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2017.11.29

リアル「陸王」番組に萬斎さん写真。

「ガイアの夜明け」で行田の足袋屋「きねや」さんによる足袋型
ランニングシューズ作りへの挑戦が紹介されていましたが、内容は
まさにリアル「陸王」でした。

こはぜ屋はきねや、陸王は無敵、アトランティスはナイキでしたが
きねやの足袋の愛用者として、萬斎さんが写真で紹介されていました
こはぜに「萬斎」の刻印が付いているとか。

萬斎さんは「のぼう〜」でも行田に縁のあったのですし、ついでに
「陸王」にもゲスト出演とかないですかねぇ

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「マクベス能」を観る

狂言手法を取り入れた少人数「マクベス」ではタイトルロールを
演じている萬斎さんが夫人役をなさると言う「マクベス」能が気に
なってどれだけ久しぶりかに能を見ました。
以前、大阪堺の大学で拝見した「オセロ」能と同じ作者の作だそうで、
東京では初演との事。

自分の準備不足でもあるのですが、極めて残念だったのが、新作能
なので何とかなると思った詞章が殆ど聞き取れず、後シテとなる
マクベスの霊のどうやら修羅道に落ちたと嘆く中にどれくらい、
オリジナル「マクベス」セリフが取り込まれているかの聞き取りが
ほぼできなかった事。
特にトゥモロースピーチがあったかなかったかすら聞きわけられ
なかったのは無念でしかありせん

マクベスの装束は「船弁慶」の後シテに似、面は手元の能面資料に
似た物を探しきれませんでしたが、修羅能もの系でしょうか。
アイは二人
「異形のもの」として、泣尼装束で「きれいは汚い、汚いはきれい」と
呟く魔女役の石田さんと共に萬斎さんのマクベス夫人。
夫人の装束は「鉄輪」の後シテとだいたい同じで、黒の丸紋尽の
縫箔に紅地の紗綾形の摺箔、面は生成と言うより橋姫っぽい感じ。
「消えてしまえ、忌まわしい手の染み」
「ダンカン王を殺せ」
「何をためらっているのか」
「まだ血の臭いがする、アラビアの香料をむなふりかけても」など、
手をこすりあわせるマクベス夫人定番シーンと共にセリフがかなり
使われていました

さすがに、一旦やると誓ったからには、自分の子供でも脳みそを
たたき出して見せましょう、は無かったですね(苦笑)
夫人、手が素晴らしくお綺麗でした。

マクベスの辰己さんは体格も良く、声、そして武将らしい迫力が
あり、また、藤田さんの笛に、源次郎さまの小鼓、広忠さんの大鼓と
囃子方も揃って、迫力ある一幕でしたが、「マクベス」はマクダフや
バンクォーなどのサブストーリーも面白く、もう少し大人数でザワ
ザワしている方が面白いと言えば面白いのですが、登場人物最小限
また、バーナムの森のあたり、もっとダイナミックな展開になるかと
期待していましたが、シテ独り語りで(シテ以外も全編ほぼ独り
語り)終わってしまったのはちょっと単調な感じもしましたが。

それにしても辰己さんは昼夜別プログラムで出演されていて、しかも
休憩時間、昼夜の間の時間には、ロビーを走り回っていらして、その
タフさには驚きました。

能楽師の体力、恐るべし。

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2017.11.25

彩の国シェイクスピア講座 『アテネのタイモン』徹底勉強会 第3回

ガレリア沿いの稽古場からおそろしく低い声で話しながらくて出て
きたのは、どうやら役者さん。稽古もいよいよ佳境でしょうか。

今回会場は大ホール
客席かと思ったら、なんと舞台上に会議用テーブルがずらり。
以前に「ガラかめ」のバックステージツアーで舞台に上がった事は
ありますし、ネクストの公演では舞台上にインサイドシアターが
あったので、舞台に上がるのは初めてではないですが、なかなか奇妙な
光景でした。

松岡先生は稽古の合間かちらっとお見かけしました

今回の講師は東大での河合先生の教え子でいらしたと言う、まだ
お若い北村先生でしたが、素晴らしいテンポで経済(貨幣)や政治の
切り口で「タイモン」を語られました。

いきなりマルクスの名前が出てきたので、これは解らないぞ、と
思ったら、なんでもマルクスさんシェイクスピア好きだったとかで
中でも「経済学哲学草稿」には「タイモン」がかなり長く引用されて
いるのだそうです。

