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2019.09.30

歌舞伎「風の中のナウシカ」チケット

歌舞伎会販売の特に昼が売れ行き凄くてびっくりしました
全然ストーリー知らない人間が夜→昼で見る訳にも行かないのに席種も
含めて結構条件厳しく、危ういところでしたが、何とか昼→夜で確保
できて一息。

勿論、歌舞伎座より演舞場は狭い、原作人気もある、また下位
席種から見事に無いのは新作故の様子見でもあり、更に歌舞伎会
会員には、再来年ランク対象としては最初の公演でもあるので逃せ
ない事情も関係した気がします。

しかし、この公演、一旦会員先行で販売締め切り、特典つきセット
販売が10月明けにあり、更にストップして一般発売は中旬まで飛ぶ、
と、かなり変則的な販売スケジュールです

通常、一般向けチケット別枠にはしてないと思うのですが、今回は
歌舞伎には珍しくプレイガイド貸し切りもあるので、余計公演回数
減っているし、一般発売までチケットあるのだろうか?

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「秀山祭九月大歌舞伎」(夜の部/幸四郎さん弁慶日)を観る

Benkei

いつもの席から(笑)

「寺子屋」
吉右衛門さん復帰後ですが、本当に休演されていたんですか?
くらい休演前と変わらないご様子に見えました
良かったです

「勧進帳」
幸四郎さんパパは弁慶がお好きで、上演回数がとんでもない事に
なっているようですが、ご子息のは、意外にも堅実でした。
勿論お若いので、動きのキレは良いし、延年の舞の飛ばした扇は
舞台手前端までかなり飛んでいましたし、ラスト前の滝流しも
花道からクルクルと、羽生結弦くんが、フリーのラストに4回転
決めるみたいな感じの大技でしたが、技を見みせまくる、と言う
あざとさ、みたいな物がないのが良かったです

富樫は錦之助さん。
勿論ビジュアル良しの声良しさんですから、この手の役が映えること
映えること。
特に、太刀を構えて弁慶に迫るところは、幸四郎さんにはない
大きさでした。

客席に向けての一礼がないとか、色々、仁左衛門さんバージョン
との違いもあって、見応えのある2バージョンでした。

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2019.09.26

「秀山祭九月大歌舞伎」(夜の部/仁左衛門さん弁慶日)を観る(3)「松浦の太鼓」

今月の夜の部、「寺子屋」に「勧進帳」、ここまで2曲やって既に
計3時間、しかも大ボリュームのフルコース、満腹状態なのに更に
それからこれを1時間以上見るのは、かなりの集中力が必要で、
ここで帰る人が少なからずいるのも判る気がします。

三世歌六追善の演目とは言え、もう少し演目の順番とか、昼夜の
バランスとか考えたら…でした。

さて、いつもは地味な役が多く、今月も昼は平作をやっている歌六
さんが初役で松浦公でしたが、見事に偉い人特有のわがままさと、
無邪気さがミックスされた「トノサマ」ぶりで、やはり役者さんて
凄いです。

又五郎さんの大高、東蔵さんの其角、米吉くんの縫と安定のアン
サンブル。
それにしても「忠臣蔵」スピンオフ作品て本当に多いですね。

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「秀山祭九月大歌舞伎」(夜の部/仁左衛門さん弁慶日)を観る(2)「勧進帳」

Niza

次は「勧進帳」

最近は花道の六法の時に手拍子が入って安っぽくなるのやら、睨み
まくり飛びまくる、判りやすい受けの良いパフォーマンス系やら、
果ては滑舌悪くて、ただでさえ呪文みたいなのが殆ど何言っているか
判らない弁慶さんが増え、しかも上演頻度だけは上がって有り難みが
薄れ、「また『勧進帳』か」とスルーする事が多かったのですが
今回は久しぶりにチケット取りに気合いが入りました。

何しろ仁左衛門さまが弁慶。
されるだけでも珍しいのに、歌舞伎座でなど、失礼ながらあと何回
見られるか!。

更に富樫が幸四郎さん、義経が孝太郎さんと間違いのない配役。
(因みに富樫の幸四郎さんは1日おきに弁慶でも出演の大車輪)

まあとにかく一言で言えば年齢を感じさせない素晴らしい弁慶でした
こんなにきちんと語り、きちんと聞かせる弁慶は久しぶりでした。

勿論、体力で優る若い役者たちに比べたら、六法の迫力であったり
声量などは抑え目ですが、そんな事が問題にならない程の説得力の
ある弁慶で、延々と弁慶ってこんなにしっかり語っていたかしら
これは幸四郎さんの時に確認しなければと思いながら見ました。

イヤホンガイドでも、富樫に勧進帳を覗きこまれた後の角度のとり
方とか、仁左衛門さんだけ富樫を見送る時に金剛杖をコンと突くとか
高麗屋系と松嶋屋系の違いがあるそうで、それが、それぞれの
先祖が七世幸四郎にいつ教わったかによる違いと言うのは、成る
程と思いました。

幸四郎さんの富樫は割に地味目、孝太郎さんは先日NHKで昭和天皇を
されていましたが、同じ様に滲み出る気品がありました。

しかし古典では大人気の義経ですが、考えてみたら、「安宅」を含め部下
たちの苦労は全て義経のせい。
パンフレットで孝太郎さんもそれをコメントされてますが、「子午線~」
見てから納得しまくり。
そしてつまりはここでの努力も最終的に報われないと観客は知って観る
のが、(シェイクスピアでもあるあるですが)芝居の醍醐味の
一つですね、

四天王は、千之助くん、坂東亀蔵さん、萬太郎くん、錦吾さんと、
声の良い役者さんが揃い、チームワークも良い感じ。

派手なパフォーマンスも六法の手拍子などなくても、きちんと、
成立し、ましてや富樫と弁慶の判り合い、弁慶と義経の主従愛など
しっかり心理劇として成立していて、本当に見応え十分でした
(写真はポスターの接写)


