記念、と言う事で今回は「三番叟」解説挟んで「二人袴」のお目出度い
演目。

まず「三番叟」
千歳は岡くん。
省略バージョンなのか、千歳舞なし。
萬斎さんは朱メインの厚板に松葉色の装束。
「藪原〜」の「後遺症」か、また痩せられたようで顔が小さく、びっくり
しました。

で肝心の舞の方は、舞台が幅に対して奥行がないので、仮設舞台がキッチ
キチの三番叟ですから、まあかなり無理があります。
更に所作板引いているのですが、反響するスペースが後ろにも下にもない
からか、せっかくの踏む音がバリンバリンとうるさく感じられたのが
何より残念。

萬斎さんのパワーが囃子方の音と舞台上で融合して、醸成された空気が
こちらに伝わってくる、と言うより、萬斎さんのパワーが先に狭い舞台
から客席側にダダ漏れした後ろから囃子方がゆるゆると追いかけてくる
そんな印象でした。

「三番叟」のホール上演全部がダメとは言いませんが、少なくともこの
ホールで「三番叟」するなら、張り出し舞台にでもして、舞台空間を
確保しないと勿体無い気がしました

間に高野さんの「超高速演目解説」を挟んで「二人袴」
実はわたくし、今回の今回まで、「二人羽織」「ににんばおり」と
言うように「二人袴」は「ににんばかま」と思いこんでいました。
今まで何度も見、解説も聞いている筈なんですが…
「ふたりばかま」だったんですね。
今回は万作さん「親」に内藤くん「聟」に石田さん「舅」、月崎さん
「太郎冠者」
内藤くん以外は鉄板配役ですが、内藤くん聟も随分良かったです。
聟が妻との日常をバラしたり、家で酒を飲む父親の日常を暴露する度に
父親がヒヤヒヤし、横から扇で注意喚起する様子は、確かに型通りですが
万作さんがなさると、まるで現代劇の様にナチュラルなのが凄い!

判っているのに笑え、気分がホコホコできる、やっぱり素敵な曲でした

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2015.03.30

「デート」「ウロボロス」「問題のあるレストラン」それぞれの最終回

やはり出色は「デート」。
古沢さんの捻りまくった脚本と、杏さん長谷川くんの超絶技巧(笑)は
最近ブレまくり、変化球投げまくりの「月9」の中では正しく効果的な
変化球でした。

「ウロボロス」は原作知らないので再現性については判りませんが、
キャストはすごかったけど、ドラマとして面白かったか良く判らない
うちに全員死んでしまいました。
ただ、最終回はたいてい無理なつじつま合わせか、小規模ロケか、
あるいは回想シーンばかりのスカスカか、が多い中で、ほぼ3人の密室
芝居だったのがちょっと異色でした。

個人的注目は、橋之助さん演じる「真犯人」の息子役を演じていた
泉澤祐希さんと言う若い俳優さん。
ちょっと前に「花燃ゆ」で松陰先生と密航を図っていたかと思えば、
「マッサン」ではマッサンの甥で養子となり、ウィスキー作りの後継者
役と、続けざまに出演していてイキオイを感じました。

「問題のあるレストラン」は正直、途中失速と言うか、不完全燃焼の
まま終わってしまいました。
殆どの伏線やそれぞれのエピソードはきちんと回収されず仕舞いでしたし
閉店の仕方も唐突でした。
結局川口くんがアップで映っただけが取り柄でした(ストーカー役
だったけど)

春のドラマはまだ良く見えてませんが、とりあえずは横山秀夫さんの
警察ミステリーをNHKが土曜ドラマ枠で、ピエール瀧さんを主演に
した「64」は見るつもり。

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BSスカパーでオンエアされたネクストシアター「ハムレット」

記録用、だそうで縦横がアナログサイズでしたが、端正な川口くんの
(田辺誠一さん似!)ハムレット、小久保くんのホレイシオ、松田くんの
クローディアスをたっぷり堪能しました。

「リチャード2世」の稽古風景(テイストが「和」でした)、ちょっと
痛々しいお姿の蜷川さんのインタビュー、「蜷川さんが一番注目している」
とナレーション付きで紹介された、内田くんのインタビューも付いて
いました。

今後の予定は「ムサシ」と「真情」だそうですが、せっかくだから、「真田〜」
「美しきものの伝説」「オイディプス」「カリギュラ」とネクスト全演目も一気に
やって欲しいですね。
しかし眼福でした

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今年の桜

今年の桜

今年の桜

私の「my花見」は、毎年通勤途中の同じ場所。
朝早くなら混まないし、空も青いし何よりです。
今年の「夜桜能」は盛りの桜の元になりそうですね

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2015.03.29

「BSスカパー」でネクストシアター「ハムレット」!

予告の「カリギュラ」かと思ったら、川口くんの「ハムレット」でした。
しかも今後のラインナップは藤原くん「ムサシ」と、そして高橋洋くんの
「真情あふるる軽薄さ」!
これが無料だなんで太っ腹すぎです、BSスカパーさん!

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2015.03.27

「ござる乃座51st」を観る

久しぶりに国立能楽堂
ロビーには万蔵さんのお写真。
追善公演の意味合いもあるそうで、演目の一つ「宗論」は、最後の舞台の
演目だったとか。

萬斎さんの役柄は二つとも頭巾を被って登場する僧侶役と言うのは、
やはり「藪原検校」が終わって間もない事を意識なさったのかと
思いますが、それでも良く良く短いのは、耳の上に髪がかかってない
ので判りますね。

見所には金髪(と言うか白)にガーリーなメイク、淡いピンク系の極々
短いスカート?と言う、普段あまり能楽堂ではお目にかかれないファッ
ションの女子が2人いらしていて、ものすごく目を引きました。

まずはすっかり背も伸び(パパ越え)、声も低くなった裕基くんと
万作さんの「昆布売」

ホントに裕基くん、「プロフェッショナル」のインタビューからそんなに
経たない筈が、どれだけ久しぶりだっけ、と思う程に違ってました。

「昆布売」は大名に昆布売のバリエーションを教える内容ですが、
大抵は大名の方が格上の演者さんがなさるので、下手をすると教わる
方が謡が上手かったりするので、見ていてドキドキします。
今回も3バリエーションの謡のところがそれぞれ難しそうでした。

それにしてもDNAとはオソロシイもので、裕基くん、高校生時代、と
良く紹介される萬斎パパの「エレキ」写真にそっくりでした。

次が萬斎さんと石田さんの「宗論」

まあリミッター外れちゃいましたか?くらい(ちらっと「藪原」入って
ましたか)笑える「宗論」でした。
その分幕切れが呆気ない印象でした。

休憩挟んで「祐善」
能の形式を模した舞狂言でしたが、オトナすぎてちょっと意識飛びました(嘆)

