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2017.03.29

ドラマ「そして誰もいなくなった」は「そして渡瀬恒彦さんはいなくなられた」でした

「アガサ作品初の映像化」の惹句に、三谷さんの「オリエント急行
殺人事件」は違うのか、とツッコミはいれつつ、第一夜を録画して
後からみたら凄い面白さで、2夜は(洋くんが出ると言う事もあり)
リアルタイムで見ましたが、トリックが微妙なところ、残メンバーが
助けを積極的に求めない不思議、あんなにあったら小型カメラくらい
見つかるかもと言うような無理さ、オリジナルの探偵の妙さはあった
ものの、とにかく結局は今までは推理する側役メインだった渡瀬恒彦
さん演じる「末期の肺癌患者の犯人」による、ラスト30分の告白
部分の鬼気迫るお芝居が全部持っていった感じでした。

また、かつての「相棒」エース監督だった和泉さんの演出は、特に
第一夜は犯人判っていても暗闇が招くホラー的要素を強調させて、
緊張感が途切れないのも見事でした。
裏の「リーダース」もまずまずでしたが、個人的にはこちらの方が
より面白かったです

改めて渡瀬さんに合掌。

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2017.03.26

府中美術館「歌川國芳 21世紀の絵画力展(前期)」に大満足する

府中美術館「歌川國芳 21世紀の絵画力展(前期)」に大満足する
府中美術館「歌川國芳 21世紀の絵画力展(前期)」に大満足する
久しぶりに美術展。
なんたって國芳先生づくし前後期です。
見逃す訳にはいきません。
まずは前期。
一応國芳先生見てる歴は、最近のブームより随分長いと自認して
いるのですが、それでも初めて拝見する作品があちこちに。
しかも、大好きな「源頼光舘土蜘作妖怪図」「讃岐院眷族をして
為朝をすくふ図」「金魚づくし ぼんぼん」「大物浦平家の亡霊」
「白面笑壁のむだ書」「其まま地口 猫飼好五十三疋」「猫の当字」
「似たか金魚」など、ザ・國芳な作品も押さえつつ、「朧月猫の
草子」「きたいなめい医難病療治」のような珍品をしっかり見せ
つけてくださる憎い演出!

特に、以前三菱一号館でも見たのですが、猫が歌舞伎の演目に似せる
「流行猫の戯 かがみやな草履恥の段」は、岩藤の打ち掛けに
「いわぶち」の文字、着物の藤柄が魚だったりするのは勿論、隣に
猫に準えられた、市川九蔵、坂東しうかのちゃんとした?浮世絵も
並べて見せるのが、キュレーターさんの手抜かりない心配りで、
浮世絵、歌舞伎両方好きな私には二倍楽しめました。
後期も行きます!

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2017.03.21

「三月大歌舞伎」(昼の部)を観る

昼の部、勿論眼目は仁左衛門さんの「渡海屋/大物浦」
基本的に歌舞伎役者さんについては年齢の事はあまり考えない事に
しているのですが(役との年齢差に驚く事が多いので(笑))、それに
しても仁左衛門さん、躊躇なく後ろ飛びを!

勿論そればかりが見所ではありませんし、そこに至るまでの、知盛の
感情の揺れが、あの様式美と違和感なく混ざりあって表現される
リアルと型の見事な融合!
身体に巻いた綱が途中でやや厄介な事になっても何事もなかったかの
ようになさるし、最早惚れ惚れのレベル(贔屓し倒し(笑))でした。

更に右近くんの安徳帝役はきりりと素晴らしく、時蔵さんの局も、
梅玉さんの義経も、弥十郎さんの弁慶も、若干やり過ぎ感の巳之助
くんの亀井すらも、アンサンブルの中で見事で、素晴らしかったです。

「明君行状記」は初見。
梅玉さんだし、期待したのですが、やはり青果ものは難易度高し。
再来月に彦三郎襲名を控えた亀三郎くんの明晰な口跡と、アドリブ
かと思うくらい自然な梅玉さんの台詞の応酬は面白かったんのは
確かなのですが…(苦笑)

ともあれ仁左衛門さん見られただけでも今月は大満足でした。

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2017.03.20

「ギンザ6」が完成

「ギンザ6」が完成
ここに新しい観世能楽堂が入るのだそうです。
松涛の住宅街の中にあった旧能楽堂とは随分雰囲気が変わりますね。

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2017.03.19

久しぶりに「めでたい焼き」

久しぶりに「めでたい焼き」
久しぶりに歌舞伎座の「めでたい焼き」を確保(笑)
本当にあっと言う間になくなるので、珍しく「あと6匹」の1匹を
確保しましたので、記念撮影。
「魚拓」みたいですね

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国立劇場歌舞伎「伊賀越え道中双六」を観る

国立劇場歌舞伎「伊賀越え道中双六」を観る
国立劇場歌舞伎「伊賀越え道中双六」を観る
国立劇場歌舞伎「伊賀越え道中双六」を観る
国立劇場前庭の「熊谷桜」が開花していました。

いよいよ春ですね。

前回は四十何年ぶりの「岡崎」上演が話題になり、また歌舞伎で
初めて読売演劇大賞を取ったとの事で話題にもなりましたが、(その
ときの授賞トロフィーがロビーに飾られていました)今回は国立劇場
開場50周年記念の掉尾としての再演となりました。
(そのためか、歌舞伎初体験、と言う観客)
前回のキャストが再集合しつつ、「御前試合」がなくなり、その
かわりに60何年ぶりに上演と言う「円覚寺」が入り、股五郎の悪辣
さが強調されました。
(因みに「沼津」は今回もなし。先般ほぼ同じ配役で歌舞伎座で上演
されたのは、エッセンス見せての番宣、でしたね(笑))