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2019.09.23

「秀山祭九月大歌舞伎」(夜の部/仁左衛門さん弁慶日)を観る(1)「寺子屋」

Terakova

と言う訳で、贅沢にも一等で吉右衛門さんの松王と仁左衛門さんの
弁慶を拝見してきました
(プラス歌六さんの松浦公も)

長くなるのでまずは「寺子屋」

好みもあり、また三階席から花道を少しでも観るために、だいたい
上手から観ているので、二階でさえ珍しいのに、さらに下手からの
舞台の眺めは随分目新しく、特に花道から本舞台に入る役者の
背中が見えて、ちょっとおおっ、と言う感じでした(笑)

源蔵は最近、若手が張り切ってチャレンジしている役なので、
幸四郎さんくらいの年齢では驚かなくなりましたが、随分長い間
ベテランの源蔵を見慣れていたので、幸四郎くんの熱血源蔵は
やっぱり新鮮。
「一か八か!」のところとか、千代に斬りかかるところとか、
かなり力が入っていて、ちょっと弁慶じゃないぞ、でした(笑)が、
同年代ではやはり安定感は随一でした。

戸浪は児太郎くん。
歌舞伎座で、戸浪を若手の範疇の児太郎くんで見る事になったのも
感慨深いですが、福助パパの分も頑張ろうと言う覚悟でしょうか
児太郎くんの戸浪、めちゃめちゃ良かったです。
元々姿も声も良い役者さんですが、女形にしては顔の輪郭がはっ
きりしすぎているので、役によっては微妙だったりするのですが
今回は化粧も綺麗で、大敢闘賞もの

千代は菊之助さん。
やっぱり綺麗、特に後ろ姿に色気があって、惚れ惚れ。
泣き方がもの凄くリアルで、客席がもらい泣きしていましたが、
あの芝居でここまで泣くのは珍しいと思いました。

園生の前が、その福助さん。
去年の秀山祭の「金閣寺」にも出演されましたが、その時は座った
ままの僅かな出演でしたが、今回の役は、普通なら歩いて入って
くるとかなので、大丈夫かなと思っていたのですが、やはりまだ
そこまでは厳しいようで、暖簾口から入ってくる形になってました。
右手右足にかなりまだご不自由さがあるご様子で、座ってからの
裾の直しなどを後見ではなく、戸浪のする体で、児太郎くんがやって
いました。
またその手つきが慣れていて、ご苦労を感じます。
舞台出演がリハビリとは言え、まだまだ出番は限られそう。

涎繰りは鷹之介くん。
富十郎さんの最晩年のお子さんで、天才子方と言うより、最初から
お父さんの代わりの若い幹部と言う扱いでしたので、逆にこう言う
くだけた役をされるようになったのが新鮮。
帰り道のババとの駄々こね場面では、パパに「秀山祭チケット
買ってあげる」と言われてすかさず「昼も夜も役替わりも」と言う
のが絶妙でした(笑)

さて松王の吉右衛門さん。
このあと体調崩されるとは思えない迫力で、セリフも明快、動きも
お年を感じさせず。
このレベルの芝居が見られる限り、まだまだ若手は太刀打ちでき
ないですね

玄蕃の又五郎さんを含めて、本当にこれだけでも一等のモトは取れた
気がしましたが、さらに仁左衛門さんの「勧進帳」が鳥肌モノでした(次項)。

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2019.09.22

「秀山祭九月大歌舞伎」(夜の部で、新しい歌舞伎座で初めて1等に座る

2f

長らく歌舞伎座には通っていますが、今回建て替えてから初めて
「二階の一等」に座りました

定番は三階(AかB)、一階は老家族の付き添い等で後方の二等に
座ったことはありましたし、一等も友だちの招待割引で座った事があり
ましたが、そもそも一等など畏れ多くて(プラス毎月各部観るための
財源都合)定価では手を出せません

しかし、今年の歌舞伎座公演で、この吉右衛門さん「寺子屋」と仁左衛門
さん「弁慶」を両方見られる夜の部は、間違いなく今年一番、テン
ションが上がった番組。

最初、昼1夜2(仁左衛門さん弁慶、幸四郎さん弁慶各1)をいつもの
席で予約したものの、徐々にこの組み合わせ、二度と無理かも、
中でも仁左衛門さん弁慶はよりレアだと思い始め、歌舞伎座近くに
寄った時に窓口で尋ねてみたら、仁左衛門さん弁慶の希望日は2階の
1等のみ、それめ残僅かと言われて、つい手を出してしまいました。

そもそも窓口で歌舞伎チケット買ったのも数えるくらいだし、まし
てや1等、いや~ちょっとした「清水の舞台」でした。
2階自体が殆ど座った事がなくて、やはり3階に比べると目線が下がるし、
眺めがすごく新鮮でした
特に丁度花道の上あたり席だったので、仁左衛門さん弁慶の決死の
形相の引っ込みを真正面から拝見すると言うレア体験ができ、これ
だけでも大枚はたいたかいがありました。

感想自体は別項。

しかし、2階は係員が注意喚起にも見回りにも来ないし、ビニール
チャカチャカ、私語バリバリ、挙句、弁慶引っ込みを見に、後列から
老婦人が立ち上がって手すり際まで出てくるとか、マナーの酷さは
3階以上でした。

歌舞伎座さん、ぜひ2階のチェックもお願いします

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萬斎さん、次のシェイクスピアは「アテネのタイモン」

萬斎さんと河合先生コンビは、これまで「間違いの喜劇」(高橋
康也先生翻訳)、「ハムレット」「リチャード三世」「マクベス」
(以上、河合先生訳)とメジャー作品でのコラボが続いてきましたが
何故か、次は超マイナー「アテネのタイモン」に挑むらしく、
G20だ、即位の礼だ、オリンピックだと、国家行事乱れうち状態の
この時期の隙間を縫って、10月末にリーディング公演をなさるそう
です。

