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2019.05.30

「CITY」を観る

さいたま芸術劇場(大劇場)

晩年の蜷川さんと交流のあった藤田さんですが、作品を拝見するのは
初めてでした。
高萩さん、河合先生と、お馴染みのお顔をお見かけしました

NHK関東ローカルで密着取材をやっていた録画を後から見ましたが
事前に見てからのほうが、僅かでももう少し理解できたかも(笑)

シーンに合わせて動き続ける白い壁、繰り返される動きとセリフ、
白基調の衣装に写し出される様々なプロジェクションマッピング的な
色や模様はスタイリッシュでしたし、事の境目が微妙になってくる
感じとか、無表情、モノクロの感じ、繰り返し、幾何学さは、
大好きなエッシャーっぽかったです

ただ、マンションや高層ビルといった無機物、窓や扉、ガラス、
鏡と反射するものに囲まれ、毎日会う人の名前も知らない、内田
くん演じる「コレクター」のような人物が隣に暮らしているのかもと
言う漠然とした不安を「CITY」と銘打ってこうして物語にするのは
然程目新しさはなく、プロトタイプと言うか、寧ろ古風な、今更な
切り口だったので、逆にびっくりしました。

見た目は自然に溢れた場所にも、今はインターネットはじめデジ
タルが浸透していて、そこでは同等に世界に繋がっていることとか
には目を向けないで、見た目だけでラベルを貼るのは、見(え)る
範囲を狭めているようにも感じました

そもそも「CITY」は人間と言う最大の有機物が密集している場所
ですし、お盆や正月があれだけ帰省ラッシュになり、東京の人口が
少なくなる事でも明らかなように、構成している中には、例えば
出身地を叫んだコレクターのように、自分を「CITY」とは別の
カテゴリーに属していると思っている人たちがたくさん含まれて
いる、いや、まさにそう言う人が「CITY」を形づくっているのは
どう捉えるのかなぁと思い続けた1時間45分でした

「マクベス」以来久しぶりに舞台を観る柳楽くんの多様で、自由
自在な感じは魅力的でしたし、今の舞台は、ステアラもでしたが、
デジタルによる背景はじめ美術が大きな意味や効果をもたらして
いる事を実感しました

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菅田「カリギュラ」、メイン配役発表

菅田くんカリギュラだけ発表の時点でさえ魅力的だったのに、他の
メイン配役がまた素敵すぎ。

小栗くん版で若村さんが演じたセゾニアが秋山菜津子さんで、横田
さんが演じたエリコンが谷田さんだとか。
因みに、2014年「ネクスト」版では内田カリギュラに小久保エリコン
川口ケレアと言う、これも絶妙な配役でした

チケット取れるかな…

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2019.05.26

「ハムレット」を観る

Hamlet05

シアターコクーン
最近、サイドのMLやMRでばかりで、久しぶりに1階、正面席に座り
ましたが、やはり見やすいですね、当たり前ですが(笑)

外国人演出家による「ハムレット」は、ジョナサン・ケント(萬斎
さん主演)、ジョン・ケアード(内野さん主演)、に続いて多分
3回目(NTLでロニー・キニア版を見てるかも)、確かに明らかに
日本人演出家はやらない仕掛けがてんこ盛りでした

まず、結構な勢いでの細かいセリフカット。
お馴染みな河合先生訳なので、カット部分がだいたい解りましたが
イギリス人演出家だからか、墓掘りが、何故ハムレットがイギリスに
送られた?のハムレットの質問に「イギリスなら○○でも目立た
ないから」とディスるところとか、ポローニアスパパがフランスに
帰るレアティーズに、なかなか示唆深い(ポロパパが的はずれな
事を言ってないのはここくらい)海外生活のライフハックを伝授
するシーンとか、ザクザク切ってました。
ラスト前のホレイシオの「デンマーク人よりは寧ろ古代ローマ人に
なりたい」セリフはともかく、満を持して登場したフォーティン
ブラスに「血腥い、人の道に悖る行い、偶然の裁き、意図せぬ
殺人…」と、今まで物語を見てきた観客が、一つ一つあて当たる
場面を振り返らる事ができる的確なセリフもバッサリやられたのは
ホレイシオの客観性、俯瞰性を実感できるところなので、かなり
残念でした

ロズギルコンビのギルを女性が演じたり(最近こう言う男性で演じ
られてきた役を女性がやるのも、NTLの「ジャリアス・シーザー」の
キャシアスとか、最新の「マクベス」とか見ると、結構多い)
第四独白をオフィーリアが聞いているとか(確かに戯曲を見ると
聞いていても無理がない)も面白かったですが、何より、一幕の
幕切れを、劇中劇をクローディアスが止めさせるところではなく、
クローディアスの「懺悔」中にハムレットが「今なら殺れる」と
短剣を振り上げたところで暗転させたのにはびっくりしました。

まさに「さあ、どうなる、ハムレットの復讐は成ったのか?続きは
15分後!」で、おっとここで切るか!でした(笑)

また、ハムレットが常に死を意識している象徴として、両腕にリス
カの跡と包帯を、また第四独白を、ベルトを使って首を吊る仕草を
しながらと言うのもなかなかインパクトがありました。

但し全般的には、国王の継承争いや、国家間の外交問題と言う
壮大な世界観と言うより、父親を殺された三人の息子たちの復讐の
連鎖と、ちっぽけな親のエゴイズムに振り回される子どもたちの
不幸と言う家庭劇的な空気感が強かったでしょうか。
くるくる回るセットの感じとか、幾何学模様でまとめて衣装とか、
ちょっと飛び出す絵本とかトランプ(大統領ではなく、ゲーム)の
ようでした。