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2015.03.25

ガラケーからTwitterが見えなくなりましたね

まあタブレットから見れば問題ないのですが、基本ガラケーなので
些か不便。
auがトップページを重たくしちゃって(DoCoMoそっくり)不便になり
Googleをブックマークするはめになりましたし、いよいよガラケー
包囲網かって感じですね。
スマホは老眼で画面は見えないし、と言って大きめサイズは支えきれ
ないし、電話もメール入力もガラケーの方が便利だし、なんですけどねぇ…

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2015.03.24

宝塚大劇場に初めて行ってきました(番外:ミュージアム巡り)

宝塚大劇場に初めて行ってきました(番外:ミュージアム巡り)

宝塚大劇場に初めて行ってきました(番外:ミュージアム巡り)

宝塚大劇場に初めて行ってきました(番外:ミュージアム巡り)

宝塚大劇場に初めて行ってきました(番外:ミュージアム巡り)

公演はミュージカルとレビューでぴったり3時間、14時に終演。

それにしても、14時に終わって、次の部は僅か30分後14時半に開場し、
1時間後の15時には、また同じ演目が開演する、とは宝塚の公演タイム
スケジュールはナカナカ凄いです。
歌舞伎も昼夜間隔短いですが、昼夜で演目が違うので、同じ人にかかる
負担は倍、ではない気がします。

さて、このまま帰るのは勿体無い時間なので、どうするかと考えて、
まず宝塚音楽学校の旧校舎が今は記念館になっていると知り、行って
みました。
劇場や今の音楽学校からはちょっと離れていて、先輩方が「母校訪問」
して訪ねるのを見たことがある、予想より随分小さな建物でした。

階段の端っこがやや凹んでいたりするのは見た通りでしたが、あれだけの
人材を輩出したにしては質素で、雰囲気は装飾を除けた早稲田の演劇
博物館に近い感じ。
各期の卒業集合写真には、トップとかになったかな基準で、私も知って
いる(主に退団後の女優として)名前が数名ずつ記載されていて、
学校の先輩後輩関係に疎いだけに、随分興味深くみました。
実技教室は小さいお子さんたちが使っている現役の「教室」でした。

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2015.03.22

宝塚大劇場に初めて行ってきました(3:「カリスタの海に抱かれて」を観る)

宝塚大劇場に初めて行ってきました(3:「カリスタの海に抱かれて」を観る)

宝塚大劇場に初めて行ってきました(3:「カリスタの海に抱かれて」を観る)

さすが本拠地は日比谷に比べてロビーから広い!
そして日曜日の朝公演だからか子どもがびっくりするほど多い!
パパを含めたファミリーで来ていたり、母/娘/孫らしき3人連れも見ま
したが、全体に売店の多さとかも含めて、芝居を見に来ました!と言う
より、ちょっとユルい「天気が良いので遊びに来ました」な感じも
しました。
東京タワーとか、スカイツリーと言った観光名所な雰囲気かも。
あんな小さい頃から「英才教育」受けていれば、当然長じてバリバリの
ヅカファンになるんでしょうね。

1階後方で傾斜は緩めでしたが、席配置が互い違いなので見づらい事も
なくて、良かったです。

さて演目。
↓のなりゆきですから、特に組やキャストに拘りは
なかったのですが、
偶然前回「エリザベート」を2回観た花組公演でしたので、メインの
何人かだけは、名前は判らないながらも、「エリザではアレをやってた
ヒト」くらいの見分けが付いたのと、漸く僅かに扱いや並びで「順番」が
見えてきました。

作品は大石静さんの(「セカンドバージン」以来ちょっと話題作がない
けど)オリジナル脚本で、正直、「エリザベート」に比べたら世界観が
小さいのは否めないし、地中海にハワイじゃあるまいし椰子の木とか
あったか?とか、そもそも季節的にチガクない?とかツッコミどころは
満載でしたが、やはり明日海さんは綺麗でした。
娘役トップは、「エリザベート」でエリザをやって退団された蘭乃はな
さんの後を託された花乃まりあさんで(若干しりとりっぽい)、らしく
言うと「トップコンビ大劇場お披露目」なんだとか。
「エリザ」では女官1とか世界の美女とか、割に地味な役柄だった
そうですが、ちょっとだけ綾瀬はるかさんに似てるかしら。
あとパンフレット買ってないので名前は判らないですが、眼帯をして
いた役の方の歌の上手さは格段でした。
時代設定が革命前後のフランスで、話は架空の国でしたが、若いナポレ
オンが出てきました。
演じていたのは「エリザ」でルドルフを交互出演していた若手の生徒さん
でしたが、なかなか目立つ顔立ちで、手足が長くてダンスが上手かった!
ただし、何かお笑い担当みたいになっていた役まわり理解はあれでok?
絶体絶命のピンチが一転、めでたしめでたしとなるのは、宝塚の
「ラストは主役二人が出る」前提の中では当然の流れですが、どうも
ドラマ最終回レベルのご都合主義なニオイがしなくもなくて(苦笑)
後半のレビューは太鼓とか「さくらさくら」とか、日本色をちょっと
前面に出ているなと思ったら、今年予定の台湾公演予定の内容だそうで、
納得はしましたが、と言ってコンテンツに一貫性があるとも見えず、
レビュー見慣れてないからかとは思いましたが、元々ダンスだけは苦手
だからもありますが、合間合間集中できずに、やや疲れました(スミマセン)

でも貴重な体験でした。

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東急プラザ閉館

東急プラザ閉館
丁度、「49年間ありがとうございました」の垂れ幕を拡げているところ
でした。
東急東横線旧・渋谷駅最終日と言い、 さすが地元渋谷だと色んな節目に
立ち会えます。

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サントリービールのCMのナレーションが萬斎さんで

「流星ワゴン」を見ていたら、不意に聞きなれた声。
振り向いたら、「書・武田双雲、音楽・久石譲」の文字でビールのCMで
萬斎さんはナレーションのみで、お姿ないのが残念~

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宝塚大劇場に初めて行ってきました(2:歌劇の殿堂)

宝塚大劇場に初めて行ってきました(2:歌劇の殿堂)

宝塚大劇場に初めて行ってきました(2:歌劇の殿堂)

宝塚大劇場に初めて行ってきました(2:歌劇の殿堂)

開館時にニュースで見て興味があったので行ってみましたが、公演
開始前だったからか、空いてました。
展示コーナーがある歴代OGの中では「オスカル」榛名さんや「アントワ
ネット」初風諄さんくらいしか現役時代をしりませんから余りじっくり
見ることはなかったですが、衣装や「エリザベート」小道具の展示は
面白かったです
(手錠とかオレンジとか、そう近くで見ないし)

開場時間も近づき、いよいよ大劇場へ!(以下次項)

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宝塚大劇場に初めて行ってきました

宝塚大劇場に初めて行ってきました

宝塚大劇場に初めて行ってきました

宝塚大劇場に初めて行ってきました

前から「総本山」がどんな場所なのか興味があったのですが、偶然大阪に
行く予定だった繋がりの日程に、運良くLAWSON貸切公演の抽選に当たり、
初めて宝塚大劇場に行ってきました。