それにしたって、よりによって地味で辻褄があわなくて、主人公が
唐突にナレ死する、謎な戯曲を、萬斎さんなんでまた、なさる気に
なったのか(笑)

邪推ですが、さいたまの松岡訳/鋼太郎さんバージョンに関わられる
うちに、河合先生の中でさいたまバージョンではやれなかった訳や
演出プランがフツフツと湧いてきてしまったのでは?(笑)

リーディングは万作の会メンバーで実施されるようですが、これが
最終的にどんな本公演形式を目指しているのか、狂言寄りか、現代劇
役者も含まれてくるのか、とか、ちょっとイメージつけづらいので、ぜひ
リーディング公演には行ってみたいと思います

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「秀山祭九月大歌舞伎」(昼の部「沼津」)を観る

201909kabuki

国立劇場で2014年に上演された通し狂言「伊賀越道中双六」は、
歌舞伎として初めて同年の読売演劇大賞を受賞し、チーム播磨屋さんの
代表作の一つ

その時は吉右衛門さんは唐木一役だったので、「沼津」は上演され
ませんでしたが、細かい心理描写が際立つ一場。

しかし実は私の中では、何故か一番印象に残っているのは、珍しく
吉右衛門さんバージョンではなく、2011年の「平成中村座」での、
勘三郎さんの平作、仁左衛門さんの十兵衛という、実年齢とは逆の
組み合わせによる上演。
仁左衛門さんが中村座に出た事自体もレアでしたが、勘三郎さんの平作が、神妙で、珍しくやりすぎなくて
(仁左衛門さんへの配慮か)、この役者さんも、こんな役をなさる
年齢になったんだ、と感心したのを覚えています
(勘三郎さんは翌年急逝されたので、晩年、と言うべきでしょうか)

因みに勘三郎さんの晩年の舞台で、私がもう一つ未だに印象に残って
いるのが、2012年2月に演舞場(歌舞伎座休座中)での、これまた
非常にレアだった吉右衛門さんとの共演での「鈴ヶ森」の白井権八で、
あの瑞々しさは、若い役者でもなかなか出ない気がしましたし、
未だに私の中でのベスト権八、です。

脱線しましたが、今回も吉右衛門さん十兵衛と歌六さんの平作の
コンビが軽妙なやりとりを見せて下さいましたが、でも正直、ここ
だけだと、盛り上がりに欠けてやや地味だなぁとは思います。

通しだと、敵味方、仇持ちと仇の織りなす全体像から見えて来る
ダイナミズムと、「沼津」など各場の精緻な作りの両方を感じられて
面白いのですが、「沼津」だけだと人間関係判りにくい部分はありますし。

実は観た日は吉右衛門さん休演前日でしたが、体調悪いとかいう感じは
全然無かったので、ニュースを聞いて本当にびっくりしました。

まあそろそろ休演中代役に立った幸四郎さん世代に早く十兵衛を任せて
しまえばとも思います
何しろ、昼の最後にこれを100分近くやり、1時間もしないうちに
夜の最初に「寺子屋」の松王で1時間出演、とか、普通考えたら無理。

ご本人の意欲も、またそれは見たいのも我々てしてもやまやまですが、
だからこそ、少しでも長く、お元気な姿を拝見したいので、ご無理され
ないよう祈るのみ、です。


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2019.09.21

京王線でロシア語アナウンスが流れた。

偶然乗った京王線、飛田給駅に特急が臨停したので、ようやく
ワールドカップの初戦の日に乗り合わせたのに気がつきました
結構な警備もでしたが、それより、まさか京王線車内でロシア語の
アナウンスを聞くとは思いませんでした。
日本対ロシアだったんですね。

ロシア語以外のアナウンスも流れて、京王線ちょっとインターナショナル
でした(笑)
暫く京王線には外国人の乗客が増えるんでしょうね
来年のオリンピックの良い準備にもなりそう。

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2019.09.19

「愛と哀しみのシャーロックホームズ」を観る(2回目)

Homes

萬斎さんが出演された「ベッジ~」は数回見ましたが、そうでない
三谷さん舞台をリピートしたのは多分初めてです。

恐らくですが、私には三谷さんは「コメディ」より「シリアス」、
「シリアスだけ」より「推理込み」が感覚に合っているのかも
しれません

初日を観てから2週間経った変化もあり、また判って見ての新たな
感想、また前回書き忘れたツボもありましたが、前回は全体の流れ
ばかり記憶に残ったようで、意外に細かいセリフとか、仕草とか
見たはずなのに覚えていない部分が結構あって、結末を判っていても
今回もちゃんと楽しめたのが何よりでした。

チラシにも使われていた登場人物のビジュアルですが(撮影可でした〕
てっきり写真だと思っていたら、イラストだったそうで、ロビーに
原画が飾られていましたが、その精緻さにびっくりしました。

更に、開演前に流れていたのが、(多分)NHKでやっていたドラマと
同じ、バイオリンの悲しげ、かつ一種の緊張感を醸す旋律が印象的な
あの曲だったのにも驚きでした(多分)
気分、盛り上がりますよね(笑)

一番のツボは、広瀬さん演じるバイオレットが、横田さん演じる
シャーロック兄のリクエストで演じてみせた出演舞台「ヘンリー五世」の
アリス役の一場面。
パンフレットによれば、以前の三谷さん舞台で、藤井隆さん演じる
役者が出演していた作品が「ヘンリー五世」と言う設定があったそうで、
いわば「作品外リンク」との事でしたが(昔、「踊る~」の本広さん
たちスタッフがよく好んでやっていた仕掛けですね)、その前提を
知らない私から見れば、勿論、短期間に上演回数それほどでもない
「ヘンリー五世」に、それぞれ別の役で2カンパニー続けざまに出演
された横田さんへのリスペクトかと思っていました。

