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2019.01.19

「罪と罰」を観る

「罪と罰」を観る
シアターコクーン
「民衆の敵」に続く、近代戯曲の海外演出家シリーズ。
正直、登場人物の名前が難解で人間関係も複雑なロシア文学は本当に
読んでおらず、「アンナ・カレーニナ」は映画で、「カラマーゾフの
兄弟」は、鋼太郎さんのドラマブレイクきっかけになった深夜の
翻案ドラマでそれぞれ初めてストーリーを理解した体たらく。
この「罪と罰」も例外ではなく、今回観てようやくとにかく粗筋は
理解しました
「とにかく」と言うのは、まず全く説明されない人間関係はロビー
配布のチラシなしには理解不能な上に(見ても判りづらかった)、
ロシア文学には宗教に根差した表現、行動が非常に多く、そちらの
知識に乏しい人間には、かなりちんぷんかんぷんで、理解できない
ままになった箇所があったはず。
今回は外国人演出家のため、殊更観客に理解させようとかしてない
可能性もかなりあって(人物の担ぎ上げ方くらいはわかりましたが)
完全理解できていない自信は(笑)あります

こうなると深く作品を理解する、と言うより、俳優の身体、キャラ
クターを楽しむ方に見方はシフトしますが、今回はそれにはうって
つけの腕利き俳優さんが勢揃い。
しかも麻実さん、勝村さん、松田さくん、立石さん、富岡さんと、
蜷川さんを思い出してしまう役者さんたちも多く、コクーンだし、
ロシアものなので、特に勝村さん、麻実さん、富岡さんは「コースト
オブユートピア」を思い出していました

勝村さんはコロンボ的にしつこく、三浦くん演じるロージャを
追い詰める嫌らしさがさすがでしたし(テレビのヘタレキャラは
勝村さんの仮の姿(笑))、麻実さんはガサツな中にも品がある、
「ザ・麻実れい」、そして松田くんは苦境(自ら招いたとは言え)に
あえぐロージャをどこまでも大きな体と心で支えるラズミーヒン
あのクマさんみたいな感じが(笑)魅力的でした

立石さんの役は、ロージャの母と、ロージャが殺してしまう質屋の
未亡人と言う2役だったのですが、ビジュアル的にあまり違いが
なく、母親を殺したのか、死んだ筈の母親がなんで喋っているのか
混乱してたりはしました(笑)

で、三浦くんですが、同じ年代の松坂くんに比べると、ちょっと
影がある感じがしましたが、長身ビジュアルが舞台に映えていました
まあ主人公にしては線の細さが気になりましたが、何回も失神する
身体能力?が凄いと思いました

芝居として面白かったかと言うとちょっと微妙でしたが、舞台と
しては興味深かったです。

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