ナショナルシアターの「タイモン」予告映像も拝見しましたが、
タイモン役のサイモン・ラッセル・ビールさんは、「ホロウ・クラ
ウン」でフォルスタッフをなさっていた役者さん。
鋼太郎さんも「ヘンリー四世」でフォルスタッフなさってましたから
やはりな、と言う感じですね

「タイモン」が贈与に纏わる芝居であり、貨幣(金)の入手が権力の
入手とイコールだと勘違いする男の物語、と言われると、確かにこの
作品、なかなかに現代的なテーマなんですね。

話は「ジャスティスリーグ」に飛んだり、「互酬」と言う概念に
ついての解説があったり、ジェイムズ一世は浪費家で、エリザベスは
見返りないものは与えず、与えるにしても支出を伴わないもので
済まそうとしていた、とか果ては足利尊氏の「八朔」のエピソードに
娼婦と貨幣の組み合わせまで、貨幣経済/贈与経済を中心にいきつく
間もなく様々な河合/松岡コンビからは出てこない新鮮な切り口の
2時間でした。

「タイモン」に登場する様々な貨幣単位の価値についてもう少し
お聞きできればでしたが、シェイクスピア本がどのように贈り贈られ
たか、と言う、我々凡人には思いもつかないような研究をなさって
いる気鋭の先生の、とにかく凄い勢いで展開する話についていくのが
精一杯でした。

次回最終回はいよいよ開幕直前。

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寧ろレアだった(泣)

3回目の「タイモン徹底勉強会」
直前の役者トークに出た人、と講師の先生が挙手を求めたのを見たら、
50数人のうち、手を挙げなかったのは私を入れて10人未満。
応募して外れたに至っては最早レアだったかも。
今年のくじ運、「ロズギル」で使い果たしたかなぁ。
イベントには柿澤くんも登壇したとか。
どこかでやってくれませんかねぇ

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「直虎」第46回「悪女について」について

やっと見ましたが、「嫌われ政次の一生」回に並ぶ重く、緊迫した
回でした
瀬名の決死の覚悟には同じく家の犠牲となった母・佐名の面影が
さしていましたし、家康たちの奔走、氏真殿の画策、見ている
こちらは結末を知って見ている分、更に辛い訳で、「第六天魔」
っぷり炸裂の海老蔵さん信長の前では、瀬名の首ごときではいかん
せん太刀打ちできない蛇に睨まれた蛙状態のサダヲ家康。
「皆の言う事を聞いた挙句がこれだ」と全身から怒りと悔しさを
滲ませる家康に碁盤を挟んで「負けは次に勝つため」と慰めるでも
なく、励ますでもない絶妙な立ち位置で政次のスピリットを伝える
万千代もかっこよかったです。
あと数回でどこまでいくのか判りませんが、最後まで見届けたいと
思いました

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2017.11.24

「十一月顔見世大歌舞伎」(昼の部)を観る

昼の部は染五郎さんの本水ダイブは間に合わず「奥州安達原」から。
「安達原」と言うので、てっきり「黒塚」やると思い込んでいま
したが(苦笑)、上演されたのは通称「袖萩祭文(環宮明御殿の場)」。
親子の別れと荒ぶる安倍貞任の物語で、どうやらその先に「安達原
(黒塚)」があるよう。
不勉強でした。
しかしこの展開の先にあのスプラッターホラーがあるとは思えず、
全く歌舞伎/文楽、侮れません

更に「袖萩」は人気演目らしいのですが、私は観た記憶なし。
結局前半舟漕ぎまくったため、ひょっとして毎回このパターン
なのかも(さらに苦笑)
しかし、貞任の見顕らしから完全に覚醒(笑)
これだけいきなり出てきてバカバカと暴れまくり、気がつけば万雷の
拍手になってしまう、吉右衛門さん、恐るべし
と言うか、旗を客席に向かって投げて戻し、見事に体の後ろで捌いて
見得まで決まる一連と言い、金ぴかゴージャス装束でのぶっかえりと
言い、失礼ながらあの御歳でのこの身体能力。
まだまだ若手中堅、出る幕なさそうです。

袖萩役の雀右衛門さんは「祭文」では本来主役なのでしょうが、
3階席からはやや印象薄め。
それよりも錦之助さんの義家がよかったですし、芝のぶさんが次の
「直侍」と両方、相変わらずの美貌でいらしたのも何より(単なる贔屓)。

「直侍」は個人的には、そばを食べるシークエンス以外、正直余り
面白いと思った事がなく、やはり単独より「河内山」とセットの方が
と思う芝居。
なので案の定今回も結局そこだけ見て終わりでした。
確かに菊五郎さんの食べっぷりは見事なんですけど…。
どうしても「だからどーなんだ」「これを見てどう感動しろと」と
やさぐれてました(爆)