因みに五幕二場は、ヘンリー王が、アジャンクールの戦いに勝ち、
その賠償の一つとして、フランスに要求したいわば戦利品である
キャサリンを口説くシーン。
立ち会わされたキャサリンの侍女・アリスは、二人の丁々発止?の
やりとりを、リアクションしながら眺めていて、遂にキャサリンが
okしたところに、父のフランス王(さいたま版では横田さん)が
戻ってきて、アリスがまた慌てふためくと言うシーンなので、
アリスにはセリフがないのは戯曲通り。
しかしそれ以上に、アリス、は演じている広瀬さんの名前だし、
さらにその後、バイオレットはランタンのゲーム中に、フランス語で
「キラキラ星」を歌うシーンがあり、バイオレットの中の人、は
苦労されたかもしれませんが、「ヘンリー五世」のアリスは、
フランス宮廷に仕えている設定なので、フランス語の歌を歌える
ところと繋がっているなと思いました
(深読みし過ぎ?)

やはり初日より掛け合いのテンポも良くなっていましたし、最後
までダレずに楽しめて本当に良かったです。

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「秀山祭九月大歌舞伎」吉右衛門さんが復帰

吉右衛門さん今日から復帰とのこと
一安心、ですが、ご高齢の方の(そうでなくても)突発発熱は心配
です

幸四郎さん弁慶狙って夜チケットを持っているので、もう一度
吉右衛門さん松王を拝見できます!
良かった!

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2019.09.17

WOWOWで映画「チワワちゃん」を見る

キャストは若手メインだし、原作も恐らく過激と軽く予想のつく
岡崎京子さんだしで、行くかどうか迷っているうちに公開終了して
いて見逃したのですが、早くもWOWOWでオンエアされたので見ました

ま、これはWOWOWで十分でした(笑)

勿論、映像は斬新だし、キャストも注目の若手が何人もで、キラキラ
していましたが、原作はどうか判りませんが、不審死した女の子に
ついて、友達たちは犯人探しをするでも、原因を追及するでもなく
上映時間にして2時間後にやっと、発見された埠頭で皆で花束やら
投げて泣きながら死を悼むのが唯一のアクションらしいアクション。

あとは「チワワちゃんと私」的な、まったりした思い出話をする
だけで、ストーリーらしきストーリーもなく、ダラダラと終了。

いや、それならそれでも、なんですが、誰に対してもカメラは引き
気味で(最後の自撮り風メッセージ動画以外)寄っていかないので
表現が平板だし、思い入れできないし(まあそれがイマドキなの
かもしれませんが)、「若者の生態を描く」にも物足りない気が
しました

まあ、アッシュの髪に奇抜なシャツでカウンターに立ち、時に若者
たちのカウンセラーにもなり、時に若者たちを煽ってみたりと
本音も不明、年齢も性別も不詳なシマちゃんを演じる成河くんは
さすがな存在感を炸裂させていましたし、何よりあのくわえ煙草は
ズルい(笑)

エンドロールが一番オシャレってどうなんだろう(笑)、なんですが
音楽も凄く良くて、長尺のPVを見ているようでした

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「~シャーロック・ホームズ」公演ロビーで、「デスノ」ポスター

Deathno_0001

特製横田リュークバージョンでしょうか。
鋼太郎さんとはちょっとイメージ違いますね

そもそも初演とはかなりキャスト変わり、知っている役者さんも少なめ。

横田さんリュークに惹かれはしますが、行くかどうか非常に微妙。

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2019.09.16

「秀山祭九月大歌舞伎」吉右衛門さんが休演!

丁度、週末見に行った感想を書いていた途中にふと配役確認しに
サイトを見たら、吉右衛門さんが休演ニュース!

いや、ご高齢とは言え、秀山祭で吉右衛門さんが休演は、余程のこと。
と言うか、本当に拝見時は昼の最後と夜の最初の連続出演を、しっ
かり勤められて、寧ろ、仁左衛門さんの弁慶がさすがに大変そうと
思っていたのと、福助さんの園生の前での、大変そう具合が余程
印象深かった分、尚更びっくりです。

ともあれ「沼津」を吉右衛門さんで見ておけて良かったけれど、いきなり
代役に立てる「スーパーアンダースタディ」幸四郎さんも凄い。
勿論、稽古はされていたでしょうし、吉右衛門さんも十兵衛の役は
幸四郎さんに伝えるつもりでいらしたでしょうが。

問題は夜の松王の方かな。
てっきり松王も幸四郎さんかと思ってましたが、そうすると源蔵も
替えないといけませんしね

吉右衛門さん、期間中に復帰されれば、ですが…

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2019.09.15

遂に「ジャージーボーイズ」帝劇へ

来年7~8月に「ジャージーボーイズ」が遂に帝劇2ヶ月公演に
「出世」しました

しかしクリエとかに比べたら舞台サイズも変わるし、演出もかなり
変わる可能性あり。
それにしても藤田くん、来年は怒涛の演出スケジュール
そう言えば「師匠」蜷川さんも一時期、凄いスケジュールでしたっけ(笑)

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「コクーン」三代目芸術監督に松尾スズキさん。

「キレイ」上演と一緒に発表せず、「キレイ」が先であとから
就任第一作と言うのは微妙に「?」

そう言えば、二代目は蜷川さんだと勿論覚えてますが、初代誰だっけ、
とか一瞬考えちゃいました(笑)

