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2016.12.31

一年ありがとうございました(まだ書ききれていませんが)

まだ年末の「忠臣蔵祭」の感想書ききれていませんが、まずは一年
色々あり、更新頻度は格段に下がりましたが、続けて年末を迎える
事になりました

このブログも気づけば10年経ちました。
ツイッター、フェイスブック、インスタなど多数の後続SNSに押されて
絶滅するかと思っていましたが、存外続きました。

今年はシアターゴーアーには、蜷川さん、平さんと訃報が続けた
悲しい一年でした

来年は年末のさいたまシェイクスピアシリーズまで、何を楽しみに
過ごしましょうか…

ともあれ一年ありがとうございました

よいお年を。

管理人

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2016.12.27

「十二月大歌舞伎」(三部「京鹿子娘五人道成寺」)を観る

正直舞踊は苦手なので「二人椀久」はパスしましたが、「娘五人
道成寺」は新旧女形の競演としてやはり見逃せません。

菊之助くんとの「二人〜」の時は、二人が陰陽と言うか、裏表と
言うか二心同体、な感じがしましたが、五人となるとこれは分身。
さらに5人揃うと誰を見たら良いのか、キョロキョロしてしまいました

勘九郎さんの女形は本当に久しぶり。
真女形の七之助さんと並びが多かったですが、やはり比べると手や
肩の動きがちょっと堅く見え、そのあたりはやはり七之助さんに
一日の長あり。
梅枝くんと児太郎くんはまだやはり線が細いけれど、先輩たちと同じ
舞台に立つ意義はすごくありそうで、期待大。
特に児太郎くん今月、国立で「九段目」の小浪と劇場かけもちで
頑張った1ヶ月でしたね。
そして何より玉三郎さん。
流石に若手に4人に囲まれると、ちょっと年取られたなぁと正直
思いましたが、太い幹、心柱、蛇の頭感、言い方が正しいか判りま
せんが「ラスボス感」がやっぱり凄い。
後見との息もぴったりで、まあ、羽生結弦くんの演技を見るような
スムーズさと、「4回転飛ぶぞ飛ぶぞ」と助走がドキドキしてしまう
若手との差に似ていました。
ラストは5人が鐘にまさに蛇の如く巻き付く形に決まり、素晴らし
かったです。
いや〜本当に面白かったです。

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2016.12.25

「真田丸」終わる

「逃げ恥」共々最終回まで盛り上がりました

「ヒストリア」「ブラタモリ」は勿論、直前のニュースでまでも
取り上げるなど、全局挙げての番宣には些か鼻白みましたが…

ラストは豊臣方には当たり前ながら悔しい展開(史実は変えられ
ないですからね)ながら、、滅びの美学、なロマンシチズムに逃げる
事なく、信之が移封される松代潘から後に幕末の思想家、佐久間象山が
出、倒幕に繋がると言う見せ方に三谷さんの拘りを感じました。

翌々日の「逃げ恥」でテーマ曲まで使ってのパロディが出、NHKに
無縁の新垣さんが「紅白」の特別審査員になったからには、間違い
なく「紅白」で「恋ダンス」出る、ですね。

個人的には、家忠くん(星野さん)と江ちゃん(新妻さん)の歌手
夫婦役コンビに、家康パパでも登場して頂ければ最高です(笑)
勿論、甲冑姿で!

閑話休題。

で振り返れば、まあ一体どうやって大坂の陣まで一年持たせるのか
とか、九度山蟄居の10年はどうするんだとか、色々事前に疑問に思って
いた事は、そんなに違和感なく、別の楽しみが次々出てきて解消
されましたし、いわゆる使い捨ての登場人物が少なく(一番勿論ない
使われ方は、鋼太郎さん信長でしたけど)、また、秀頼や修理さん
など烙印を押されていたイメージを変えた人物、毛利さんや明石さん
など今回取り上げられなければ知らなかった人物、「官兵衛」登場
時とは違う切口の又兵衛や真田親子と対比で描かれた徳川親子の
面白さ(内野くん、体型どうなってるの疑惑?の中、怪演)、何より
その徳川親子に陰日向に寄り添う、近藤さんの本多正信、最高でした。

近藤さんは勿論「国盗り」の光秀がいまだに光秀のイメージとして
私の中では歴代ナンバーワンですが、「龍馬伝」の鯨酔公も年齢
設定大幅変更も寧ろそれが史実では?な迫力でしたが、今回も「狸
親爺(家康)を狸にした男」として絶妙なポジションでした。

