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2017.07.03

「子午線の祀り」(プレビュー2日目)を観る

キーワードは「非情の相を見定める」

影身と知盛のシーンで語られるこの言葉が、初日も2日目も際立って
ずっと耳に残っていました。
「ひじょうのそうをみさだめる、とは何か?」と手元のメモにぐる
ぐる丸をつけていました。
ともあれ。
プレビュー2日目は初日の1階上手前方(孫悟空義経ビューと勝手に
命名)からガラッと変わって、3階センター席。
床面の中心だけレコード盤のような形、ガラスのように反射する
よう仕上げてあり、また床面に投影される波、舞台奥での知盛、
影身の動きは、初日は全く見られませんでした。

(この床面ライティングは前にも何かの演目であって、わざわざ
3階席取った気が…)

前日とは巫女の舞いの影身の登場やフォーメーションや、少しライ
ティングが少し変わって見えれ箇所がありましたが、単に見る場所が
違うだけかも知れず、自信はありません(苦笑)

とりあえず孫悟空判官どのは絶好調。
景時おじさんとバトルし、弁慶兄ちゃんに諭されながら、潮と人材の
見事なタイミングを偶然にも助けられて捕まえた時は、全身闘志に
満ちあふれつつ、将来を知って見ているからながら、その先の不運
不幸が頷けてしまう危うさが見事。

残念ながら芸術監督どののカミカミは2日目も散見。妙な間とかもあって、ちょっとこちらがはらはら。

以下、2日目のメモを13年前に買っていた戯曲を付き合わせつつ
やはり箇条書き風に。

冒頭波に加えてかもめ?の鳴き声。
これどっかで聞いたなぁと思ったら、まさにゲラさんの「かもめ」。

初日は開演5分前にキャストが入りはじめましたが、2日目は開演
オンタイムに動き出しました
客入れに手間取ったからかも知れませんが。

そして陰陽、という言葉が出るたびに、誰かを思い出し、義経が
「我に存念あり」と力強く言えば「我に秘策あり」の専好さんを
連想し、パンフレットの木下順二さんの文章にオイディプスと知盛を
対比して書いている箇所を見つけては納得し、500余りの船から
矢がいきかうと言われると即座に「レッドクリフ」を想像と、邪念
ばかり(笑)

極め付きは「関東武者のひげ面をこそ」という知盛の台詞に思わず
「それは、『坂東武者の槍の味、存分に味わわれよ』(by長親)
だろう」と突っ込んでしまいまい、我ながら苦笑する以外ありません
でした。。

因みに「わい潮」は障害物等にぶっかって、その内側に渦が出来る
状態、二位尼が安徳帝を「ねびる」と言うのは、戯曲をあたると
「大人びさせ」、知盛の「じんみらいさい」は漢字を宛てると
「尽未来際」でした。

さて冒頭の「非情の相を見定める」ですが、勿論これが知盛の決め
台詞「見るべき程の事は見つ」 に繋がるのですが、なかなか、
いや多分全くまだ含むイメージの大きさが見えていません。
書けば矮小化してしまいそうです。

しかし、これをブツブツ言いながら検索していたら、本当に偶然に
成河くんがブログにこの台詞を挙げていてびっくり。
次回までにもう少し意味を咀嚼したいと思います

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