そう、串田さんでした。

スタンスばらばらと見えて、実は全員一貫して、いまやメジャー
ですが、出発は小劇場やアングラと呼ばれる非メジャー。
コクーンがシェイクスピアやってもギリシャ悲劇やっても、ましてや
歌舞伎をやっても、どこかにやり過ぎなアヤウさが出続けたのは
そのためでしょうか。

しかし松尾さんのカテゴリーだと、レパートリーに多分シェイクス
ピアとかはないかな。

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2019.09.14

NTL「リチャード二世」を見る

Richard2

TOHOシネマズ日本橋

例のスクリーン落下?の工事のため、暫く他館に振り替えになって
いたNTLが日本橋に戻ってきました

勝手な思い込みでしかありませんが、NTLは日本橋で見ると何となく
落ち着きます

さて、人物としても、また、シェイクスピアの戯曲の中では知名度も
高くないながら、車椅子を多用し、実に不健康で(誉め言葉)、
折れそうに華奢な内田くんが自意識の強さと王としての適性の無さで
自滅していく主人公をクールに熱演(笑)した、蜷川さん晩年随一の
名演出が印象に残っている「リチャード二世」

これをどうやって2時間以内に収めるのか、30歳くらいの設定だった
はずのボルドー公を、なんであの「リア王」俳優さんが演じるのか、
謎だらけで拝見しました

結論、つまりは「超訳」
スポーツとかで使う用語で言うなら
「エクストリーム」が当てはまる、ノンストップ、細かいところは
ほぼぶっ飛ばして、リチャードとボリングブルックのガチな駆け
引きの部分をクローズアップ。
窓なし扉なしの逃げ場のない箱型セットの中で、本水や土、血のりも
準備された、まるで「ハブとマングースの戦い」(喩えが古い上に
動物虐待(苦笑))のよう。どちらかが消耗するまで戦わせているような、
見ている側も息苦しくなる仕掛けでした。

勿論、五幕五場のセリフを最初に持ってきている事から、この仕様は
「牢獄」なんでしょうが、この芝居、リチャードの素敵な「下へ、
下へ…」のセリフがあり、また息子の命乞いに親がドアを叩き
まくって宮廷に乗り込むとかあるので、このセットでやるのはかなり
無理が。

まあ、何より、リチャードとボリングブルックに年齢差を付ける
意味が分からない。
二人に年齢差がある上での王位の争いには簒奪と言うニュアンスは
弱くなって、そりゃそうだろう、歳なんだし、となるし、悲劇性
とか、同年代の二人の、運命の分かれ目とか、対比の構図的な
面白さが分かりにい気がしました。

何よりこの「リチャード二世」、意外にも家族についての描写が
多くて、前述の親が懇願に出てくるオーマール、ボリングブルックに
してもやんちゃな息子、「ヘンリー四世」で活躍する未来のヘンリー
五世について語るし、同じく「四世」前半で活躍するホット・スパー
ことヘンリー・パーシーも親子で登場するほか、何組もの親子の
物語が交錯するのが面白いのに…

王冠が笑うほど安っぽかったのと(森新太郎さんの「エドワード
二世」も似たかんじ)、リチャードがそんな王冠ですらなかなか
手放さないのとか、勿論、序盤の手袋の投げつけ合いとかはまあ
面白かったですが、ベン・ウィショーとか内田くんとか見ている
刷り込みのせいで、個人的にはずっと「何か違う!」と思い続けて
いました。

俳優さんに責任はないけど、多分本場では古典すぎてオーソドッ
クスな演出では最早誰も振り向かないのかも知れませんけど、
変化球すぎて、わたしにはもう一つ乗れないままとなりました

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2019.09.12

映画「台風家族」を見る

「大人の事情」で期間限定公開となった、草なぎ剛くん主演映画。
と言っても最近の普通の映画も、余程ヒットしなければ4週間位で
上映終了するので、そんなに違わないし、却って期間を意識する
ので、見に行く気になるのかも

中村くんも出ているし、丁度、半強制的有給(笑)のタイミングに
はまったので見に行ってきましたが、平日昼でほぼ満席、パンフ
レット売り切れと、なかなか盛況。
二重の理由で殆どテレビでの宣伝もない映画としては好調な気が
しました。

或いは宣伝ない分、本気で見たい人がちゃんと情報探して見に行って
いる筈で、初期の目論見とは違うかも知れませんが、非常に健全な状態で
公開されている気がしました

最初は4兄弟の遺産相続バトルかと思わせて、なかなか出てこない
末の弟(中村くん)の魂胆、長男(草なぎくん)が何故むち打ちの
カラーをしているのか、そしてそもそも両親は?と次々湧く疑問が
次の展開を呼び、最初はぎすぎすしていた兄弟が、ラストには
何だかみな良い人に見えてくる、不思議でなかなか愛すべき映画
でした

勿論、肝心のお金はどうなったのか、とか、川を流れてくるアレは
流石に都合良すぎないか、とか、弟のライブ中継は結局いつまで
やっていたのか、とか、ツッコミどころも山ほどありましたが、
伊丹十三の「お葬式」へのオマージュを感じさせるシーンとか
三人がそれぞれ言う「感情の話をしているんじゃない、法律の話を
しているんだ」のセリフの繰り返しが面白かったですし、「住職が
(心付けを踏んだくって(笑))デカい車買ったらしいよ」と言う
セリフがああやって回収されたのが、一番面白かったです

キャストは勿論、草なぎくん。
久しぶりに映像を見ましたが、悪人になりきれない、持ち味の微妙な
ラインが、そうそう、草なぎくんてこんな感じ、と懐かしさすら
感じる、安定のイカレ具合で、カメレオンと言われる中村くんも
流石に草なぎくんの前ではまだまだ存在感が段違いでした。

