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2017.07.22

「子午線の祀り」主要3キャストポストトーク要旨(1)

3階席はポストトーク聞き取りには不利ですね。
何かあっても1階客席のドヨメキとかリアクションでかき消されて
しまい、「?」になってしまいます。
トークではないけれど、この日のカテコが何だか笑いが出ていた
のも、良く判らず

村田さんの次の成河くんが随分接近して登場したのは何故??

私の能力不足とそんな状況もあり、聞き取れた内容のみ今回もザツ
ザツと書いておりますので、間違い勘違いありますことを平にご容赦…

司会は朝日新聞の山口宏子さん

山口さん(以下【山】):素人がこういう舞台に立つと緊張します」と
おっしゃりながら萬斎さんへ
「今回は演出による新しいバージョンで、キャストも一新され
ました。
元々、謎めいたものが多い戯曲です。
読み手Aと読み手Bと誰がやるか特に指定が無いのですが、最後の
語りだけは「影身の内侍を演じた女優」と指定されています。
今回は冒頭の読み手Aが知盛で読み手Bが影身という構成になり
ましたが、なぜそのようにされたのでしょうか?

萬斎さん(以下【萬】):(観客に)長時間ありがとうございました。
まず「読み手Aってなんだ?」というのがありまして。
前回は観世葉子さんがなさって古典的でした。
最後だけ「影身役の女優がやる」というところに帰結させるために
天の声は2017年の我々からするあの世の声で、1185年にいる知盛の
声ということになります。
「祀り」とは英訳するとレクイエムであって、司祭となる若村さんが
つかさどっている。
「あなた」とはこの世界観の中にいる(観客を含む)全ての人です。
ナレーションによって2017年から1185年まで一瞬にタイムスリップ
します。
グーグルマップでピンを押すとそこにピューンと飛んで行く、天頂
からピンが落ちてくるそんな感じです。
ドームの中央に「あなた」がいると。
あの世を祀るのは読み手Bで、一番早く殺された影身は、最後に
敗れた知盛が「影身よ!」と絶叫するのを現代の若村さんがキャッチ
して現代に循環するという
若村さん(以下【若】)
何が何だか最初は分からず・・・エピローグで現代の服を着て出て
来るんですが…
(萬斎さんは山本安英さんはずっと着物でしたとか突っ込んでた
かな。それに対して若村さんは「あれは現代の洋服です」とか??)
冒頭は(現代で)浜辺でレクイエムに人々が集うという設定です。
これがあると、最後にキャッチしたセリフを言いやすくなります。

【山】山本安英さんが初演から三次まで影身を演じておられたと
いうように、この作品は「かつて誰が演じていたか」が語られる
作品です。
かつて知盛は嵐圭史さん、そして萬斎さん。
義経は萬斎さんのお父様の万作さんが演じられ、その後、市川右近
さんなど歌舞伎俳優さんが演じられました。
今回初めて現代劇の方が義経を演じることになり、注目されていま
すが、今回、成河さんにお願いしたのはどうしてでしょうか?
【萬】成河さんは頭頂に響かせる「甲(かん)の声」をお持ちです。
自分みたいな低い声は「呂(ろ)の声」って言うんですけれど。
普通「甲の声」は使わないんですよね。
(と「武蔵坊!武蔵坊!」と成河くんのセリフを真似る)
成河くん(以下【成】)
いや、2回呼んでないです(笑)
(かのこ註:戯曲に2回のところはないんですが)
【萬】「甲の声」が使えて、義経らしい小気味良い身のこなしが
出来る人…
「面長く、身軽く」そうなると、もう彼しかいないと思いました。

【成】能のお話しから、「甲の声」のことは言われました。
僕、実はこれでももう35歳でして(客席どよめく)
確かに高めの声ですけど、いい加減落ち着いた声を出したいなぁと思っていたところに
「甲の声」を出してくれって言われて、運命だと思ってます。
万作さんが義経を演じられた時の音源を毎日聴いてました。
確かに万作さんの声高いんですが、高くても現代劇と違う高さなん
ですね。
高いけど柔らかい。
この技術的な問題は今後とても役に立つと思います。
(つづく)

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