岡本くんや横田さんなども出演されましたし、なんだかんだと楽しめた
一年でした。

来年は主人公の知名度低いし、番宣始まってますが、女子会やら
ライブ(ストリートパフォーマンス?)やら、話題作りでしょうが
捻り過ぎて空回りしそうで既にやや心配。

一生くん、筧さん、井上芳雄さんに花聰さん、阿部サダヲさんなど
出演されるだけに、正直コケて欲しくないですが…

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2016.12.24

「十二月文楽公演〜仮名手本忠臣蔵」(夜の部)を観る

いよいよ夜。
16時半から21時半過ぎまでかかって7段目「一力茶屋」から11段目
「花水橋引き上げ」まで。

7段目のびっくりは寺岡を語る大夫だけが、下手に落語の高座の
ような仮の台で、見台も本もなし、袴も役とお揃いで出てきた事。
席が下手前方だったので、目の前で咲甫大夫さんが語るので、迫力
満点でした。

この段のおかるは簑助さんでしたが、やはり徐々に動かしづらく
なっておられるのかな…
勘十郎さんは相変わらず寺岡と本蔵の2役と大車輪のご活躍。

しかし散々歌舞伎で役者の華とか魅力や個性がガンガン出る七段目の
大星を見ていると、やはり人形の大星はちょっとおとなしい印象に
なりますね…
いま、仁左衛門さん吉右衛門さんと言う、素晴らしい大星役者を
リアルタイムに見られるからこその贅沢発言ですが。
で「九段目」
やはり面白かったです。
この場面、なかなか歌舞伎では役者が揃わない印象があり(正直
年齢的に…みたいな)、その点、ビジュアルでは間違いなく常に適切な
年齢?のキャストが揃う安心感があります。
大夫の技量とかはまだ文楽は語れる程見てないのでなんとも言えま
せんが、加古川と大石、二つの家、家族たちの思いが一間で重なり
合うのを堪能しました。

それを見てしまうと「天河屋」は、「天河屋義平は男でござる」の
啖呵はかっこいいものの、若干軽い印象。

更に歌舞伎と違って、文楽は人形を3人で遣うために、舞台で大人数を
一斉に立ち回らせる事ができない制約があるからか、討ち入りの
チャンバラは全部隣の大劇場に任せ、いきなり「引き上げ」になる
のが面白いながら、ちょっと気合い抜け。
まあ観客も結構足腰きてますから、だらだらやってもですが…

ともかく、なかなか「忠臣蔵」通しは見られないですし、特に今回は
歌舞伎との比較もできる二重の面白さがあり、存分に楽しませて
頂きました
(大劇場の歌舞伎はこれから観る予定)

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2016.12.20

「ヘンリー四世」(第2部)を観る(2回目)

後ろの席の人の咳が凄くて、ヒヤヒヤしながら見ました(苦笑)

観る方も体調万全でないと、こう言う長尺は逃げられないだけに…

で2部の2回目。

B作さんのフォルスタッフは、鋼太郎さんの豪放さはないけれど、
生き延びる、生き抜く知恵が凄い。
そしてセコいオヤジだけどポジティブ(笑)

片や浦井くんハリーくんは徐々にジワジワとチャラい王子さまから
変身してパパの死で一気に開眼するさまをかっこよく見せてくれました。
もう少し自分の身の丈と立場のギャップに悩んでくれても良かった
んですけどね

まあ戯曲にケチをつけても仕方ないハナシなんですが、ハリーに関して
やっぱり恋愛バナシがないのは寂しいですよね…
「〜六世」も恋愛とは言わないまでも、マーガレットとサフォーク
絡んでのヘンリーとの確執?があったりしてましたが、ハリーくんは
ひたすら青春で、まあ終わってみれば脳内には「ヘンリー五世に
続く」と「to be cootinued」が出て、これが長大な「ヘンリー五世」の
予告編なのかも…

岡本くんピストルは振り切ってるし、今井高等法院長と出てくると
「ここは大坂城なのか?」な「真田丸」感が出てくる(笑)
とにかく登場人物全員結構等身大の隣のおじさんたちで、蜷川さんの
歴史大河スペクタクルロマン、とは違う切口が今回もやっぱり面白
かったです。

個人的にはやはり中嶋しゅうさんが最高、でした

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2016.12.14

「十二月大歌舞伎」(二部)を観る

続いて2部は宇野信夫の「吹雪峠」と「寺子屋」の二本立て。

「吹雪峠」
35分くらいの短編で、以前も見ましたが、申し訳ないけれど、どうも
イマイチ歌舞伎でやって何か付加価値あるかな〜と思っていましたが
今回もその印象は変わらずでした。
そもそも、こう言う密室劇やるには、歌舞伎座の舞台は広すぎ。
中車さんは上手かったですが、歌舞伎の、と言うより一つの芝居と
して、で。