岡田くんにあまり国家を背負う王子と言うオーラがなくて、それは
それで演出家の狙う、等身大現代的なハムレットとしてありかとは
思いますが(朝ドラのせいか?)、醸されるものとして、同世代の
松坂くんや浦井くんが同じシェイクスピアで若き王様、特に「五世」を
やっているのと何が違うのかなとちょっと考えました。
少なくとも「五世」の松坂くんと今回の岡田くんハムに違いがあると
すると、それは多分「曲者感」。
映像の岡田くんは、例えば最初に私が岡田くんを認識した映画の
「悪人」のイケメンなのにクズ、と言うキャラもなさってますが
今回はそちらは封印されていて、微妙にマザコンで、微妙にコミュ
力不足で、かなり面倒臭いヤツでした(笑)
いや、岡田くんは全然良かったし、剣の試合シーンとか、若さに
よる安心感とか、ビジュアルの良さは抜群でしたが、この人が王様に
なったら大化けしそう、感は余りせず、かつ猫背でした(笑)

黒木さんのオフィーリアは、儚いと言うより、きちんとした自我を
持っていたが故の、まさに親のエゴに潰された感じが出ていました。

ネクストの竪山くんホレイシオは声よしでしたが、ダサい衣装の
せいで魅力がほぼ殺がれました
「リチャード二世」のボリングブルック、後のヘンリー四世を演じた
役者さんなのに。
なのに…
(そもそも今回の衣装は、個人的にはあまり賛成できない。)
そうそう、個人的には、ホレイシオがハムレットと再会しての
場面は、萬斎さんハムレットと横田ホレイシオの「殿下グルグル」が
完全にインプットされているのですが(ケント版ハムレットあるある)
今回は身長差のせいで(笑)、ハムレットがホレイシオをグルグル
してました(笑)

福井さんクローディアスは随分スロースタートで、ポロパパ刺殺
あたりからやっとエンジンかかった感じ。
もうちょっと瞬間湯沸し器的なのがいいなぁと思うのは、明らかに
私がクローディアスと言うと、鋼太郎さんのイメージが強すぎる
からかもしれません。
「やってしまえ、イングランド!」とかもっと迫力あったらなぁ…

松雪さんのガードルートは、岡田くんハムに対して若すぎじゃない
かと始まる前は思っていましたが、そこは新感線「準団員」(笑)
品性と母性のバランスが絶妙でした。

そうそう、山崎一さん演じるポローニアスが、オフィーリアが書斎に
飛び込んでくる直前、開いて音読しかける本が「ジュリアス・シー
ザー」でしたが、ハムレットが「神殿で死んでんのか」と茶化す
場面を踏まえている訳ですし、オフィーリアのペンダントとか、
そう言う小物遣いは繊細でした

新国立養成所出身の遠山くんも活躍されてましたが、まあ一番勿体
無かったのは、やっぱり村上くんのフォーティンブラス。

小柄で踏ん張って立つ姿がちょっと鉄腕アトム風に可愛い一方で、
目力をあって、声も通り、せっかくなら、ハムレットと張り合う
レアティーズで見たかった!
そもそもセリフが少ない役なので勿体無さ数倍でした。

逆に残念はレアティーズさんですかね…
満島くん、井上芳雄さん、横田さんに、堀くんに伊礼さんと、
オフィーリアを巡ってハムレットと三角関係?と思わせるくらいの
魅力的な釣り合いが必要な役だと思うのですが、今回の方は、年齢か
体格のバランスか、何だか岡田ハムレットに比べて貫禄がありすぎて、
ちょっと…でした。

剣の試合が、オリンピックみたいにフェンシングそのもので、スピー
ディーだった事を始め、セットも含めて動きがあり、奇抜さもあって
刺激的な「ハムレット」でしたし、岡田くんハムレットは、元々
蜷川さんが声をかけていたそうで、蜷川さんではできなかったものの
縁のあるコクーンでできて良かったです。

それにしても、鋼太郎さんクローディアス、篠井さんガードルート
芝のぶさんオフィーリア、横田さんホレイシオ、津嘉山さん先王/
亡霊、品川徹さん司祭、増田さんレアティーズ、壤さんポローニアス
そして萬斎さんハムレットと言うケント版、当時は萬斎さん出演と
言うだけで見ていましたが、キャストの顔ぶれと言い、オールメールと
言う仕掛けと言い、今でも全く違和感ないのは凄いし、このキャストで
もう一度見てみたいと思います
セットはもう少し小ぶりで良いけど(笑)

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2019.05.24

埼京線が1時間以上運転見合わせしても間に合った、さい芸「CITY」

さいたま芸術劇場にとって埼京線は生命線です。

ところが、もう少しで埼京線に乗ろう、て言うところで人身事故で
運転見合せのアナウンス。

振替、迂回誘導のアナウンスもしてましたが、正直、与野本町以外、
滅多に埼玉で他線乗らないので、振替しようと検索はするものの
距離感、便利さ比較できず、結局そのまま埼京線を待ちました

幸い、それからすぐ運転再開し、開演に間に合いましたし、公演も
10分くらい開演を繰り下げていました

しかし、さい芸で埼京線がこれだけ運転見合わせても間に合うなんて
レア中のレア例。

と言うのも、このソワレ回、19時半開演と言う、サラリーマンには
途方もなく有難い遅い開演時間だったのです
こんな遅い開演時間は、
長尺当然のシェイクスピアではまずあり得ず、通常なら30分か下手したら
1時間遅刻するところでした。

