« 「エリザ」チラシがない、もしくは出し惜しみ?(笑) | トップページ | 「三月大歌舞伎」(昼の部)を観る »

2019.03.17

久しぶりに「子午線の祀り」録画を見る

日々成河さん漬け状態
最早、中毒ですね(笑)

そして散々ゲキシネ「花髑髏」を見てからこれを見ると、この20日
くらい前まで豊洲で「信長の御霊」だった方は、やはり焼け落ちる
城から見事逃げ延び、平安時代の義経に転生して三軒茶屋に降臨
しているように見えて仕方ありません(違う)

出演者の贔屓はともかく、久しぶりにに見るとやっぱり面白いです。
一つ前のプロダクションであんなに寝たのが嘘のよう(笑)
芸術監督殿の演出、お見事です。

通常、源平話は「判官贔屓」と言うように、義経側に立ち、悲劇の
武将として描かれる物が多い中、1幕はほぼ知盛サイドに事情を
語らせた(芸術監督どのが平家方の役なので、当然贔屓がちになる)
挙句、
徐に登場するや、伝統(常識)をひっくり返し、既成概念を覆して
ディフェンディングチャンピオン平家を易々と追い詰めていく義経
には、爽やかさよりは狡さを、目的の為に手段を選ばない冷徹さと
(なんか天魔について語ってるみたい)同時に天才にありがちな
楽天的自己中心さに、先の歴史を知っている観客からだけが判る
危うさと生き急ぐ悲劇フラグが一層明確に見えました
また同時に、知盛、義経だけでなく、民部、梶原、宗盛ら先頭に
立つ役割のキャラクターほど、その行動原理がバラバラで、寧ろ、
弁慶はじめ、それぞれの配下の人たちの方が、役割や忠誠心と言う
真っ当な動機で動いているのが皮肉です。

これだけの顔ぶれをまた揃えるのは難しいとは思いますが、芸術監督
殿、オリンピックが終わったら、またこう言う手のかかる新作を
やって欲しいです。

|

« 「エリザ」チラシがない、もしくは出し惜しみ?(笑) | トップページ | 「三月大歌舞伎」(昼の部)を観る »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 「エリザ」チラシがない、もしくは出し惜しみ?(笑) | トップページ | 「三月大歌舞伎」(昼の部)を観る »