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2019.02.10

映画「マスカレードホテル」を見る

原作は既読でしたが、豪華なキャストで映画になると、やはり印象は
少し変わりますし、別の面白さがありますね

東野作品の映画化はこれまでも「容疑者Xの献身」も「麒麟の翼」も
「祈りの幕が下りるまで」も、比較的原作イメージに近い映像に
なっていたので安心して見られたのですがが、今回も細部に違いは
ありましたが、違和感はあまりなし。
そもそも東野作品が映像化向きなのかも知れません。
映像としてはタイトルバック、ホテルの外観やロビーのレイアウト
などシンメトリーが意識され、画面全体に客観性があり、ホテルが
舞台と言う事でクラシックかつ安定感がありました。
それなりに役者さんにズームするカットも多かったですが、何しろ
こちらは直前に「ザ・顔芸」「アップの合間に引きのシーンが挟まる」
くらいな勢いの「七つの会議」を見ているため、物凄くオーソ
ドックスに見えました(笑)

因みにちょっとずれ公開の「七つの会議」と「マスカレードホテル」、
どちらも東宝配給ですが、「七つの会議」が「日曜劇場」の世界
なら、こちらは「HERO」のキャストとスタッフが勢揃い、つまり
これはTBSとCXがそれぞれの看板番組フォーマットを映画に持ち
込んでの「場外乱闘」(笑)
いずれもキャストを番組に出演させてのミエミエ番宣も大量投入
萬斎さんも木村さんも「?」と言うようなバラエティに怒涛露出で
びっくりしました。

閑話休題。

ともあれ、映画はうまく進みますが、そもそも前半は読者(観客)を
ミスリードする仕掛けなので(東野さんのミステリーでは常套手段)
たくさん贅沢にゲストが登場し、あれあれ言う間に全退場(笑)しま
すが、小さいエピソードがラストに繋がっていくところを曖昧に
せずうまく消化させる脚本と監督の技、俳優のアンサンブルが
良かったです
つまり、これ木村さん主演ですが、仕上がりはいわゆる「グランド
ホテル形式」にうまく寄せてて、それぞれのファンも納得する気が
しました。

個人的には原作ではロビーはもう少し広いイメージがあったのと
ちょっとセットが「マジックアワー」に似て見えて、もう少し違って
いても、とは思いましたが、パッケージとしては面白かったです

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