内田くん目当てに藤田作品初めて体験した「CITY」は、解ったような
解らないような、でしたが、エンディングが、(「カフカ~」と
被りましたが)シガーロスの「Von」だったのは、やはり藤田さんの
蜷川さんへのオマージュなのでしょう。

作品感想は多分別項

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新国立劇場の秋からの新シリーズ「ことぜん」3作品

Ano

新芸術監督の小川絵梨子さん肝いりの新シリーズは「個と全体」を
略して「ことぜん」がテーマだそうです。

全3本のうち1本目は古典とも言える「どん底」、3本目は、成河
くんと亀田さんによる二人芝居「タージマハールの衛兵」と発表
されていましたが、2本目の「あの出来事」に元ネクストの小久保
寿人くんの出演とのこと。
これは3本とも見る、で決定です。

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2019.05.23

令和版「白い巨塔」始まる

あんなに4月から暫く改元改元、令和令和と言ってましたが、なって
しまうと、意外に目にしないし、「れいわ」と口に出して言ってない
気がします
と言うか、まだあちこちで「平成三十一年○月まで」とか表記を
見ますしね

で、昨日からテレビ朝日で「巨塔」ですが、唐沢財前、江口里見の
前回「平成版」といわれても普通にリアルタイムで見ていた記憶が
鮮やかで、16年ぶりとか言われても全然実感わかないです。

2003年版の大河内先生の品川さんとか、東夫人の高畑さんとかは
多分この作品あたりからテレビでメジャーになった気がしますし、
佃役は歌舞伎役者の孝太郎さんですが、現代もの連続ドラマ出演は
かなりレアでした。

エンディングに流れた「アメイジングプレイス」と、後半の冒頭
(珍しく2クールだった)財前がアウシュビッツを訪れたシーンが
印象に残っています

今回は岡田くん財前に、松山くん里見ですが、一話は人物紹介が
多くてバタバタして終わった感じでしたが、演出はさすが鶴橋さん
ややベタで大時代がかってますが(笑)どのみち話も大仰なので、ですが、
寧ろ余りに深刻ぶるので笑いそうになるのは、「半沢~」に似てる
気もします

しかし主要キャスト全般、大河のイメージ強い人ばかりですね。

岡田くんは官兵衛で、松山くんは清盛でそれぞれタイトルロール
でしたし、小林さんは南渓和尚、寺尾さんは家康、満島さんは今年
天狗倶楽部の吉岡さんで、亀山役の美村さんは、大久保利通夫人、
沢尻さんは来年の濃姫、斉藤工さんも今後「いだてん」ご出演(笑)

前回の品徹さん大河内は「浪速大学の良心」と言う設定でしたが、今回
演じるのが岸部一徳さんとなると、メロンやりとりしていたり、チーム
ドラゴンにこっそり手術してもらってそうに見えて仕方がありません(笑)

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元・トップ娘役女優さんがZipレポーターに

ふと「Zip」の原宿特集を見ていたら、綾瀬はるかさんのような
顔立ちのレポーターさんが映っていて「?」と思っていたら、
元宝塚、花組トップ娘役だった、花乃まりあさんでした。

私が、宝塚出身の女優に気がつく事自体が、我ながら驚きですが、
なにしろわずかな宝塚観劇のほとんどが花組な上に、花乃さんの
綾瀬はるかさん似具合がなかなかなので、記憶に残っていました

しかし、宝塚元トップ娘役さんが、まさか原宿にいるとは、ちょっと
思わないですね

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大河「葵三代」再放送中

SuteKitagawa

これくらい昔のになると、宇津井さんに津川さん、佐藤慶さんに
内藤さんと、キャストに物故者が増えますが、逆にそれでも覚えて
いるくらい、特に昔の大河は有名な俳優さんだらけだったとも言えます

さて写真は「花髑髏」の捨と、カマキリ先生のお若い頃です
当たり前ですが、やっぱり若い(笑)

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2019.05.22

「ジーザス~」コンサート、写真入りチラシ

Jesus_1

文化村で入手

やっと裏面ができ、メインキャストも全員写真入りになりました。

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来年の「ミスサイゴン」キム役キャスト発表

高畑さんは確かに技術高いと思いますが、別にクリスとかエンジ
ニアの力を借りなくても生き延びられそうな気がします(笑)

因みに市村さんがエンジニアとして記者会見に登場されてましたが
市村さん、前回で「エンジ卒業」かと思ってましたが、じゃなかった
んですかね…

と言うか、キム4人にエンジニア1人てことはないはずで、ほかの
エンジニアキャストも気になるところですが。

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今月の「100分で名著」は「平家物語」

講師が能楽師の安田登さんですが、朗読も安田さんと言う贅沢さ

3回目は「滅びの始まり」で、平家の滅亡は勿論、義仲の死亡、
そして義経の躓きも取り上げられ、あの「子午線~」で成河くんと
今井さんがやっていた、梶原と義経の「御大将とは」で口論する
場面と、梶原が小舟で先陣を出し抜こうとする部分が語られて、
夜中に一人で盛り上がりました。
来週は最終回「壇ノ浦」

「子午線~」録画予習復習です

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2019.05.21

「MANSAI◎解体新書 その弍拾九~『発酵』~ジャパンカルチャーと言う文化変容」

いつぞやの回と違って(笑)、定時に開場し、定時に始まり、ほぼ
定時に、久しぶりにちゃんときれいにまとまって、タイトルに添う
落としどころにたどり着いた、安心回、でした(笑)

ダンサー/振付師のTakahiroさん、宮内庁雅楽師の山田さんと言う
二人のゲストと萬斎さんとの息も、話の方向性もうまく噛み合い
ヒヤヒヤはらはらせずに済みました(笑)