中村くんは勿論、妻役の尾野さん、新井さん(珍しく?常識的な役)
MEGUMIさんに若葉くん、銀行員役の相島さんに、キーマンの藤さん
まで、個性派の役者が画面で躍動する中、一際異彩を放っていた
のが、鈴木家に「あの電話」を架けた女を演じた、長内映里香さん
長身のスキンヘッドで登場した時は「誰?」と思っていたのですが
クレジットを見て納得。
元・ネクストシアターの長内映里香さんでした。

土井さんや周本さん、浅野さんなどがいて、ネクストの女性で役を
勝ち取るのは、演目の関係上なかなか難しかったと思いますが
「リチャード二世」のイザベラや、「マクベス」のマクダフ夫人
など、スタイルの良さが印象に残っていた方。

ビデオで再生されるドラマシーンには、「サイン」でレギュラーの
小久保くんの姿もあって、ネクストメンバー、頑張っていました

失踪した父親が子ども達に隠していた事、長男が同様に娘にして
いた事など、ジワジワくるシーンも多くて、久しぶりに日本映画
らしい日本映画でした。

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2019.09.10

消費税対策の買い物

珍しく買い物ネタです。

遂にずっと懸案だった、ちょっと高い買い物をしました

芝居(とそれに伴う交通費)くらいしか大きな買い物をしないので
消費税が上がると言われても、チケットを早く買い貯めるわけにもいかない
ですし、何か駆け込みで買おうとか殆ど思いつかないのですが、
今回、多分、自分史上(笑)初めて「消費税前の駆け込み」をしました

ずっと先のばしにしてきたものの、今のものの状態がさすがに限界に
きたのと、なにより増税前後で、同じものがかなり値段が変わると
言う事実に決断。

まあ差額はすぐに芝居や映画代の一部で手元から旅立ってしまうの
ですが(苦笑)

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再来年大河主役に吉沢亮くん、主人公は渋沢栄一

「キングダム」では2役演じわけ、朝ドラでは「天陽くん」と、
注目度が高いのは知っていましたが、今25歳、オンエア時で27歳の
大河主役は随分若い方ですね

私の印象の中で若いなと思っていた妻夫木くんで当時29歳、渡辺謙
さんで当時28歳です。
調べたら、滝沢くんや海老蔵さん、香取くんはもっと若かったそう
ですが、彼らはアイドルとして、また子役から歌舞伎役者としての
キャリアと知名度があるなでそれに比べたら、ですが。

更に演じる主人公が、「お札の人」になる、で既に注目の渋沢栄一。
若い俳優さんですから、多分若い頃中心で、舞台は幕末でしょうが、
手腕を発揮するのは、描くのも視聴率を取るのもちょっと難しい明治。

綾瀬さんの「八重の桜」も、正直、会津落城までの方が絶対面白
かったですし(だいたい、主人公が偉くなったり成功すると話は
つまらなくなる)
どのあたりに重点置くかですね

しかし、いまの「いだてん」とか見ると、そろそろ大河ドラマの
「1年放送前提」もどうかなと思いますね
内容によっては、一時のように半年とかもあり、な気がしてきました

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2019.09.09

来年4月スタート朝ドラ

今の次、10月スタートは、戸田さん主演で陶芸家を描く「マーガ
レット」だそうですが、その次、来年4月スタート「エール」は、
窪田正孝くん主役。
男性が主役の朝ドラは珍しいですが、それより発表されるキャストに
注目しました

勿論、窪田くんもですが、個人的には、まず中村蒼くん。
最近の朝ドラの脇役男優大ブレイクパターン(笑)でいくと、いよいよ
次は中村くんかも。

そして山崎育三郎くんが主人公の同級生役で出演されるそうで、
歌手役とは言え、ミュージカル俳優さんとしては画期的な事では。
(市村さんとかは別)

しかし撮影時期にもよりますが、来春から夏にかけてとなると
「エリザ~」と被る?

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台風15号、電鉄会社の発信力の差と、お芝居と。

凄い台風でしたね
昨日は初めて帰宅途中の電車内で、避難勧告のアラートが関係ある
人のスマホで一斉に鳴り響き、みんな最初何の音か判らず(意味
なし)、地震速報かと焦っていました

夜中に風の音で目が覚めてたら結局眠れず、停電対策しながら
ニュースを眺め、ちょっと落ち着いた朝6時過ぎ、通勤手段がなく
自宅待機決定したので二度寝しましたが、寝たのは寧ろ、異常な
低気圧に晒されたためか、凄いダルさと目眩に襲われためでした。

しかも、昼過ぎ、再開と言えないレベルの本数だったため、途中まで
真っ昼間30分ちょっと歩いたら、熱中症になりかけました(苦笑)

しかし、こう言う時に、電鉄会社の顧客対応の本質が解りますね
細かくHPを更新する会社あり、更新どころか、サイトにアクセス
集中でパンクなのか、画面真っ白、見られやしない会社あり、更新
頻度が低すぎる上に、内容も大雑把で全然参考にならない会社あり。

SNSあるのに全く機能させる気がない「宝の持ち腐れ」が一番腹が
立ちました。
もう少しちゃんとしてれば、みんな、とりあえず駅まで行ってみよう、
で、駅があんなに混まずに済んだのでは?

