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2017.09.16

九月文楽公演 夜の部「玉藻前曦袂」を観る

国立劇場小劇場

終わるや、「文楽って詫びとか寂びとかの世界だと思ったけど、
こんなこともやるのね〜〜」「すごいわね〜〜」と興奮気味にマダム
お二人が話していらしたのですが、そういう「わびさび」レッテルを
貼ることが一番伝統芸能を化石化させる原因ですし、語りがメインに
ある文楽はどう考えてもエンタメの要素てんこ盛りなんですけどと
内心思っはいました。

ともあれ。

「本朝廿四孝」の奥庭狐火、「狐忠信」の忠信など「人形と一緒に
飛ぶ」体育会系勘十郎さん大奮闘シリーズ(笑)
いや、もうこの手のものは今のところ勘十郎さんの独壇場ですね

前半の「清水寺」とか「道春館」あたりは、じっくり心理をきかせるし
金藤次の「実は実は」話とか、いかにも古典、って感じだったのですが
狐が出てくる「神泉苑」から話はファンタジーとジャパニーズホラーに
なってきます
勘十郎さんの遣う人形はいくら凝視していてもクルン!と女と狐に
変わってしまう(戻りもそう)し、九尾の狐は言ってはなんですが、
テロテロのピカピカで若干安っぽい感じがしたのが微妙でしたが、
飛ぶは走るわ(もちろん勘十郎さんもね)自由自在でした。

ラストの「化粧殺生石」(けわいせっしょうせき)はイヤホンガイドの
解説によれば、宝塚の本編のあとのグランドレビューだそうで
まあストーリーの本筋とは関係なく、ひたすら勘十郎さん(と、
大量の裏方さんたち)が人形を使い分け、動きわける「七化け」
歌舞伎の「お染の七役」とか「伊達の十役」みたいなものですね。
人形に違いをつけるというのは、生身の人間がやるのと違う難しさが
ありそうですが、正直いえば、そこまでも結構長かったので、個人的
にはやや盛り込みすぎな印象でした。

とはいいながらも、たまにはこういう派手で外連なのも面白いですね

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