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2016.06.30

「あわれ彼女は娼婦」を観る

新国立劇場
蜷川さんのコクーンバージョンはインパクトのあるポスターと、
二階建て壁に窓のセットと、ラストの饗宴場面の三上さん血みどろの
惨劇芝居、洋くんの身体能力高すぎバーゲットの呆気ない死と、谷原
くんソランゾが完全にこれらに飲み込まれて存在感が薄く、せっかくの
ノーブルなビジュアルを生かしきれなかった、そんな断片しか覚えて
いません
(それだけあれば十分か?)。

今回は若手俳優をメインに据え、何より横田さんがご出演。

客席に草刈民代さんご一家?をお見かけする

しかしセリフにこんなにシェイクスピアを感じるものなんですね〜
「人間は影法師」とか「生きるか死ぬのか」とか、「宮廷の知性と
華とも歌われた」(かなり意訳。しかも今回のジョバンニ見ると、
周りが見えてない単なるわがまま息子としか思えない)「剣先に
毒を塗る」とか「毒入り杯」に「尼寺へ行け」みたいなセリフに
「狂気の中にも教えがある」もありました。

セットの存在感にマリンバの生演奏が、全体に不安感を煽る一方、
手前客席側に下に下りる出入り階段を付けた変形セットから上がって
きた人がそのままの向きで喋るので、ただでさえ大きくて声が聞き
取りにくい劇場なのに更に後ろ向きで聞き取りづらいのはちょっと
問題。
また衣装が特にジョバンニ、妙に現代テイストだし、各人バラバラ
せっかくならエリザベス朝スタイルで見たかったかな
冷静に見ると、ジョバンニは意外に出番少なめで、話は悩むアナベラ
中心でした。

横田さんヴァスケス、ストーリーを動かし、登場人物の生涯を看取る
やはりホレイシオに似た立ち位置。
横田さんずいぶんスリムになられましたね…

浅野さん(この方も振り幅広くて本当にカメレオン俳優←誉めてます)の
リチャーデットのソランゾに対する復讐譚も同時進行している筈
ですが、今回比較的サラリ、と言うかちょっと解りづらいままでした。
一方、印象深かったのはやはり中嶋しゅうさん演じる枢機卿。
世俗の価値観の代表的存在として、それほど登場時間は長くないながら
登場すると凄い緊張感がありました。
声がやはり最高〜!(笑)

まあそれぞれが欲望で動き、誰かを破滅させ、誰かに破滅させられ
ていく物語のように感じました。

それにしてもラストがやはりちょっとグロテスクでした。

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2016.06.29

新しい劇場のオープニング「髑髏城の七人」に成河くん

何だかどんどんメジャーになる成河くん。
遂に新感線に登場だそうです。しかも演目は「髑髏城〜」
新しくできる、客席を360度舞台が囲む異色の劇場で、キャスト入れ
替わりでロングランらしいのですが、オープニングに小栗くんらと
ご出演とか。
嬉しくけど、どんどんチケット取りにくくなってるし。

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「エリザベート」を観る(1回目)

祝・成河くん、帝国劇場デビュー!
成河ルキーニ初日、見に来てます。
いま一幕休憩中。
成河くん、期待通りの身体能力の高さです。
歌も全然違和感なし!
新聞を望遠鏡にしたり、女官の振りを真似したり、細かい事をして
ますね〜。

ルキーニほとんどでずっぱりなので、追うのが忙しい〜

さて2幕

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2016.06.28

蜷川さん(22)「AERA」で蜷川さん特集記事

やっと、出ました。
メインはご家族へのインタビュー、上演年表。
海外公演の紹介写真で、「オイディプス」ギリシャ公演(勿論萬斎
さんバージョン)がカラーで大きく紹介されています。
「100年インタビュー」「最後の挑戦」「疾走する蜷川幸雄〜
生きる覚悟」などの特集番組、何度見ても見いってしまいます

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2016.06.27

「コペンハーゲン」を観る

新国立劇場の、江守/今井、村井/今井両バージョン見ていなかったら
判らなかった気がしますし、上演時間が短くなっているので、恐らく
戯曲少し削ったと推測されますが、 それにしてもずいぶん分かり
やすくなったなぁと言うのが第一印象。

