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2018.02.18

「シャンハイムーン」(初日)を観る

「シャンハイムーン」(初日)を観る
久しぶりに世田谷パブリックシアター主劇場。

一幕はあまりストーリーが展開せず、どうなるのかちょっと予想が
つきませんでしたが(「箱根富士屋ホテル」をちょっと思い出し
ました)、2幕は、耳と口の話、そして山崎一さん演じる須藤と
萬斎さんの魯迅のやりとりを中心に滲みる物語でした。

萬斎さんは、今回もちょっとした異分子役でしたが、どちらかと
言うと受けの芝居でしたし、物語が完全な群像劇で、特に後半は
設定上、セリフを制限されていましたし、多分意識してと思いますが、
背筋をのばさない、とか、声を張らないとか、いわば得意技を封じて
演じられていて、いつもより柔らかいし、これまでとはずいぶん違う
雰囲気でした。

広末さんを舞台で観るのは15年ぶり。
いまはなき青山劇場での、つかさんの、一つでも膨大なセリフ量の
2芝居「幕末純情伝」と「飛龍伝」を同じキャストが日替わりで
演じると言う、どう考えてもグレイシーなプロジェクトで、ザ・つか
役者の筧さんとダブル主演を張った芝居を見たタイトルが「つか
こうへいダブルス2003」だったからはっきり覚えているのですが、
その時とさほど印象が変わらないのはびっくりするほどでしたし、
井上さん芝居で萬斎さんの相手役で拝見することになったのも新鮮
でした。

「こまつ座」座付き役者、の辻さんはいつもながらの達者ぶり、
鷲尾さんも、若い土屋さんも安心して見ていられましたが、やはり
特筆すべきは山崎一さん。
魯迅に健康の大切さを訴える場面では本当に目を真っ赤にされて
いましたし、本当に聞き入り、見入る素晴らしいお芝居でした。

完全にフラットなワンセット、ワンシチュエーション芝居のため、
多分2階3階からでも違和感なく見られるとは思いますが、「子午線の
祀り」のように、上から見てこそのダイナミズム、はあまりないので
多分一階席真ん中あたりから(前過ぎると奥の芝居が却って見え
づらそう)がおすすめな気がしました。

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