後半は目を見張る若手配役の「寺子屋」を「寺入り」から。
まず梅枝くんの戸浪がしなやかで、一瞬七之助くんに見えたため
千代で七之助くんが登場してかなりびっくり
(配役見ておけ、って事ですが)
二人ともとても良くて、園生の前で一瞬登場だけの新悟くんを含めて
若手女形、がんばってますね。
一方、一部二部でずっぱりの松也くんの源蔵はまだ探り探りと言う
感じ。
しっかりやっていましたが、見取りでやると判らないけれど、源蔵は
「筆法伝授」で丞相から伝授されている才能を持ち、信頼を得ている
矜侍とプライドと忠義心がある訳で、そのあたりが単に迷う「ハム
レット」とは違うはずな感じがにじみ出たら良いなぁ、ですね。
勘九郎さんの松王は、一言で言うと頑張り過ぎ。つつくとひっくり
返りそうでした。
規矩正しいと言えばそうなんですが、中に溜める屈折したエネルギー
みたいな暗さとか厚みみたいなものが、病鉢巻き一つにも滲むと。
まあ、個人的には勘九郎さんはいまはまだ源蔵の人かも。

あれもこれも若手に期待するのはどうかなんですが、彼らも上の
40代50代が手薄な現状、更に20代が出てきてもいるので、いつまでも
若手若手とも言えなくなってきているので、せっかく歌舞伎座と
言う特級の場を与えられている以上頑張って欲しいです。

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2016.12.13

「十二月大歌舞伎」(一部を途中から)観る

12月に珍しい3部制興行。
全体は若手を玉三郎さんが率いると言うか、コラボレーションと言うか
ですが、玉三郎さんと中車さんを除けば、数年前までの浅草メンバーで、
いよいよ歌舞伎座も世代交替ですね
(先日も染五郎さんが、幸四郎襲名を発表されましたし)

で、1部は去年秋に南座で初演、東京では初演の、大人気絵本を
歌舞伎にした、獅童くんが主演の「あらしのよるに」
獅童くんがこの作品に関わりを持ったきっかけになったNHKの
「てれび絵本」も見てましたし、感動もしましたが、まさか歌舞伎に
なるとは思ってなかったですし、さらには、まさかそれが単なる
企画モノで終わらず、歌舞伎座で再演になるとは思いませんでした。

でもなかなかな仕上がり。
さすがに原作のような身体の大小は人間では出ませんが、ガブの声は
やっぱり獅童くんで違和感ないですし、原作でも中性的なメイを
松也くんがうまく見せていましたし、ギロは大敵で、中車さんが
それは楽しそうに演じていました。

後半やや展開を急いだ感じはありましたが、やはり「ともだちなのに
おいしそう」は泣けて笑えましたし、何より全編動物しか出てこない
事に違和感なかったのにはびっくりでした。

原作者の手による、歌舞伎座と獅童くんのガブをあしらった、一部
限定のイラストチラシもセンスよく、みなさんの、勿論とりわけ
獅童くんの「あらしのよるに」愛があふれた意欲作でした。

こう言うびっくり企画はかつては勘三郎さん専売特許みたいな感じが
していましたが、ちょっと獅童くんにもそのスピリットが伝わって
いるようにも感じました

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2016.12.12

新国立劇場「マンスリー・プロジェクト〜演劇講座「『ヘンリー四世』の面白さ」を拝聴する

ゲストは山崎清介さん。
聞き手が新国立の「ヘンリー」担当制作の方でしたが、なんでも
そもそもは新大久保のグローブ座の制作から入った方だそうで、
とにかく1980年代以降のシェイクスピア上演史に通暁されていて、
中身の濃い75分でした。

山崎さんが最初に入った青年座で出会った初シェイクスピアが、
「恋の骨折り損」で、3チームで分担で、演じたビローンをあと
2チームは段田安則さん、上杉祥三さんだったとか、「こどもの
ための〜」シリーズ最初は加納さんが演出、2作目から山崎さんが
演出された、とか、「こども〜」シリーズお約束の「シェイクスピア
人形」は、最初、役者の頭数が足らず、やむなく「ロミジュリ」の
乳母役の山崎さんが、ピーターとして人形を連れて動く事になった
のだとか、役者を芝居中楽屋に戻さないために、少人数で複数の役を
演じるスタイルにしたとか、色々なエピソードを伺いました。

また、「ヘンリー四世」については、キャラクターの濃さが魅力で
「こども〜」の比較的初期に上演したが、その時のフォルスタッフは
2013年の蜷川さんの時と同じで鋼太郎さんだったそう
(以前、あうるすぽっとのロビーで写真パネルを見た気がします)