凄いですね。

歌舞伎座を平面に広げた、と言う感じかと思ってましたが、街ごと
テーマパーク、ネズミさんや映画のアトラクションの替わりに毎日
ミュージカルが演じられている、って感じでしょうか。
(阪急宝塚駅なんて、ベージュの壁に瓦を載せた建物のスタイルまで
一緒でした)

幕間弁当の予約とか、ギャラリーの設置とかは歌舞伎座と一緒でしたが、
売店(無論宝塚グッズ)、開幕前後に利用できる飲食店がモールになってましたし、
野外テラスもあり、また郵便局まで!
(せっかくなので、レトロなポストに郵便投函してきました)

行きは西宮北口から乗り換え、宝塚南口から行って見ましたが、この日は
競輪だか競馬だかもあったらしく、また六甲山にハイキングか、それ
らしい服装の人たちが大量に乗っていて、とても日曜の朝とは思えない
混雑が途中まで続きました。
宝塚南口は思ったよりずっと小さい駅でしたが(関内駅みたい)劇場に
向かう途中、武庫川の橋ごしに音楽学校と劇場が見え、間を阪急
電車が走り抜けていきました。

早めに到着してしまったので、「歌劇の殿堂」と言うギャラリーに
先に行ってみました
(以下次項)

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レトロモダンなビルと「マッサン」のビル

レトロモダンなビルと「マッサン」のビル

レトロモダンなビルと「マッサン」のビル

レトロモダンなビルと「マッサン」のビル

大阪の宿泊は梅田と決めているのですが、今回は珍しく梅田以外のエリアに
泊まったので、ちょっと周りを散歩してみました
(単に甲子園が始まり、春休みの観光シーズンで、梅田のホテルが取れ
なかっただけなんですが)
新しいけどレトロモダンなデザインと思ったビルは、「源吉兆庵」と言う
和菓子舗が入るビル、更にオリジナルにクラシックなビルは、朝ドラ
「マッサン」のニッカウィスキーが第1回株主総会を開いたと言う
芝川ビルでした
(ドラマで神尾さんがやっている野々村さんのモデルらしいです)

たまには違うエリアに泊まってみるのも悪くないですね。

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「単位展」に行く

「単位展」に行く

「単位展」に行く

「単位展」に行く

「単位展」に行く

東京ミッドタウン内、21-21

そもそもミッドタウンににこんな場所がある事も知りませんでした。
本館?から太鼓橋を渡った、公園エリアの端っこで、棟つづきの隣に
カノビアーノカフェがありました

単位、と言うものを可視化する、と言うのがポイントで、殆どの展示が
撮影可能でしたので、何枚か撮りました。

例えば、樽からお猪口まで、同じ量入る器を数を並べて見せる、掌で
丸く包みこむカタチをコンピュータが読み取って、何の大きさに近いか
見せてくれる(リンゴだったり、バスケットボールだったり。私のは
紙風船でした)、貫目やキロなど違う単位の重さを持ち比べる、身近な
物を長さ順に並べる(ところどころ該当する物がまだなくて「募集中」)
卒寿、米寿とか有名な「○寿」の全年齢バージョン(創作ですが、含まれる
漢字とかで一応理由付けはあり)とか、言葉の重さ比べ(多分切り文字に
何か基準あり)とか。
試しに大阪と東京を比べたら大阪の方が重かった(何で)

入場券が紙のメジャーだったり(1mはあったかも)、洒落っ気があり
体験もできる、楽しい展示でした

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2015.03.21

「藪原検校」を観る(3回目)千秋楽

客席に今井朋彦さん。
平日昼が楽で、満席でないのが残念ですよね。
2回目までに感じた過剰感が余り気にならなくなったのは、多分皆さんの
バランスが取れたのと、こちらが過剰さに慣れたのとでしょう。

「早物語」の「ロボコップ」は物まねの物まねだけに「解読」難易度が
高すぎ(笑)
少なくとも「解体新書」のいきさつくらいは判ってないと、かも。

山西さんの「おにぎりタイム」には、千秋楽がらみで「何にでも終わりは
ありますから」から「ひまか、なヤツも一昨日最終回を迎えまして」と
まさかの「相棒」ネタへ(笑)
「これが賛否両論で」「炎上、とか書かれてましたが書いてるのは
皆さんで…(苦笑)」ときっちり一言、でした。

前回版とほぼキャストが「こまつ座」寄りに入れ替わった今回、
切り込み方は深くなったように思いますが、例えばコヒさんの軽さの中に
潜む毒、とか浅野さんの軽妙さにたゆたう人生の苦味、山内さんの
旺盛な生命力と愛嬌がほんの僅か懐かしい感じがしました。

カテコ4回でスタオペ。
役者さんの素晴らしさには無論脱帽ですが(大鷹さん今回もお痩せに
なったのかしら)ただし、個人的には作品に対して100%身を任せるには
些か毒が強すぎ、本音を言うと「ハムレット」や「オイディプス」と
違って最後まで完全にはノレませんでした(残念)

次は6月、「敦」再演。
会報紙を見たら、イメージ写真撮影が篠山紀信さんなんですね〜

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2015.03.20

帝劇で装置事故

ヘリが出ない、キャデラックが出ないなど(全部「サイゴン」です)
帝劇の装置トラブルは今に始まった事でもないですが(ヘリが出ないに
遭遇してます)今回は出演者に怪我人が出たようですね。

軽傷だった、観客に怪我人が出なかった、など安心材料はありますが
その後数回なり、舞台がキャンセルになると、それを楽しみに万難を
排して駆けつける(特に遠方)ファンがお気の毒です。
今回は安全対策取れた、で公演は再開したようですが(早い)、昨日の
夜公演はどうなるのか、同じシアターゴーアーとしては非常に気になり
ます。

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やっと出た「藪原検校」劇評

東京公演千秋楽の前日に載せるタイミングがイマイチ理解不能ですが
昨日の毎日新聞夕刊に「藪原〜」劇評が出ました。

これから世田谷パブリックシアターへ。
ポストトーク日からなので久しぶりで千秋楽ですが、あの過剰感が
果たしてどう熟成されているか楽しみです

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「頑張った大賞」に

「滅多にNGを出さない、見ると珍しくて嬉しくなった」と杏さんに
言われていた、萬斎さん「オリエント急行」の貴重なNGを見ました。
殆どNG出してないフォローが欲しかったですけどね(笑)
大賞を長谷川くんが取りましたが、あのセリフ量ではNGも致し方ないし
さすが蜷川さん舞台で鍛えた役者さんならではです。
映像ブレイク寸前の「ヘンリー六世」でのヘタレなシャルルがちょっと
今回の巧くんに被ります。
先週の「結婚式」の回はまんまとシナリオと演出のミスリードにはまり
ましたが、来週の最終回、果たしてどうなるか、結局今クール、きちんと
見たのはこれだけになっちゃってますし、楽しみです
(平田さんや風吹さんのウェディング姿が意外に違和感なかったし!)

