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2019.04.10

「BLUE/ORANGE」を観る(2回目)


2回目は前回と反対サイドで、ブルースがオレンジの皮を食べ始めの
無表情からラストの一撃の、泣きそうな笑いまでがしっかり見られ
ました
また、ドア寄りだったため、キャストの出入り(たいていどたばた)が
間近に見られ
かなり新鮮でした

前回はかなりブルース余裕の逆転勝ちに見えたのですが、今回は
ロバート先生余裕綽々終始優勢、ブルース徳俵で何とか持ちこた
えての、うっちゃり辛うじての判定勝ちな印象。

仕事の評価を自分へのものを分けて考えられないブルースの感覚、
更には土壇場で二度にロバートに裏切られた悔しさは、師と仰いで
いた上司に「嫌い」とまでは言われませんでしたが、かなり身も蓋も
なくバッサリな一言と共に異動を言われた苦い経験があるので、
身にしみました。

症状があって入院しているはずのクリストファーが、大人2人の
分裂した意見に「おかしくなりそうだ」と言うセリフが最大の
皮肉ですね

ちょっとずつ分かりにくい固有名刺は省略の方向?
今回は、カンタベリー大司教、がありませんでした

また、トークとか聞けば解るのかも知れませんが、クリストファーの
フルーツスタンドについて、ブルースが口にだすのも嫌だ、住宅街
でやっていたら大変だった、と言うのが「比喩」(この芝居のキー
ワードの一つ)なのか、何か反社会的行為の隠語なのか不明ですが
その行為についてロバートは完全スルーなので重要度は不明なまま
でした
ブルースもなかなか闇を抱えてましたが、ロバートは文化的背景に
配慮すべきと言いながら、レゲエだの何だのと言うくらいなので
多分本当は無関心なんでしょうね

「禁煙ですよ」とブルースがロバートをたしなめながら指差す、
劇場の本物の「禁煙」掲示もですが、その下にあるオレンジと青
(緑)のバネルランプも多分本物?

白い明るいライトの元、ずっとお洒落なクラシックが鳴っている
ドアの外(外界)が、いざクリストファーが退院するとなった時、
いきなりライトはブルーになり、音楽は嵐のようなノイズになる、
そんな照明や音楽の使い方も効果的でした

久し振りに「芝居らしい芝居」を見た気がしています

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