しかし延々と上演中しゃべり続けるマダムの団体客あり、中には
上演中にふらふら通路を歩き回る方までいて、ここまでフリーダム
過ぎる客席は久しぶり。
スタッフ、なんとかして欲しいです

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2017.11.23

「十一月顔見世大歌舞伎」(夜の部)を観る

「十一月顔見世大歌舞伎」(夜の部)を観る
若手はおおかた演舞場にご出演で、こちらは幹部が大熱演

まずは仁左衛門さまで「忠臣蔵」五〜六段目

まあ眼福の一言。
気品と色気を湛える仁左衛門さまの勘平、お見事。
いや本当にキレイな勘平さんで、鉄砲を渡す手、定九郎の財布を
持つ姿すら役からしたら不相応に美しいのですが、美学ですね。

秀太郎さんのお才、襲名で役と共に存在感を増す彦三郎さんの千崎、
また、染五郎さんが意外に骨太な定九郎で「五十両」を聞かせて
下さいました。

幸四郎さんは「大石最期の一日」
前にも違う配役で見てますが、今回が一番しっくりきました。
幸四郎さんはこの手のセリフ劇はさすがに強いですね。
個人的には古典見るより違和感がなかったです
若手では児太郎くんがもう少し柔らかさが欲しいですが大奮闘。
内記は金太郎くん
「弥次喜多」の時はもっとこどもっぽかった気がするのですが、
いつの間にかこんなに大きくなったんですね〜
年齢的に声が不安定でしたが、立派な若殿ぶりでした
最後に仁左衛門さまも荒木十左衛門で登場も贅沢。

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「オール読物」12月号

萬斎さんと麻実さんに関さん聞き手のインタビュー対談が掲載。

「オイディプス」救急搬送話に鋼太郎さんとのテキーラエピソード、
「AOI」再演にあたっての長谷川くんの自己アピール、「サド」
衣装話など、懐かしい話がぞろぞろ。
「ハムレット」「わが魂」「ゴジラ」エピがなかったのは残念ですが
「オイディプス」については、追放されたオイディプスの後日譚
「コロノスのオイディプス」も続けてやりたい、なんて素敵な妄想(笑)
是非是非です。

そう言えば1月に新国立でオイディプスの娘と妻イオカステの弟
クレオンの物語「アンティゴネ」が蒼井さんのアンティゴネと生瀬
さんのクレオンで上演されますが、この「コロノス〜」やるなら
アンティゴネは蒼井さんが良いかも

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2017.11.22

芝翫さん「オセロ」、演出は尊晶さん

来年9月に、芝翫さん主演で「オセロ」上演ニュース
イヤーゴーは今井翼さん、デズデモーナは檀れいさんで、演出は
蜷川さんの弟子、井上尊晶さんとの事。

「オセロ」と言えば團十郎さん、海老蔵さん、朝海さんで2012年上演
発表されていたのが、團十郎さん体調不良で中止になった作品。

しかし演出が尊晶さんと言う事は、蜷川さんとシェイクスピア演出と
してどうしても比較される訳で、(或いは継承が期待されるか?)
色々な意味で注目ですね

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2017.11.20

NHKスペシャル「龍馬最後の30日」

年末にBSであるやらの予告ダイジェストと理解すべきな掘り下げ
不足は否めませんでしたし、些か展開に無理も感じましたがが、
清水一彦さん演出、加賀美幸子アナウンサーのナレーションは鉄板。

「詐欺師で何が悪い」といい放つ龍馬を演じていたのは、得体の
知れない役(誉めてます)をやらせたらピカ一の新井さん
容堂公が酔ってないとか(笑)、春嶽さんがどうしても容保公にしか
見えないとか(笑)、「龍馬伝」「組!」の影響力から抜けられない
のには苦笑するしかありませんでしたが。

期待の成河慶喜公は、鼻と後頭部の形が月代の髷に黒紋付姿にびっ
くりするほどはまり、また育ちの良さからくる利かん気さ、一方で
家来はいるが腹を割って語り合う同士を持たないトップの孤独さが
滲み出て、しかもあの声。
ファン的には中の人のルキーニや天魔王を見ているので、そこに
そこはかとなく他人に想像できない闇が潜んでいるように見えて
更にじわじわきましたが、とにかく勿体無いほど今回は出演時間
短すぎ。
年末版に期待します