難を言えば、シスカンらしい配役な分、浅野さんと宮沢さんの年齢差
逆に浅野さんと段田さんの年齢差のなさが若干違和感。
そこは江守/今井の文学座のれっきとした上下関係が芝居に出た初演の
説得力は絶大でした。

しかし宮沢さんと段田さんは「火のようにさびしい姉がいて」「元禄
港歌」そしところ、と、このところ共演が続きますね

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2016.06.26

お気に入りの交通ポスター

お気に入りの交通ポスター
お気に入りの交通ポスター
交通系磁気カードの正しい使い方をインフォメーションする広告。
ありきたりな駄洒落コピーですが、ママ鴨の買い物籠の中に、ちゃんと
ネギが入っているのがお気に入り。

こういうものは細部へのこだわりがポイントです

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2016.06.25

横田さん大忙し。

最近ドラマのゲストも増えてきましたが、本業?である舞台出演も
先の予定目白押し。
いまは「あわれ彼女は娼婦」、次が「バイオハザード」(多分行かない)
来年は世田谷パブリックシアターで「エレクトラ」、更にミュージ
カル!「お気に召すまま」
とりあえず「エレクトラ」は行く!

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「六月大歌舞伎」(1部/2部)を見る

3部が環境が宜しくなくて集中できなかったのと正反対、1〜2部は
とても舞台に集中できました。

1部は染五郎さん座頭で「渡海屋/大物浦」
三階Bで見ていたので、大物浦の染五郎さんの背面ジャンプがほとんど
落ちてなかった(ギリギリまでマット来ていた)のを見て、そう言えば
最近の内外の大活躍で忘れていましたが、この方、奈落に落ちる
大怪我をされていたのでした。
と言うか、それでこれにチャレンジするのも更に凄い。
姿の良さは仁左衛門さんのようで、最近ちょっと染五郎さんは私の
中では注目度急上昇中。

猿之助さんがお柳(典侍の局)
正統派義太夫ものの女形、なんか久しぶりに見ました。
澤瀉屋さんを牽引するために破格でサービス満点演出のイメージが
最近強いのですが個人的には、こっちの方をもっと見たいです。
上手いんですから。

また、若手をガシッと引き連れての松也くんの義経も、受けに徹して
こちらもここ数ヶ月、歌舞伎座外れ無しの活躍

2部は高麗屋パパ、貫禄の「いがみの権太」
お里に猿之助さん、松也くんの小金吾、高麗蔵さんの若葉内侍
秀太郎さんも絶品。

3Bでも上手く花道七三が見える席でしたし、なかなかコスパ高く
快適な観劇でした

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2016.06.22

やっぱり買っちゃいました「シェイクスピア大図鑑」

やっぱり買っちゃいました「シェイクスピア大図鑑」
やっぱり買っちゃいました「シェイクスピア大図鑑」
やっぱり買っちゃいました「シェイクスピア大図鑑」
やっとシュリンクしてない本屋さんでがっつり立ち読み。
噂どおり、「間違いの喜劇」項目に萬斎さんの「間違いの狂言」写真
「シンベリン」項目に鋼太郎さんシンベリンが息子二人を抱きしめる
写真を発見。
多分浦井くんと川口くんで、もうほぼそれだけで買っちゃいました(笑)

久しぶりに大枚払った〜!

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「エリザベート」巨大ポスター

「エリザベート」巨大ポスター
渋谷で発見。
巨大すぎて引きで写真が撮れず斜めからになってしまいましたが、
大迫力〜

いよいよ開幕ですね。

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2016.06.20

買うか買わないか、それが問題だ。「シェイクスピア大図鑑」

河合先生訳が載り、萬斎さんが帯コメントを書いている三省堂書店の
「シェイクスピア大図鑑」
実は買う気満々で「マクベス」見に行った時に三軒茶屋TSUTAYAで
掴んでは見たものの、シュリンクカバーが掛かっていて中が見えない
のと、4000円と言う価格に躊躇してしまいました。

ためし読みが出来たらいいんですが。

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「ゆとりですがなにか」最終回

あそこまで家族の話になるとは思っていなかったのですが、最後まで
クドカンらしさがないのが新鮮でした。

個人的ツボは、岡田くん演じる正和が行方不明になったのにびっくり
した洋くん演じるお兄ちゃんが、探しに行く!と鋼太郎さん演じる
麻生(まりぶパパ)の腕を引っ張っていったた所。
「半沢」でも画面上はニアミスだった、蜷川さん舞台共演多数の
お二人の、ドラマでのガッツリからみににまにましていました

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「真田丸」が「のぼうの城」で。で、官兵衛さんはどこ?