ゲストの自己紹介からそれぞれのパフォーマンスと、歴史その客観
的分析があり、また、リズムと身体表現と言う三者が共演して持つ
パフォーマンスについて、互いにリスペクトし、疑問や認識を共有
する事で、歴史の中で地層のように堆積し、少しずつ形を変えながら
継承されていること、位置付けの相違点などが明確に伝わって
きました。

何よりゲストのお二人、それぞれ客観的に自らの立ち位置を理解され
魅力的に伝達する言語化能力に非常に長けておられました。
例えばダンスだけを刺すと、知っているようで4つのジャンルを
定義を持つなど知らずにいたヒップホップについて知ることができ
単なる町の落書きにしか見えないグラフィティにも意味があるなど
初めて知りましたし、全く知らない「坂系」アイドルの曲の振り
付けには、音より言葉の意味から発想したものが込められている
など、ご本人の説明があるとなしでは全然興味度合いが違いました。

また一方メイン顧客の特性から「菊のベール」に覆われてなかなか
知ることのできない雅楽も、「7年かけ、色々な先生によって
たかって教えてもらった」とか「10連休はさる事情で大忙し」で、
「秋には二大ライブが予定されている」など、堅い世界がちょっと
身近になる言い回しは面白く、また山田さんが雅楽師を目指した事に
萬斎さんが関わっていたとか、「萬斎さんもよくご存知の、源博雅
さん作曲の作品は非常に多いので、よろしくお伝え下さい」とか
明治に雅楽師が宮中晩餐会の演奏のために洋楽器も担当するように
なり、そこから洋楽器に転向、近衛氏などのように、日本のオー
ケストラの設立に関わるようになった方がいたとか、信長が多額の
寄進をした事に感謝し、幕には織田木瓜紋をいれてあるなど、
本当に興味深くお聞きしました。

「呂律」に「野暮」「楽屋」など雅楽由来の言葉がたくさんあるの
にも驚きました

また、ダンスのヘッドバンキングと、雅楽の抜頭の共通点、いわゆる
ムーンウォークと摺り足と、雅楽の「還城楽」の類似と言う事で
三人三様、動いてみたり、山田さんによる、洋装での神迎えの
パフォーマンスを暗い中で、萬斎さんとTakahiroさんが小さい声で
話をされているのも何だか随分面白く、最後は山田さんの篳篥に
よる「神送」の演奏にあわせて、萬斎さんとTakahiroさんがパフォー
マンスをされましたが、何だか萬斎さんのは太極拳みたいでした(笑)

惜しむらくは、時代の地層的な堆積へのアプローチの深さに比べて
日本の「大陸のどん詰まり」という特性による地理的アプローチが
萬斎さんの「まとめ」にしか出てこなかった事くらいで、ぜひ今回の
ものは対談として文字化して頂きたい充実した内容でした。

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2019.05.19

国立劇場横の「伝統芸能情報館」の「役者絵の世界Ⅱ」展が凄い!

Yakushae

文楽で長時間座っていたので、帰りに散歩がてら、劇場敷地内の
情報館へ。
正直、いつもは余りたいした展示ではない(失礼)ので、期待せずに
いたのですが、これが予想の遥か斜め上を行く素晴らしさでした。

展示は、幕末から明治を繋ぐ時期の歌舞伎役者たちを描いた浮世絵。

浮世絵展となれば通常、作者や技工、アイデアや意匠がポイントに
なりますが、これは国立劇場がやる「役者絵の世界」ですから、ポイ
ントは描かれた役者と、演目(時期)。
さすが歌舞伎のご本家がやっている展示ですから、一つ一つの解説が
詳しいし、中には、国立劇場の映像ライブラリから同じ場面の写真が
飾られているなどは国立劇場ならでは。

國芳あり、豊国あり、また芝居小屋の賑わいを描いた広重ありと
バラエティに富み、しかも一番特筆すべきは、普通なら軽く700円
くらい入場料取れる内容なのを無料で見せているところ。
さすが国立、これを太っ腹と言わずに何と言うのか(笑)と一人興奮
してました。
眼福。

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「五月文楽公演『妹背山婦女庭訓』(一部)」を観る

Imoseyama

随分前から、作品全体がどうなっているかを観たいと思っていた
「妹背山~」、今月の国立(小劇場)が文楽で、しかも昼夜の
通しで上演、橋本治先生の「浄瑠璃を読もう」の予習で、判らなく
ても大丈夫、と安心して見に行きました(笑)

昼夜通しと気合いの入った分、一部の始まりがいつもより30分早く
10時半から、そして二部の終わりが21時を回る長丁場、チケット代も
いつもよりちょっと上乗せ(笑)

昼をまず見ましたが、流石に長かった!
見取りで上演される有名な「妹山背山の段」も「杉酒屋の段」も
二部に入っているため、昼は初めて見る場面ばかり(登場人物は
何となくお馴染み)で、人形の顔と役はプログラムで確認しながら、
浄瑠璃を字幕とプログラム付録のミニ床本で追うと言う、と言う
スタイルはなかなか大変で、作品を味わうには、一度ではちょっと
難易度高かったです。

どちらかと言うと、そうかとちょっと「お勉強」モードで拝見した
感じでした。

イヤホンガイドも言ってましたが、入鹿が歌舞伎にくらべて若くて
悪いヤツで、橋本先生の本の通り、淡海はイケメンなだけ(笑)

まだお三輪ちゃんも登場せず、入鹿の誕生の秘密もあかされない、
「太宰館の段」までで、残りは後日。
プログラムで復習予習です(笑)