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2017.11.19

スーパー歌舞伎Ⅱ「ワンピース」を観る

スーパー歌舞伎Ⅱ「ワンピース」を観る
スーパー歌舞伎Ⅱ「ワンピース」を観る
スーパー歌舞伎Ⅱ「ワンピース」を観る
スーパー歌舞伎Ⅱ「ワンピース」を観る
「ワンピース」を見て帰ってきたら次は「NARUTO」だそうで(笑)
宝塚では「ポーの一族」に「はいからさん」だし、なんだか実写化
ならぬ三次元化ブームでしょうか

個人的には「ルパン三世」の方が親しみがあるんですけど、だめかな。

さて「ワンピース」です
あくまで漫画原作、アニメ全く知らない人間の、歌舞伎ファン目線の
感想なので、原作ファンには的外れな部分もあると思いますがご容赦を

何しろ凄い巻数を読んだ読まないが会話でやりとりされている原作を
一切知らずに観るのですから、回りの盛り上がりに置いていかれたら
とかなりびびってたのですが、結果、個人的には歴代観たスーパー
歌舞伎の中では一番でした。

何と言っても最大の盛り上がりは2幕後半の、本水使っての立ち
回りと、つづく幕切れのルフィの宙乗り。
冷静に見たら、本水立ち回り、活躍しているのはルフィでなく、
イナズマ、ボン・クレー。
ま、とにかく隼人くん、巳之助さん、新悟くんと若手ならではの
身体能力で、男女蔵さんもずぶ濡れでしたし、ビニールをかぶって
いる、一階前方席にじゃんじゃん水をかけてました(笑)
ちょっと初期の「コクーン歌舞伎」を思い出しました
エースとルフィの花道のキマリは見事に「曽我対面」の五郎十郎
でしたし、右團次さんの白髭は装束から知盛でしたね〜

新劇チームでは浅野さん、平さんが大活躍。
浅野さんはもう余人を替えがたい身体能力は判っていましたが、
イワンコフの扮装での美脚が凄い(笑)
センゴクの扮装やキャラクターは新感線の粟根さんに似ていました

平さんは背丈を生かしたビジュアルとお父様譲りの渋いイケメン顔で
憧れられるエースとシャンクスを演じられていましたが、側転に
歌舞伎の女形張りの海老反りと身体張ってのアクションも見事でした。

そう言えば、猿之助さんと平さんて、大河で作品は違いますが、
信玄と勝頼の親子をそれぞれ演じていると言う繋がりがありましたね

原作の登場ボリュームが判らないのですが、今回のを観る限り、
ルフィ以外のキャストは、麦わらの一味よりそれ以外の役を演じて
いる時間が長かった気がしますが、原作もそう言うバランスでok
なんでしょうか。

また、ルフィの宙乗りの時のクジラのバルーンの仕掛けが最初解り
ませんでしたが、ああいう物やプロジェクションマッピングは、
歌舞伎よりミュージシャンのドームライブみたいですね。

ちなみに今月歌舞伎座は顔見世。
ここに若手がかなり持っていかれている事もありますが(笑)、ベテ
ラン勢が渋い芝居合戦でがっつり見応えたっぷりで、こちらも凄い
ことになってます。

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彩の国シェイクスピア講座 『アテネのタイモン』徹底勉強会 第2回

会場は初めて入る地下稽古場
稽古場はガレリア沿いの大小には展示等で入ったことがありましたが、
地下にも稽古場や練習場があるんですね
いや、さすがに広い。

今回は翻訳された松岡先生に河合先生が翻訳の裏話をお聞きすると
いう趣旨でしたが、前回と同じ顔合わせなのでちょっと話が重複した
部分もありつつ、松岡先生のおっしゃるとおり、翻訳しての苦労話と
翻訳家から見ての芝居の見どころという2点が中心になりました

まず、訳本について、河合先生ご指摘での修正
(このあとマイクがハウリング起こしまくり有線に交換)

★「タイモン」訳しての感想

○シェイクスピアは毎作新しいチャレンジをしているので、前の
経験値だけでは太刀打ちできない
今回は地味すぎるオープニングに戸惑った
しかもセリフが表面的で儀礼的で社交辞令、心のこもらない何気ない
セリフが続いた
それが現代的かも知れず、群像劇として新鮮。
しかも結末はあってないようなオープンエンド。

○この時期の作品がみな信じたらダメな人たちを信じ、信じるべき
人を信じないで痛い目に合う人ばかりで、作者シェイクスピアに
なにか人に裏切られるような事があったのか?と思うくらい