どう考えても三谷さんは「清須会議」を見た前提で話を進めてたなぁ
と思ってましが、それにしても小日向さん(秀吉/長秀)、鈴木さん
(寧/市)、大泉さん(信幸/秀吉)寺島さん(出浦/官兵衛)と
キャストがかぶってややこしい限りです。

さて、前回今回は小田原攻めですが、どう考えても「のぼうの城」
見た前提で書いてる気がしてなりません
忍城ありき。

どうせならワイプで堀の向こうでピエールさんが堤防を崩し、萬斎
さんが踊り、「坂東武者の槍の味」を発揮している映像を流して
くれて良いのにと(笑)
そうそう、「真田丸」では高梨役の中原さんが、「のぼう」では氏政で、
「小わっぱ」室賀殿の西村さんが、「のぼう」では氏直、勝頼さん
だった平さんがイライラさせる長束とこちらも敵味方入り乱れて(笑)
ワケわかりません
ワケわかりませんと言えば、北条との交渉役は岡田くん演じる官兵衛
だったはずが(笑)今回は大河被りを避けたのか、官兵衛さん影もカタチも
ありません。
信繁、官兵衛の手柄完全横取り。主人公の特権です

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2016.06.18

「マクベス」を観る

先日のポストトーク日は仕事が終わらず、トークだけ聞きましたので
拝見するのは初めて。
音楽がずいぶん派手になりました。

しかし今更ながら、先日の血みどろ映画版、和テイストてんこ盛りの
元祖蜷川さん版、そして何より新感線版「メタルマクベス」に比べると
この戯曲の売り?である過剰感が削ぎおとされ過ぎているかもなぁ
などとも。
特に先日の映画版が鮮烈な記憶の内、なため、ちょっとあれこんなに
小さくなっていたかなと思いながら拝見しました
砂羽さんはやはり秋山さんよりは線が細く、気弱になる後半が雰囲気に
あっていました。

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2016.06.17

映画「64〜後編」を見る

後編は早めに見ました(笑)
ラストはオリジナルになりましたが、模倣誘拐事件を巡る攻防は
見応えがありました。
後編のみ登場の緒方さん、柄本くんそれぞれ印象的な役柄でしたが、
それにしても佐藤さんは三国さんの、緒方直人さんは緒方拳さんの、
柄本佑さんは柄本明さんの、それぞれ強烈なDNAが画面から滲んで
きました。

永瀬さんの変貌ぶりは凄いし、吉岡くんもイメージ変わる熱演、でも
個人的には窪田くんの泣き顔が印象に残りました。

安易に日本映画の底力なんて言いたくないけれど、恋愛漫画の実写化
ばかりが目立つ近年、無駄に女優を出さずに頑張ってた?企画の
良心が響いた映画でした

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2016.06.16

「六月大歌舞伎」(3部)を見る

「六月大歌舞伎」(3部)を見る
「六月大歌舞伎」(3部)を見る
観光客を呼び込むために短時間上演時間、そしてや仕事帰りの社会人が
来場しやすい18時15分開始という第三部を設定して、演目は古典の
「義経千本桜」で、一部は「大物浦」、第二部が「いがみの権太」
第三部が「狐忠信」
その第三部をみました。

「道行」
第一部で知盛を熱演している染五郎さんが、珍しく女役で静御前での
舞踊。
源九郎狐役の猿之助さんが一部では内侍局をなさっているそうです
ので、おもしろい男女入れ替わりで、珍しいものを見ました

「川連法眼館」
がっかりしたのは、一階からどう聞いても素人な女性による掛け声。
もうなんなんだか。
さらにあまり見ていない観客なのか、もう端役までが出入りするまで
拍手しまくる人がいてそれも落ち着かず、加えて視界に男性があまり
手入れをしていない素足を通路に投げ出しているのも目に入り、
後ろのマダム達はセリフの最中にジャンジャン私語でさらにいらいら。
とにかく観客のマナーがひどかったです