しかし人間関係が相変わらず複雑。
プログラムを買わないで済ませたので、チラシやネット情報を見ながら
系図を作ったりしながら見ました(笑)
そしてやはり「岡崎」は強烈、でした。
吉右衛門さんがなさるから残酷さが薄まる感じがしたとは言え、
それでもいきなり首に刃を刺し、床に投げ出すと言うのは、近くに
お谷がいるだけに、判っていて息を呑みました。

幸兵衛の(歌六さん)の心理、おつや(東蔵さん)の慌てぶり、
お谷(雀右衛門さん)の悲痛さ、さらに若い菊之助さん、米吉さんも
めりはりがあり、歌舞伎でありながら、非常に緊密な心理劇として
成立していて構成、演出が非常に巧みでした。

錦之助さんの悪役っぷりも上がってましたし。

しかし、12時から16時過ぎまで通しでやった後、歌六さん、雀右衛門
さん、米吉くんは歌舞伎座で夜の部の「助六」にもご出演。
雀右衛門さんなど、揚巻ですから、どれだけ体力が!
でも通常昼夜やっている歌舞伎役者さんには、劇場移動はあるものの
昼夜出演などは当たり前なのでしょうが。

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2017.03.14

蜷川さん一周忌追悼舞台映像上映

蜷川さん一周忌追悼舞台映像上映
蜷川さん一周忌追悼舞台映像上映
蜷川さん一周忌を追悼する、舞台映像のシリーズ上映が発表されました

ラインナップは「ジュリアス〜」「身毒丸」「間違い〜」「ヴェニス」

全部家にあるのですが、特集パンフレットとか発売されるなら行くかも。

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「三月大歌舞伎」(夜の部)を観る

「三月大歌舞伎」(夜の部)を観る
「三月大歌舞伎」(夜の部)を観る
夜の部のうち「けいせい浜真砂(女五右衛門)」と「助六」。
この「南禅寺」はいくらなんでも1演目と数えるのはどうなの?な
長さだし、正直内容なんてあって無きがごときですが、時々上演
される不思議。
そう言う物と判って見ている分には構わないのですが、私の後ろの
席の二人連れは「え?10分?」と相当びっくりしていました。
気持ちは解ります。
まあ仁左衛門さんを夜の部で拝見した、と言う事で(苦笑)

「助六」
旧歌舞伎座閉場前最終演目(2010年4月)が「助六」でした。
その時と今回の配役を比較してみました(敬称略)

助六…團十郎→海老蔵
揚巻…玉三郎→雀右衛門
白玉…福助→梅枝
意休…変わらず(左団次)
白玉売…変わらず(菊五郎)
福山かつぎ …三津五郎→巳之助
満江…東蔵→秀太郎
通人… 勘三郎→亀三郎
並びの傾城…松也、梅枝、巳之助、新悟→新悟、右近、廣松、児太郎
くわんぺら…仁左衛門→歌六

ここ数年のあいだに、鬼籍に入られた、まさにその役者さんが揃って
ご出演されていたんですねぇ…

で今回ですが、何となく全体的一回りスケールが小さく、折目正しく
なったように感じたのは、気のせいでしょうか。

絢爛たる舞台セット、衣装、演出なんですが、なんかこじんまり…

やはり全体にみなさん若くなってきたからなんでしょうね。

そう言う事を感じられただけでも面白かったですが、あと20年先が
楽しみです

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2017.03.08

今週の「情熱大陸」は鋼太郎さんで。

すっかり「映像のヒト」になっているのが本当に残念ですし、なんで
次のさいたまシェイクスピアシリーズが、蜷川さんやなくなられて
から1年半も先かと思ったら、夏に3ヶ月もWキャストながら舞台、
しかもシェイクスピアでなく「門外漢」と自認されているミュージ
カル出演とはびっくりだったりはするのですが(勿論蜷川さん亡く
なる前からの予定だとは思いますが)少しでも蜷川さんやシェイクス
ピアについてのコメントが流れたら、と期待しつつ拝見します

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2017.03.07

「ザ・ダーク」の松本紀保さんが凄すぎる

吉祥寺シアターに「ザ・ダーク」を見に行きました
中山祐一朗さんに小林高鹿さん、松本紀保さんに山本道子さん、
さらに萬斎さん「マクベス」にも出演されていた福士さんと、癖の
ある(誉めてます)役者が揃い、しかも演出が高橋正徳さん。
絶対何かある、と前日チケット押さえて(このところ当日券運が
なさすぎ、トラウマなので、チケットはマスト)行ってきましたが
いや〜頭を使うし、同時多発の場面は見逃さないようにしなければ
ならないし(劇場にしては舞台セットが大きすぎて、全体を見渡せ
ないのはちょっと残念でした。私は上手席で、下手のリビングとその
上のベッドルームが見辛かった)、多分一度では見切れない、要素の
多い内容でした

特に地味な役かと思っていた松本さん演じる主婦の超大胆な行動、
そしてハンマー握っての暴れっぷり(笑)にはもうびっくり!
さらに福士さんが最後の最後に「大滅亡」的な部分もあり、よくまあ
1時間45分につめこんだもの。
可能からもう一度下手から見たいかも〜

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