○「タイモン」には喜劇の先行作があるがシェイクスピアはこれを
悲劇化した
先行作がある分、観客が知っている前提で言及されない部分が訳し
づらい

○原文に何種類かあり、単語が違うと訳が変わってしまうのが厄介
(普通の作品は一作品にテキストは一つ)
しかもジャンルで訳の難易度が違う。

○ファーストフォリオ発行前に上演されてない疑惑
→二つの墓碑銘など一度でも上演すれば矛盾に気づくはず。

○タイモンとアペマンタスは同じ言語(感覚)を共有していて、口先
ではケンカしているが、実は仲が良いのは、中の人の関係そっくり

○エンディングがミステリアス

○役者が決まってからの方が訳しやすい
「ジュリアス・シーザー」のキャシアスは鋼太郎さんに決まって
から捗った
シェイクスピアも主役をバーベッジが演じる事を前提に書いている
従って主人公が年を年をとっていくのだと思う

○作年が下がるにつれ、主人公のダメ度が上がる(笑)
○(河合先生)それとは逆に翻訳は役者が変わっても影響は少ない
(管理人註:その最大の好例は、河合先生が萬斎さんと共に訳に
あたった「ハムレット」
萬斎さん版【J・ケント演出】は正直そこまで話題になりません
でしたが同じ訳を使った、藤原くん版【蜷川さん演出】はコクーンに
徹夜の当日券待ちを産み、藤原くんに数々の賞をもたらしましたねぇ)

○訳しやすかったのは呪詛や心のこもったフレイビアスのセリフ、
訳しにくかったなは散文と悲劇的感情のセリフ

○お金の単位がかなり適当。
シェイクスピアは混乱させようとわざとやっているのではないか?(笑)
分かりやすくしようと一切考えていないのでは?

○(質疑応答)
●訳文の苦労、この作品ならではの
(1)比較級入りの否定文が多い
そのまま訳すと日本語ぐちゃぐちゃになるので言い切ってから否定
する形をとった
(2)アペマンタスの散文韻文混在文、凝った表現は難しい

●人物名表記
英語とギリシャ語の選択
日本で馴染みのある方を便宜的に使う

●宗教の描き方

●上演順
「タイモン」については蜷川さん存命中からなんとなく決まっていた

★稽古場
○蜷川さんは訳を全部印刷してからカットしたが、鋼太郎さんは
役者だけに、カットしたものを印刷するように変わった

○蜷川さんからの継承
(小峰さんの衣装やセット)

○鋼太郎さんは俳優優先主義
稽古には基本的にその場に出る役者さえいればいい

○あまり上演されていない分、いくらでも演出できる可能性があり

○穴だらけの戯曲を面白いと思わせる鋼太郎マジック
それにしてもかなりの回数戯曲を読みはしましたが、盛り上がって
ほしいところはあっさり進む一方、どうでもいいかなと思えるところが
無駄に長い気がします

これが私をシェイクスピアに引きずり込んだ、「タイタス」ばりに
おお化けするか、逆に楽しみです

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2017.11.18

【速報的に】「ワンピース」歌舞伎を観る

漫画を知らないので初演はスルーしましたが、知らなくても判る
らしいと聞いたので行ってきました

個人的には歴代スーパー歌舞伎の中では一番でした。
美術・堀尾、照明・原田と言う鉄板コンビは安心して見られましたが
アイデア(背景の映像処理含めて)と、ロックテイストの音楽に
乗せる殺陣と言う組み合わせがどうしても新感線に似ていたのは
致し方ないかも知れませんし、そもそも新感線が歌舞伎を意識して
いるのは「髑髏」とかの例を引くまでもないので当たり前かな。
しかし、こちらは3B席が2500円(猿之助さん休演で「麦わら」価格に
なったため)と、「髑髏〜」のパブリックビューイング以下に。
考えたら、それで生で見られる何と言うコスパの良さ!
(無論1等は16000円と「髑髏」Sより高いけど)

しかもそれで若手花形歌舞伎メンバーと(扮装が濃すぎてちょい
ちょい誰だか判らなくなってますが)、浅野さんと平さんを見られる
眼福。

詳細は改めて。

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酉の市

酉の市
酉の市
酉の市
三の酉まであると混雑が分散すると言いますが、今年は12年に一度の
特別なお守りが出るとかで気合いの行列はできていましたし、
土曜日だった事もあってなかなかな混雑でした。
雨降って寒くなると天気予報で散々脅された(笑)のですが、ギリ
ギリ雨は降らないうちに済んで良かったです。

しかしこれが来るとぼちぼち年末です

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東急のクリスマス

東急のクリスマス
今年はディズニーとコラボらしく、ヒカリエもこちらの本店も
ディズニーキャラクター仕様。
路線バスでもディズニーメロディが鳴ったり、なかなか力が入って
ますね〜