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2019.05.17

千葉市美「メアリー・エインズワース浮世絵コレクション展」へ

Chiba53trugi

蘇我に「花髑髏」を見に行く気になったのは、実はこの千葉市
美術館の浮世絵展とのハシゴができると判ったからでしたが、
いや、それにしても相変わらずコチラの美術館の浮世絵展にはハズレが
絶対ありません

今回は企画展とは言え、外国人コレクションの里帰り展ですので、
そもそものコレクターさんの目利きが凄いと言う事でもありますが
その凄さを、また丁寧な作品解説で、私たちがちゃんと理解できる
ようにして下さっているのは、千葉美のキュレーターさんのお力と
熱意の賜物。

都内で、たくさん宣伝してたくさん客を集める展覧会でも、メインの
作品以外は解説がなくて、展示意図や作品鑑賞ポイントがよくわか
らないままと言う、放置プレイ(笑)な作品が多くてがっかりする事が
多いのとは正反対。

それにしてもこのコレクターさんの初期浮世絵は凄い。
春信の天神絵に、武者絵、近江八景などレア過ぎです。
豊国、国政、清長も美品揃い、そして、北斎もお好きだったようですが、
中でも広重愛は特筆もの。
「五十三次」の「日本橋」や「江戸百」の「大はしあたけの夕立」
「両国花火」は替え版まできっちり揃える心憎さでした。
さらに國芳先生の「大物浦平家亡霊」の海の青さなど、ちょっとの版
ズレなど気にならない美しさでした。

2フロア行き来は不便でしたが足が疲れる程、見惚れました
カタログ買う気満々でしたが、逆に見疲れして止めました(笑)
行けて良かったです

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2019.05.16

中村隼人くん、NHKの時代劇「大富豪同心」で主演

「陽炎の辻」で若様とか、「龍馬伝」で徳川家茂、「八重の桜」で
松平定敬さんとか、少しずつはなさってましたが遂に主演です。

やっぱり萬屋の系譜で、どことなく獅童くんに似てますね。

豪商の孫で、じいちゃんの金の力で同心になった、のんびりした
お坊ちゃま卯之助くんが、金の力と周囲の買い被りのおかげで?
事件を解決するという話ですが、夜も走るのも苦手なら、コネ就職
するのに別に同心でなく、もっと楽な内勤(笑)事務仕事でも良いの
では?とか、思ったりしましたが、まあ、隼人くんの正統お坊ちゃま
具合を愛でるのが正しい鑑賞法でしょう

しかし初回の内容が、江戸三座も絡む役者(つまり歌舞伎役者)
殺人事件で、本物の歌舞伎役者の隼人くんが、同心に扮して、上演
されている、歌舞伎役者さんではない役者さんが演じる歌舞伎の
舞台を見る(説明面倒)図はなかなかシュールでした。

太鼓持ちが新人同心の秘書みたいになっている役の石井さんとの
コンビネーション、稲森さんや竜さん、池内さんに、渡辺いっけい
さんなど脇の役者さんも良いので次回以降も楽しみです

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2019.05.13

ゲキシネ「花髑髏」(10回目)を見る

SogaHanadokuro

遂に「花髑髏」ゲキシネだけで2桁回数突入(笑)

因みに↓の↓のエントリーの最後に書いた「どーする」の答は、
横浜じゃなくて千葉で見る、で解決(笑)

別に千葉に行く心積もりがあって、うまく都合が合ったのと
横浜に比べて席選び放題だったからですが(笑)、席場所の関係も
あるかもしれませんが、多分、これまで「花髑髏」を見た、品川、
新宿、東劇と比べて、映像の発色の良さと、音響が一番良かった
気がします

兵庫の衣装は鮮やかだったし、曼珠沙華や天魔の手指の白さとか(笑)

特に無界屋襲撃の殺陣をやりながらの天魔のセリフは大音量効果
音にかき消されて、なかなか聞こえづらいのですが、今回は完璧
でしたし、極楽の簪の瓔の音も綺麗に聞こえました。

先日、WOWOWで「極」も見ましたが、やはり私は「花」推し。

例の5万円の円盤セット購入、いっとき考えはしましたが結局「花」
しか見ないだろう、なので、WOWOWがゲキシネ版をやってくれる
日を祈ることにします。

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2019.05.12

ステアラ版「メタルマクベス disc1」7月にWOWOWでオンエア

先日の「極」でステアラ版「髑髏城」のWOWOWオンエアが
一回りしましたが、予想通り、7月に「メタマクdisc1」のオンエアが
発表されました

順当に行けば、「2」「3」もじきにオンエアされるか。

期待しかありません
特に3は、途中までしか見てないし。

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ゲキシネ「花髑髏」横浜上映時間が平日も昼しかない!

新たな劇場での上映が始まりましたが、なんと横浜、平日ソワレなし。
混む土日に横浜行きたくないので、ソワレを狙っていたのだけれど…
どーする?