それにしても生放送だから誰も止められないからか、暗黙の了解か、
東出くんと杏さん、一画面並びツーショットはなかったけど、東出くんの
時は杏さん、杏さんの時は東出くんのワイプ率高かったですね〜(笑)

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2015.03.19

「相棒13」最終回

ん〜
3年間何の伏線も張ってなかったと思うし、動機も弱いし、そもそもそんな
結末って、カイトくんが気の毒。
彼女の病気も何だか中途半端に終わらせてるし、右京さん無期限停職で
海外行ってしまって、シリーズ最終回と言うより、あれで最終回、と
言われても驚かないけど、一方、あんな後味の悪い終わり方では納得
できないでかも。

考え方によっては、3年間間近にいる天才・右京さんを騙し続けたカイト
くんて凄い、とも言えますけど。

個人的には山西さんの語りがちょっと「藪原〜」だったのがツボでしたが。

今後が気になります

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2015.03.17

映画「ディオールと私」を見る

ファッション業界に関心がある訳でも、Diorブランドがお気に入り、
と言う訳でもありませんが、老舗のファッションブランドにクチュール
未経験のデザイナー(ディレクター)が着任し、8週間でコレクション
(ショー)を開催するまで、と言う内容にはかなり興味をそそられて
見ました。
色々内部の仕掛けは良く判りませんが、それぞれ職分に誇りを持って
働くスタッフの姿が魅力的でしたし、優雅そうに見えるアトリエの
内部のなかなかスリリングなやりとりが興味深かったです。

それにしても1シーズンで5000万円とか買い物をして下さる顧客がいる、
とか、来週着る服を直して欲しいとアメリカの顧客から依頼があって
ドレス部門の職長が、コレクションの試作チェックか何かの重要な
打ち合わせ当日に急遽直々渡米したとか(同じ顧客の説明だったかも)
とても下々には思いもつかない人たちがいるものです。

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2015.03.15

映画「イミテーションゲーム」を見る

「博士〜」と同じオスカーノミネート、実在の人物を描いた映画が
同じ日に公開されて、どちらも面白そうで、続けざまに見ましたが
個人的好みはこっちでした。
主演俳優のカンバーバッチさんが人気があるようですが、ちょっと見
薄めの顔だし、怖そうな感じがしたので何でかなと思いながら見ましたが、
見れば泣きそうな犬みたいで(ファンの皆様ごめんなさい)、雰囲気は
「イングリッシュ・ペイシェント」の頃のレイフ・ファインズ似でしたし
やはり上手かったです。

しかも、物語は主人公チューリングの青年時代と1941年から終戦までと
チューリングがそれを回顧する1951年と3時制を行き来するのですが、
1951年時に、逮捕されたチューリングを取り調べる刑事役が、ナショナル
シアターライブ!の「ハムレット」タイトルロール、「オセロ」の
イヤーゴーですっかりファンになった(勿論「007スカイフォール」の
タナーもの)ロニー・キニアさんと言うのもポイント高し!

恋人?役のキーラ・ナイトレイもすっかり中堅女優さんになってました。

物語は緊迫感が切れず、テンポ良く進むのが良く、「意外な人物が
思わぬ成果を挙げる」とか「クリストファー」と言うマシンの愛称も
みんな、ちゃんと布石がラストまでに回収されるのも心地よかったです。

因みにチューリングが配るのがリンゴとか、最初の捜査シーンで
チューリングが警官を尻目に集めているのが青酸カリとか言うのも
それぞれ意味があるようです
(チューリング像はリンゴを持っているらしいし、チューリングの自殺は
青酸カリによるものらしい)

更に、単に暗号を解読すれば全て解決、めでたしめでたしとはならず
解読された暗号の内容に対処措置を行えば、解読した事がドイツ側に
知られ、改訂される事になり、長年苦労して解読したを事が無になる
ので、解読したからと言って危機を完全に回避する訳には行かなかった、
と言うところが、この話の苦いところでした。

それにしてもチューリングの名誉が完全に回復したのが、死後半世紀
近く経ったつい最近と言う事実にもびっくりしました。

都内の映画館は私の見た回は満席でしたが、「アメリカン・スナイパー」は
昼で終日全回満席になっていて驚きました。

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「三月大歌舞伎」(夜の部)を観る

夜はいつもの3階席。
幕見に立ち見が出ていましたが、昼に比べて全体にやや緊張感が薄い
ように感じたのは、気のせいでしょうか。
もしそうなら、やはり夜の部は仁左衛門さんの菅丞相が夜は出ないから
かも…

まずは「車引」
年齢のバランスが良いですが3人の中では菊之助さんが抜群の安定感。

「賀の祝」は去年の文楽劇場、住大夫さんの引退狂言になった「桜丸
切腹」のインパクトがどうしても強くて、70分がサラサラ過ぎてびっくり
しました。
歌舞伎ではまずかからない「茶筅酒」、三人の嫁が料理を甲斐甲斐しく
作る時の八重ちゃんのジタバタぶりの部分がないのも寂しいです。
その分、喧嘩の段は人間がやるだけに、おかしみがあって良かったですし、
左団次さんの白大夫さんの渋さは良かったです。
それにしても「桜丸切腹」やっぱり淡白過ぎでした…。


最後が「寺子屋」
今回は「寺入り」から。
配役は松王は「車引」から引き続き染五郎さん、松王妻・千代が孝太郎
さん、源蔵が昼の染五郎さんから替わって、今月1役の松緑さん、女房・
戸浪は昼の梅枝くんから替わって壱太郎くん、菅秀才は左近くん。

まあ、全体に若いですね、良くも悪くも。
染五郎さんも上手い人ですが、咳払いとか、「無礼者!」で声が上吊る
とか、さすがに貫禄が些か足りず…
劇評風に言えば「腹が薄い」っていうヤツでしょうか、気合い入っても
身が伝わってこず、残念。
昼の源蔵が今月の染五郎さんベストでしょう。
勿論今月の座組で染五郎さん以上に松王演じられる役者さんはいないと
思いますが…。

孝太郎さんはさすが、半世代年上の安定感、端場って言いますが、
個人的には寺入り、千代の苦しさが伝わって好きです。
壱太郎くんが頑張っていましたし、松緑さんも声が随分良くなって
ましたが、チラシ写真の眉毛だけは何とかならなかったですか…(苦笑)
好みはやはり今は勘九郎くんかも。
亀鶴さんの玄蕃が声もすっきりしていて良かったです
しかし一昨年だかやった、「千本桜」ベテランバージョンvs.ヤング
バージョン2ヶ月連続公演でも思いましたが、やはりしばしばかかる
芝居は比較対象が山ほどあるので、若手は大変ですよね。