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2017.11.17

「髑髏城の七人〜極」キャスト発表

やっとキャスト/スケジュールが発表になりました

タイトルから「修羅天魔〜髑髏城の七人Season極」と変わり、天魔と
極楽太夫メインで、どうやら捨も蘭も出ない気配

古田さんと天海さんの出演は読み通りでしたが、結果的にはあまり
食指の動かない方向。

ただ、堀尾/原田コンビの健在、作詞がデーモン閣下と言うのが目を
引くくらいでしょうか。

期待しまくりましたが、多分行かないかな。

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2017.11.16

「直虎」に光秀さんが登場していた件。

珍しくクレジット確認しないで見ていたら、白髪鬘の光石研さんが
岡崎城にいて、何の違和感もなく信康と話しているシーンに、あれ
誰だっけ?信康の奥さんのお父さんか誰かだったかなぁとか、ぼん
やり考えながら何となく見て終わっていました
しかし昨日になって、光秀登場回だったとのネット情報に、あれ?
いつ出ていたかしら?などとまたぼんやり考えていて、やっと前に
光石さんが光秀役で出演と言う記事を思い出した次第。

全く初登場と思えない馴染みかたと、何に出ていてもおかしくない
光石さんの人気ぶりに(何と光石さん、この日「陸王」にシューズ
屋役でも、さらに「シンゴジラ」にも都知事役で出演されると言う
快挙!
(ちなみに「直虎」→「シンゴジ」は高橋くん、橋本さん、渡辺哲さん
「陸王」→「シンゴジ」はピエール瀧さんもまるかぶりでした)

海老蔵さんの信長と比較的年の差がある設定のようですね

そう言えば「直虎」は秀吉出さないまま?

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2017.11.14

さい芸から葉書がこない

今日までこないところを見ると、どうやら鋼太郎さんトーク抽選
外れた模様。

さい芸がらみの抽選で外れたのたぶん初めて。
ショック。

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「シンゴジ&エヴァ交響曲コン」再放送

初オンエアを見逃していて、半分諦めていたのですが
「シンゴジラ」地上波初オンエアが15%を叩きだし、Yahoo!のトレンド
ワードに「zara」まで入ってざわざわしているさなか、今週末に
NHKがタイミングを見計らったように再放送オンエアです

今回は見逃しません。

しかしNHK、なかなかやってくれます

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2017.11.12

「ゴジラ」地上波オンエア

うまく編集してましたが、あの長〜いエンドロールを流さないのは
醍醐味の何割かを削いでるのでは…
勿体無い。

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今日のテレビ欄

今日のテレビ欄
これだと普通に萬斎さん顔出しで出演されてるみたいですね(笑)

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ビッグベンさまリトルベンくんの広告

ビッグベンさまリトルベンくんの広告

中の人は加賀停太郎さんで、シーザーで、ホレイシオ。
しかしなかなかなインパクトで
そこまでやってるのは、TOTOの製品というより
このCMという気がしないでもありません

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明日夜に映画「陰陽師」オンエア

映画のオンエアは別段珍しくもありませんが、今日の夜に地上波
テレビ朝日で「シンゴジラ」をやり、明日夜にBS朝日で中の?人の
主演映画をやると何かしらの意図をこっちが勝手に忖度してしまう
と言うだけの事ですが。

しかし「ジ・アート・オブ・シンゴジラ」は絶大面白かったです
特に第5形態について、あそこまで詳細作りこまれているとは思い
ませんでした。

冒頭の牧博士の失踪と繋げて考える事もできますし、そのあたり
今日のオンエアで確かめたいです

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さい芸、蜷川さんメモリアルコーナー

さい芸、蜷川さんメモリアルコーナー
この除幕式の前日に行ったのですが、やっと写真を撮りました

「タイモン〜」の稽古場の演出家席には写真が飾られているそうですが
なんだかやはり寂しいですね

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2017.11.11

さいたまシェイクスピアシリーズのこれから先。

某所で某松岡先生と某河合先生がツルンと未発表情報をお話しに
なってしまい、スタッフが慌てること慌てること(笑)

と言う事で、標記の件についてはちょっとだけお聞きしましたが
聞いてない事になっております(^O^)

まああと4作しかない以上、順列組み合わせは24パターンしか
ない訳なんですが。

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「悲劇喜劇」11月号

巻頭はチェーホフ特集
蒼井さん、ケラさんインタビューにラスト「桜の園」の期待値アップ

そして連載劇評にようやく「子午線の祀り」
萬斎さんならではの演出、と共に、「髪に電流が走った様な」「まさに
戦の神」「確かに頼朝に警戒させる」「あの声は素晴らしい」と
成河くん義経絶賛にニヤニヤ。
ラストに「ボレロ」の幕切れ入れても…には激しい同意!

