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2018.11.14

KAAT「セールスマンの死」を観る

KAAT「セールスマンの死」を観る
珍しく2ヶ月連続神奈川芸術劇場。
ザ・新劇なイメージの強いミラーの、70年ほど前の作品ですが、
労働者の高齢化、最新テクノロジーからのデジタルデバイド問題
家族の個単位化に伴う空き家(確定)問題など、当時意識されて
いたかわかりませんが、現代が抱える問題が次々提示され、全く
違和感なくいまに繋がる普遍性が長塚さん演出で改めて確認できた
上演でした。

主人公の風間さんも喜怒哀楽全体量凄くて見事でしたが、息子役の
山内さんがもっとすごかった。

一幕ではあまり活躍がなく、何で山内さんがわざわざキャスティング
されたのかしらと思っていたのですが、2幕の風間さんとのシーンで
一気に全部持って行かれました

いつもはもうちょっとずらしを持ってくるのが山内さん流ですが
今回は直球勝負、で、親立場から胸を突かれた人もいれば、子の立場
から、あるあると思った人もいたことでしょう、近くの客席からは
すすり泣く声が聞こえてきました

エドワード役の役者さん、二代目社長役の伊達さんは勿論、「2時間
ドラマの人」と思っていた片平さんも独特の存在感でしたし、隣人
役の大谷さん、主人公の幻想でしかないけれど影響の大きい兄役の
村田さんもそれぞれ印象が強かったです

今回セットが二階建てになっていて、二階での芝居自体は少ない
ものの、全体を俯瞰できるので2階席で正解でした。
客席もいつもよりかなり少ない印象で(客席両翼狭めた?)ドラマの
密度が薄まらなかったのも良かったですし、意外に2階席もお勧め
です。

山内さん、何かしら演劇賞取るのではないかしら

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