彼らの今を見てたよ、と20年くらい後に言えるのは確かで、それも今から
楽しみです。
長生きしないと、だけど

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「博士と彼女のセオリー」を見る

さすがオスカー効果、ほぼ満席。
(ただしもっと凄いのは同じ館内のグルメ?映画。
昼過ぎに夕方の回まで満席でした)

邦題にちょっと騙されました(笑)
そもそも主人公のホーキング博士の事は、難病を抱えながら常人には
理解不能な高度な研究をしている以外、正直知らなかった訳で、この
映画を見ると、難病の中研究に立ち向かう博士と、それを献身的に支える
妻、と言うような単純明快な純愛物語ではなくて、そこはイギリス映画、
と言うべきかも知れませんが、夫妻の人間としての生き方がクールに
描かれていました。
何より夫妻に3人の子供がいて、更に、二人が結果的に離婚し、それぞれ
再婚し、博士については(映画では触れられていませんが)更に二度目の
離婚もしているのだそう。
それらを声高に描くのではないところがこの映画の面白いところですが、
そもそも余命2年と言われた博士が70歳を越えて現在も存命されていると
言う事(この映画もご覧になった)自体が、どれだけ劇的に描いても
敵わない奇跡ですしね。

セリフで印象的だったのは、ジェーンの何かの問いかけに対して、
博士が「That is the question」と言ったのと(さすがシェイクスピアの
国でございます)、「誰にも生きていれば成し遂げられる事がある」の
二つでしょうか。

ホーキング博士役のエディ・レッドメインさんは「レミゼ」のプリンス
然とした佇まいをかなぐり捨てて、びっくりするそっくりぶり、妻の
ジェーン役の女優さんも上手くて、上質のドキュメンタリー映画を見た
ような印象でした。

見ればクレジットに「ワーキングタイトルフィルム」の文字。
さすがです。
ワーキングタイトルは「ブリジット・ジョーンズ〜」や「ラブ・アク
チュアリー」と言った
イギリス流ラブコメの名作の数々が印象強く、
以降も、「リトル・ダンサー」「プライドと偏見」「エリザベス」
「フロスト×ニクソン」「ラッシュ/プライドと偏見」など、私の中では
割と当たりが多い(相性の良い)制作会社でした。

ちなみに出口で「ぴあ」の満足度調査に久しぶりに出くわしましたので、
良い点を回答しておきました。

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2015.03.13

「十二夜」を観る(2回目)

「十二夜」を観る(2回目)
結局こちらも早々リピート(笑)
平日18時開演が早すぎるのか、舞台は十分面白いのに、残念ながら
(少なくとも2階席は)かなり空席あり。
舞台写真付きリピーターチケット(成河くんバージョンもあり!)に
アフタートーク、弁当付きチケットなんてのまで売っているもこれでは
致し方ないですが、見たら絶対楽しいのに何とも惜しい事です。

確かに前半は、後半のはっちゃけ具合に比べれば、ややまだろっこしい
ですし、サー・トービーやフェステの駄洒落がカルチャーの違いで上手く
伝わらないのが残念ですが、とにかく判っているけど大笑いできるし
「本当の私は今の私とは違う」とか「女を愛する事はできない」
とか「(真剣に決闘したら)足りないモノが判ってしまう」とか
「ヒゲのある顔に憧れる」とか、特にヴァイオラの絶妙なセリフ(訳)に
感心しますし、ヴァイオラとサー・アンドルーのへなちょこ決闘には
大笑いし、直後のサー・トービーとのシリアスバージョンとの落差も
含めて、音月さんの身体能力、コメディエンヌの才能には、感心しきり。

ラスト前のそっくりさん投入タイミングは、蜷川さんの「冬物語」と
同じくさりげなくでしたから、気がつくと奥から音月さん再登場のびっくり
具合が絶妙でした。

中嶋さんが、慎み深い筈がめちゃめちゃ恋に積極的なお姫様っぷりを、
さとしさんがナルシスト故に見事に策略にはまる執事っぷりをそれぞれ
魅力的に見せてくださっていますし、ラストの歌も良くて(雰囲気が
ちょっと「レディ・ベス」似)今回も存分に楽しませていただきました。

そう言えば、ヴァイオラとフェステの会話に「トロイラスとクレシダ」の
件があったのが今公演での新発見。
その芝居を見てからだとセリフに説得力が増しますね。

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2015.03.12

「三月大歌舞伎」(昼の部)を観る(2回目)

「三月大歌舞伎」(昼の部)を観る(2回目)
結局、夜の部を見る前に、昼の部2回目を買ってしまいました。
しかもちょっと奮発して2等!
(新しい歌舞伎座で多分2回目くらい)

その代わり、来月は昼夜我慢します(多分…)

なにしろ仁左衛門さんの丞相、次はいつか判らないですし、周りの若手
キャストが大奮闘でしたし。
「加茂堤」の梅枝くん八重の細かい仕草が良いですし、次の「筆法伝授」の
戸浪と併せて、何と言うか、ちょっと「老成」と言う気配すら。

「筆法伝授」は染五郎くんの源蔵が、師匠と弟子の機微が背中に哀愁と
して漂って何より。
喋るだけが芝居じゃないところがオトナですし、戸浪に背負わせた菅秀才の
頭に抜いた片袖を被せるところの細やかさが良かったです。

多分夜の部に活躍する愛之助さんの梅王がちらりと出るのが予告編風
ですね。
(奴宅内の髷の髻が途中から大変な事になっちゃってましたけど)

「道明寺」はやはり絶品で、去年の「伊賀越道中」を越える感動。
奮発したかいがありました。

しかし、接待で来てて本人は観る気がないのか、上演中にスマホでLINEする
やら、小声私語が止まないやら、イイ大人の観劇マナーの悪さが定番3階席
より格段悪くてガッカリはしましたし、死体を隠したり移動させるのに
使う黒布に隠れて自力で移動する役者や、下手袖を使って輿に乗らない
菅丞相の様子を見て笑う客にはちょっと閉口。
あれは見えないって言うルールは理解して欲しいですよね。単に気が散る
だけ。

そう言えば花道脇にカメラがあって、凄いなと思っていたら、帰りしな
ロビーに篠山紀信さんをお見かけしたので、何かの企画撮影だったの
かも知れません。

次の夜の部を観る日に舞台写真が出ていますように!

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2015.03.08

KAAT、遅すぎだわ(嘆)

昨日、神奈川芸術劇場の「アドルフに告ぐ」のかながわメンバーズ(kAme)の
先行だったんですが、その案内チラシが劇場から届いたのが開始翌日の
今日、って一体、劇場側は何を考えてDM打ってるんだろうか…(嘆)

チケット一応買いましたけど、ネットが脆弱で、全然繋がらないし
しかも席はイマイチでした(さらに嘆)

大丈夫すか、KAAT。

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映画「パリよ、永遠に」を見る

ナショナルシアターライブの「欲望と言う名の電車」と迷いに迷って
今回はこちら。
と言うのも、この作品も元は舞台作品で、舞台と同じキャストで映画化
したのだそうです。

そんなわけで、完全な室内劇、セリフ劇。

「総統」の命令でパリの破壊を実行に移そうとする将軍と、それを阻止
しようとする中立国ノルウェーの総領事との駆け引きが延々と展開される
と言う内容。

パリの地理に詳しければもっと楽しめただろう、とか、やはり固有名詞が
いくつか不明で、ニュアンスがしっかり判らず残念なところもありましたが
約90分、2人芝居を堪能できました

実は隣2人が開始早々から寝息を立て始めてしまい、気が散って散って
集中するのが大変でした
どうやらパリの敵は総統ではなく、マダムの眠気だったようです(苦笑)

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「十二夜」初日!

