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2016.12.24

「十二月文楽公演〜仮名手本忠臣蔵」(夜の部)を観る

いよいよ夜。
16時半から21時半過ぎまでかかって7段目「一力茶屋」から11段目
「花水橋引き上げ」まで。

7段目のびっくりは寺岡を語る大夫だけが、下手に落語の高座の
ような仮の台で、見台も本もなし、袴も役とお揃いで出てきた事。
席が下手前方だったので、目の前で咲甫大夫さんが語るので、迫力
満点でした。

この段のおかるは簑助さんでしたが、やはり徐々に動かしづらく
なっておられるのかな…
勘十郎さんは相変わらず寺岡と本蔵の2役と大車輪のご活躍。

しかし散々歌舞伎で役者の華とか魅力や個性がガンガン出る七段目の
大星を見ていると、やはり人形の大星はちょっとおとなしい印象に
なりますね…
いま、仁左衛門さん吉右衛門さんと言う、素晴らしい大星役者を
リアルタイムに見られるからこその贅沢発言ですが。
で「九段目」
やはり面白かったです。
この場面、なかなか歌舞伎では役者が揃わない印象があり(正直
年齢的に…みたいな)、その点、ビジュアルでは間違いなく常に適切な
年齢?のキャストが揃う安心感があります。
大夫の技量とかはまだ文楽は語れる程見てないのでなんとも言えま
せんが、加古川と大石、二つの家、家族たちの思いが一間で重なり
合うのを堪能しました。

それを見てしまうと「天河屋」は、「天河屋義平は男でござる」の
啖呵はかっこいいものの、若干軽い印象。

更に歌舞伎と違って、文楽は人形を3人で遣うために、舞台で大人数を
一斉に立ち回らせる事ができない制約があるからか、討ち入りの
チャンバラは全部隣の大劇場に任せ、いきなり「引き上げ」になる
のが面白いながら、ちょっと気合い抜け。
まあ観客も結構足腰きてますから、だらだらやってもですが…

ともかく、なかなか「忠臣蔵」通しは見られないですし、特に今回は
歌舞伎との比較もできる二重の面白さがあり、存分に楽しませて
頂きました
(大劇場の歌舞伎はこれから観る予定)

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