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2019.07.22

「朝のライラック」を観る

Sahtama

さい芸/ニナガワスタジオ
ネクストのメンバーを中心にした、最前線の演劇シリーズ第3弾

ネクストからは松田くん、堀くん、堅田くん、手打くんの鉄板
メンバー、そして久しぶりに茂手木さん、そしてヒロインは客演、
占部房子さん
しかし、ヒロインは一番重要な役、ネクストメンバーでやって欲し
かったし、やれるメンバーいるはず
なんで客演にしたかなぁ
失礼ながら年齢的バランス的にも。

しかしこのシリーズ、段々理解が難しくなってきますね
特に自分が標的にされているのに、非常に西洋的な判断基準を
金切り声で正論叫ぶだけ叫び空気を読めないヒロインが一番思い
入れできず、イライラしたのを筆頭に何だかずっとモヤモヤして
いました

ポストトークを聞けば理解を少しは足せたかも知れませんが。

終わってから偶然に専門の方とお話しした中で、何もかもが他人事に
終始したのがその理由の一つかもしれない、と気がつきました

例えばこれまでの、第1弾はドイツ生まれのアラブ人が「故郷」アラブでは
生きにくくなる矛盾を、第二弾は、イデオロギーが対立する国の
若者同士のコミュニケーションの可能性と軋轢を描いていましたが、
どちらもヨーロッパと言う、今の日本と近い、日常が戦闘状態で
ない立場の人たちの目線がある作品だったので、何となく誰かのは
感覚を共有できる部分がありましが、今回は完全に戦闘地内の、
戦闘地論理による物語

特に彼らが自死を選ぶ基準が判らないのが、モヤモヤの最大の
ポイントだったと思います
勿論、全て共感しうる目線がない芝居がダメではないし、寧ろ芝居は
基本非日常である以上、それを以って、否定はしませんが、例えば
以前、風姿花伝で上演した「悲しみを聴く石」も、戦闘地内の戦闘
地論理の物語でしたが、女性の心理にグッとフォーカスしていたので
別の普遍性があったのかもと思いました

ネクストメンバー的には、松田くんの教師、堀くんのテロリスト、
最早ネクスト内では並ぶものなき「高齢者役役者」(笑)手打くんの
長老、堅田くんの青年、いずれも手堅い。

しかしこう言う小さいスケールでなく、是非、蜷川さんが推していた、
古典への挑戦、続けてほしいです

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