「十二夜」初日!
日生劇場。
いや〜よかったです。
「十二夜」は作品が面白いので、簡単に外れはないですが、それにしても
音月さんがセバスャンとヴァイオラの2役をする以上、どうやって
ラストの同時登場シーンをクリアさせるかと思っていたら、その手が(笑)
お見事でした。

キャストは皆さん適役。
音月さんは宝塚風を強烈には出さないけれど、端々に男役で培った恰好
良さが出て、納得できる自然な2役ぶりでしたし、壌さんのサー・トービー、
中嶋さんのオリヴィア、馬木也くんのアントーニオ、青山達三さんの
フェイビアン、さとしさんのマルヴォーリオ(黄色の靴下に黄色の靴下
留め姿、手紙のシーンは爆笑もの)、小西さんのオーシーノ(ちょっと
唐沢さん風)、いずれも素敵でした。

そしてそして成河くんのフェステはギターは弾くしいつもの身体能力を
発揮して舞台を弾ませていて良かった!

美術はちょっと「レディ・ベス」風でしたが、オリヴィア屋敷の入口を
舞台奥に設定してシルエットを見せる仕掛けが戯曲のセリフに馴染んで
良かったです。

初日でしたので、カテコも盛り上がり、音月さんの挨拶、最後には、
演出のケアードさんも舞台に上がられての挨拶がありました。

写真はロビーに展示されたパネル。
取りに来れる人対象に抽選でプレゼントされるようです。

「十二夜」は見ればみるほど、蜷川さんの歌舞伎版が思い浮かんでつい
つい比較してしまうのですが、音月さんの2役は菊之助んの2役に匹敵
する納得度合いでした。
ただ、オーシーノについては、現・錦之助さんの大篠左大臣の気品を
越えるキャラクターはなかなか登場しないですね。

ともあれ非常に面白かったので、ひょっとすると、リピートするかも、です。

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「三月大歌舞伎」(昼の部)を観る

「三月大歌舞伎」(昼の部)を観る

「三月大歌舞伎」(昼の部)を観る

歌舞伎座。
私には一番思い入れのある歌舞伎作品「菅原伝授〜」のほぼ通し。
前回の歌舞伎座通しと、菅丞相の仁左衛門さん以外の周りがグッと
若返った配役だったので、ちょっと心配はしてましたが、役や器(劇場)が
役者を育てるのか、先輩方に支えられながら若手も随分頑張ってました。
まあ、最近の歌舞伎役者の年齢分布を見れば、若返らざるを得ないと言う
事情はあるんですが…

昼は「道明寺」まで。

「加茂堤」は菊之助くん桜丸に梅枝くん八重、壱太郎くん苅屋姫。
菊之助くんが美しいですが、梅枝くんも良いです!
女形らしくなってきましたね〜

「筆法伝授」は染五郎くんの源蔵に、またも梅枝くんが今度は戸浪で登場。
(良いけど、他の女形、どうした、な感も)
魁春さんの園生の前が全体を引き締め、橘太郎さんの左中弁がやりすぎ
ない三枚目ぶりで、場に柔らかい空気を流します。
ここを見ると、「寺子屋」へ綺麗に繋がるのも好きです。

長めの休憩を挟んで「道明寺」
秀太郎さんが覚寿を初役とは思いませんでしたが、娘たちや家臣への威厳、
甥・道真の身の上を気遣う優しさ、更に立ち回りとこの場面を支える役に
ぴったりでした

仁左衛門さんは白装束の「木像」と紫衣装の「本物」の、実に緩やかな(笑)
早替わり。
壱太郎さんの苅屋姫との別れの場面には思わずウルウル。
先代・仁左衛門さんの国立劇場での、今や「伝説」と言える菅丞相の
同じ場面に比べれば、娘への思いがほんの少し生々しい表に出た印象
でしたが。

菊之助くんが輝国で華を添えていました。

夜の部も楽しみですが、余りに良くて、昼の部、追加しちゃいました(笑)

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「藪原検校」ポストトーク

こまつ座のポストトークは、他の回のチケットを持っていればトークは
入れるルール。
そのため席は自由席になったため、休憩時間はゆるゆるとした椅子取り
ゲームになっていました

場内アナウンスが萬斎さんを主演、でなく、世田谷パブリックシアター
芸術監督と紹介していたのが、ちょっと面白かったです
まず、モコモコのニット帽被り、いつもより随分ラフな姿の萬斎さん登場
何か「公式サイト」がなんとか、とか見て判るかどうかで年齢が判る
とかおっしゃってましたが意味不明でした。

辻さん、山西さん、中越さんと登場予定でしたが、勿論先に男性陣が
登場。
見たら、辻さんも山西さんも髪は短い(1〜3分刈り)ので、何か私服で
皆さんお揃いの髪型だと、何か不思議(笑)

今日は客席が違う感じでしたね〜とか、目をつぶってますから、最前列の
お客さんが寝てても気にならないとかあって、萬斎さん観客意識事前調査(笑)
ま「今日、ポストトークがあるからチケット買った人」(少なめ)
ま「後から発表しましたしね(苦笑)」
ま「こまつ座の芝居はだいたい見ている」(多←それは判る!こまつ座
さんファンていますよね)
ま「この『藪原検校』パブリックシアター初演ご覧になった方」(当然多)
ま「凄いリピーター率」

はい、ワタクシもです。

新しいキャストである辻さんから話が始まりました。
こまつ座出演が多い辻さんが、意外に「藪原」は初めてだとか
井上さんも大変な作品を書いたな〜と、役者に楽をさせないが、楽をせず
一生懸命やれば観客から手が貰えると感じていらっしゃるとか。
「手」とは拍手の事ですが、何か表現が奥ゆかしい!
メインで演じている塙保己市は物凄い人で、3人一緒に喋らせて判ると
言う、聖徳太子の次に凄い人なので、セリフを忘れる訳にいかないプレッ
シャーがあるとか。
山西さんと掛け合いの「見物」は特に気をつけているが、役柄から最近は
聴覚が敏感になって、今日は何か音が聞こえてちょっと…だったそうです。

