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2015.08.27

「RED」を観る

新国立劇場(小劇場)

100分弱休憩なしの二人芝居。
小川さん演出の二人芝居は以前堤さんと千葉さんのをトラムで見ましたが
単調過ぎて十分面白いとは言い難かった記憶があります。

正直、当初に比べて最近の小川さん演出は私の中で当たりはずれの振り
幅が大きくなった気がします。
去年も「ヒストリー〜」は群像劇として面白かったけど「ロンサム〜」は
だめ、その前の年も「Opus」はアンサンブルが良かったけど「クリプト
グラム」は(キャストにも一部難はあったけど)響かず。

で今回。
小栗くんと言うネームバリューのある俳優のおかげで客席9割女性、
珍しくいつもは殺風景なクロークスペースに花がビッシリでした。

しかも作品は去年ローレンス・オリビエ賞を受賞、今回小栗くんが演じる
ケン役を、「博士と彼女のセオリー」でアカデミー賞最主演男優賞を
取ったエディ・レッドメインが演じて助演男優賞を取ったと話題は豊富な
作品。

で。

やっぱりダメでした。
確かに二人ともあの膨大なセリフをものにしてるだけでも凄いんだけど
叫び続ける田中哲司さんにはいささか疲れました。

小栗くんは少し、いやかなり体を絞ったようで、田中さんが投げ続ける
セリフのノックの嵐をひたすら拾い続ける野手のようで頑張ってました。
但しワザと消しているのか、蜷川さんの舞台、「間違いの喜劇」や
「カリギュラ」あたりで否応なしに見せていた、匂い立つようなオーラが
無いのがどうも物足りなかったりするのですが、新国立小劇場と言う
サイズの劇場で、違和感なく芝居しているのは見ていて心地よかったです。

あとは、田中さんが演じるロスコが日本に余りに馴染みが無さすぎる
のが痛かったかなぁ。
もしもこれを同じ現代アート界を描く物語でも、岡本太郎さんくらい
日本でも知られた人物だったら、もう少し観る感覚も違っていたかも
知れません。

セリフでツボだったのは、ロスコがケンに「シェイクスピアは知ってる
だろう、『ハムレット』のセリフ言ってみろ」の件で、ケンの返事が
『生きるべきか死ぬべきか、それが大変だ』」と言ったところ(笑)
セリフなんですけど、「大変だ」じゃないわ〜フォーティンブラス!と
ツッコミを入れてました(笑)

この芝居、多分キャストでかなり変わりますね。
「ラブレター」みたいに色々な役者でやるシリーズにしたら面白いかも。
或いは、国内でロスコ作品の展示のある美術館の鑑賞とセットにするとか。

妄想ですが、鋼太郎さんロスコに洋くん(あるいは桃李くん)ケン、
とか良くないですか(単なる好み(笑))
多分鋼太郎さんロスコ、色々投げたりエライ事になります(笑)

横田さんロスコに成河くん(あるいは川口くん)ケンも良いかも。

見たいぞ!

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コメント

一緒の観劇でしたか?八芳園で金子国義の部屋が土曜日までの展示と友人に聞き、寄り道後ギリギリで入った事もあり眠気が。観劇後パンフレット買ったら、川村美術館のレッドルームの人か~とやっと親近感が沸きました(笑)
役者代わり、賛成です。ソンハ、川口くんで見たいな~

投稿: かおりママ | 2015.08.27 21:11

かおりママさま
私、ロスコを知らなかったのですが、有名な方なんですね!^_^
役替わり、ご賛同いただきありがとうございます(笑)
小栗くんはカリギュラとか信長とかエアロンとか、やはりオレ様系の役の方が合う気がします。
本人がどう思っているかわかりませんが。

投稿: かのこ | 2015.08.29 19:03

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