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2018.11.29

NTL「ヤングマルクス」を観る

やはり外国人観客が多めですね
「前説」は別項にて触れましたので、本編について。
髭もじゃの気難しそうな大思想家になる、まだ以前の、ドイツから
移住してきて、異国&異文化のイギリスに慣れず、金欠で周りに
ちょっと迷惑だけどほっとけない中年?マルクスの日々をコミカルに、
しかし時にザクッと深く描いていました。
奥さんの家宝?を質入れする、煙突に隠れたのところを燻される、
逮捕される、メイドに手を出す、それを友達に押しつける、図書館で
騒ぐ(ついでにダーウィン博士に「種の起源」ワードを提供する?)
あれもこれも、まあ、近くにいると単なるトラブルメーカーなのに
みなさん彼の才能と天性の愛嬌に惹かれてあれこれ手助けしてしまう
訳ですが、みながら、いや、この有名人のブレイク前の、しかも
異郷の地での異文化あるあるをユーモアとヒューマニティを込めた
偉人メイキング的な物語は見たことがあるぞ、と思ったら、どちらも
萬斎さん主演なのが観劇バリエーションの狭さですが、三谷さんに
よる「ベッジ・パードン」と、井上さんによる「シャンハイ・ムーン」
でした。
特に「ベッジ〜」は舞台がロンドンと言うあたりも似ていて、古今
東西、作家は偉人の若い頃の苦労譚が好きなのかも知れません

立方体箱セットをぐるぐる回し、常に正方形を対角線で区切った
半分を、対角線でない頂点を客席側に置いた、二等辺三角形をアクト
スペースにし、さらに屋上も屋根としてプレイスペースに使うやり
方は、スケールは違いますが、ケント版「ハムレット」的で、これも
ちょっと「!」でした

キニアさんはやはり天才で、とにかく凄かったですが、観ながら
これをできる日本の役者って誰かいるかしらと考えてしまいました。

それにしても掲示の出ていた「プロイセン」→「プロセイン」の
一括大量間違いをはじめ、相変わらず字幕にやたらと初歩的誤変換
誤字が多いのが気になるところ。
新作はともかく、シェイクスピアくらいは翻訳者に事前チェック
してもらえないのかと、次回「シーザー」を前に気になるところです

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