山西さんも今回から。
いきなり萬斎さんに「(名前は)あつしなんです、辻さんの名前
(バンチョウでなくカズナガ)ばっかり言ってますけど」と強調されてました。
萬斎さんが山西さんにどれくらいかけて覚えたか質問。
山西さんは、直前に同じく井上作品の「きらめく星座」に出ていたので、
覚え始めたのは11月でしたが、間に合わないと焦っていたら、「きらめく〜」に
「藪原」前回に出演していた秋山さんが出演していて前回同じ役をした
浅野和之さんは、顔あわせ初日に最後まで目を瞑ってしゃべっていたと
聞いて凄いプレッシャーだったそう。
毎晩お子さんが寝てから覚えていらしたとか
ちなみに浅野さんはカラオケボックスで練習していたそうです

(ここで中越さんが、最初に出すのを忘れたらしく、ペットボトルの水を
他のメンバー分のも持って登場)

山西さん、あの「阿武隈川を下り〜」あたりの細かい地名要ります?と
苦笑しながら、地名をスマホで調べながら覚えたとか。
萬斎さんは、あの杉の市の初代藪原検校殺しの、山西さんの独り語りの
シーンを挙げて、書き付けたと言いながら点字、しかも全体の3/4あたり
休憩後1時間あたりにあのセリフって、井上さん底意地悪い〜と苦笑。
でも山西さんもちゃんと稽古初日に間に合ったそうでせ。

中越さんは、セリフと動きが同時進行でどちらかに意識がいくともう一方が
止まりかけて困るとか。
そうそう、中越さんは準備されたマイクを使わないのを二度ばかり男性陣に
指摘されてましたが、ご本人は「だって舞台ってマイク使わないじゃ
ないですか〜」と弁解されていました。

勿論中越さんと言えば、男性陣目のやり場に困るシーンについても(笑)
萬斎さんは目を瞑っているが、どうやら目の前を足が通過している、
とか、器械体操みたいだと(笑)
中越さんは自身の役を何度殺されても出てくる。幽霊でもないし、かと
言って生きているのでもなく、執念怨念だけでもないのが難しいそうですが
川端で恰好つけている杉の市の後ろから現れるのが楽しいのだそうです。
またここで井上さんの話になり、辻さんは日常は優しい方だったが、
戯曲はちゃんとやらないとダメですねと
(そう言えば萬斎さんは生前の井上さんとは面識がなかったそうです)

また演出の栗山さんも爼上に。
栗山さんは、練習は各自でやり、稽古は一度やってダメ出しして、宿題
出すパターンで、ご自身は帰りたがるとかで(笑)役者は栗山さんが帰った
あと延々自主稽古になるとか。
しかも、できたらできたで、俳優に対する要求が上がるそうです。
萬斎さんは栗山さんは前回を崩したいのか、より品を悪くしたいらしい
と感じるそうです。
また、浅草軽演劇のノリなど「重い芝居を軽く」を意識されているよう
だとおっしゃってましたが、「お市とのシーン、『ロミジュリ』みたいにと
言いながらあれですからね〜」と(笑)
また、栗山さんには古典芸能のように頭の中に型がある感じがするそうでせ

山西さんは栗山さんがやってみせる女優役の動きが上手いのは、長年
関わってきた名女優さんのDNAが栗山さんの中に入っていると推察されて
いました。

一方、辻さんは、こまつ座は木村光一さん(今は「卒業された」と表現)と
栗山さん、鵜山さんと演出家が3人いて、今は同い年の栗山/鵜山の2人
体制なのだが、まるで演出スタイルが違うとおっしゃってました
(ちなみに栗山さんは早稲田卒、鵜山さんは慶應卒だそうです)

最初は「時間があれば質疑応答も」と萬斎さんおっしゃってましたが
結局喋り倒して終わりました(笑)

いや〜3時間以上喋り動いた挙げ句にまだこれだけ喋るパワーがあるとは
驚きの一言でした

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「嵐にしやがれ」で。

昨日何となく「嵐にしやがれ」を見ていたら、及川光博さんがガンダムに
ついてかなりアツく語っていました。
その流れで、「あなたが尊敬する人」と言う質問が二宮くんに投げられた
のですが、二宮くんが挙げたのが萬斎さんで、びっくりしながらニヤニヤ
してました。
勿論「オリエント急行〜」共演時のハナシで、萬斎さんのセリフ覚えの
エピソードでした。

いや、ご本人がいないところで話題になるのってイイですね〜(^^ゞ

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2015.03.07

「リチャード2世」松岡先生訳本、10日発売

今回は比較的早めに本が出るようで、しっかり予習します(笑)

そう言えば、週末にWOWOWで「ジュリアス・シーザー」オンエアですが、
「テルマエ・ロマエ」1、2もやるそうで、「ローマ人・阿部寛」シリーズ
だそうです(笑)

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2015.03.06

「藪原検校」を観る(2回目)2

初日は舞台に近すぎて視野がイマイチでしたが、今回はちょうど真ん中
あたりで、見やすい席でした。

そのファクターもあるかとは思いますが、初日はエネルギーのバランスが
もう一つに感じたのが、随分皆さん馴染んできたのか、全体が「見える」
舞台になっていました。

(そう言えば杉の市のパパの魚屋さんの出囃子(笑)はディープ・パープルの
「Smoke on the water」でしたね〜。途中でユルユルしちゃっいますけど(笑)

今回の個人的ポイントは「血」
佐久間検校の結解(けっけ)に殴られたかだかで最初に血を匂った時の
杉の市の表情、殺しへの述懐は、「マクベス」や「オイディプス」に
通じているように感じました。

さて今回の山西さんの「おにぎりタイム」は、初日は千葉さんにだけ鮭の
具が入っていた、ぐらいでしたが、昨日は「お雛様片付けなきゃ」と、
またも「千葉さんのにだけ具入り」に千葉さんが「こっそり飴を舐めて
いたので具の味が判らない、キムチかな〜」やら花粉症のハナシやら、
幅広かったですが、辻さんのスタンバイもかなり早かったです。

辻さんの「見物」と、中越さんの「安寿〜」がほんの少しだけ噛みかけて
いましたが(辻さんのは、ポストトークで、音が原因だったと「告白」
あり)、相変わらず皆さん凄いテンポとテンションと早替わり。
特に大鷹さんは、他の役者さん程には役役の見せ方を極端に替えていない
のに、ちゃんと違うキャラクターに見えるのが凄いと思いました。
また今回は通路側席だったので、ラストに人々が通路を使って登場する
場面の迫力を身近でした。
杉の市のやり方を爽快、痛快と思うにはいささか抵抗がありますが、
差別を跳ね返し、周囲を見返すやり方として、目標と手段が非常に明快で
嫌いな食べ物を我慢すると言うような建前をなしで生きる、迷いがない
やり方は生きづらい今の世の中からしても羨ましいと思ってしまう
のは確かですし、凄まじいパワーの舞台には毎回脱帽です。

ポストトークは別項

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2015.03.04

「藪原検校」を観る(2回目)

