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2018.10.04

「秀山祭九月大歌舞伎」(昼の部)(1)「金閣寺」を観る

体調良くなく、感想アップが月を跨いでしまいました

昼は「河内山」が眼目で行ったのですが、「金閣寺」も予想以上に
よくて、久しぶりに「歌舞伎みた〜〜」と思いました

そうは言っても配役のバランスは結構微妙。
松緑さんの弾正に、梅玉さんの木下はどうなんですかね
この前後の話がどうなっているかにもよるのだと思いますが史実的
には弾正が30近く年上、のはず。
そしてそれに引っ張られて弥十郎さんが正清で、亀蔵くんが鬼藤太。
亀蔵くんに至っては絶対キャラじゃない配役。

それに何より、福助さんの復帰がこの公演というのも不思議。
闘病前の福助さんは、血縁関係もあって中村屋によく座組みされて
いましたし、弟さんは演舞場でシェイクスピアだし、来月の勘三郎
さん追善とかのほうがすんなりくる気もしましたが、
そのあたりもいろいろ「大人の事情」があるのかもしれません

まずは松緑さんの弾正
最近見た役の中では出色の出来でした
油断すると悪癖の語尾のひょろひょろが出てましたが
顔の仕上がりといい、かなり頑張っていました
梅玉さんの木下が、捌き役の爽やかさも年齢を感じさせない
軽やかな動きもまたものすごくよかったです

児太郎くん雪姫。
以前パパがやった時は、ご希望か、たまたまか、落ちてくる
桜花が風情なく「ドサッ」「バサッ」と落ちてきて、いい場面なのに
客席からうっすら笑いが出たことがあって、ご子息はどうかなと
思っていましたが、やっぱり「ややドサ」で(笑)、確かに鼠描ける
くらいにないとはダメとはいえ、もう少しなんかテクノロジーで
ゆるゆるはらはら落とす工夫できないんですかね

とは言うものの、良かったです
パパ復帰で気合が入ったのもあるでしょうし、ここ数年色々な役
(「マハーバーラタ」で象に乗って出てくるお姫様とか、結構振り
切ったのも多いけど)で「あ、児太郎くんだ」と思う役が増えて
いたのですが、これでやっと一つ山を登った感じがします
インパクトのある松緑さんとのバランスも良かったですし
で、いよいよ福助パパですが、まだ動きもぎこちないですが、お声に
張りもあったし、あとは舞台に出ながらリハビリ
でしょうか。

良い舞台でした

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