他にも色々お聞きしましたが、書ききれません。

ともあれ「こども〜」シリーズ来年は「リア」だそうで、個人的には
とにかく未見未読の「ジョン王」が見たいところです。

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2016.12.09

「ヘンリー四世」(第一部)を観る(2回目)

2回目はもう少し理解が深まるかなと思っていたのですが、やっぱり
相変わらず人物関係が判りにくいままでした(苦笑)

しかもオープニングでベテラン俳優さんがびっくり程セリフが抜けて
あわや芝居が止まりそうになるハプニング。
それにひっばられた訳ではないと思いますが、ちょこちょことセリフ
ミスが出ていたのは、やはり長い芝居のお疲れでしょうか。

それにしても今井さんと岡本さんが反逆の相談をしているシーンには
どうしても大野修理さんと毛利勝永さんが(奇しくもシチュエー
ションもやや似)過って苦笑してしまいました。

今回も1幕より2幕がより面白く、「二部に続く!」と終わる感じが
良かったです。

引き続き、「マンスリープロジェクト」を拝聴

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2016.12.07

「逃げ恥」に横田さん&洋くん2ショット(再び)

エンドクレジット直前に横田さん、洋くん、古田さん3ショット!
今回はなしか〜と諦めていたので余計盛り上がりました(笑)
世間とは全く違う観点ですっかり「逃げ恥」にはまっております。

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「三代目りちゃあど」を観る

東京芸術劇場
野田秀樹さんのは判りづらいのは覚悟の前。
壱太郎くんと童司さんが出る、と言う1点でチケットを取ったの
ですが、お二人の圧倒的な身体性、明確な口跡が、異常な難易度の
野田戯曲の台詞(特にラストは最早セリフの機関銃状態)しかも歌は
昭和歌謡、言葉遊びも、元のネタが解りづらくなっていたりもして、
シュールなレベル、と言う中でも、予想以上に素晴らしかったです。

元々の「リチャード三世」の「馬をくれ、馬を」を始め、設定、
セリフがギチギチと、男女逆転、多国籍の配役での多言語、さらには
インドネシアの影絵芝居がガムランに乗って流れくる目眩ましの中で
魔球よろしく飛んでくる言葉の珠を、耳と目(字幕)を必死で受け
止める。百本ノックの体でした。

しかしワヤンとシェイクスピアが繋がるとは思いもよらず、なんとも
魔術な2時間でした。

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2016.12.04

NHK「忠臣蔵の恋」に川口くん

役が寺坂吉右衛門!
しかし昨日のオンエアでは一瞬過ぎてチェック大変でした
(とりあえず声で特定)

「ふたがしら」と言い、画面が暗いと判りづらすぎる…

来週以降も出演されるのかしら…

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国立劇場50周年記念公演、文楽公演「仮名手本忠臣蔵」(第一部)を観る

国立劇場50年記念の「忠臣蔵」シリーズ、いよいよ12月は歌舞伎と
文楽同時上演、独尽湯×2の強力布陣です。
しかも歌舞伎は全体を3ヶ月に分けて上演しますが、文楽はなんと
昼夜で1ヶ月一気、と言う、なかなか気力及び体力を要する上演
形態になってます。
(「ヘンリー四世」一気上演を上回る合計10時間超!)
初日に伺いましたが、昼の部は10時半開演、六段目までやる強行
スケジュールで(笑)終演16:10。実質で5時間超、私の睡眠時間レベル
でした(苦笑)ふぅ〜。

歌舞伎は見取りを含めると相当回数見てますが、文楽で、しかも
通しは初めて。
口上人形の有無、大序の幕の開け方から始まり、勿論、登場人物
(主に人数)、細かい進行など歌舞伎との違いがたくさんあり、勿論
別に違いを見つけるために見ているのではないですが、やはり歌舞伎の
方が圧倒的経験値があるためついついそこに目が行きます。
そしてそこがストーリー重視の文楽と役者重視の歌舞伎との進化の
違いだと言う事を、しかも続けて観て記憶が明確なだけに実感。

やはり刃傷の津駒大夫さんと、切腹の住大夫さんが素晴らしく、
人形では勘十郎さんの本蔵と和生さんの判官が印象的
(玉男さんの由良之助はまだ顔出しくらいで活躍は後半)。

特に切腹の段の判官は、人間がやっても手数が多いのに、三人で
遣っているとは思えないなめらかな動きでびっくりしました。

それにしても、大夫さんも人形遣いさんも、私が聞き知っている期間
だけでも随分顔ぶれが若返りましたね…

細かいところを書きはじめたらきりがないのですが、ともあれ貴重な
体験。
夜の部も頑張るべく、体力(特に足腰と睡眠時間)調整しなくては!

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