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2019.05.09

「Dinner」チラシ

Diner

チラシを見ただけで文字がなくても誰が監督か判るのが凄い(笑)
藤原くん、髪型のせいもありますが、ちょっとスリムな気がします。

キャストも「ザ・実花組」
おそらくこれ以外にも多数の名のある俳優さんが「さくらん」同様
カメオ出演するのでしょうね

予告編を見る限り、映画と言うか、蜷川実花動画写真集の印象。
それにしても、実花さん得意の花はともかく、料理の色は、ライティング
なのか、料理をそっち寄りに作ったのか、色合成か。
映像ビジュアルに埋没しない料理を作るのも大変だったのでは?(笑)

原作未読ですが、改めて見ると、確かに料理人も危険なものを商売
道具にしてますね


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2019.05.06

スガくんがNHKトーク番組に

バーと言う設定らしく進行?マダムが寺島しのぶさんと言うのが
珍しくて見ていたら、また珍しくもスガくんがゲストで登場。

ミッツさんや土屋アンナさんやら、やたら濃いめの「常連客」
役や、果ては稲川淳二さんまで登場し、なかなかシュールな展開
でしたが、まさか、「イジメテミタイ」が歌詞テロップ入りでNHKで
流れる日が来るとは思いませんでした
時代は変わった(笑)

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「團菊祭五月大歌舞伎」(昼の部)を観る

とは言いながら、結局観たのは都合で「め組の喧嘩」のみ

火消し系、相撲系(と言うのが正式にあるのか判りませんが)は
歌舞伎の演目中では苦手で(踊りはもっと苦手)、最初今月は昼は
丸っきり止めようかとも思っていたのですが、考えたら「め組」は
音羽屋さんの家の芸と言うのに、ちゃんと見た記憶があるのが、
なぜか平成中村座での、今となっては生前最後に観た勘三郎さんの
しかなく、せっかく歌舞伎座でかかるならと思い直した次第。

しかしさすがに歌舞伎座で、舞台面の広さが段違いでした。
あんなに役者が大量にいっぺんに舞台に、ほぼ同じ恰好で乗って
いる迫力はすごかったです。

正直、ハナシ自体はやっぱり面白いとも何とも、でしたが(笑)同じ
衣装でも華のある役者さんはちゃんと見つけられるのはやっぱり
違いますね。
彦三郎くんの子息の亀三郎くんが達者な子役ぶりでしたし、やっぱり
最後は、最終兵器(笑)歌六さんで、締まらなさそうな芝居が無理矢理
締まりました。お見事。

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東急本店で「キングダム」関連展示を見る

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元々別の用事で行ったのですが、1階で信と王騎の衣装を見てしまい、
7階の丸善ジュンク堂書店に、パネルと山の民衣装と関連書籍
(原作漫画、史記関係など)も見にノコノコ上がりました。
映画を見てなかったら素通りでしたね(笑)

なぜ東急百貨店各店がタイアップしてるのかは不明ですが、少なくとも
本店は「キングダム」メイン客層とは凡そ客層が違うだろうと思って
いたので、7階展示会場が案の定?ガラガラ過ぎだったのも納得して
笑ってしまいましたが、おかげで写真可スペース、のびのび撮らせて
頂きました(笑)

因みにまだ漫画原作には、手を出せてません
興味がないからではなくて、逆に今、手を出すと、填まってしまい
そうな予感しかないため。
じゃあいつなら良いのか、ですけどね(笑)

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2019.05.05

「團菊祭五月大歌舞伎」(夜の部)を観る

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少なくとも夜の部は「團菊」ではなく「菊菊」祭でした(笑)

まずは菊之助くん長男の和史くんが丑之助襲名興行「絵本牛若丸」

ジブリの宮崎さん描く弁慶と牛若の祝い幕は可愛いすぎ!
これで予定じゃなかった菊之助くんが弁慶やる事になったとか。
それはそれはレアな物を拝見しました
(次に「道成寺」やる人が!(笑))

それにしても、さすが音羽屋御曹司、音羽屋関係は勿論、菊之助と
「三之助」と競った松緑(辰之助)海老蔵(新之助)、さらには
外爺(笑)の吉右衛門さんまで、出るわ出るわ。
30分足らずの演目に凄い顔ぶれがチョイ役で勢ぞろいでした(笑)

勿論新・丑之助くん頑張ってましたが、個人的には「ぴったんこ
カンカン」を見ていたおかげで、安住さん含め三人の名前をかな
書きしたものを美術さんが見事な松に仕上げた背景もしっかり確認
できました。

「道成寺」
玉三郎さんとのデュエット?は以前拝見してますが、菊之助さん単独は
初めてかも
さすがに綺麗でしたが、良くも悪くも綺麗な白拍子のままで、いきなり鐘に
巻き付いた感じで(笑)まだビジュアルに内面追いついてないかも。

「御所五郎蔵」
松也くん五郎蔵に彦三郎くん土右衛門、梅枝くん皐月に右近くん
逢州の顔ぶれが歌舞伎座本公演にかかるようになったんですから
そりゃあ元号も変わりますよね(笑)

松也くん、風邪でも引いてるのか、せっかくの大黙阿弥先生の名調子が
全然3階に聞こえてきません
裾捌きがめちゃめちゃ恰好良かったのに(笑)残念過ぎ。
って言うか、彦三郎くんの土右衛門がスゴすぎた
元々声の良い人でしたが、ちょっと今までは弟とワンセット扱い
されていたのが、襲名に伴って役が付き、それに応えるようになった
成果の一つが多分今回のこれ。
割にすんなりした善人役が多かったのが今回ガッツリ悪役な貌も意外に
お似合いで、久しぶりにトシ食ってない(笑)活きの良い土右衛門を見ました。

何しろ、羽左衛門さまのお孫さんですから、亀三郎時代から注目はして
いましたが、本当に彦三郎くん、これ、絶対良いです。

逆に松也くん五郎蔵、明らかに形勢不利(笑)

これじゃあ皐月取られても無理ないと言うか、結局勘違いしたまま、
逆ギレ殺人しちゃう訳で、せめて斬る前に確認しろよ、と思わせてしまい、
どっちが主役なんだか、状態(苦笑)
化粧もちょっと粋が足りないし、声を含めてもう一息、二息。

