« 令和記念(便乗?)の新聞広告 | トップページ | 東急本店で「キングダム」関連展示を見る »

2019.05.05

「團菊祭五月大歌舞伎」(夜の部)を観る

Paku20190504174715_0001Ushi_0001Ushi201905

少なくとも夜の部は「團菊」ではなく「菊菊」祭でした(笑)

まずは菊之助くん長男の和史くんが丑之助襲名興行「絵本牛若丸」

ジブリの宮崎さん描く弁慶と牛若の祝い幕は可愛いすぎ!
これで予定じゃなかった菊之助くんが弁慶やる事になったとか。
それはそれはレアな物を拝見しました
(次に「道成寺」やる人が!(笑))

それにしても、さすが音羽屋御曹司、音羽屋関係は勿論、菊之助と
「三之助」と競った松緑(辰之助)海老蔵(新之助)、さらには
外爺(笑)の吉右衛門さんまで、出るわ出るわ。
30分足らずの演目に凄い顔ぶれがチョイ役で勢ぞろいでした(笑)

勿論新・丑之助くん頑張ってましたが、個人的には「ぴったんこ
カンカン」を見ていたおかげで、安住さん含め三人の名前をかな
書きしたものを美術さんが見事な松に仕上げた背景もしっかり確認
できました。

「道成寺」
玉三郎さんとのデュエット?は以前拝見してますが、菊之助さん単独は
初めてかも
さすがに綺麗でしたが、良くも悪くも綺麗な白拍子のままで、いきなり鐘に
巻き付いた感じで(笑)まだビジュアルに内面追いついてないかも。

「御所五郎蔵」
松也くん五郎蔵に彦三郎くん土右衛門、梅枝くん皐月に右近くん
逢州の顔ぶれが歌舞伎座本公演にかかるようになったんですから
そりゃあ元号も変わりますよね(笑)

松也くん、風邪でも引いてるのか、せっかくの大黙阿弥先生の名調子が
全然3階に聞こえてきません
裾捌きがめちゃめちゃ恰好良かったのに(笑)残念過ぎ。
って言うか、彦三郎くんの土右衛門がスゴすぎた
元々声の良い人でしたが、ちょっと今までは弟とワンセット扱い
されていたのが、襲名に伴って役が付き、それに応えるようになった
成果の一つが多分今回のこれ。
割にすんなりした善人役が多かったのが今回ガッツリ悪役な貌も意外に
お似合いで、久しぶりにトシ食ってない(笑)活きの良い土右衛門を見ました。

何しろ、羽左衛門さまのお孫さんですから、亀三郎時代から注目はして
いましたが、本当に彦三郎くん、これ、絶対良いです。

逆に松也くん五郎蔵、明らかに形勢不利(笑)

これじゃあ皐月取られても無理ないと言うか、結局勘違いしたまま、
逆ギレ殺人しちゃう訳で、せめて斬る前に確認しろよ、と思わせてしまい、
どっちが主役なんだか、状態(苦笑)
化粧もちょっと粋が足りないし、声を含めてもう一息、二息。

ただ一つ全体に良いなと思ったのは、この若い世代がやると、黙阿弥の
台詞が七五調の耳ざわりの良さと言うより、金と恩と義理と女にがんじ
がらめにされた、江戸の若者のメンタリティが、令和の今の若者の
それと、割と一繋がりになっているなと判る生身感がちゃんと伝わって
きた事で、さすが黙阿弥先生、であり、古典を
今に落とし込める役者の
身体は、まだ歌舞伎はアップデートし得ると実感できた事でした。

両花道にはしてないし、正直開演前は余り期待して無かった
「五郎蔵」ですが、令和最初の月の歌舞伎座で見たぞと記憶します

|

« 令和記念(便乗?)の新聞広告 | トップページ | 東急本店で「キングダム」関連展示を見る »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 令和記念(便乗?)の新聞広告 | トップページ | 東急本店で「キングダム」関連展示を見る »