因みに、演劇関係では、ニュースによれば、初日を迎える筈だった
東京グローブ座の「ハムレット」は初日を延期したそうです
松竹は昨日の段階で、歌舞伎関係は予定通り上演、と発表していて
予定通り上演したようですが、他劇場はどうだったのでしょうか。

たまたま幸い?今回この日が仕事だったので、芝居を観る予定は
なかったのですが、例えば、遠征予定していたり、近くでも彩芸あたりの
ソワレチケット持っていたら、帰りが心配で、
泣く泣く行くのを止めた気がします
それほど凄い台風でした。

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横田リュークの歌声

ミュージカル「デスノート」にリュークでご出演の横田さんの
歌唱動画がアップされました

「ヘンリー八世」に出ずにご出演される以上、是非、鋼太郎さん初代
リュークを上回るリュークになって頂きたいです(笑)

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2019.09.05

来年2月は劇場漬け決定で嬉しい悲鳴。

「天保十二年のシェイクスピア」、先日、三世次役の一生くん
ビジュアルが先行して公開されましたが、チラシビジュアルと日程が
発表されました。

ビジュアルデザインはなんだか、蜷川さんバージョンにデザイン似てます。
実は、蜷川さんバージョンビジュアルと、その前の、いのうえひで
のりさんバージョンも結構似てると当時思ったものですが、今回も
前2作にリスペクトしたのか激似。

しかし、これで恐れていた事が判明。

なんと

★成河くんの「ねじまき鳥~」(2/11〜3/1)池袋
★一生くんの「天保十二年の~」(2/8~29)日比谷
★さい芸「ヘンリー八世」(2/14〜3/1)与野本町

3公演、日程ほぼ完全に被りました。

こうなるとチケット取れるかもですが、逆に重なってチケットとらない
よう注意しないと危険。

嬉しい悲鳴決定です

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「ノーサイドゲーム」濱津さんが意外に重要キャラクターだった

正直、「カメラを止めるな」の話題性でのゲスト枠かと思っていたら
あれよあれよで、カザマの不正の鍵を握る人物になってました。

上手い役者さん、ではないけれど、あの困ったような表情と丸まった
背中が、サラリーマンの悲哀を感じますね

因みに、いつも「ノーラグビー!」と君島さんにダメ出ししている
松さん演じる奥さん、いつでもデスクにパソコン広げといて、何の
仕事なのか、ナレーションだし、最後にこのラグビーチームの奇跡を
ノンフィクションにでもするとかかと思っていたら、どうやら
弁護士と言う設定なんだそうで、だとしたら、ひょっとしたら
ラストのラストが裁判シーンで、見事な企業弁護士ぶりを発揮、
とかあったら相当面白いんですが。

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2019.09.04

「マツコの知らない世界」Wikipediaの回に北村先生ご出演

暫くマンネリかな~と思っていた「マツコ~」ですが、先日の折り
たたみ傘の回に続いて(これは私が長い傘嫌いだからに依るところ
大でしたが)、今週の「Wikipedia」の回は、まさにタイトルに
ぴったりの内容でした。

しかも、最初家事しながら音声だけ暫く聞いていたら、熱く喋る
ゲストの独特な口調に聞き覚えがあって、画面を見直して気が
つきました

Wikipedian「さえぼー」さんは、彩の国シェイクスピアシリーズの
「徹底勉強会」で、イギリスの政治/社会制度のレクチャーを2作
連続されていた北村先生でした。

珍項目や、ライターさんのオフ会から、北村先生のちょっとプライ
ベートまで(笑)なかなか興味深い回でした

そう言えば、やるなら「ヘンリー八世」も勉強会告知がそろそろ
来ても良さそうな時期。
松岡先生翻訳本共々楽しみです

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「愛と哀しみのシャーロックホームズ」を観る

Mitani

世田谷パブリックシアター

元々探偵小説とか苦手なので馴染みが無い私には、シャーロック・
ホームズと言えば、昔NHKでやっていたジェレミー・ブレッド主演の
ドラマシリーズがほぼ全てで、あの音楽、雰囲気は今でも強烈。

それ以上は詳しくはない中で拝見しましたが、開幕前に人間関係を
簡単に説明する映像(字幕)が流れたりもしますし、シャーロック・
ホームズの世界観を知らなくても全く問題はなかったです。

珍しく初日に拝見。
とにかく良くできていました。
迫田さんの役が、三谷芝居恒例の、一人だけ空気が読めないキャラ
ではあるものの、今一つパズルの駒として必ずしもマストではない
かもと思った以外は、多分最近の(テレビで観たものを含めて)
三谷さん芝居ではベストだったと思います

そもそも三谷さんと言えば「ベッジ~」で漱石、「コンフィダント」で
ゴッホやスーラなど、有名人の「エピソード0」を作るのが好きで
上手い、更に三谷さんと言えば、今は映画と舞台メインですが、
勿論その名前を世に知らしめたのは「古畑任三郎」シリーズ。

あれだけの数の倒叙スタイルの推理ものを書いてきている三谷
さんが、シャーロック・ホームズと言う有名な私立探偵の、謎解きを
含めたエピソード0を手がけて面白くならない方がおかしい訳で、
なぜ若いシャーロックくんが、おじさんワトソンとコンビを組んだ
のか、ワトソンはなぜ二回結婚している(らしい)のか、シャー
ロックはお兄さんとはどんな子ども時代を過ごしたのか、などが
ストンストンとジグソーパズルにはまるように見える仕掛けは快感
でした

なにより後半、きちんと戯曲通りにプレイヤーに配られていないと
その先、全く成り立たないカードゲーム「ランタン」の手札が
きちんと、そして自然に配られていたのが凄いし、その推理の
プロセスは圧巻でした。

柿澤くんは、さい芸の「アテネのタイモン」で初めて観ての2回目。
恐らく彼のキャリアの中では少ない方のストプレだけ観ているのも
不思議ですが、まずは三谷さん歴代芝居中、一番キラキラ系な主人公
でした(笑)

映像では古田さんと並んで、ほぼ変化球しか見た事がない佐藤さんの
真面目なワトソンぶりはなかなかでしたし(途中、明らかに三谷
さんが佐藤さんのそのキャラを狙ったグダグタなセリフはあり
ましたが)、元宝塚歌姫の、はいださんを差しし置いて(笑)、佐藤
さんと歌う八木さんも、筋縄ではいかない恐妻ぶり。
まあほとんど三谷さんの好みですね(笑)
迫田さんは上記の通り、
そして、三谷組初参戦の横田さん。