ただ一つ全体に良いなと思ったのは、この若い世代がやると、黙阿弥の
台詞が七五調の耳ざわりの良さと言うより、金と恩と義理と女にがんじ
がらめにされた、江戸の若者のメンタリティが、令和の今の若者の
それと、割と一繋がりになっているなと判る生身感がちゃんと伝わって
きた事で、さすが黙阿弥先生、であり、古典を
今に落とし込める役者の
身体は、まだ歌舞伎はアップデートし得ると実感できた事でした。

両花道にはしてないし、正直開演前は余り期待して無かった
「五郎蔵」ですが、令和最初の月の歌舞伎座で見たぞと記憶します

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令和記念(便乗?)の新聞広告

R1

色々ありましたが、一番目を引いたのがこの「R1」の広告
今年一年は商品名が略年号と一致する、期せずして起きた偶然です

しかもこの製品作ってるのが「明治」って、出来すぎ(笑)

因みにインスタとか見ると、「平成」最後の「昭和」の日に、
「大正」駅で「明治」の「R1」飲んだとか、「慶應」の学生証込みで
写真アップしていたり。
なるほど、です。

しかしさすがにそれより前はなかなか絡ませられないですね(笑)
(因みに元治→文久→万延)

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2019.05.04

令和の初日の銀座

Mujiginza20190501

三越には、らしく垂れ幕がさがり、まるであちこち正月のような
雰囲気が漂ってました。

銀座に行った目的は、2丁目のプランタン裏、東電社屋跡にできた
新しい「MUJI」の旗艦店探検

ホテル併設と言うのも話題でしたが、とにかく混んでました
ビルまるごと「MUJI」ですから広くなってる筈なんですが、ワン
フロア毎はそれほどの広さがないため、渋谷西武の同様、階の
行き来、フロア内行き来ががやや面倒で、その意味では通路を
確保でき、見通せていた交通会館前の旧店舗の方が買い周りはしや
すかったかもですね
(少し空いたら違うかな…)

他の店舗にない野菜やパン、地下に食堂もあるのも話題でしたし
行列ができていましたが、個人的にはグッズ無印尽くしという
ホテルはちょっと泊まってみたいですねぇ…

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商魂なのか、本当に決まってないのか! ?(泣)

「解体新書」(5W1H)の、「よいや」先着先行と、パブリックシアター
会員先行抽選が始まりましたが、相変わらず日替わりと言うトーク
ゲストは未定のまま。
「解体」がゲスト出さずにチケットを売るのは、ぴあとかにチケット
出す前はやってましたし、こちらも1回開催なら、萬斎さんが出さえ
すれば良いので構いませんが(笑)、さすがにこの回数ではあんまり。

ゲストが豪華過ぎて先に出すと競争怖くてだせないのか、わざと
出さない作戦なのか、はたまた本当にゲストが決まってないのか(笑)

個人的にはこの月は「エリザベート」もあるため、予算的に迂闊には
手が出せず、どうしようもありません

早めになんとか!

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ドラマ「ミストレス」にさい芸がチラリと映る

橋本さとしさんがご出演と聞いて見たのですが、初回、しかもあっと
いう間にお亡くなりになってしまい(笑)、見るの止めるかと思って
いたら、どうも葬儀シーンの会場のガラス張りの感じが記憶に
引っかかり、よくよく見たら、さい芸の真ん中のガラスの吹き抜けを
ぐるりと使っていました。

ドラマはドロドロと言うか、ぐちゃぐちゃと言うか(笑)、誰にも思い
入れできない展開について行けず、同じNHKの夜枠ドラマなら、
まだ「腐女子、うっかりゲイに告る」の方が捻れ加減が面白い気がします

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映画「キングダム」を見る

令和最初のエンタメは映画「キングダム」になりました

随分前に原作者の特集を見ておもしろそうと思っていましたが、
古代中国史はたいてい長いし(笑)うっかり未読でいたら、今や
とんでもない長さになっていて(笑)今から追い付くのは最早無理状態。

それが映画化されると聞いて、だったらまず見るか、と言う安易な(笑)
動機で、原作未読のまま見ることに。

さすがにGW、朝イチの段階で18時半まで空席なしの盛況ぶり。
小学生から若い女性(イケメン若手俳優さん出てますしね)また、
原作ファン、ひょっとしたら歴史好きなのか、シニア夫婦連れと
偏らない客層。

無一文の身分から「大将軍になってやる」と言う、立身出世譚は
「燃えよ剣」「国盗り物語」始め、日本人の好みですし、難しい
史実関係判らなくても善悪はっきりしるので大丈夫(わかれば尚
よし)、派手なソードアクションは「るろうに剣心」的、古代
中国史は「レッドクリフ」的ですが、古代中国史は良くも悪くも
細かいところが判らないので「史実と違う」とか、例えば、信の家は
あんなふうな訳はない、とかな、時代考証を気にして集中を殺がれ
なくて済むと言うのも結構ポイント高かったかも(笑)
また、大多数対少数は「荒野の七人」から「髑髏城の七人」に至る
胸アツお約束の系譜、そして脇にいけば行くほど個性的になる
キャラクターはそれだけでも面白いし、原作ファンには再現度を
確認したくなるところでしょう。

