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2018.10.14

「国立劇場十月歌舞伎公演〜通し狂言 平家女護島」を観る

「国立劇場十月歌舞伎公演〜通し狂言 平家女護島」を観る
先月の歌舞伎座「俊寛」から繋がりで取ってしまった「俊寛」の
前後付き「通し」ですが、本当はまださらに間にエピがあるとか。
そう言うレア場面、時々は見てみたいですが。
国立なんだし。

「六波羅」は芝翫さん清盛と、孝太郎さん東屋、橋之助くん能登守

先月、新橋でムーア将軍に扮してシェイクスピアの長台詞を聞かせて
いた方が翌月には清盛と俊寛2役を普通にやっている訳で、冷静に
考えたら一俳優がシェイクスピア一作主演だけでも大変な筈なのに、
やはり歌舞伎役者さんてかなり特殊能力の持ち主です。

清盛の方は押し出しは◎、迫力が意外に少な目は、中の方のお人柄
でしょうか。
幕切れは橋之助、福之助兄弟でしたが、やはり国立大劇場の空間を
この二人では、健闘はしてましたが、やはりちょっとキツかったかと

しかし、師直さんと言い、弾正さんと言い、歌舞伎にはパワハラ&
セクハラ親父多いな(笑)

俊寛の方の芝翫さんは年齢相応に枯れてなく、演じる感情もリアルで
かなり生々しかったです
まあ、先月の吉右衛門さんを観た後なので尚更ですが。
敷名浦はどうも生身の人間がやるのはちょっとモヤモヤしました。

東屋の生霊感とか、法皇を水中に引きずり込む表現とか、そして
大活躍の千鳥ですが、身の細い新悟くんを以てしてもやはり重力には
勝てないですね(当たり前か)
「廿四孝」の「奥庭」と同様、そこはやはり動きも自由自在、姿も
変幻自在の文楽人形が有利と実感しました

何より最後の清盛のぶっかえり、自らの本性が顕れたり、性格が
変わることを示すもので、これは外からの(念)力ですし、通説的
には熱病だったりするので、ぶっかえりが表現としてあっている
のか、ちょっと微妙な気がしました

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