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2019.06.21

「エリザベート」(2回目)を観る

Eliza2

my2回目プリンシパルキャストは

エリザベート:花總まり
トート:井上芳雄
フランツ:平方元基
ゾフィ:香寿たつき
ルドルフ:三浦涼介(初見 )

ルキーニは言うまでもなし

三浦くんは、蜷川さんの「ヴェローナの二紳士」で拝見してますが
ミュージカルは初見
竹宮恵子さん漫画から抜け出たような、キラキラお目々に、華奢な
体つきで、水色の軍服姿はまるで「おもちゃの兵隊さん」のよう
ですが、声はロック系で寧ろ低め、と言うアンバランスさは、ある
意味、体制に馴染めなかったルドルフに似つかわしいのですが、
井上トートとの声量差がやや厳しいのと「王道」井上トートとは
まだ落ち着かせどころ模索中な感じで、日程後半に向けての醸成に
期待でしょうか。
(それより並んだら背はあまり変わらないのに、顔の大きさが遠近
感狂うくらい違っててびっくりしました)

実は「キネマと恋人」の観劇中に急にオペラグラスの焦点が合わなく
なり(どう考えても寿命でしたが焦った)、今回、幸いビックカメラが
間近にあったので、入場前に急遽新品を買ったのですが、性能が予測を
はるか上まわって良くなっていて、暗い「エリザ」セットでもしっかり
見えたのにはびっくりしました。

その、見えすぎるオペラグラスのおかげでもあるのですが、2回目に
して、既にルキーニが出演しているシーンは結局ずっとルキーニを
追ってしまうため、シーンの全体像、他の役者さんの動きが全く
判らないまま終わる、と言う状況に陥っています(笑)
全体を見たいのですが、そうなると、成河ルキ時じゃ勿体無さ過ぎる
ジレンマ

勿論、山崎くんルキチケットなど転がっているはずもなく、おそらく
今回は「番狂わせ」も「ミルク」も「カフェ」も「婚礼」も無論
オープニングもエピローグも、全体を見ないまま終わりそうな
予感がします。

花總さんエリザと井上トートの組み合わせは、前シーズンからの
継投コンビ。
井上トートは相変わらずエリザの心境など頓着しない自己中ストー
カー状態。
正直ルドルフの葬儀の時に出てくるあたりになると、幾らなんでも
やり過ぎじゃないかと、笑いそうになります

一方、花總さんも美しさ格別でしたが、この回だけなのかも知れ
ませんが、キーを下げて歌った箇所がいくつもあり、また、最大の
聞かせどころである「私だけに」も、音楽より早く息が終わって
いたりして、やや喉の調子が良くなかった気がします
一方、表情は更に変化に富み、特に「自分の美貌が武器になる」で
幕の左から入って右から出てきた時の変わりぶりや、1幕終わりの
フランツへの勝ち誇った上から目線の余裕の作り笑いとか、ただ
単に「弱い」自分を守るために苦しむ悲劇の弱い皇后ではなく、
ルキーニの歌うように「本当は凄いエゴイスト」なんだと判るのは
発見でした。
(オペラグラスのおかげか(笑))

香寿さんゾフィも続投組ですが、思い切った老け方が潔い。
この女優さんは蜷川さんの「コリオレイナス」で、「猛母」白石
ヴォラムニアと唐沢コリオレイナスに挟まれる、貞淑な妻を演じて
いたのが未だに印象に残っているので、いつの間にか、こう言う
貫禄のある役がお似合いになるようになったんだなぁとちょっと
感慨深いです。

平方くんフランツは完全に好み。
かつてフランツ役だった石川禅さんや鈴木粽馬さんを彷彿とする
ノーブルさと、老け方(しつこい)がナチュラルなのが良いですね

そして、忘れてはいけないのが、エリザパパの原さん。
「ヘンリー五世」で明快なセリフ術が際立っていたので、今回の
ご出演を楽しみにしていましたが、期待通り
村井さんパパよりマイルドで、しかし貴族らしい雰囲気が素敵でした

そして我らがルキーニどの。
やはり今のところ古川トートとより、長いお付き合いの井上トート
との方が相性よさそう。
「エリザ」はルキーニによる、カリカチュアライズされた小芝居
ではありますが、ルキーニのトート愛が凄まじい。
私が客席からルキーニを追うように(笑)ルキーニはトートが視界に
ある限り、アイドルを眺める様に崇拝していますし、トートも
ルキーニを子分感覚に見ている感じがします

また、ルキーニが舞台にいる間のやりたい放題、神出鬼没のあれこれ、
細かいところまで行き届いていて、実際はその場面に存在しては
いないのを明確にし、逆に全ての場面はルキーニの支配下にあり、
人物を煽り、コントロールしている見事なストーリーテラーぶりが
今回も際立っていました

因みに前回の成河ルキーニは、エリザに突き付ける鏡を、段取り
かなり以前に、跳ね回り過ぎて落とすと言う失態(笑)をやらかして
いましたが、今回も「皇帝ご一行様お見合い出発準備完了」伝言
メモを、従者に渡す前に落としてました。
落ち着け、ルキーニ(笑)

ルキーニの位置付けや存在感アピール度(狂気度)は2016年版の
方が目立ちましたが(目新しかったこともあり)今回は、より繊細に
「物語」に寄り添っている印象です

それにしても東宝ミュージカルと言うカテゴリーの観客層には、
「モーツァルト!」のタイトルロールもやっている山崎くんに比べ
たら、同じルキーニ役者として、まだまだ知名度低い成河くん
なので、休憩時間や終演後のロビーの観客雑談にそれとなく耳を
傾けていると、「あのルキーニの人、誰?」と確認しているのは
良く聞きますが、中には既に「山崎くんとはキャラクター違うけど
上手いよね」と、徐々に名前と実力が浸透してきているのを聞くと、
ファンとしてはニヤニヤしてしまいますね。

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