原作知らなくても、高嶋さんみたいにひと目で判るキャラクターも
いれば、中には要潤さんみたいに作りこまれ過ぎて、多分原作に
似せたために、一目では誰か暫く判らない人(笑)、更に坂口拓さんの
ように、キャラクターではなく俳優さんの迫力で後から名前を
探した人も。
そして、とにかく原作知らずでも印象的だったのは、カリスマ将軍と
恐れられる王騎を演じた大沢たかおさんと、山の民を束ね、武器を
取っては無敵の楊端和を演じた長澤まさみさん。
どちらもネットで評判を聞いていましたが、トレンディドラマの
優男のイメージの大沢さんと言い、今までそのイメージのなかった
長澤さんのアクション女優ぶりと言い、良い意味で予想を裏切られた
ところが面白く、逆に原作での表現をみたくなりました

勿論、主役二人も頑張っていましたし(後回しか)、音楽も良かった
し(サントラ好き)、2時間ちょっと、ダレる部分なく、あっと
いう間でした。

唯一残念ポイントがあるとすれば、最初から、これはこれで一つの
結末を迎えるにしても、絶対一本で完結するはずないと判ってる
ところであり(笑)、逆に言えば楽しみであり、同じクオリティなら
是非見たいです。
きっとまた新しいキャラクターと俳優さんが登場するでしょうし。

因みに実は全編通しての個人的最大のツボは、本編ではなくオープ
ニング(笑)
「日テレ」ロゴに続いてお馴染み「SONY」ロゴ、そして!更に
「007」シリーズと同じ「コロンビア」のロゴと、トーチを持つ
コロンビアレディのオープニングが流れた事でした(結局そっち)

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2019.05.01

東京駅見物(笑)

Image1_1Tokyo1

皇居東御苑に行ったついでに、久し振りに、駅前広場が整備された東京駅へ。
完全に観光客、ですが、ドームの色合い、外観の重厚さ、モダンと
クラシックの融合具合は、何だかんだいっても東京の玄関、一つの
アイコンとして、誇れる建物ですね。

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マンホールに「確認済」シール

Mark

改元と一連の行事に伴い、皇居の周りの警備の一環として、マン
ホールをチェックし、確認したものは、シールを貼っていると言う
ニュースを前に見ましたが、確かに東御苑前のマンホールに現物を
発見。
しかし凄い数ですよ。

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平成最後の日に、皇居東御苑を散策

Higashi2Gyoen

30日に、丸の内に食事に出たついでに、折角なので皇居東御苑に行って
みました。
「三の丸尚蔵館」より奥は実は初めてで、迫力ある石垣や堀は、全く
時代劇の世界で、びっくりしました
売店には長い列が出来ていました

平成おわっちゃいましたね

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「奇跡の人」を観る

Kiseki

東京芸術劇場 プレイハウス

何しろ有名な話ですし、歴代、実力派若手女優の登竜門的位置付け
でもある事も知っていましたが、であるが故にか、なかなか見る気に
ならなかったのですが、今回は森新太郎さん演出(実は前演時も
森さんでしたが)の上に、ヘレン役が「あさが来た」「八重の
桜」でヒロインの少女時代を演じた鈴木梨央さん、サリバン先生
役を高畑充希さん、そして密かに映像での曲者っぷりとは全く違う
ノーブルな一面があることを「9日間の女王」で「発見」していた
江口のり子さんがヘレンの母親役と言うのが決定打でかなり早く
チケットを取りました

予想通りと言うか、当然のように舞台は2回の休憩を含む実質3時間
越えの長時間を全く感じさせない素晴らしい出来でした。

舞台には最初からずっと(実際に水が出る井戸があったのは、観客が
結論を分かっていて、悩むサリバンに「それそれ!」と教えてあげ
たくなると言う、心理を逆手に取ったなかなかな仕掛けでした。

しかし、ちゃんと見ると、粗筋知ってはいましたが、細かい設定を
知らなかったが解りました
サリバン自身が視力回復の経験を持っていたこと、また、彼女自身も
ヘレンに「もの」と「なまえ」を繋げる方法を手探りで模索していて
時に迷い、時にキレまくる、決して聖人君子ではないこと、更に
話が南北戦争の記憶新しい時期で、ヘレンの家系が、南軍の名将軍
(「風と共に去りぬ」でも名前が出てくる)リー将軍の親戚と言う
名士の一族であり、それを誇りに持つプライドを持っていること、
ヘレンの兄ジェームスは腹違いで、ジェームスと父親のやや拗れた
関係、ヘレンには深い愛情を注ぐ母と為さぬ仲のジェームスとの
没交渉などが感じられて、ヘレンとサリバンの「奇跡」を軸に
しながら、その家族たちの姿も細やかに描いていることなどなど。
従って、ラスト近くにそれまで父親に押さえつけられていたジェー
ムスが、父親に対して、ヘレンについてはっきり反論する姿は印象的
でした

また、非常に良く出来た犬(ぬいぐるみではなく、パーツを動かし
分けられる、「ライオンキング」っぽいもの)で、専門に動かす
スタッフ(キャスト?)がいて可愛かったですし、また、2階にある
サリバンの部屋と1階の居間や庭を一つの平面で処理するのは上手い
演出でした(美術は二村さん!)

メインキャストの2人は本当に上手かったですが(鈴木さんは初舞台
とか!)、びっくりしたのは、カテコの時に二人が並んだら、実年齢
14歳の鈴木さんと27歳の高畑さんがほぼ
同じ身長だった事
芝居中は明らかにヘレンはサリバンより小さく見えたのですから、
鈴木さん凄いです。
江口さんは予想通りの美しさで、テレビでのインパクトありきの
キャラクターとは別人でした。
原さん、増子さんは贅沢すぎるくらいでした

勿論ラストは涙を誘われましたが、家庭内の不和や、サリバンの
単な良い先生ではない一面など、お涙頂戴劇に陥らないところが
非常に面白かったです。

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