偶然チケット持っていた日がポストトークになった幸運でした。

ざっくりした感覚で言うと、初日より席が後ろに下がった分、全体が見え
役者さんのバランスが取れ、随分盛り上がった気がします。
ポストトークは山西さんと辻さんの声の良さを実感。

しかし、最近はスマホの進化で舞台も録音され放題ですねぇ(嘆)
今日も隣の夫妻がポストトークをがっつり…
モラルってものが崩壊しすぎ。

詳細は別項

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2015.03.02

映画「ヴァチカン美術館4k3D 天国への入口」を見る

シネスイッチ銀座は、今や死語になりつつある、「ミニシアター」の
代表的存在にして数少ない一つですが、この作品も全国8館とかでした。

で、ワタクシ初めて3D映画と言う物を体験しました。
そもそもサングラス以外眼鏡をしていないため、眼鏡のフレームが鼻に
乗るのが鬱陶しいので、ましてや目をメインの映画で、3D眼鏡などかけ
たら、絶対画面に集中できないだろうと思って、映画は3Dがあっても常に
2Dを選んできたのです。

それなのに、今回見る事になったのは、ヴァチカン美術館の作品を映像で
見られると言う事にばかり気を取られていて、チケットを買うまで、
これが3D映画だと認識してなかったから、と言う実にオソマツな理由(笑)
タイトルちゃんと読め、ってハナシですよね。
今更引き下がれない(何から、か判りませんが)一応チケット売り場の人に
「眼鏡かけないと見られませんか」とか、最後の足掻きみたいな質問して
みたのですが、「無理ですね」と一蹴され、100円の専用眼鏡付きの
値段でチケットを買わされました(苦笑)

結論から言えば、確かにかければ超立体的だし、外せばボヤッとしていま
したが、だからっ言って3Dでなければこの作品に価値がないとも思いません。

奥行きをつけたアングルが必要以上にあった気がしますし、要らない
CGのシャボン玉みたいなのが飛んでましたし。

個人的には3Dと判ってからは、例えば市街地から美術館までのアプローチ
とか、美術館内の作品の配置とか、もう少し総括的な「美術館ガイド」
っぽいものを期待したのですが、割に作品単体を見せる感じの連続でした。

確かに鮮やかな画面でリアルな美術館体験でしたが、上手く撮れるなら
2Dでもっと魅力的な内容にもできた気も。
3Dという手段を使えたばかりに、逆にいささかその「文明の利器」に
囚われ過ぎたようにも思えましたし、やはり目は疲れました。
実質60分ちょっとで、個人的には助かりました

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「2月文楽公演(第1部)」を観る

国立劇場(小劇場)

今月は当初の予定では文楽は観るつもりはなかったのですが、最近一番
気になっている演目「源平布引滝」を含む1部に、行ける日の空席がある
のを見て、ついついポチっとしてしまいました。
「源平〜」は、「義賢最期」と「実盛物語」が人気場面ですが、今回は
その間の「矢橋の段」「竹生島遊覧の段」があるのが個人的には魅力でした。

見て判りましたが、女が湖に泳いで逃げる、とか、腕を切り落とす、とか
人形なら容易にできるけれど、凡そ人間がやるには難しいシーンが含まれて
いるのが、あまり歌舞伎ではかからない理由かも。

でも話の繋がり方が本当に良く判りました。
勘十郎さんの実盛は、何となく菊五郎さんの雰囲気。
櫂を投げて人助けしたり、口にくわえた脇差しの鞘から刀身を抜いて、
取り押さえた男を刺したり、切り落とした腕と白旗を括ったり、見ていると
この役、やたらと細かくすることがあったのも楽しく拝見しました。

歌舞伎の役者の芸を楽しむのも勿論魅力的ですが、私にとって文楽は、
作品の原形が強く残っているイメージがあり、演目の理解を深める事が
できるのがとても魅力的です。

次の東京公演は玉女さんの玉男襲名公演。
チケット頑張って取らなければ!

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2015.03.01

NHKで鋼太郎さんが主役のドラマ。

明治から昭和に、日本の経済に深く関わった経済人3人を取り上げる
単発ドラマをNHKがオンエア予定。
「坂の上の雲」で西田さんが熱演されていた日露戦争時の大蔵大臣、
高橋是清の回は「新島襄」オダギリジョーさん、宝塚を含めて阪急電鉄
グループを築き上げた、小林一三さんの回は、阿部サダヲさん、そして
鋼太郎さんは、東邦電力を築き上げ、「電力王」と言われた松永安左エ門の
回にタイトルロールで登場だそうです。
個人的には松永氏は「耳庵」としてのコレクションがトーハクにある
美術コレクターと言うイメージが強いのですが、おそらく「伝助」タイプの
豪華な人物像になるんでしょうね。

オンエアが楽しみです

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BSスカパー、視聴できた(笑)

これで「カリギュラ」準備万端←1ヶ月早いよ(笑)

次の日曜日はWOWOWで「ジュリアス・シーザー」
横田さんのウィスパーボイスと藤原くんの「志々雄」殺陣(「ハムレット」も
鮮やかでしたが)、阿部さんと鋼太郎さんの「痴話喧嘩」シーンが今から
楽しみです

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噂のハーゲンダッツ和テイストアイス2種を試食

噂のハーゲンダッツ和テイストアイス2種を試食

噂のハーゲンダッツ和テイストアイス2種を試食

噂のハーゲンダッツ和テイストアイス2種を試食

噂のハーゲンダッツ和テイストアイス2種を試食

噂のハーゲンダッツ和テイストアイス2種を試食

人気で2日で出荷が間に合わず販売中止になったと言う、ハーゲンダッツの
和テイストの新商品「華もち」シリーズの「きなこ黒みつ」と「みたらし
胡桃」、会社の同僚と食べたいよね〜でも無理かしらね〜と言っていたの
ですが、地元のスーパーに何の宣伝ポスターもポップもなく、何気なく
本当に何気なく並んでいたので(笑)、思わず購入しました。

フタを取ると半透明のカバーに「中身が飛び散るから慎重に開けよ」(笑)
的メッセージが印字され、ゆるゆると剥がすと中身が登場。
「みたらし」は一面黒蜜の海で、雰囲気はセブンイレブンの「冷やし
みたらし」。
みたらしの下に餅、下に胡桃入りバニラ(多分)アイス。
こんなにアイスと醤油味が合うとは本当に意外ですが、餅もみたらしも
凍ってないのが不思議。

一方「きなこ黒蜜」は味も見た目も「信玄餅 似(笑)
注意してもきな粉がふわふわ飛ぶのが些か厄介でずが、これも意外に
違和感なし。

考えてみれば、ハーゲンダッツ、と言うプライドだからこそ見せ方が
突飛に思えますが、クリームみつ豆に黒蜜、牛披が乗っているのです
から、違和感ないのも当然と言えば当然。
ただしどちらも餅部分はアイスとは「別動隊」な感じでしたけど。
二度目買うかは微妙かな。

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