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2017.11.10

「ジ・アート・オブ・シンゴジラ」

「ジ・アート・オブ・シンゴジラ」
「ジ・アート・オブ・シンゴジラ」
「ジ・アート・オブ・シンゴジラ」
台本付きの超分厚い「シンゴジラ」本です。
自立する厚みは最早事典ですね


モーションキャプチャー詳細など本編も勿論面白いのですが、やはり
台本が凄い。
とにかく配役ページが終わらない(笑)
そして見ているだけでは説明のないキャストも、一人一人の役名、
肩書きなどが明記されていて、やっと小久保寿人くんの役柄を把握
できました。

しかし何より面白かったのが配役ページの最後、一人一ページで
中央にガンッと鎮座ましますのが、

  ゴジラ 野村萬斎
の一行でした。

凄いですね

配役なんですね(笑)

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「ヘンリー5世」全キャスト&スケジュール決定

新国立劇場サイトに「ヘンリー五世」キャスト&スケジュールが
アップされました

スケジュールを見る限り、「六世」「四世」と違って今回は1部
2部3部といった区分けが不要な通常の範囲の長さのようです(笑)

さて「〜六世」は新国立が、「〜四世」はさいたま版がそれぞれ先攻で
2劇場版が上演され、随分劇場に入り浸ったものですが(笑)、(特に
「〜六世」は数ヶ月差で「競演」)いよいよ物語は「〜五世」へ。

今回は新国立版が先攻で来年5月上演だそうです。

パパから王位を受け継いだハル、改めヘンリー五世を描き、これが
「ヘンリー六世」に繋がる訳で、新国立版は五世と六世親子ともに
浦井くんが演じる繋がりかた。
となると後攻となるさいたま版、やはり「〜四世」でハルを演じて
いた松坂くんで「〜五世」を見てみたいところですが、朝ドラはじめ
映像で忙しいだけに、そうなるとちょっと先になりそうな…

キャストで言えば、これまでさいたま版メンバーだった横田さんが
新国立版へ初登場(そもそも新国立版は文学座員多め)、逆に新国立
版レギュラーだった今井さんがおられません

更に言えば、新国立版に中嶋しゅうさんのお名前がないのは本当に
残念でなりません。

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2017.11.09

彩の国シェイクスピア講座 『タイトル:『アテネのタイモン』のほつれ 」

 講師 河合祥一郎先生

時間前についたつもりが、河合先生がすでに何かの朗読をされていて
あれ?時間間違えたか?とびっくりしましたが、そうでは
なかったようでほっとしました

こういう事前連続講座はたぶんSSSでは初めて。
まあこれまでの作品に比べて(「尺尺」と同等くらいか)格段に
知名度も低いし、戯曲買ったところで予備知識なしで見るのは
なかなか不安だったので、本当にありがたいです
しかも無料だし(ここ重要)

本来は河合先生おひとりのはずが、客席に松岡先生が
おいでになり(最初数分河合先生気づかずに「次回松岡先生の
回は質問する時間もないほど盛り上がると思うので」とか
松岡先生のお話をされ、さらに、「まだ今回の松岡
先生の訳を入手していないので、従来の(小田嶋?)訳で
進めます」とPPTで話をされていたのですが、途中から
壇上に上がられた松岡先生から
「このあいだ『ほぼ日』の打ち合わせの時に翻訳お渡し
したのに・・」と言われ、河合先生「最初からやり直し
たい!」とおっしゃってましたね

話はかなり多岐にわたったのですが、ざっくりテーマごとに
まとめました

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2017.11.08

戯曲リーディングに内田くんと堅山くん

全体像を今ひとつ把握できてないのですが、どうやらアラブ文化の
理解のための一連のイベントの一環の戯曲リーディングのようです

日程が合えば、是非蜷川さん「リチャード二世」のリチャードと
ボリングブルックの美声再びですが、2日2回公演はキビシイ

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筧さんが信長役!

