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2019.03.12

「三月大歌舞伎」(夜の部/偶数日)を観る

夜の部の偶数日で「弁天」は猿之助さん弁天、幸四郎さん南郷、
猿弥さん清次。

その前に「盛綱陣屋」二度目。
一週間経つとさすがに皆さまスルスルとセリフが出て(笑)動きも
時間差にならなくなるので見ていて安心、左團次さんが格好よく
なってました(笑)、
ミニ御曹司コンビがひたすら可愛いですが、やはり仁左衛門さんの
首実検の顔(腹)で全てを語る芝居が素敵すぎ。
特に高綱の首すり替え確認してのニヤリ、更に小四郎の行動の、
高綱の真の狙いを悟っての覚悟の一連は下に心の声を付けて動画を
アップしたら、歌舞伎を知らない人にも仁左衛門さんの素晴らしさが
判って貰える気がします。
いや寧ろ、シチュエーション説明して、動きに各自セリフを付けて
もらうでも、きっとかなり正しく伝わるはず。

但し微妙さんと小四郎の一連のところだけ、どうも緊張感が切れて
二度共に意識飛んだのが残念ですが。

そう言えば米吉くんが四天王に紛れていて(笑)いるのですが、顔が
全然違うので驚きます。
ゆくゆく演じるはずの篝火とかの役を見ているのかなぁ…
ともあれこれは衛星放送オンエアされたら絶対保存版決定です。

「弁天」
猿之助さん弁天。
正直、あまり…
くどい
とにかくくどい。
全てがくどくて、メリハリなく押しまくりで単調。
セリフに「寺島」そして「菊之助」と入り、江戸の粋と幕末の倒錯、
煙管を始めとするあらゆる工夫された所作を造りあげた音羽屋さん、
と言うか、菊五郎家の財産である、美学を表現するのでなく、ただ
自身の高い技量を使って、やりたいように解釈してやるだけの
「猿之助流」にしか見えませんでした。

基本頭が良すぎる役者さんですから、色々試したくなるのかも。

それに、売り物?のスクランブルキャストも、あまり効果は出て
いない気もしました。

幸四郎さんの南郷は予想通り(笑)身顕しの前から武張りすぎ。
二枚目でやる役ではないかと。
猿弥さんの鳶頭は南郷よりしっくり
そう言えば猿之助さん鳶頭の時、最初の出で半纏羽織ってなくて
二回目は羽織っていたので、そう言う段取りだったかしらと思い
ましたが、今回猿弥さんは最初から羽織っていたので、何か手違い
だったのかも。

そして白鸚さんの駄右衛門ですが、ぶわんぶわんと隠った声で唸る
ため、セリフ全然聞き取れず…
鷹之資くん久しぶりに見ましたが、踊り程は精彩を感じないですね
残念。

「勢揃い」にはに亀鶴、赤星に笑也さんと揃いましたが、笑也さんが
意外にフツーでした。

ん〜やっぱり普通の「弁天」見たかった。

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