ホームズお兄ちゃんの描写にあわせたのか、ちょっと体か大きく
なってましたね。
芝居中で唯一「マジメ」パートを担い、異物感、存在感は安定の
段違い。
後ろにシェイクスピアを醸し、見事にあの一室に「イングランド」が
薫りました。

久しぶりに爽快なお芝居でした

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2019.09.03

川口くん事務所移籍

昨日確認したら、ユマニテサイトの所属俳優一番に川口覚くんの
名前が見当たらないので、どうしたかなと思っていたら、フロムファースト
系事務所に移籍されたとの事。

無事に新サイトに行き着きました
来年初めには舞台も決まったようですが、これがまた2月で、今から
頭が痛い(苦笑)

新事務所での活躍に期待します

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「引っ越し大名」を見る

日曜日がファーストデイ(毎月1日)で、一生くんが出ていて、
映画館のポイント有効期限がもうじき切れる、の三拍子が揃った
ので、見に行ってきました

20~30代に多いらしい「源ちゃんファン」がおおかたを占めるの
かと思ったら、意外にも全体の年齢層が高く、それもシニアの
ご夫妻連れ、男性の一人客など文化村の「ル・シネマ」ならともかく
シネコンでの軽いタッチの時代劇映画にしては、不思議な客層でした。

犬童監督なので、イラスト入れたり、歌が入ったりとテイストは
かなり「のぼうの城」に近く、個別には面白かったです

いつもは(「民王」とか「カルテット」とか「凪~」とか)文系
男子の役の多い一生くんが、考えるよりまず行動、という豪快な
体育会系な役だったのもよかったし(まあ、星野くんとキャラ
被らないためも)、浜辺で規格外に長い槍「御手杵」を振り回すのは
随分恰好良かったし、刀身アップに身構えるカメラワークは最高
でした。
そうそう、この槍、どうやら刀剣擬人化ゲーム界では有名な、日本
三槍の一つだったらしいので、そちらのファンにもアピールしたかも
知れません

高畑さんも健気でよかったし、勿論、主演の星野くんも徐々に
頼もしくなっていく微妙なさじ加減がうまかったです。
(一生くん、濱田岳さん、高畑さんトリオは、大河「軍師官兵衛」
でも共演していました)

脇のおじ様たちも良かったし(西村さんが「のぼう~」と同じ
ポジションの役で、すぐ見抜けてしまいました) 、及川さんの
お殿様が色々な意味で絶妙でした
また、隠密が和田さん、内通している家臣が矢野聖人くんと、いつ
ものイメージじゃないキャストが多めで、誰?と思いながら見るのも
楽しかったです。

でも、です。
絶対的少数で大軍に立ち向かう(で、負けない)のと同様に、予算も
ないし、実績もない内勤の事務所(藩)移転プロジェクトリーダーを
ノリで任されてしまう(で、果たす)と、テーマは実話とは思え
ない程に面白いエピソードで、ツカミは完璧なのですが、これが
「超面白かった!」と手放しで言えないじれったさ。
おそらく、お店の立地も、料理の材料も、そろえたカトラリー類も
問題ないのに、「今一つだよねえ、この店」と外に出たとたんに
言ってしまうレストランと同じで、はっきり言うとシェフの腕と
盛り付け(脚本と演出)が極めて微妙、でした。

ある意味たぶん監督さんはまじめな人で、コメディにもきちんと
「いい話」でオチをつけたいのでしょう。
なんと、予告でさんざん流れている、姫路から豊後日田へのミッ
ションをコンプリート!と喜んだ「お引っ越し」だけで終わらせて
ないんですね
その時にリストラ帰農させた武士たちを、その後2回目の「引越」で
やっと石高が戻ったのを機に復帰させる、そこまで描いているので、
最初の「お引越完了!」の感動が全体の中で薄れてしまっていました。

確かに最後の石碑と並んだ刀に語る力はありましたし殿様役の及川
さんがすごくよかったのですが、たぶん、映画全体のバランスから
したら、そこに力をかける必要はなくて、素敵なナレーションなり
冒頭で使っていたような、巻物風イラストでも十分だった気が。

あるいは、逆に、何回も引越しする、その繰り返し、「捨てる、
まとめる、移動する、到着する」をはや回しのようにリピートし
その都度、白髪や家族や荷物や季節が変わるみたいなのを見せて
こそ、直くさんの「引越し大名」たる所以が良く表現された気も
しました

また、主人公の春之介が、書庫番に引きこもっていたお蔭で身に
着けていたた文字の知識が、引越プロジェクトリーダーになった時に
思わぬ形で役に立ったというふれこみでしたが、結局、そんなでも
なく、さらっと終わってしまいカタルシス少なめで残念。

一生くん演じる鷹村を倒すとかじゃなくて、もっと、理系文系の
「引っ越しtips」が、もう少し畳み掛けるように、あれはこれ、
こっちはそれ、とチェアディ手クティブみたいになれば猶更説得力が
あったのに。

さらに残念だったのは、行列に迫力やフォーメーションの面白さが
なかった事で、せっかく「引越し唄」に芸術監督駆り出した割には
ちっちゃい集団しか、それで行列しなかったので拍子抜けだったのと
歌で勢いつくかと思ったら、逆にテンポが落ちて、間延びした事。
「~参勤交代」みたいに俯瞰した長~い行列みんなが、ぴょい、と
ジャンプとかしたりしたら、随分かわいく、印象に残るシーンに
なりそうだったのに。

春之介と於蘭さんの結婚も、言ったら山場な筈が、微妙に引っ越しの
どさくさ紛れみたいでしたしね。

せっかく明石の鯛を買ってきたのに、1日放置して、さらに手を
加えすぎて不思議な料理になってしまった、そんな映画でした

ほんと、一生くん良かったのに。

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