芝居はわかりやすい派手な内容でしたが、とにかく役者が全般に若くて
メイクや声がすごいことになっている人がいたのも気になりましたね・・・

猿之助さんの桜吹雪の宙乗りをしてもカタルシスにはならず
残念でした

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「八月納涼歌舞伎」

納涼歌舞伎の番組が出ました
たぶん目玉は第三部の鶴瓶さんの落語を元にした新作歌舞伎。
そしてその出演者に鶴瓶さんの息子さんの駿河太郎さんが入っていることかと思います。

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2016.06.13

蜷川さん(21)テレビ埼玉で追悼番組をやったそうですが。

情報をいただき、なんとか自宅で見る方法がないか、あれこれいじり
倒してみましたが、当然のように見られませんでした。
独自映像もあった由、どこかにアーカイブがあがらないでしょうか。

しかしあっという間に蜷川さん亡くなられて1ヵ月ですが、未だに
新作ありそうな気がしてなりません

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2016.06.10

映画「64〜前編」を見る

だいたい映画になると、映画オリジナルキャストとか出てハナシが
とんちんかんになったり、端折り過ぎて全然、なパターンが多い中、
これは久しぶりに2時間息を詰めて見る緊迫感がみなぎり、更に
後編も絶対見たくなる堅実な作り。
そしてチラシからも判る通り、ちょっとの役にも名のある俳優さんが
ならぶ豪華キャスト。

クレジットを見たら「半沢」や「下町ロケット」をオンエアしたTBSが
関わっていて、テレビでの良心が映画にも、と嬉しくなりました。

キャストでは浩市さんは勿論ながら、「殿、利息でござる」ではふん
わりとしたキャラクターで好演中の瑛太くんが、記者クラブを纏める
硬派な幹事記者で新境地。
(テレビ版では同じ役を弟の絢斗くんが演じてました)
綾野くんは今回真面目を全面、背広姿がかっこよかった。
今ドラマで活躍中の若い俳優さんだけが、完全に記者クラブで浮いて
いたのはもう致し方なし。
雨宮役はどうひっくり返ったところで、ドラマ版の段田さんを超える
のは無理な中、永瀬さん、かっこよさ封印して頑張ってました
(滲みでちゃうんだけど)
明日から後編公開だからか、結構な入りでした。

後編も見るぞ!

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「広重ビビッド」展を見る

「広重ビビッド」展を見る
サントリー美術館。
個人コレクターさんの広重旅モノシリーズ揃い物の公開。
平日昼の割には混んでいましたが、状態が非常に良いのと、解説板が
丁寧で面白かったです。

大好物(笑)である「江戸百」もよかったですし、また、広重展ですが
北斎のかなり希少なコレクションだと言う「千絵の海」も注目でした
「総州銚子」に「神奈川沖浪裏」の系譜や、別の作品にはコマおくり
漫画のような作画があり、興味深かったです。

全体に刷りが鮮やかなので、作者の意図が見えたのもまた一段、
タイトルの「ビビッド」を実感できました。

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蜷川さん(20)「尺には尺を」を観る(2回目)

蜷川さん(20)「尺には尺を」を観る(2回目)
蜷川さん(20)「尺には尺を」を観る(2回目)
やはり今回は学校の前の蜷川さんの手形写真撮ってしまいました。

また、前回見逃していましたが、ガレリアの写真展の、「リチャード
二世」セットでキャストを従えての車椅子の蜷川さんの写真は凄みが
ありました。
そして何かセツナイ。

2回目は初回のモヤモヤがかなりすっきりしました。
藤木くんのアンジェロの複雑さがきちんと見えていましたし、大石
さんのルーチオと公爵の掛け合いがますます面白かったです。
やっぱり大石さん上手い。
原さんのストップモーションや杖のマイクも面白かったですが、
戯曲通りの「異常な展開に開いた口がふさがらない」セリフがその
とおりで面白すぎました。

記録用カメラが入っていたので、この舞台については、私が見た
(のとソワレ)のがずっと残るんですね。

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2016.06.06

「シアガ」来月号で蜷川さん特集と告知

さすがに今月号は間に合わず、来月に追悼特集が組まれる模様。
それにしても一般雑誌の扱いは映画俳優や巨匠と言われる映画監督に
比べると遥かに小さかったですね。
あれだけ「灰皿」や「世界の」と冠せられて語られても、やはり
生身の人間が演じるのを見られる人口は、非常に限定されている
事の証なのでしょう。
残念ながら。