古館さんが歴史を実況すると言う、変化球ドラマだそうですが、
それにしてもまさか筧さんが信長をなさる日がくるとは!
いま明治座では寺田屋の主人、BSの池波ドラマでは二宮尊徳、別の
歴史バラエティでは勝海舟と、「直虎」以降、このところ筧さんは
時代劇への出演が続いています
と言うか、しばらくテレビも映画も、舞台からも遠ざかっていらした
ので、長年のファンとしては嬉しい限りです

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2017.11.05

大山が「ゴジラ」でイベント

大山が「ゴジラ」でイベント
大山、と言っても阿武利神社の方なので、簡単に行ける訳ではない
ですが、笑うのはゴジラの背鰭?型のプレートディッシュ。
ちょっと実物を見てみたいです(笑)

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「散歩する侵略者」を観る

シアタートラム
前川知大さんの戯曲・演出作は実は意識してはいないのですが、
「奇ッ怪」シリーズからチーム申の「狭き門より入れ」、蜷川さん
演出の「太陽2068」、歌舞伎の「空ヲ刻ム者」まで比較的見ていま
すが、イキウメ本体公演を観るのは初めて。
今作は今年映画にもなりましたし、Septから先行予約枚数制限や、
追加公演の案内がくるので凄い人気らしい事に興味を持って予約
した、と言う、なんとも不届きな理由で観る事にしたのですが(苦笑)
その人気も納得できる緊張感が2時間10分ノンストップ持続する
かなり息苦しいまてに濃密な芝居でした。

概念を奪う侵略者たちは町を混乱に陥れるが、なぜこの町なのか、
なぜ概念を奪うのかは私には不明。
更に信治は人格を乗っ取った当初にはまさに「宇宙人」だったのが、
奪った概念でどんどん人間らしく、感情を持っていくのが皮肉。
最終的には互いに持っている必要がある「愛」と言う概念を鳴海
から奪い、更に人間らしくなるが、鳴海はその信治の感情を理解
できず、信治は得た事の代償に苛まれれると言うラストはオー・
ヘンリーの「賢者の贈り物」のようで、SFの形をかりながら人間
らしさとはを問うのが主題に感じました

ちなみにこのシーンでは客席のあちこちから啜り泣きが聞こえて
きましたが、私はピリピリした緊張感が抜けず、涙どころではあり
ませんでした(苦笑)

役者さんはみなさん見事でしたが、海役で客演された内田慈さんが
いつもながら繊細なお芝居で劇団員に馴染んでの熱演されていたのが
印象に残りました

また、中学生役の役者さんの。あの粘着質は芝居と判っていても
イライラして振りほどきたくなるインパクトがあり、ジャーナリスト
役の役者さんは緩急自在さが見事でした。

映画にすると、起きた事柄にフォ〜カスして、ホラーやオカルトに
なっていそうなので(監督か黒沢清さんですし)これ以上怖いのは
勘弁ですが(笑)、確かに舞台がここまで再演を繰り返すだけの理由が
あることは理解できた気がしました。

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2017.11.02

「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」を観る

「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」を観る
世田谷パブリックシアター
さすがシスカン、と言うか、シスカンにしても、よくこの二人の
スケジュールを押さえたなぁと感心の「ロズギル」です。

私の「ロズギル」体験は、浅野さんと石橋さんの下北沢のでの二人
芝居だけで、実はちゃんとした?スタイルで観るのは初めてでしたが、
実に上手く「ハムレット」のオリジナルのセリフたちを取り込み
ながら、「ゴドー」そっくりに、そして死に向かって直進するさまが、
シュールかつブラックに展開し、ストッパードさんの作劇の醍醐味を
味わわせて頂きました

ただ、1幕38分、2幕50分、3幕42分と3幕にそれぞれ10分休憩を入れて
細切れにしたのは意図不明。
戯曲の指定なのかも知れませんが、通しても2時間ちょっとなのに、
休憩はせっかくの集中力と二人の絶妙なテンポを削ぐ感じがしましたが。

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2017.11.01

「BORDER」は「花髑髏」でしたね

小栗くんと洋くん共演にキャーキャー行ってましたが、小栗くん、
青木くん、古田さんと揃ったら、「花髑髏」でした。
成河くんが出てなかったので最初気がつきませんでした(笑)

車で移動するアヤシゲな人たちとか、「SP」臭がしました。
ドラマ自体は個人的には今ひとつ乗りきれず…

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キャスト表をちゃんと見ておけば良かったと反省。

9月に見に行った「風髑髏」。
今頃になって、髑髏党の一味、宮毘羅の猛突役で、さいたまネクスト
シアターの松田慎也くんが出演していた事に気づき、開演前に配布
されたキャスト表に目を通さなかったのを猛烈に後悔しています。

勿論舞台を見ているので、見ていた事は間違いないのですが、判って
見ているのと、そうでないのとでは全然違う訳で、パブリック
ビューイングも終わっているし、あとは円盤化されるのを待つしか
ありません
あの体格ですから、格好良かった筈で、かえすがえすも惜しい事を
しました

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