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来週の「真田丸」が「のぼうの城」で。

まさかやると思ってませんでしたが、来週の「真田丸」は、まさに
「のぼうの城」の忍城攻防。
成田長親さんが登場するのか、長束さんが嫌みを言うのかちょっと
楽しみです。

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蜷川さん(19)「尺には尺を」を観る

蜷川さん(19)「尺には尺を」を観る
蜷川さん(19)「尺には尺を」を観る
蜷川さん(19)「尺には尺を」を観る
御大の不在。

そう思って見るからかも知れないものの、振り切り切れない笑い、
マリアナのベッドトリックの扱いの中途半端さ、何より、ラストの
公爵のイザベラへの唐突な求婚の扱いが、同じ様に唐突だらけ、
不条理だらけの「じゃじゃ馬ならし」を文字通り「ならして」見せた
切れ味の良さに比べると、いささか詰めが甘いようにも感じられました。

また「リチャード二世」再演の時も感じた、「小さくまとまった感」
そして「何となくまとまりが悪い感」「メリハリの薄さ」が今回も
少しつきまといました

それでもそれをそれとして見せ、見るんですよね、それこそが演出
家の領分なのだと痛烈にその存在を逆説的に証明する訳ですが。

オープニングは懐かしい「タイタス」や「シンベリン」のスタイル。
「ファウストの悲劇」に登場した、人間の七つの大罪を示したと思わ
れる巨大パネルが全体を支配し、飛ぶ鳩は「冬物語」、そして
「空気から言葉が生まれ…」あたりのセリフは、ほかのシェイク
スピアでも聞いた気もしますが、詩的で印象的だし、何より、
「クローディオにはアンジェロを、死には死を、
早急には早急を、
猶予には猶予を、類には類を、尺には尺を以て報いるのだ」や
ジャイアンのセリフか、な(笑)「私のものはあなたのものあなたの
ものは私のもの」など、聞いていて心地よい物が多かった気がします

実質的に主役は公爵で、辻さんは磐石の安定さで見せて下さいました
藤木くんはやはりまだ長セリフにテンションが続かないし、まだ
声に堅さがあって、苦めとは言え、喜劇にちょっと乗りきれてなかった
かな…
「十二夜」のオーシーノ公爵、「ヴェニスの商人」のアントーニオ
あたりはハマルかも知れませんが。

多部さんは声も良く、怖いもの知らずのイザベラで、古典に血肉を
通わせる素敵なキャラクターになっていました。

あとは「蜷川組」が大活躍。
大石さんに廣田さん、石井さんに、岡田さんに清家さんなどなど。
そして忘れてはならないのがネクストほぼ1期生の大活躍。

堀くん、鈴木くん、堅山くん、そして内田くん。
みなさん囚人やら娼婦や貴族や(内田くんの老けぶりが面白かった)
修道士(女)にクルクルと早変わりしながら頑張っていました。
中でも松田くんは、「リチャード二世」の老人役で飛躍したのか、
風貌も役者らしくなり、今回、クローディオと言うキーパーソンに
大抜擢でした。

丁度、権力批判していた国際政治学者さんが自らが権力の座につくや、
スイートルームで会議をし、美術館を視察と称して巡り、公用車で
別荘に行ったのを指摘されて「第三者」に「精査」依頼中。

全く何とタイミングの良い戯曲選択のセンス。
どこまでも見事な蜷川さんです。

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2016.06.04

蜷川さん(18)赤い薔薇を一輪

蜷川さん(18)赤い薔薇を一輪
蜷川さん(18)赤い薔薇を一輪
やはり蜷川さんには赤かなと、真っ赤な薔薇を一輪、献じてきました

ガレリアでは「さいたまシェイクスピアシリーズ」の写真パネル展。

やはり2004年の「タイタス〜」(無論初演)から2010年の「ヘンリー
六世」「じゃじゃ馬ならし」まで、一年中蜷川さんの舞台を見ている
くらいなイキオイがあった頃がすごかったのを思い返していました

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